木造釈迦如来像及十六善神像 附厨子(もくぞうしゃかにょらいぞうおよびじゅうろくぜんじんぞう つけたりずし)

ページ番号1007622  更新日 令和4年5月10日

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写真:木造釈迦如来及十六善神像

十六善神とは、仏教の経典のひとつである大般若経を守護する夜叉神の総称で、四天王と十二神将とを合わせた16尊から成ります。釈迦十六善神、般若十六善神などとも呼ばれ、大般若経を転読する法会(大般若会)の際に本尊として祀られます。大般若会が日本各地の寺院で修されるようになった中世以降、各地で絵画または彫刻の十六善神が制作されました。
釈迦如来を中央に、その周囲に脇侍と十六善神を配することが一般的ですが、大般若経を伝えた玄奘三蔵、また玄奘の守護神である深沙大将、釈迦の弟子を配するものなど、様々な組み合わせがみられます。
この木造釈迦如来像及十六善神像は、瑞浪市土岐町の櫻堂薬師に伝来するもので、木製の厨子内の上部に釈迦如来と脇侍の普賢菩薩・文殊菩薩、中央部に十六善神と阿難(または法涌、常啼)、下部に玄奘と深沙大将を配しています。、像はいずれも一木造り、彫眼で、釈迦如来は彩色等を施しませんが、他の像は褐色漆を塗っています。いずれも高さは十数センチメートルと小型ですが、細部に至るまで丁寧に彫られており、江戸時代前期から中期にかけての制作と判断されます。
厨子は、高さ62.0センチメートル、幅42.5センチメートル、奥行31.0センチメートルで、外側の漆ははがれているものの、内部の金箔や彩色の遺存状態は良好です。諸像の配置や収納状態から、当初から諸像を納めるために制作されたものと判断され、その様式や取り付け金具の文様などから、江戸時代中期の18世紀前半に京都において制作されたものとみられます。
以上から、この木造釈迦如来及十六善神像は江戸時代の18世紀前半に京都において制作されて櫻堂薬師に奉納されたものと解され、それ以降大般若会で用いられたものとみられます。

指定番号
瑞有第56号
指定年月日
平成29年8月30日
指定の別
市指定文化財
種別
有形文化財
類別
彫刻
時代・年代
江戸時代
員数他
23躯および1基
所在地
瑞浪市土岐町5728 櫻堂薬師
所有者・管理者または技術保持者
桜堂区

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