平成26年1月29日 きなぁた瑞浪出荷者協議会
1.きなぁた瑞浪の運営・施設の改善について
参加者意見
地元野菜が多い時は、加工品やJAコーナーの場所を狭めたり、野菜が少ない時は加工品などのスペースを広げたりと、季節により店内レイアウトの検討ができないか。また、商品陳列の専門家に指導を受けることなどできないか。
市長の回答
季節ごとに変更するくらいが適切ではないかと思う。ただし、JAコーナーについてはあのスペースを賃貸しているため、JAさんと話し合っていただく必要がある。また、レイアウトについて、他の直売所の良い陳列などあれば協議会の皆様からも提案をいただきたい。
商品陳列の専門家に指導を仰いだとしても、それが一番というわけではなく、やはり皆様の提案を取り入れていきたい。
参加者意見
バックヤード入口の段差をなくしてほしい。また、朝の出荷の際にバックヤードが狭く混雑するので広くなればありがたい。
市長の回答
倉庫増設、雨除けの工事を行う中で対応が可能であれば検討する。
バックヤードについては、倉庫を増設することで整理をして広く使えるようにしたい。バックヤードの増設は、消防法上、(屋内消火栓等の設置)設備の増設が必要となるため困難である。
参加者意見
朝の出荷者で混雑する時間帯にきなぁたの仕入れ品の荷造りをして場所を取っているため、時間をずらす等の対応をしてほしい。
市長の回答
きなぁたに伝える。
2.野菜のPR強化について
参加者意見
野菜に対する意識が薄いのではないか。瑞浪ボーノポークと同じくらい野菜も宣伝してほしい。
生産者を増やす対策はあるか。例えば公民館活動等で野菜と触れ合えるというところから始めるのもいいのではないか。
市長の回答
決して野菜を軽く見ているわけではない。しかし、この地域では、大規模に生産している方もいない中、野菜だけで直売所を成り立たせることは難しい。計画段階で、検討がされ、当時県で研究中であった瑞浪ボーノポークを含めた精肉販売を導入することとなったものである。
ボーノポークがブレイクし、現在のところ目玉となっているが、特徴のある野菜を出荷者からも提案していただければ特産品としてPRしていきたい。
野菜作り塾については、現在JAと協議し、公民館活動との連携などについて検討中である。
参加者意見
きなぁたのチラシについても肉がメイン。野菜、加工品はめだたないため、もう少しPRしてほしい。
瑞浪の認定野菜というものを作って、他との差別化を図ってはどうか。
みずなみの芋、半原かぼちゃ、マコモタケ、四角まめなど、これまで市で取り組んだ野菜などに、認定シールを作ってほしい。
市長の回答
検討していきたい。
今年度は、マコモサミットが瑞浪市で開催されることもあり、野菜を全面的に押し出していきたい。
3.補助制度について
参加者意見
ハウス導入時の補助以外に、防虫網、ビニール等の資材も3年経てば更新が必要であるので更新時の補助をしてほしい。
市長の回答
パイプハウスについての補助は来年も継続予定であるが、資材については、補助は予定していない。補助金は、一定期間農家育成のためのものであるため、出し続けることはできない。
国、県の補助メニューで使えるものもあるので、活用していただけるように、農林課からも紹介させていただく。
参加者意見
パイプハウスは時期をずらすために有効であるが、露地野菜が出荷量としてはメインとなる。露地野菜のための資材についても補助してほしい。
市長の回答
露地栽培のための資材の補助については、全員に無条件に出すことはできないため、ルール作りが必要である。新たな取組に対しての補助は対象にしていけるが、既存の物に対する資材補助は難しく、その生産物の収益の中でお願いしたい。
参加者意見
出荷するための機械(出荷調整機)に対して補助してほしい。例えば、ネギを大量出荷するときに皮むきが大変である。
出荷加工所の要望も以前からあり、共同出荷体制をどうしていくかも検討していく必要がある。
市長の回答
6次産業化などの補助金が活用できると思われるので検討したい。
将来的には出荷者協議会で運用できる共同出荷施設整備も検討したい。
4.野菜ソムリエの活用について
参加者意見
野菜ソムリエの資格を持っている職員を店内売り場に配置してほしい。ぜひ野菜ソムリエを持った人に提案をしてもらいたい。また、出荷者が新しい作物を出荷した際には、きなぁたの職員が、お客さんに説明できるように勉強してほしい。
市長の回答
きなぁたで昨年度野菜ソムリエを取得した職員は、ジュニア野菜ソムリエ(初級)であり、それほど知識が長けているわけではないと思われる。10月頃に入社した職員が野菜ソムリエを持っており、今後生かしていってほしい。
参加者意見
湯の華市場(可児市)を視察したが、店内放送や店員のお客さんに対する声掛け、肉、魚コーナーのアナウンス等活気にあふれていた。きなぁたではお客さんへの声掛けをする職員がいない。
市長の回答
接遇や商品PRなどについての社員教育が必要である。きなぁたへ伝えておく。
出荷者の皆さんも当番制で店頭に立ってお客さんの声を聴くなど検討してほしい。マコモ販売を市内のスーパーで行った際に、生産者と消費者の交流が行われておりよいことであると思う。
5.きなぁた瑞浪の方向性について
参加者意見
きなぁた瑞浪の方向性が不透明。指定管理なので設置目的があるはずだが、現在は直売だけしかできていないように思える。体験教室もあることから、食育もやっていかねばならないのではないか。また、イベントについて年間計画を立てて季節ごとに行っていただきたい。
市長の回答
体験教室は、利用料を支払うことで一般利用もできる。出荷者の皆さんや多くの方に活用してほしい。また、きなぁたでも菓子作り等の教室を1回/月のペースで行い、活用している。
イベントについては、きなぁたでパンフレットにある年間イベント案内に基づき、常にお客さんを呼び込めるように計画していくべきである。イチゴ祭りなど、季節感が分かるようなイベントができればよい。
出荷者からも、やりたいことをきなぁた側に提案してほしい。
きなぁた側と協議会が一緒になって考える場を設けてはどうか。
6.市長より出荷者協議会への提案
- 野菜の品質向上について、出荷者協議会としても指導していってほしい。
- 新規出荷者の確保について、周りで野菜を作ってみえる方があれば声掛けをしてもらいたい。
- きなぁたまで持ってくることができない高齢の生産者が出荷できるよう、出荷者協議会で集荷の仕組みを検討してほしい。
- 共同加工場を作れるように検討していきたい。