大湫宿元禄大火注進書(おおくてしゅくげんろくたいかちゅうしんしょ)

中山道大湫宿は江戸から47番目、京都から23番目の宿場として、慶長9年(1604年)に設置されました。
当時の宿場は木造の建物が近接して建てられていることもあり、しばしば大火で焼失することがありました。大湫宿も例外ではなく、記録によると元禄14年(1701年)3月に54軒、正徳5年(1715年)2月に50軒、文政7年(1824年)正月に32軒、同9年(1826年)4月に57軒が焼失する、4回の大火に見舞われました。
大湫宿元禄火事注進書は、元禄14年(1701年)の大火に伴う注進書(報告書)で、覚書によると同様の文書が4通作成されたようです。このうち2通は江戸幕府の安藤・久貝の両道中奉行に、1通は領主である尾張藩に提出されたもので、この注進書は宿方の控えが今日まで残されたものとみられます。
この注進書には火災の原因や場所に加え、類焼した北町26軒・南町28軒の家の規模、所有者、宿役名が克明に記されています。大火の状況や宿政はもちろんのこと、当時の宿場の規模や旅籠の数など、大湫宿の歴史や変遷を知ることができます。
- 指定番号
 - 瑞有24
 - 指定年月日
 - 昭和54年3月2日
 - 指定の別
 - 市指定文化財
 - 種別
 - 有形文化財
 - 類別
 - 古文書
 - 時代・年代
 - 元禄14年(1701年)
 - 員数他
 - 1巻
 - 所在地
 - 瑞浪市大湫町422-1 大湫公民館
 - 所有者・管理者又は技術保持者
 - 瑞浪市
 
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