平成25年5月24日 明世地区

ページ番号1003009  更新日 令和2年2月17日

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1.まちの魅力や情緒を高める

参加者意見

若い人にもっと住んでもらえるような、魅力や情緒のあるまちになっていくといいと思います。そのひとつとして、例えば、統合後の中学校名について、瑞浪北中学校と瑞浪南中学校という名称になるようですが、もう少し夢のある名前、情緒のある名前にして欲しかったという思いがあります。

市長の回答

中学校の統合については、統合準備委員会を設置して様々なことを検討してきましたが、まず学校名を決めないと協議が難しいのではないかということで、広く市民の皆さんから校名を募集することにしました。約800の応募があり、統合準備委員会において多様な視点から検討した結果、稲津と陶の統合校は、「瑞浪南中学校」、瑞陵、日吉、釜戸の統合校は「瑞浪北中学校」に決まりました。ご理解いただければと思います。広報みずなみ4月15日号にも経緯が掲載されています。ぜひご覧ください。

2.学区の再編

参加者意見

中学校統合に際して、学区はどのように考えるのでしょうか。学園台のあたりは瑞浪中へ行く方が、住み良さ、利便性確保という面からみればいいのではないでしょうか。

市長の回答

平成16年に小学校・中学校のあり方を検討する委員会があり、その時の議論や意見集約として、学校の統廃合に学区の再編まで含めると検討課題が複雑になってしまうという議論がありました。まずは統合を先に進めることとなり、今のところは学校区を見直す予定はありません。ただ将来的な生徒数の動向によって、増えれば学校の増設が必要ですし、減少すれば更なる統合も考えなくてはならないと考えています。その動きのなかで学区を見直すことも考えられます。
現地の状況からすれば、ご意見のとおりだと思いますが、当時の学園台の住民の皆さんから学区については今のままで良いという意見をいただいたこともあり、現行のままとなっています。

3.ベットタウンのまちづくり

参加者意見

瑞浪市で企業誘致を進めることが難しいなら、「ベッドタウン」づくりを進めるのも一つのまちづくりの方向性である思います。そのための交通網整備なども必要だと思いますが、瑞浪市の魅力、生活環境の良さ、暮らしやすさ、ということをもっとクローズアップし、PRするべきではないでしょうか。

市長の回答

これまでも「市長と語る会」を開催してきていますが、特に若いお母さん方の意見で多いのが、将来的にリニア中央新幹線が通るからといっても、瑞浪市を大都会にしないで欲しい、駅前に無理にマンションなど建てなくてもいい、今ある自然環境を活かして、ゆとりある安全・安心な暮らしの良さを守り、向上させて欲しいというものです。
今回の第6次瑞浪市総合計画を考えるときにも、そのようなまちの将来像をイメージしています。大方の皆さんが、今の瑞浪でいいのだが、もう少し良くして欲しいというご要望をされていると感じており、その辺りを踏まえたフレーズとして「幸せ実感都市 みずなみ」とまとめさせていただいたものです。
今、企業誘致を進めるといっても瑞浪市に大きな工業団地に適した用地はありません。問い合わせは時々いただくのですが、広い用地はご紹介できません。次の検討課題として、受け皿を準備する必要があります。
今の瑞浪市の住環境を少し向上させるだけでも、住んでもらう人は増えるのではないかと思います。現在、瑞浪市内の大学で看護師の勉強を学んでいる学生が多数おみえです。こうした、人の誘致をいかに行うか、外から移り住んでいただけるような住環境整備などが、今後10年の取り組みであると考えています。

4.企業誘致と明世温泉の活用

参加者意見

収入を得るための仕事の場が必要だと思います。そこで、企業誘致は土岐や多治見にお任せして、瑞浪市は、住宅地づくりを進めるという方向がいいのではないでしょうか。また、以前、明世地区には「明世温泉」がありましたが現在は閉鎖されています。ここは本当の温泉が湧きますし、利便性も高いです。日帰り温泉施設などとして再開すれば、集客力も高まると思います。

市長の回答

市内の山林は保安林となっていて、簡単に工業団地などは造れません。一方、宅地はまだ開発余地があります。ベッドタウンとしてのまちづくりには今後も見込みがあると思います。
明世温泉は、施設が老朽化し現在閉鎖されています。瑞浪市にも何か有効活用できないかという相談をいただきましたが、この場所は現在土砂災害特別警戒区域に指定されていて、新しく建物は建てられないのが現状です。

5.市の魅力向上とビジョンの提示

参加者意見

市民アンケートの結果から、回答者の年代をみると50歳代以上の高齢世代が多いなかで、「住みやすい」とか「今後も住みたい」という意見が高い割合になっています。やはり若い世代や働く世代に対しても市に住んでもらうような施策を打ち出していただければと思います。

市長の回答

市ではこれまで、子ども医療費無料化、ワクチンの無料接種、妊娠時から出産までの経費補助をはじめ、今考えられる支援策は先進的に取り組んでいます。現在瑞浪市では30歳、40歳、50歳代の独身の方が2,000人くらいいらっしゃるということです。市では現在6人の結婚相談員を委嘱して、ハートピアなどで結婚相談を行っています。また、瑞浪市明るい社会づくり推進会と市内の校長のOB団体の「コウノトリの会」があり、お見合いパーティーの開催をしていただいています。こうした取り組みとの連携や、活動の充実などに関する提案もいただいておりますので、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

6.住み良いまち瑞浪市のPR充実

参加者意見

瑞浪市は良く住みやすいといった面をもっといろんな方々に知ってもらうことが重要だと思います。私はよく旅に出かけますが、行く先の鉄道駅などには必ずその市のPRが目に入るもので、そこから名所、食事場所、人のふれあいがあり、その体験が他の人に伝播されていくものです。瑞浪市でも、こういう流れをもっと意識してPR活動をする必要があると思います。観光パンフ(瑞浪大好き)もありますが情報が古いままだと思います。これらの更新も必要ではないでしょうか。

市長の回答

瑞浪市に来ていただく、知っていただくためのPRを充実するというのはご提案の通りで、トップセールスといった形で取り組む必要もあるでしょう。新しい情報を掲載した紹介パンフなども随時用意していきたいと思います。
私は釜戸町の出身ですが、これまで市内全域を見てまわるということは無かったので、市長職につき、改めて市内各地域にそれぞれ宝物があるということを実感しています。市としても取り組みますので、皆さんの方からも色々なPRにご協力をお願いいたします。

7.瑞浪市のPR方法について

参加者意見

瑞浪市は総じて外部へのPRが少ないのではないかという気がしています。行政は、プロジェクトチームを立上げ、先導的に取り組んでほしいと思います。

市長の回答

ご提案については、その通りだと思います。広報誌については、他市に劣っているとは思いませんが、さらなるPRのために取り組みを進めていきたいと思います。

8.通学路の安全性

参加者意見

最近、通学中の子どもの交通事故が報道されています。山田町内の道で歩道にガードレールがない箇所があります。先日、瑞浪小学校で交通安全教室を開催しましたが、保護者が困っていました。もしも車が歩道に入ってきたら、かなりの犠牲者が出ると思います。通学路が安全かどうか、市は確認しているのですか。山田町の通学路になっている道路には、樹木が植えてあり、狭くなっているところがあります。樹木が通学路に必要かは安全性の面から疑問です。

市長の回答

全国で通学途中の小学生の交通事故がいくつか発生しましたので、教育委員会は現状の再確認を各学校に指示しています。今後、安全な道路整備は第6次瑞浪市総合計画で位置づける必要があると考えています。
道路を作るときには、地域の皆さんに説明して、要望を聞きながら、景観整備を進めていますし、過去の整備もそうだったと思います。地域から街路樹を植えて欲しいとの要望があったと思うので、この場で、すぐには撤去するとは言えませんが、街路樹はいらないという地域の総意があれば、県道なので県に対して市からもお願いできます。地域の皆さんの中には、木があって良いという方もいると思いますので、地域の皆さんで、検討していただき、地域の総意として提案していただきたいと思います。街路樹を撤去することについては、県が認めないかもしれませんが、要望することはできます。
安全・安心は永遠のテーマなので、第6次瑞浪市総合計画でも位置づけていきます。

9.工業誘致など就業場所の確保

参加者意見

市内には工業団地に適した用地がないとのことでしたが、保安林を解除する手段はないのですか。仕事の関係で恵那市や中津川市に行きますが、瑞浪市以上に、恵那市や中津川市の工場は活気があると思います。保安林を解除する手段があるのなら、工業団地用の用地を確保して欲しいです。瑞浪市も就業場所の確保をしないと人口が減っていくと思います。

市長の回答

企業誘致をしていないのではなく、工場の跡地などには誘致をしています。新たな工場建設の適地は市内には見当たらないということです。その理由が保安林です。例えば、ソニーの周辺はなだらかな丘陵地が土岐市まで広がっています。前市長の時に造成をしようと検討しましたが、今のソニー工場は保安林ではなかったのですが、それ以外は保安林であったのでできませんでした。釜戸町平山地区にも周辺を造成すれば工業団地にできそうなところがあります。しかし、用地の真ん中に保安林があり、土地を分割しています。保安林を移動させて面積は維持するので、造成をしたいと国に要望したこともあります。しかし許可がおりませんでした。県や恵那市が協力してくれましたが、困難でした。法律も制度も変わっていくので、保安林を解除できるチャンスがくれば、適地がないこともありませんが、今は難しい状況です。以前、地権者が保安林の申請をすると優遇措置があり、自己申告していたらしいです。瑞浪市はその際に積極的に保安林にしたようです。

10.人口を増やすための税制優遇策

参加者意見

人口を増やすにはどうしたらいいかというと、若い人に住むことのメリットをPRするのが良いと思います。例えば、瑞浪市内に50坪以下の新しい住宅を建てた場合、住宅の固定資産税を無料にすると言えば、宣伝効果がでて、ハウスメーカーも宣伝してくれるのではないでしょうか。

市長の回答

瑞浪市においても人口増やすために、子育て支援事業や中学生までの医療費無料化などを行っています。先進事例として、ご提案のような制度を設ている自治体もありますので、第6次瑞浪市総合計画においても、今後検討していきたいと思います。

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