酒波神社鐘楼(さかなみじんじゃしょうろう)

ページ番号1002391  更新日 令和2年2月17日

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写真:酒波神社鐘楼

酒波神社は日吉町南垣外に所在する市内屈指の古社です。その創建年代は明らかではありませんが、平安時代(10世紀半ば)に編纂された『美濃国神名帳』の土岐郡の部に「正一位酒波大神」と記されていることから、少なくとも1,000年以上の歴史を有する神社と考えられます。
その後、鎌倉~室町時代には当地を支配した土岐氏により八幡神が合祀されたと伝えられ、江戸時代の終わりまでは八幡宮と呼ばれ、明治時代以降は再び酒波神社と呼ばれるようになりました。
鐘楼は、本殿に向かって右側(東側)に位置し、桁行(幅)3.3メートル、梁間(奥行き)2.2メートル、2階建て、入母屋造りです。建築年代は明らかではありませんが、江戸時代中期の建築と推測され、本殿と同様に現在は銅板葺きですが、かつては桧皮葺きであったとみられます。
明治時代の棟札からは、この鐘楼が現在地よりも西方に建てられていたこと、明治42年(1909年)に現在地に移築されたこと、さらには明治時代の廃仏毀釈の時勢により仏教的とみなされた釣鐘が廃され、替わりに太鼓が設置されて「祭器蔵」と呼ばれるようになったことなどが知られます。
現在は太鼓が失われていますが、かつての神仏習合の風習を伝える市内に残る数少ない鐘楼です。

登録番号
21-0215
登録年月日
平成25年6月21日
指定の別
国登録文化財
種別
有形文化財
類別
建造物
時代・年代
江戸時代
員数他
1棟
所在地
瑞浪市日吉町4088番地
所有者・管理者又は技術保持者
酒波神社

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