本郷十三仏(ほんごうじゅうさんぶつ)
一般的に人が亡くなると、初七日から三十三回忌まで13回の追善供養を行いますが、十三仏とはそれらの追善供養を司るとされる13の仏(初七日=不動明王、二七日=釈迦如来、三七日=文殊菩薩、四七日=普賢菩薩、五七日=地蔵菩薩、六七日=弥勒菩薩、七七日=薬師如来、百か日=観音菩薩、一年忌=勢至菩薩、三年忌=阿弥陀如来、七年忌=阿閦如来、十三年忌=大日如来、三十三年忌=虚空蔵菩薩)の総称です。
この十三仏の信仰は日本独特の信仰で、南北朝時代から室町時代に全国に広まったと考えられ、現在でも葬儀や法要に際して十三仏の掛軸を掛けて極楽往生を願う風習が残る地域もあります。
本郷十三仏は、高さ約180センチメートル、幅約85センチメートルの花崗岩製で、上部に十三仏、下部に「南無阿弥陀仏」などの文字が彫られています。この文字から天保13年(1842年)に造立されたことが知られ、さらに弘化2年(1845年)には下部の右側に阿弥陀三尊(善光寺様式)が彫られたものとみられます。
当市において十三仏信仰を示す数少ない作例の一つで、その形態も1碑に十三仏が浮き彫りされる極めて類例の少ないものです。
- 指定番号
- 瑞有33
- 指定年月日
- 昭和58年1月21日
- 指定の別
- 市指定文化財
- 種別
- 有形文化財
- 類別
- 石造物
- 時代・年代
- 天保13年(1842年)
- 員数他
- 1基
- 所在地
- 瑞浪市日吉町1046番地の3
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 個人
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