平成25年5月29日 瑞浪(小田)地区

ページ番号1003002  更新日 令和2年2月17日

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1.学校における郷土愛教育について

参加者意見

少子化高齢化が人口減少の原因であるとのことですが、社会動態の減少を止めるためにはPRが必要です。一つ思うのは、学校教育で、大湫宿など地域の宝を教えるようなことはしているのでしょうか。学生時代に地元に良いところがあるといったことを学んでいただければ、市外に出てもPRしてもらえるのではないでしょうか。

市長の回答

市外の人に瑞浪市の良さをPRできているかというと不十分であり、さらに充実する必要があると感じています。そのためのアイデアがあれば、ご提案いただきたいです。
また、子どもに地元の愛着を持ってもらえるような教育ができているかというと、不十分と考えています。私が小学生の頃は、市内を遠足などで歩きました。今の小学校の授業で、市内の名所旧跡を回る機会は減ってきているのではないかと思いますので、教育委員会にも提案したいと考えます。
子どもから大人までの市民全員が、瑞浪市の良さをもっと知って、瑞浪市を好きになっていただくことが必要と考えています。

2.東海圏としての位置づけ・PRについて

参加者意見

このままでは、人口は絶対、減少していくと思います。瑞浪市でどのように人口を増やすかというと、中京圏の人口をいかに瑞浪市に誘導できるかだと考えます。名古屋から通勤することに適しているかどうかなどを行政は考えPRして欲しいと思います。なぜかというと、東海環状道の内側が東海圏内と考えられている節があるからです。

市長の回答

瑞浪市は東海環状道に接してはいませんが、周辺の関係都市としての位置づけがあります。しかし、一般の方がどう考えているかとは別のことであり、もっと、PRし情報発信していきたいと考えています。瑞浪の良さを分析して資料と、市外にアピールしていくツールをつくり、マスコミなどにもPRしていきたいと思います。

3.地域での住宅地の供給について

参加者意見

瑞浪地区では人口が増えているようですが、増えているのは小田地区などで、寺河戸地区などでは減少しています。何故、減少しているのかを考えてほしいと思います。理由の一つは、家族制度の崩壊があると思います。地元に住もうとせず、通勤等に便利なところに家を建てるようになってきています。
江戸時代には日吉、明治時代には、土岐、陶が中心的な地域でした。現在はその地区の人口が減少してきています。親が地元愛を教えないとますます人口は減ってしまいます。

市長の回答

寺河戸地区の人口が減少しているのは事実です。駅周辺は土地の大きさが限られているので、家を増築したくてもできない状況もあります。息子夫婦が帰ってきて増築したいが、スペースがないので、他地区に土地を購入して家を建てるというケースも見られます。瑞浪駅、釜戸駅周辺は子どもが少なくなっており、その周辺の方が多くなってきています。
地権者の方々が、土地をまとめて、集合住宅を建てるなどの案を考え、市に相談してもらえれば、応援していきたいです。駅から数分歩けば家に帰ることができる立地は魅力的です。銀行跡地に、マンションが建つ計画もありますので、瑞浪市に適地があることを発信していきたいと思っています。
周辺地区から市街地に転居されることは、事実としてあります。稲津地区では、一時期は人口が増えていました。多治見市では土地が高く、恵那市や中津川市では不便であるという人が移り住んでいます。
明世町月吉地区も、以前は50戸程度の地区でしたが、今では120戸程度の地区となっています。駅周辺には無理だけれども、月吉地区なら比較的安く宅地が買えます。市内間の移動もあるし、周辺地域からの移住もあります。企業誘致も必要ですが、住宅の建設によって人口の増える可能性が一番高いと思います。瑞浪市の場合は、工業用地は少ないですが、優良宅地があります。学園台は300戸の家が建ちましたが、東側にはまだ宅地があり、販売しています。残り300区画の宅地があるので、瑞浪の魅力を知った方に家を建ててもらえば、人口が増えると考えています。また、エスポラン地区には宅地が600区画ありますが全部売れています。家を建てていない地権者にアンケートなどして、転売意向などを把握し、土地を転売していただくお手伝いをしたいと思います。また、陶町の希望ヶ丘団地の300区画の分譲地のうち、家が建っているのは100戸だけです。土地は売れています。行政の方で調査して働きかけられないか検討しています。

4.職員の異動について

参加者意見

毎年4月に思うのですが、行政では課長が一番力を発揮すべきと思のですが、4月に課長は異動になり、部下の方が知識がある状況となります。部下から状況を聞きながら仕事を進めるとなると、課長が主導して仕事を進めることできるでしょうか。行政として、力が落ちると思います。

市長の回答

行政組織の問題点を指摘いただきました。しかし、課長だけの力で市政を動かしているわけではなく、職員全員の総合力で取り組んでいますので、理解をしていただきたいと思います。

5.駅前の再開発について

参加者意見

駅前が閑散としており、商店も歯抜けで、4万都市としては寂しい状況となっています。100年先を見越して、100億円くらい使い駅前を再開発してもらいたいです。費用も時間もかかりますが、駅前を再開発して、介護、医療などの関連事業で活性化をしてもらいたいです。また、新世代のマンションを駅前に、作ってもらいたいです。駅前の近代的な再開発しか、人口減少は止められません。通常の再開発ではなく、介護と医療に加え、新世代のマンションをいれた再開発を行い、人口減少を食い止めて欲しいです。

市長の回答

かつて私は、建設業関連の仕事で駅前再開発の事業に携わっていました。当時駅前再開発した場所が、現在は閑散とした状態となっています。社会全体が車社会に変わってきており、郊外に大規模な商業施設などができてきています。かつて、瑞浪市においても再開発を考えた時代があると聞いていますが、地元の方々の意見がまとまらず、断念した経緯があります。大手のゼネコンに再開発などを提案して欲しいと依頼したこともありましたが、瑞浪市でも多治見市でも厳しいと言われたことがあります。
巨大ビルを建てるのではなく、空き地などを活用して、医療・介護を駅周辺に配置するのは、一つの方策ではあると思います。歩いて病院や介護施設や買い物もできる、そのような医療・介護を中心としたまちづくりは、一つの良い案でであると思います。瑞浪市を大都会にしようと思っている市民は少ないと思います。瑞浪市の自然、人の良さ、絵に描いたような地方都市の魅力があり、駅前に大型ビルがない、マンションが乱立していないことが瑞浪市の良さであると思う人もいます。幸福度という考え方がありますが、ブータンは貧しいが、国民は幸せと答えると聞いています。そんなイメージの街にしたいと考えています。

6.人口減少の対策について

参加者意見

学園台が開発されてから、20年以上が経ちますが、何故売れないのか現場に行って声をきくと、行政が取り組むべきことが分かると思います。例えば、公共料金が近隣と比較して高いのではないか、とか、学区の問題があるのではないか、待機児童の問題があるのではないか、市の財政の問題があったりしないか、など原因を追究すれば、対応策も考えられると思います。

市長の回答

現状分析して、原因を把握すれば、新しい展開が図れるというご指摘であると思います。企業誘致については、税金の免除などをやっているので、瑞浪に住めばある程度の税金を免除するなどといったことも検討していきたいと思います。待機児童については、瑞浪市にはいません。また、市の財政状況については、国が示す4指標は健全な数値となっています。一昨年の財政効率は全国第2位となっています。これは、限られた財源を市が有効に使っているということです。東海4県で住んでみたい街、第12位という数字もあります。瑞浪市の世帯数をみると、世帯数は減っていません。世帯数は減っていないが人口は減っている。つまり、核家族化しているのです。学区についても、大きなテーマです。将来、学区を見直すべきタイミングが来るのではないかと考えています。

7.コンパクトシティについて

参加者意見

コンパクトシティは、他の市町村でも進められています。人口が集中しているところに機能を集中させ、まちなかから遠いところに新しい施設を建てるよりもまちなかに建て、多くの人が中心に移り住んでもらえるようにするといいと思います。高齢化が進んでおり、一人暮らしや二人暮らしが増えているので、空き店舗などを活用して住宅を整備し、高齢者がそこに住み、良い医療を受けられるようにすればいいと思います。

市長の回答

コンパクトシティの動きは全国でも始まっており、第6次瑞浪市総合総合計画の検討ポイントでもあると思っています。釜戸地区や陶地区内から病院が無くなる可能性があります。市の中心部に住んでいただき、仕事や畜産業は周辺で行うというイメージも必要であるとは思います。しかしながら周辺部においても、まちづくり活動などを積極的に行っていただき、地域の活性化に取り組んでいただいていますので、早急に中心部への移住を推進することは考えておりません。

8.4万人を維持する施策について

参加者意見

人口を増やすために、土岐市では駅の北側に旭ヶ丘団地を造り、小学校も造り、駄知の小学校も大きくしました。当時は新しい住民が増え子どもが多数いましたが、現在では学校を統合する必要があるほどまでに減っています。それは子どもが成長し、都会に出ていき戻ってこないからです。団地開発をあてにしていると瑞浪市も同じことになってしまいます。現状の人口をいかに維持していくかを考えることが大事だと思います。

市長の回答

現在の瑞浪市の人口は、4万人を少し下回っていますが、ご提案のとおり4万人を維持したいと考えていますので、そのために必要な事業を実施していきたいと考えています。

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