森川善章家住宅主屋(もりかわよしあきけじゅうたくしゅおく)
中山道大湫宿は江戸から47番目、京都から23番目の宿場として、慶長9年(1604年)に正式に宿場として設置されましたが、明治5年(1872年)に宿駅制度が廃止されて、約270年に及ぶ宿場の役割を終えました。しかし、その後も中山道は東京と京都とを結ぶ幹線道路として一定の期間使用され、同じく大湫宿も物資輸送などの拠点として機能しました。
森川善章家住宅は、森川一族の中でも新しい分家であったために「新森」と呼ばれ、旅籠としても使用されたといわれます。旧宿場のほぼ中央に位置し、街道に北面して建てられ、木造2階建て、切妻造り、桟瓦葺き、平入りの建物です。
上記のように中山道・大湫宿が大きな変革の時期を迎えていた明治26年(1893年)に建築された住宅で、たちの高い造りは近代の傾向を示していますが、格子窓などを備えた外観は宿場の景観をよく残しています。台所や風呂などなどに後世の改修が加えられていますが、近代における大湫宿の景観や人々の暮らしぶりを示す建物です。
- 登録番号
- 21-0093
- 登録年月日
- 平成18年8月3日
- 指定の別
- 国登録文化財
- 種別
- 有形文化財
- 類別
- 建造物
- 時代・年代
- 明治26年(1893年)
- 員数他
- 1棟
- 所在地
- 瑞浪市大湫町463番地の1
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 瑞浪市
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