大湫観音堂の絵天井(おおくてかんのんどうのえてんじょう)

ページ番号1002415  更新日 令和2年2月17日

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写真:大湫観音堂の絵天井

大湫観音堂は、かつての中山道大湫宿西口に位置する高台に建てられています。難病平癒(特に足の病)や道中加護に霊験あらたかといわれ、現在も地域住民の信仰を集めています。
観音堂の創建時期は明らかではありませんが、、かつては東方に所在する神明神社の境内に観音堂が建てられていました。その後、享保6年(1721年)に現在地に移され、文政7年(1824年)の大火で焼失し、弘化4年(1847年)に現在の建物が再建されました。
この観音堂の格子天井には、花鳥草木を題材にした60枚の絵画が描かれており、遺存状態も極めて良好です。天井には絵画とともに「弘化四丁未春 暁峰三尾静」の文字が見られ、この絵天井が弘化4年の観音堂再建の際に三尾暁峰によって描かれたことが知られます。
三尾暁峰は、寛政10年(1798年)に恵那郡付知村(現・中津川市)に生まれ、18歳の頃京都に出て佐伯岸駒に師事した画人です。本名を貞輔(偵介)といい、成人してからは三輪六と称し、主として「暁峰三静」の号を用いました。特に文政7年(1824年)頃から各地へ精力的に出向いたとされ、当観音堂の天井絵はその際の作品のひとつとみられます。

指定番号
瑞有25
指定年月日
昭和54年3月2日
指定の別
市指定文化財
種別
有形文化財
類別
絵画
時代・年代
弘化4年(1847年)
員数他
60枚
所在地
瑞浪市大湫町192番地の1
所有者・管理者又は技術保持者
宗昌寺

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