萩原ヒトツバタゴ自生地(はぎわらひとつばたごじせいち)
ヒトツバタゴはモクセイ科に属し、主として湿地などに自生する落葉樹です。同じくモクセイ科のタゴ(トネリコ)に似ていますが、複葉のタゴとは異なり単葉であることから「一つ葉のタゴ」の意味でこの名が付けられました。当地方では「ナンジャモンジャ」「アンニャモンニャ」などとも呼ばれ、新緑の5月にはまるで雪が積もったように純白の花を咲かせます。
中国・朝鮮半島の一部と日本に分布し、国内では長崎県(対馬)と愛知県、岐阜県、長野県に限られ、希少樹種でもあることから、環境省・岐阜県の絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。
このように、ヒトツバタゴは分布域が限られて個体数も少なく、また学術的にも貴重であることから、多くのヒトツバタゴ自生地は国や県、市町村の天然記念物に指定されて保護が図られています。
瑞浪市では、釜戸町
大湫町
日吉町、稲津町において自生が確認されており、稲津町萩原では高平川左岸(東側)に自生が見られます。瑞浪市においては現在確認されている中で唯一の土岐川以南の自生地であり、約20平方メートルが指定区域となっており、区域内には成木1本が自生しています。
- 指定番号
- 瑞天15
- 指定年月日
- 昭和44年9月2日
- 指定の別
- 市指定文化財
- 種別
- 記念物
- 類別
- 天然記念物
- 時代・年代
- 不明
- 員数他
- 1箇所(20平方メートル)
- 所在地
- 瑞浪市稲津町萩原1650番地の1
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 個人
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