中切八幡神社鳥居(なかぎりはちまんじんじゃとりい)
中切八幡神社は釜戸町中切地区に所在する神社で、大昔から祠が祀られていた場所に旗本馬場氏が八幡神を祀ったものといわれます。鳥居は神社の本殿へ至る階段の上り口に立てられており、鳥居の中で最も一般的な明神鳥居と呼ばれる形状です。高さは4.55メートル、最大幅は5.8メートルと市内最大級で、材質には良質の花崗岩が用いられており、遺存状態も良好です。
石材には以下の文字が彫られており、江戸時代に釜戸を治めた旗本馬場氏6代目の馬場讃岐守尚繁が、享保12年(1727年)に泉州日根郡(現・大阪府)から山内与一郎なる石工を招いてこれを造立し、八幡神社へ寄進したものであることが知られます。
享保十二丁未歳十月吉日
承馬場三郎左衛門尉源尚繁之命
松井喜兵衛正茂令石匠彫刻焉
泉州日根郡信達之庄中村
石工 山内与一郎
なお、この鳥居はかつて現在地から南東に50メートル程離れた場所にありましたが、平成25年8月に修復を兼ねて現在地へ移されました。
- 指定番号
- 瑞有32
- 指定年月日
- 昭和58年1月21日
- 指定の別
- 市指定文化財
- 種別
- 有形文化財
- 類別
- 石造物
- 時代・年代
- 享保12年(1727年)
- 員数他
- 1基
- 所在地
- 瑞浪市釜戸町1292番地の1
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 中切区
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