平成25年10月2日 中京学院大学

ページ番号1003030  更新日 令和2年2月17日

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1.瑞浪市を代表するような資源

参加者意見

他県や他市町村に負けないような、有名なものが瑞浪市にもあると良いと思います。

市長の回答

瑞浪市は以前より「化石のまち瑞浪」としてアピールしています。市内では中央自動車道建設時に貴重な化石が多く発掘されました。瑞浪市化石博物館には、世界的に貴重な化石が約300点展示されています。日本で他にも化石の標本を集めている博物館はありますが、各市町村が運営している施設ではトップクラスの展示です。特に貝の化石が多く展示されています。ぜひ行ってみてください。また、瑞浪市は陶器のまちでもあります。土岐・多治見・瑞浪地域は、陶器の国内生産量はトップクラスで、世界でもトップレベルです。最近は中国などの陶器に押され、メーカーは減りましたが、市民の方々の働く場として瑞浪市も支援しています。国内だけでは販売が厳しいので、国外での販路を広げるために、ドイツやパリの見本市に出展して、世界に向けてPRしています。
その他にも、瑞浪市は卵のまちであり、ゴルフのまちでもあります。卵の生産量は日本第4位で、東海地域全域に出荷されています。また、市内にゴルフ場が13箇所あり、東海では第2位の数です。多くの市民の方にゴルフを楽しんでいただき、健康になっていただきたいと考えています。
市の魅力はまだまだありますが、それらを発信して、住んでみたいと思われるように頑張っています。

2.若者の雇用の場の確保

参加者意見

特に若い人が就職する場所がないことが、人口が減る要因になっているのではないでしょうか。

市長の回答

就職する場所が不足しているとは思いますが、企業が探しているような広い土地が瑞浪市にはありません。企業から打診があっても応えられない状況で、非常に残念です。しかしながら、瑞浪市は自然環境が良く、教育環境にも優れているので、学園都市や住宅都市として売り出していきたいと考えています。瑞浪市に住んでいただいて、名古屋市や豊田市へ働きに行っていただき、土日は自然豊かな瑞浪市で過ごしてもらいたいと考えています。

3.防犯灯の設置

参加者意見

夜帰る時に道が暗いので、防犯灯を増やしてほしいです。

市長の回答

昨年も学生寮の近くに防犯灯を増やして欲しいという要望がありました。現在市内に防犯灯は3,512機あり、街路灯は376機設置しています。街路灯を増やすことは難しいですが、防犯灯についての要望があり、電柱や支柱があれば付けさせていただきます。防犯灯は、現在はLED灯になっており、電気代が安くて長持ちします。市内の中で設置して欲しい場所があれば、自治会を通じて要望をいただきたいです。ただし、電気代は自治会にご負担いただきます。よろしくお願いします。

4.おしゃれな店がほしい

参加者意見

若い人が来るようなおしゃれなレストランやリーズナブルな飲食店や、家族で楽しめる施設があると良いと思います。

市長の回答

若い方と意見交換をすると、おしゃれなお店を市内に造って欲しいという要望が多いです。しかし、市役所で建てて経営することは難しいので、現在経営してみえる商店街の方々に力を入れていただきたいと考えています。市としても支援していきたいと思っています。
商店街の役員の方々と意見交換する場がありますが、そこで若い人からの意見も伝えています。瑞浪駅の1日の利用者5,000人の中で、1,000人以上が学生です。その数の学生が毎日、商店街の前を通っているので、学生が入りたいと思うお店になるように工夫してくださいと話しています。 今年度、駅前商店街振興組合と本町商店街振興組合から商店街の街路灯をLED化したいという要望がありましたので、補助金を交付して支援する予定です。商店街の皆さんも努力されると思いますので、学生の皆さんも是非ご利用ください。

5.気軽に利用できる施設

参加者意見

図書館などのように、気軽に立ち寄れる場所を無料で開放してほしいです。

市長の回答

図書館は無料で利用していただいています。地域交流センターときわが駅から近く、気軽に立ち寄って過ごしていただける場所ですので、ぜひ活用してください。

6.市内を巡るツアーの開催

参加者意見

瑞浪市に住んでいても知らない場所がたくさんあるので、そういった場所を巡るツアーがあれば良いと思いました。

市長の回答

「みずなみ大好き」という観光パンフレットには、瑞浪市の名所旧跡や様々な施設が掲載されています。化石博物館も載っていますし、中でもぜひ行っていただきたいのが「美濃歌舞伎博物館 相生座」です。 ご提案いただいたツアーについては、昨年も学生さんからも要望があったために、今年の11月9日に開催することになりました。中京学院大学の学生を対象に、日帰りツアーを行います。バス1台で、定員は40名程度です。無料ですので、ぜひ応募してください。

7.認知症高齢者への対策

参加者意見

認知症高齢者に対する対策について聞きたいです。

市長の回答

認知症について、瑞浪市は最先端の環境にあると思います。大湫病院においては、認知症の方専門の病棟を整備しており、病床数は108床あります。認知症疾患医療センターという位置づけで、最先端の治療を行っています。90歳を超えると8~9割の確立で認知症が発症すると言われており、日本人の寿命が延びたために発症する人が増えています。また、市内には、認知症の方に入っていただけるグループホームが6カ所あります。認知症は早期発見、早期治療をすれば、発症を遅らせることができます。一番効果的なのは脳の健康体操ですので、市としても、脳の健康体操を推奨しています。いろいろな施設で指導者が体操指導をしており、他市に負けないくらい、瑞浪市も認知症対策を取り組んでいます。

8.地域への愛着の醸成

参加者意見

岐阜県の中には、田舎としてすごく良い場所がたくさんあります。郡上市は川がきれいだったり、他市町出身の友だちはよく地元の良いところを教えてくれ、地元に帰るのがすごく楽しいと言っています。しかし、瑞浪市出身の子はそうではありません。この地域でも、高齢者から子どもまでが関わって、あたたかい地域づくりをしていきたいです。

市長の回答

住んでいる人に、瑞浪市はいいところだと感じてもらい、人々の絆が深まれば、もっと幸せを実感してもらえるのではないかと思います。
そのために、市内の8地域にあるまちづくり推進協議会の方々に、地域の課題解消、活性化につながる事業を考えていただき、地域の人々に楽しく良い地域だと感じてもらえるような、祭りやイベント、福祉などについての取り組みを実践していただいています。市では、「夢づくり地域交付金」を交付し、事業費に係る財政的な支援をしています。また、「夢づくり地域活動支援室」を設け、人的支援として市の職員も地域の皆さんと一緒に汗をかいて事業に取り組んでいます。各地域ではこれらの制度をうまく利用していただき、自主的な活動に取り組んでいただきたいと思います。

9.市の防犯対策

参加者意見

学生寮に住んでいる友だちの話を聞くと、変質者が出るらしく、物騒だなと感じています。市の、安全面への取り組みはいかがでしょうか。

市長の回答

暗くて不安な場所があれば、防犯灯を付けるので自治会などを通して要望してください。現在、地域の皆さまによる防犯の会では、年間延べ2,000名のボランティアの方々に、青色回転灯で地域を巡回していただき、まちの安全の確保にご協力いただいています。警察の研修を受けて資格を得ると、青色パトロールカーを運転できます。同乗するだけの方は資格は必要ありません。特に夜間や、日中の通学路を重点的に見回っていただいています。このような取り組みをより充実し、より安全な街にしていきたいと考えています。

10.健康意識の向上

参加者意見

授業で調べたのですが、瑞浪市はガンで亡くなる人が多いそうです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病患者を減らすことで、人口減少数も減らすことができるのではないでしょうか。また、市の健康施策を調べていて、「みずなみ健康21」を知りました。そのようなプランがあるのなら、住民のみなさんに周知することで、より健康意識が高まるのではないでしょうか。

市長の回答

瑞浪市の女性の平均寿命は87.7歳で、平成22年の国勢調査による全国の平均寿命のランキングでは東海4県でトップです。全国でも44位です。その数値が示すように長寿のまちなので、生活習慣病が減ればさらに上位になるかもしれません。医療に関しては充実していると考えています。現在新しい保健センターを建設しており、健康分野の施策にさらに取り組んでいこうと考えています。「みずなみ健康21」については、周知が不十分かもしれませんので、より良い方法を検討します。

11.バサラ等のイベントの拡充

参加者意見

高校生の頃からバサラ踊りに取り組んでおり、地域の方々と触れ合う機会が多く、とても楽しくて良い体験をさせていただいています。特に総踊りは、地域がひとつになって踊っているのが印象的でとても楽しいです。このような取り組みをもっと広げて各地の人々が来てくれるような祭りにし、続けていければ、高校生も地域の方々と“助け合う意識”が出て来ると思います。このことが、人口減少対策に少なからず影響するのではないかと考えました。

市長の回答

ご提案のとおりだと思います。バサラ踊りのイベントは盛況で、全国から大勢の方が踊りに来てくれています。今後は12月に「瑞浪バサラカーニバル」を控えていますので、ぜひ盛り上げてください。よろしくお願いします。

12.世帯数を増やす取り組み

参加者意見

核家族が増えると、世帯が増えて、人口も増えるように思います。

市長の回答

瑞浪市には、今すぐ家を建てられる優良宅地が1,000区画ぐらいあります。そこに移り住んでいただければ、一世帯4人と考えて、単純計算で4,000人の人口が増えることになります。現在は、大家族が増えるとよいと考えており、2世帯住宅や3世帯住宅を造る場合の補助ができないかと考えています。

13.観光PRの充実

参加者意見

若い人向けの施設を増やすことは難しいと思うので、化石博物館など親しみを持てる施設をもっとPRしてはどうでしょうか。

市長の回答

現在も、瑞浪市の魅力を再発見してPRすること、さらにブラッシュアップすることに取り組んでいます。中山道についても、街並みの景観をより良くすれば、観光地になるのではないかと考えています。また、市内のゴルフ場には年間55万人が訪れますが、半数以上が市外の人です。昨年には「きなぁた瑞浪」がオープンし、1年間で60万人が訪れています。新しい施設を造ることは難しいですが、今ある施設をブラッシュアップして、PRにもより力を入れたいと考えています。

14.出産・子育てへの支援

参加者意見

子どもを産んで育てやすい環境をつくることで、人口減少への対策になるのではないでしょうか。

市長の回答

子どもを生んだ方には出産育児一時金の支給、中学卒業までは医療費全額無償など、様々な支援が充実しており、住みたい場所として選ばれるような取り組みは、たくさん行っていると考えています。子育て支援センターや児童館も市内に4箇所ずつあるので、子育てについての相談に来ていただく体制は整っています。放課後児童クラブも充実しているので、ご夫婦の共働きもしていただきやすいです。また、東濃厚生病院では病後児保育として、病気の回復期にあり、集団保育が困難な子どもを預かっています。今後も、現在の状況に満足せず、使いやすいサービスを増やしていきたいと考えています。

15.若者向けの商業施設

参加者意見

学生は休日になると、多治見市や名古屋市に遊びに行きます。市内に若者向けの大型商業施設を作るべきだと思います。また、国道沿いは店舗や街灯が多いですが、防犯面では危ない話をよく聞きます。高校生や大学生が利用する店が多くなると、にぎやかになり、防犯にも効果があるのではないでしょうか。

市長の回答

大型商業施設を造るのは難しいと考えています。瑞浪市は、4万人という人口に比べれば、商業施設が充実している市だと思います。周辺市町から集客が見込めるので、10万人規模の市場と考えられているようです。その反面、駅前の店舗が減るという悪影響もあり、悩ましいところです。

16.バスが不便

参加者意見

バスの本数を増やしてほしいです。また、路線の情報も分かりやすく提供してほしいです。市外から来た人にも分かりやすく、地域の人も使いやすいようにしてほしいです。

市長の回答

民間バスの路線が廃止されてきたため、市でコミュニティバスを運営しています。大都市ではありませんので、あまり便数は多くありませんが、利用者に分かりやすい運営を心がけていきたいと思います。

17.商店の情報

参加者意見

バイパス沿いに店が集中しており、それ以外の店は市内に点在していて利用しづらいです。

市長の回答

ご指摘のとおりだと思いますが、市でお店を移動させることはできません。市が発行している観光パンフレット「瑞浪散歩」の冊子をご覧いただき、市内でお気に入りのお店を見つけていただきたいです。

18.高齢者との交流の機会

参加者意見

瑞浪市は住みにくいとは思いません。不審者が多いと聞きますが、地域の高齢者の方が畑仕事をしている時など声を掛けてくれ、見守られていると感じます。高齢者の方々ともっと触れ合う機会を市全体の行事として行っていただけたらと思います。

市長の回答

ご提案いただいたような行事にどうしたら若い方に参加してもらえるかを考えていきたいです。クラブやバイトで忙しいかもしれませんが、機会があれば参加してほしいです。高齢者、若者問わず、瑞浪市で生まれ育った人は、純粋で良い人が多いと感じています。

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