平成25年7月5日 稲津地区

ページ番号1003005  更新日 令和2年2月17日

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1.少子化問題への対応

参加者意見

少子高齢化の問題が顕在化しており、特に少子化問題は我が国にとって解決すべき喫緊の課題だと思います。これには国をあげての支援が必要だと思います。70年前にも人口増の政策が出されたこともありましたが、現在は当時よりもっと厳しい状況であると考えています。

市長の回答

少子化対策などは国レベルでとらえるべきというご指摘で、ご提案のとおり国が支援に力を入れれば心強いところです。市内には30、40、50歳代の未婚者が2,000人は居ると見込まれ、結婚をしたいと思っていらっしゃいます。そういう方々が結婚されるのがまず大事だと考えています。具体的には結婚相談員を6名の委嘱し、結婚相談を受けています。また、瑞浪市明るい社会づくり推進会と「コウノトリの会」という校長先生のOBの団体があり、お見合いパーティーなどを開催しており、何組かのカップルも誕生しているということです。市としても、今後も少子化対策に積極的に取り組んでいくつもりです。

2.保育料の助成

参加者意見

保育料の助成を行う。(事前意見より)

市長の回答

保育料の助成については市でも取り組んでいます。1人目のお子さんには所得に応じた保育料支援、2人目には、1人目が0~5歳の間に生まれれば半額、3人目であれば無料という形で実施しています。これは第6次瑞浪市総合計画においても継続していく考えです。他地区でのご意見で、1人目のお子さんが小学校にあがった場合にも支援を拡充して欲しいというご意見もありましたが、今後の課題として検討していきたいと思います。

3.保育所の増設

参加者意見

保育所の増設を行う。(事前意見より)

市長の回答

現在瑞浪市では、保育施設を選ばなければ待機児童はゼロという状況です。今後さらに人口増ということになれば対応を考えますが、いまのところ保育施設の増設は予定していません。また、近年、民間でも保育所を整備され、利用できますのでご相談いただければと思います。

4.産婦人科や小児科を増やす

参加者意見

産婦人科や小児科があるとよい。(事前意見より)

市長の回答

現在瑞浪市には産婦人科は2箇所あり、全国的な医師不足のなか、まだ恵まれている方ではないかという認識ですが、お医者さんは増やしていかなければならない状況です。具体的な対応としては、医学生に奨学金を出しています。条件としては医師免許を取得したら一定期間は瑞浪市の東濃厚生病院に勤務していただくというものです。東濃厚生病院と市で半分づつ負担し、月額20万円の奨学金を6名の医学生に出しています。

5.風疹等の予防接種の補助を実施

参加者意見

風疹等の予防接種の補助を行う。(事前意見より)

市長の回答

風疹予防接種については今年度予算で補助を実施しています。1回につきおよそ1万円の補助を行い、自己負担額が、かなり少ない金額となっています。

6.若い世代の定着

参加者意見

この数年で稲津地区の人口が300人減ったという要因として、学生寮が少なくなったことの影響が大きいのではないでしょうか。寮生でも、在学中の数年間暮らしていれば地区住民も同然であると思います。私学というのは経営が大変だと思います。行政からも、何らかの応援をお願いしたいと思います。

市長の回答

瑞浪高校、中京高校、麗澤高校の学生の皆さんについては、いろいろな地域の活動などにも参加して頂いており、瑞浪市にとっても大事な存在です。今後は、きちんと協定などを結んで支援をしていきたいと思っています。
「市長を語る会」を高校生対象にも開催して、市政などに関する意見を聞いています。今年度も開催いたします。高校生の立場から、市内に買い物をしたいお店がない、もっと街路灯がほしいなど、こちらが気付かない貴重な意見をもらっています。

7.企業誘致の検討

参加者意見

全国的な人口減少というなかで、市の人口を減らさらないためには雇用の場が大事だと思います。企業誘致における特典が必要だと思います。

市長の回答

瑞浪市へ進出する企業に対する特典は既にあります。固定資産税や都市計画税などは奨励金として5年間優遇があり、一定人数以上現地雇用頂いた場合にも奨励金が交付されます。稲津地区に企業が新たに進出する場合も、条件が合えば対象となりますので、そういうケースがありましたら是非ご紹介ください。よろしくお願いします。

8.住宅地の整備とPRの充実

参加者意見

土地区画整理事業などによりまちづくりをすれば、事業の負担も大きいですが、長いスパンで見れば成功していると思います。土地区画整理事業などを行ったうえで、市外から人を呼び込むことが重要だと思います。市では医療費支援や奨学金など様々なことに取り組んでいるので、もっと情報発信やPRを工夫すれば、瑞浪市に住む人も増えるのではないでしょうか。

市長の回答

土地区画整理事業によるまちづくりに関しては、市内においては既に7地区実施箇所があります。今後につきましては、地権者さん同士の話し合いで組合を立ち上げてもらって、そこが中心となってやっていく方法が考えられます。稲津地区でもそういったお考えがあれば聞かせて頂きたいと思います。
情報発信やPRに関しては、市が行っている医療費助成や新しく行う取組み内容を取りまとめて、瑞浪市のPR用パンフレット作成をすることを考えています。また、移住・定住施策として瑞浪市で家を建てられる方への支援などを第6次瑞浪市総合計画に位置付けていきたいと考えています。

9.学区の再編

参加者意見

学園台地区では、宅地が200件ほどに家が建っていない状況だと思います。近くには瑞浪中学校がありますが、通っている生徒は少ないのではないでしょうか。学区の再編など必要ないのでしょうか。

市長の回答

学園台についてはこれまで300区画程度は売れており、残る300区画の販売に力を入れておみえのところです。この販売状況しだいでは、後1,000人程度の人口増が見込めると考えられます。
学区については、平成16年に小学校・中学校のあり方を検討する委員会があり、その際の議論や意見集約として、学校の統廃合と学区の再編まで含めると、検討が複雑になりすぎてしまうという議論があったと聞いています。それで、小学校区はお子さんも小さいのでそのままに、中学校は多少遠くなっても行けるだろうという判断し、中学校の統合を先に行うという方向性が出て現在に至っています。今現在の状況では学校区を見直す予定はありません。

10.高齢営農者への支援

参加者意見

定年を迎えて、日常的に農業をしています。作物を「きなぁた瑞浪」に出品したりもしていますが、とても生計を立てられる規模ではありません。これから私のような農業者も増えていくと思います。もっと60歳以上の営農者への支援が考えられないのでしょうか。現状は10万円稼ぐのに20万円かかる状況です。

市長の回答

農家として軌道に乗るまでの支援は必要だと思います。現在はハウス栽培への支援、苗の支給、野菜作り塾開催支援などがあります。次の課題としては就農希望者の農地確保です。現在、耕作放棄地の集約等の調査をしており、農地所有者意向等を把握し、地権者と交渉のうえ、市で借りられるかどうかという検討をしています。市で借りた土地を就農希望者へ貸し出せないか検討しています。第6次瑞浪市総合計画にも、農業・畜産業に対する支援メニューを位置づけたいと考えています。

11.観光によるまちづくり

参加者意見

瑞浪市には観光資源としての「点」はあると思うので、これらをもっと「線」として結ぶともっと観光資源が活かせるのではないでしょうか。中山道大湫宿と市民公園とのネットワーク、土岐川に沿った散歩道の活用、みずなみ焼、豊かな森林地などの要素がたくさんあると思います。合わせて道の駅の整備や、森林保全のための環境税を考えるとか、区画整理をするなど、総合的な環境整備が必要だと思います。

市長の回答

今ある観光地をもっと磨き、それらを循環バスで結んではどうかという提案を頂いたこともあります。また、大学生に意見をいただいた際に、駅と学校の間しか移動しないので瑞浪市内の観光スポットを紹介して欲しいという提案があり、今年度バスで主だった観光スポットを案内する予定です。このバスツアーをきっかけにして、瑞浪のイベントやまちづくりに参加していただけないか、下宿していただけないかと考えています。また、森林の保全・活用は以前から課題であると思っていますが、森林を管理できる人材が不足しているという状況があります。また、岐阜県で環境税の導入をしていますが、瑞浪市に入る金額では森林保全を大規模に実施するためには十分なものではありません。この他にいただいた意見も、参考にさせていただきます。

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