鬼岩(おにいわ)

ページ番号1002359  更新日 令和4年4月28日

印刷大きな文字で印刷

写真:鬼岩

瑞浪市一帯には花崗岩、流紋岩などの火成岩層が広く分布し、特に日吉町の松野・常柄地区、また釜戸町の宿・大島地区などでは、大規模な花崗岩の露頭がみられます。
鬼岩は、瑞浪市日吉町松野と可児郡御嵩町次月との境界を流れる可児川一帯に広がる最大の花崗岩露出地帯で、松野湖から約100メートルの落差を急流となって流れる可児川、その周辺に広がる巨岩、また周囲に生えるモミジやツツジなどが優れた天然の景観をつくり出しています。
伝説では、関の太郎という恐ろしい盗賊がここを住家とし、悪事をはたらいて近くの住民を苦しめたために、「鬼岩」、あるいは「鬼の岩屋」「鬼窟」などと呼ばれるようになったもので、時の領主であった纐纈氏がこれを退治したとされます。
江戸時代に刊行された『濃陽志略』には「巨石重畳」、『濃州徇行記』には「奇岩数十丈」「誠に奇状駭(おどろ)くべき所なり」、『新撰美濃志』には「窟の深さははかりがたし」などと記され、古くから景勝地として広く知られていたようです。
現在も蓮華岩、太郎岩、俎板岩などと呼ばれる巨岩、奇岩を見ることができ、毎年2月上旬には「福おにまつり」も開催されています。

指定番号
文告16
指定年月日
昭和9年1月22日
指定の別
国指定文化財
種別
記念物
類別
名勝及び天然記念物
所在地
瑞浪市日吉町9499番地の2・4・6・14・16
所有者・管理者又は技術保持者
瑞浪市、御嵩町ほか

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 スポーツ文化課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

歴史文化係 化石博物館 電話:0572-68-7710
歴史文化係 市之瀬廣太記念美術館 電話:0572-68-9400
歴史文化係 陶磁資料館 電話:0572-67-2506
スポーツ推進係 市民体育館 電話:0572-68-0747