平成25年8月22日 全日本年金者組合瑞浪支部

ページ番号1002999  更新日 令和2年2月17日

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1.年金問題

参加者意見

女性の方の年金は少なく、今は夫婦2人でなんとか生活していますが、「夫が亡くなると生活していくのは難しい」という話をよく聞きます。こうした高齢者の実態を把握していますか。また、いろいろな事情で無年金という方もいます。その実態を知りたいと思います。また、月10万円以下の支給者はどれくらいいますか。市内の平均年金支給額はいくらか知りたいと思います。
また、最低保障年金を実現し、無年金者・低年金者対策(3.3万円)をおこなっていただきたいです。

市長の回答

高齢者の生活実態は、受給されている年金の種類が国民年金だけでなく、厚生年金や共済年金、企業年金など種類が多く市では把握できません。
市内の無年金者は、平成24年度の介護保険料の支払い方法から類推すると、介護保険被保険者10,243人のうち、502人が少額年金受給者、無年金者の人などですがこれ以上の詳細な人数は把握できません。
月10万円以下の受給者は、現在国民年金の受給額が786,500円であり、国民年金のみ受給されている人は該当することになりますが、遺族年金等により加算される方の実態が把握できないため、分かりません。
平均年金支給額も、市は年金を支給していないため、把握できません。
無年金などで生活が厳しい方は民生委員と相談し生活保護を受けることになります。現在、瑞浪市内では57人に生活保護を支給していますが、若い方でも受給している方がいらっしゃいまして、若い方には働くよう、ハローワークなどを通し、仕事の斡旋を行っています。若者の年金離れで無年金者の数は、相当増えるのではないかと思います。しかし、最低保障年金のような制度ができるとは考えていません。最低保障年金に関する国への要望については、6月議会で、市議会議員より提出され、採択されましたので、国に提出されました。ただし、すぐに実現するというわけではありません。

2.高齢者医療

参加者意見

70歳から74歳の窓口負担の引き上げについて聞きたいと思います。

市長の回答

現在は特例により1割負担になっており、平成26年4月以降に70歳になる人からは2割に引き上げる方針となっています。ただし、現在1割負担の方は1割が継続される予定です。

3.介護問題

参加者意見

独居老人対策、老々介護問題、特別養護老人ホームなどの施設の充実、待機者対策についてお聞きしたいです。
私は、一人暮しの方を対象とした訪問看護のボランティア活動をしています。市内全域を対象にしていますが、陶は本当に多いと感じます。
市の介護の方針は在宅重視ということでよろしかったでしょうか。

市長の回答

独居老人は、住民票上で1,786世帯いらっしゃいます。65歳以上夫婦は約1,600世帯いらっしゃいます。
特別養護老人ホームの待機者は331人、自宅で待っている方は155人、要介護度3以上の方は83人、病院に入っている方は176人などとなっています。瑞浪市には大湫病院などの病院も多く、人口割合からいくと医療機関に恵まれています。病院は、市内で完結しておりませんで、周辺市町村で助け合っています。
市の介護の方針が在宅重視ということではなく、国の制度が在宅重視という方針となっています。手立てが十分かというと拡充すべきところもあると思いますが、本市でも民間の介護マンションができたり、民間の社会福祉法人などに活動していただいており、ありがたいと思っています。これらは市の計画に載せていく必要があります。今後は、介護予防の方に、また、元気に過ごしていただける方に予算を使いたいと考えています。

4.老人憩いの場

参加者意見

マレットゴルフ場、宅老所、老人憩いの家など老人の憩いの場を充実させて欲しい。

市長の回答

老人憩いの家は、稲津、土岐、日吉などにあります。また、独居老人の家を回る取り組みを併せて行っており、敬老の日にプレゼントを贈ったりしています。こうした取り組みは、ボランティアの方が手弁当でやっていただいています。マレットゴルフ場の整備を検討している地区があると聞いています。市としても、可能な支援をしたいと考えています。

5.公共交通の充実

参加者意見

買い物や病院へ公共交通を使って行くことができるよう、巡回バスやコミュニティバスなどを充実させて欲しい。
大湫地区のデマンド型タクシーがうまくいけば、他の地区でも普及していくということでよろしいでしょうか。

市長の回答

現在、本市にはコミュニティバスが釜戸線、陶線など9路線走っており、年間約10.4万人の利用があります。利用者は、年間約2千人ずつ増加しており、運行単価は1キロメートル当たり228円となっています。
また、ご意見のとおり大湫地区ではデマンドタクシーを行っています。これは、予約していただいた方が5、6人で使うもので、自己負担片道700円、一日一往復で実施しています。これは、コミュニティバスとは違い自宅の近くまできてくれます。これがうまくいけば日吉にも広げていきたいと考えています。コミュニティバスは、誰も乗っていなかったり、2、3人しか乗っていないということもあり、タクシーチケットの方が効率がいいという意見もあります。今後は、中学校を統合し、スクールバスを走らせるので、これを利用してコミュニティバスにできないかとも考えています。
デマンドタクシーは、電話でのデマンドの要望を受け付けるところが必要となるので、コミュニティセンターがあるところでないと実施が難しいです。

6.健康増進

参加者意見

散歩コースに公衆便所を整備できませんか。老人だけでなく市民にとって健康増進に役立つのではありませんか。
土岐市のどんぶり会館周辺にあるウォーキングコースは、コルクで舗装されており歩きやすいです。ウォーキングコースなどの整備にあたってはこうした歩きやすい歩道にして欲しいです。

市長の回答

これまでの地域懇談会で、ウォーキングコースを作って欲しいという意見が多く出されました。市役所周辺のさくらさくらの散歩道は消防署の方まで周遊コースを作っていきたいと考えています。ただし、河川は県の管理ですので、県の協力を仰いでいきたいと思います。地域では、公園を結んで、歩道にラインや舗装することなどを検討したいと思っています。
陸上競技場は、土のグラウンドなので膝への負担が少なくなっています。ここに周遊できるコース、タータンコースを作って欲しいという要望があります。検討を進めますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。

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