木造金剛力士像(もくぞうこんごうりきしぞう)

ページ番号1002428  更新日 令和2年2月17日

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写真:木造金剛力士像(吽形)

写真:木造金剛力士像(阿形)

金剛力士は金剛杵(仏敵を退散させる武器・法具)を持った夜叉のことで、2体が並んで寺院の門を護るために仁王(二王)とも呼ばれます。
両像は、桜堂薬師の本堂から南西約100メートルに位置する仁王門に置かれ、地域住民からは「おにょうさま」と呼ばれて古くから親しまれてきました。向かって右手に阿形像、左手に吽形像が置かれ、高さは、阿形像が289センチメートル、吽形が293センチメートルという大型の像です。
吽形像の体内から発見された銘板からは元禄10年(1697年)に「仏師尾州熱田住蓑輪氏幸慶」により再造彩色されたことが知られますが、造立年代はそれから100年ないし150年前後さかのぼる室町時代後期とみられます。
言い伝えによれば、両像を刻んだ原木は屏風山のふもとに位置する大草集落(土岐町大草地区)の最も深い洞(谷部)から切り出したもので、その場所は仁王ヶ洞と呼ばれたとされます。
なお、両像は平成19年度に解体修理が行われ、現在の形姿は造立当時の姿に修復されたものです。また、その際台座も新たなものに取り替えられました。

指定番号
瑞有47
指定年月日
平成19年2月28日
指定の別
市指定文化財
種別
有形文化財
類別
彫刻
時代・年代
室町時代
員数他
2躯
所在地
瑞浪市土岐町6024
所有者・管理者又は技術保持者
桜堂区

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