木造前立薬師如来坐像(もくぞうまえだてやくしにょらいざぞう)

ページ番号1002432  更新日 令和2年2月17日

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写真:前立薬師如来坐像

本像は、秘仏として宮殿に納められている本尊(薬師如来坐像)の前立仏で、宮殿の前に置かれています。前立仏とは、秘仏となっている仏像が納められた宮殿などの前に置かれ、礼拝者にその尊容をしのばせる仏像のことで、天台宗や真言宗などの密教系寺院に多くみられます。
本像は高さ53.2センチメートルと、本尊の薬師如来坐像よりも小型の像で、江戸時代に造立されたものです。造立年代は明らかでありませんが、寛文7年(1667年)の本堂再建の棟札には、同時に宮殿が建立されたと記されており、この時本尊が宮殿に納められることに伴い、本像が造立された可能性が考えられます。
なお、全身の漆箔は平成元年の修復によるものです。

指定番号
瑞有4
指定年月日
昭和31年1月12日
指定の別
市指定文化財
種別
有形文化財
類別
彫刻
時代・年代
江戸時代
員数他
1躯
所在地
瑞浪市土岐町5728 桜堂薬師
所有者・管理者又は技術保持者
桜堂区

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