平成25年7月10日 大湫地区

ページ番号1003008  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

1.福祉・介護施設の充実

参加者意見

大阪などの都会では土地代が高いので福祉や介護の施設を建てにくいそうです。そういう需要があるなら、アセットマネージメントの考え方などを導入して、瑞浪市で建ててみてもいいのではないでしょうか。老人だけでなく、若い人も将来を考えて安心できるのではないでしょうか。

市長の回答

大都市では待機児童の問題などもあるようですが、瑞浪市では現在待機児童は「ゼロ」になっています。昨年は民間保育施設も整備されており、子育て支援は一定の水準にあります。
高齢者福祉も充実してきており、人口当たりの施設整備水準としては高いといえますが、施設入所待機中の高齢者が200~300人程度おみえのようです。しかし、国における高齢者支援の考え方としては、施設での介護ではなく、在宅介護に重点を置くという方針があります。第6次瑞浪市総合計画にどのように位置づけていくか今後検討していきます。

2.若者の定住促進

参加者意見

中山道の沿道は敷地が狭く建物も古くなっており、住環境が良くない面が多いと思います。若い世代が同居できなくなって大湫地区から出て行ってしまうということがあったのではないかと思います。そこで住宅地を確保することで、若い世代の定住を促すことできないかと考えています。

市長の回答

大湫地区内で土地の余裕があるということでしたら、ぜひ皆さんと考えていかなければならないことだと思います。市内では釜戸町のエスポランの区画が70区画程度に家が建っています。後200区画程度の家を建てられる余地がありますが、すでに土地は購入されています。土地所有者への活用意向調査することを考えています。その他に、陶町の希望ヶ丘団地に200区画程度、学園台の東側の300区画程度、家を建てられる区画があります。瑞浪市の人口増加の余地は、まだまだあると思っています。

3.工場団地を造成するなどして雇用の場を確保する(そのために土地利用制限をなくし保安林を解除する)

参加者意見

「工場団地を造成するなどして雇用の場を確保する(そのために保安林を解除する)」事前意見より

市長の回答

雇用の場の確保は若者を呼び込むためには有効な手立てだと思います。一方、瑞浪市には現在企業誘致のための大規模な用地は確保できない状況です。これまでもお問い合わせは頂いていますが、廃業等による工業跡地をリストアップして、そのような規模でも進出が可能であるかどうかの相談をかけたりしています。新たに2~3ヘクタールといった大規模な土地を造成するには、まず保安林の解除という問題があります。保安林は簡単に外せるものではありません。
明世町月吉地区に、現在更地の土地があるのですが、その周辺が保安林指定がかかっていないことが分かりました。今年度、企業誘致に活用できるのかどうかの調査を実施する予定です。また、2027年に営業運転が開始される予定のリニア中央新幹線の開通によって、東濃地域への企業進出意向が高まっていくことも考えられます。その受け皿確保としても検討していく必要があると思います。ご提案の内容は、第6次瑞浪市総合計画に位置づけていきたいと思います。

4.中山道大湫宿での体験的活動を取り入れた観光産業の充実

参加者意見

瑞浪市には種々の歴史、文化、観光資源があると思いますが、もっと活用の余地があるのではないでしょうか。市外からバスで観光地を巡るツアーもあるのですが、周辺地域で食事や観光などをされてしまい、瑞浪市内は通過点になってしまっている面があります。例えば大湫には中山道大湫宿という資源があるのですから、これらを活かした観光、食、体験といったパッケージツアーを再検討したらいいのではないでしょうか。瑞浪市の知名度を高めたり、昼間人口増という面でも効果があるのではないでしょうか。

市長の回答

ご提案のとおりであると思います。第6次瑞浪市総合計画での位置づけをしっかり考えたいと思います。また、大湫宿だけではなく、飲食店や土産物屋、資料館、できたら宿泊という要素まで視野に入れて、どう取り組んでいくかを考える必要があると思います。広域的に考えれば、ゴルフ場もある釣り堀もある、陶芸家も住んでいるという魅力がありますので、それぞれの目的だけ済んだら帰ってしまうのではなく、つなげる必要があると思います。
今年度、来年度には景観条例の策定を進めることになっていますので、その機会にもご意見をいただきたいと思います。

5.地域のまちづくりへの参画促進(大湫宿の再生)

参加者意見

大湫宿の再生に向けたお話があったところで、地区内に3件大地主さんの土地(建物)が空いているところがあります。どう活用していくべきか、何かしなければ、ということで地元の協力体制はできていますが、資料館がいいのか、店舗にするか、活用計画をつくってもらうとか、あと一押しのところを行政からも支援をお願いしたいと思います。地元がその気になっていくような支援をお願いします。

市長の回答

今後ともしっかり、支援などを検討させて頂きたいと考えています。

6.生活環境の良さや子ども医療費の優遇など瑞浪市に住むことの有利性を積極的にPR

参加者意見

瑞浪市の知名度は、県外に出てしまうと、ほとんど無いというのが現状だと思います。基本構想の重点方針1にもり込まれていますが、専門の部署なども置いて頂いて、瑞浪市の良いところをもっと発信することが重要だと思います。瑞浪市に来てみようという方を増やし、ずっと住むなら瑞浪市が良いという雰囲気を作る事業を実施するべきだと考えます。
北陸地方に鯖江市というところがありますが、全国区的なイベント、世界体操選手権を開催したら、知名度アップ、市のイメージアップにつながったそうです。このような事例も検討して頂きたいと思います。

市長の回答

これまで瑞浪市には、移住定住を促進する専門部署というのはありませんでした。第6次瑞浪市総合計画の策定に合わせて、担当する部署を考える必要があると思います。
ただし、例えば医療費無料化を中学まで、高校生、大学生まで広げるといったサービス合戦になっても際限が無いと考えますので、他市にはない、瑞浪市にしかない素晴らしさ、教育環境の良さ・自然の豊かさなどを、市民サービスの良さに合わせて発信していきたいと考えています。
また、昨年度の国体開催は、瑞浪市にとって良い経験になったと思います。ソフトテニスコートが12面整備されましたが、これは瑞浪市にしかないものです。今後多方面での利活用が期待できる瑞浪市の大きな財産であると思います。

7.地元で婚活を支援する・瑞浪市明るい社会づくり推進会、コウノトリの会の活動を支援する

参加者意見

大湫地区には若い陶芸家なども住んでいて、作品展などに来られるお客さんも居ます。このような機会とセットに食事会など、出会いの機会を設けるのも良いのではないかと思います。

市長の回答

人口増加への効果的支援は、何より結婚の推奨と考えています。瑞浪市では30歳、40歳、50歳代の独身の方が2,000人くらいあり、結婚を望まれているようです。市では現在6人の結婚相談員を委嘱し、ハートピアなどで結婚相談を行っています。また、瑞浪市明るい社会づくり推進会と市内の校長のOB団体の「コウノトリの会」があり、お見合パーティー開催を開催しています。消防団主催のお見合いパーティーや、ゴルフ場の主催でゴルフを楽しみながら婚活をするなど、新しいタイプのお見合いパーティーも開催されています。市では積極的に応援したいと考えています。ご提案いただいた体験型の企画についても、ぜひご協力をお願いしたいと思います。

8.東濃へ首都機能を移転する

参加者意見

東京一極集中の解消のため首都機能移転について、実現度はわかりませんが市長が先頭に立って要望をしていただきたいと思います。少しでも将来の希望、夢になる内容が大事だと思いますし、これが実現すれば若者の就業機会も増えて、若者の定住も進むのではないでしょうか。

市長の回答

首都移転計画の候補地にに手を挙げたのは、20年前ぐらいにさかのぼります。当時の構想では、2010年に東濃地域へ国会を誘致するということだったと思います。現状ではやはり、リニア中央新幹線開通に絡めてということになるでしょう。しかし瑞浪市にとっては、駅が中津川に想定されているので、地元の直接利用ということは見込めません。また何らかの機能移転がないと効果は薄いでしょう。東濃5市、岐阜県との連携で全国的、世界的に人が集めらる何らかの施設の誘致が必要だと考えています。

9.農業の再活性化

参加者意見

人口減少社会となった現在、どのようにしたら田舎に人が来るようになるのか、地域が活性化できるのかを考えるときに、農業は一つの要素だと思います。地形的に畑地は少ないですが、畑と観光利用を結び付けて、土産物を作ったり、体験農場などとして利用でたりすればもっと農地を有効に活用できるのではないでしょうか。

市長の回答

瑞浪市においても、昭和50年代頃までは野菜の市場があって、競りが行われたりしていました。その背景として、かつては野菜生産の適地であったわけです。しかし最大の農地でたった小田地区が区画整理により宅地化したりして、農地がだいぶ少なくなっています。ですが、他にはない気候的特徴が瑞浪市にはあります。農業の活性化について、現在国等でも農村関係の補助メニューはたくさん出ていますし、農業支援はできるだけ考えていきたいと思います。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 企画政策課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735