木造観世音菩薩坐像(もくぞうかんぜおんぼさつざぞう)

ページ番号1002421  更新日 令和2年2月17日

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写真:木造観世音菩薩坐像


観世音菩薩は33の姿に変化して民衆を救うとされる仏で、一般的には観音様の名称で親しまれています。日本での観音信仰の歴史は古く、仏教の伝来とともに始まりました。
この観世音菩薩坐像は日吉町平岩に所在する開元院の本尊で、ヒノキ材を用いた寄木造りの像です。台座と光背は後に造られたものとみられ、像の底には板が張られた3センチメートル角の小穴があり、胎内仏の入れられていた跡といわれています。
像の底には「大黒天神僧玄莽 文和五年丙申正月十八日 僧宗通禅師」の墨書銘があり、この像は南北朝時代初期の文和5年(1356年)に造立されたことが知られます。また、この墨書銘の横には別筆で次のような歌が書かれています。
□きつみむ か□みらるれは ふか(深)きせいくわん(請願) しやう志ゆ(成就)の□□□

指定番号
岐重39
指定年月日
昭和32年12月19日
指定の別
県指定文化財
種別
重要有形文化財
類別
彫刻
時代・年代
文和5年(1356年)
員数他
1躯
所在地
瑞浪市日吉町8846番地 開元院
所有者・管理者又は技術保持者
開元院

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