木造前立薬師如来坐像(もくぞうまえだてやくしにょらいざぞう)
本像は、秘仏として宮殿に納められている本尊(薬師如来坐像)の前立仏で、宮殿の前に置かれています。前立仏とは、秘仏となっている仏像が納められた宮殿などの前に置かれ、礼拝者にその尊容をしのばせる仏像のことで、天台宗や真言宗などの密教系寺院に多くみられます。
本像は高さ53.2センチメートルと、本尊の薬師如来坐像よりも小型の像で、江戸時代に造立されたものです。造立年代は明らかでありませんが、寛文7年(1667年)の本堂再建の棟札には、同時に宮殿が建立されたと記されており、この時本尊が宮殿に納められることに伴い、本像が造立された可能性が考えられます。
なお、全身の漆箔は平成元年の修復によるものです。
- 指定番号
- 瑞有4
- 指定年月日
- 昭和31年1月12日
- 指定の別
- 市指定文化財
- 種別
- 有形文化財
- 類別
- 彫刻
- 時代・年代
- 江戸時代
- 員数他
- 1躯
- 所在地
- 瑞浪市土岐町5728 桜堂薬師
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 桜堂区
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