平成29年6月30日 瑞浪(寺河戸)地区

ページ番号1003068  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

1.瑞浪を日本一美しいまちに

参加者意見

瑞浪市では土岐川清掃をずっと行っているが、土岐川に接していない地域においては、公園清掃とか町内一斉清掃とか河川清掃を行っているところである。清掃活動して綺麗になるだけではなく、最後には住民同士のコミュニケーションも高まり、楽しい時間を過ごすことができる。
第6次総合計画まちづくり基本方針のなかで、「自然と調和した快適で暮らしやすいまち」、「歴史的資産や自然環境と調和した美しいまちなみの維持と向上を図り、誰もが快適で暮らしやすいまちづくり」と謳われているが、これは大湫の町並みを思い浮かべるが、そうばかりではなく、我々が住んでいる普通の町並みの道路や公園も当てはまると思う。
瑞浪市民がこの素晴らしい自然を守り、次世代に受けつないでいくために、ひとつは町内の資源、いわゆるボランティア団体とか自治会などの各種団体の協力を得て清掃活動を定期的に行ったらどうか。土岐川清掃という大きな行事があるが、違う切り口で、全市的な一斉清掃活動も別に作り、年間何回か、各地区でも定期的に清掃活動を行っているところもあるが、全市一斉の清掃活動をもう一つ二つ、定期的にやったらどうか。
ふたつ目に、駅前も瑞浪の顔だが、国道や県道などの主要道も瑞浪の顔であるといえるので、国や県に働きかけて草刈の回数を増やせないか。同時に国道・県道の清掃については、土建組合さんや全国的に活動してみえるボランティア団体などが行っているので、その活動を助けるような行政の仕組みを作ってみたらいかがか。
ボランティア活動は決して行政の足りないことを手助けするようなものではないが、結果として町が綺麗になればいいので、行政がそういった活動を支えることが行政の役割ではないかと考える。
また、美化啓発活動を実施することについて、これは心の問題ではあるので、本来の行政のやり方とは相容れないところもあるので、主体はまちづくり組織であると考えるが、例えば瑞浪地区では万尺川に蛍を呼び寄せる事業を行っており、まだ実験段階ではあるが少しずつ戻ってきているところである。都会の子どもたちは蛍を見たことがない、流れ星も見たことがないと聞いたことがある。そういった点では瑞浪の子は恵まれているわけであり、この財産を生かしたまちづくりをすれば、若者が戻ってくるのではないか。

市長の回答

瑞浪市を日本一美しいまちとしようということで、誰もが普段生活する周りの環境が綺麗で清潔で環境がよければそのまちに住みたいと思うものであり、環境を整備するということは一番大切ではないかな、切り口としてはいいスローガンの一つではないのかなと思います。
この瑞浪の美しい環境を守るために、市民の皆さんと市も一緒になって協力して、土岐川一斉清掃を実施したところです。また、松野湖清掃活動も例年秋ごろにやっておりまして、日吉町や市から、御嵩町、可児市と一緒になって松野湖周辺の清掃活動もやっていますし、その他、各地域が、また有志の方々があちこちで取り組まれております。このことに対し、心からお礼を言いたいと思います。地域の美化活動にご尽力いただき本当にありがとうございます。
市としましては、具体例として里親制度というものをやらせていただいております。例えば、この公園を自分たちの町で管理しよう、ごみ拾いをしようという方や、市道の草刈をしていただける方に対して、申請していただきますと、公園や道路の里親として、軍手や草刈機の燃料の支援をさせていただいております。もし、各地域にそういう方がいらっしゃれば、またこれからしていきたいと思っている方がお見えでしたら、一度調べていただいて、市と一緒になって取り組んでいきたいなと思っています。
その他、市の職員も七夕祭りの際に通るであろう市道の草刈をボランティアでやっていますし、釜戸の竜吟湖周辺の清掃もボランティアでやっていますので紹介させていただきます。このように市も頑張っていますが、皆さんのお力もいただきながら、日本一美しいまちにしたいと思います。この提案がもっともっと現実になるように取り組んでいきたいと思います。
国道、県道の管理はそれぞれでやっていただいております。国や県に草刈・清掃してくださいと要望をしているところで、よほど危険でない限り、計画的にやっていますので、ご理解をいただければと思います。ただし、環境悪化により交通に危険であるとか、ウォーキングに危険であるような場合は市に連絡いただければ、それぞれ連絡させていただきます。
蛍が飛ぶ川については、各地域でも、川の環境が良くなったのか、一時蛍の姿が見えないときがありましたが、最近はわりと夜近くの川を通るとポッポッと姿が見えるようになりました。こうしたことからも瑞浪市の河川環境はよくなってきたのかなと思っています。ぜひ、蛍がいっぱい飛び交う美しいまち、自然豊かなまちにしていきたいと思いますので、ご理解ご協力をいただきたいと思います。

2.人口動態について

参加者意見

人口動態について、表を見ると、平成18年から平成28年の間で3,000人ほど減少しているので、年間300人ずつ減少しているペースとなる。総合計画において、平成35年の目標は40,000人と謳っているが、このペースで減り続けてそのままであれば平成30年までに37,000人台になってしまう。この目標は高い目標で厳しいのではないかと思う。
その内訳について見てみると、出生数、死亡に対して100人から150人少なくなっている。また、転出、転入については、転出の方が転入よりも150人から200人多くなっている。特に転出超過について、瑞浪市は教育市として高校が3つあるということだが、高校を卒業して転出される方が多いと思う。
人口の減少を止めるためには、高校卒業後、生産人口の20代から40代の瑞浪市出身の人がなぜ外に行って帰ってこないのか、どういう市であれば帰ってきたくなるのか、市のアンケートをされているとのことだが、市出身の方が、出て行って帰ってこない理由とか、どうしたらどういった施策があったら帰ってきたくなるかを、対象者を絞ってアンケートで聞いてから施策を進めた方が実効性が上がるのではないか。

市長の回答

第6次総合計画において人口の目標をたてる際に、国の機関等が分析した推計によりますと、10年後は3万4、5,000人ぐらいになってしまうとの当時の調査結果ありました。それをそのまま受け入れて計画を立てることはあまりにも寂しいと、やはり何らかの努力をして、増やさないまでも40,000人を目指そうではないかと。当時、市議会からも目標が高すぎるのではないかと指摘もありましたが、それを承知で、まずは40,000人を大きな目標にしようではないかと思い、この数字にさせていただきました。
やはり国の推計どおり、瑞浪だけでなく、全国各地人口が減ってきているところですが、瑞浪においては、その減るカーブが緩やかになってきていますので、さまざまな移住定住施策などによるものではないかと一定の評価をさせていただいております。
具体的に何をするかというところですが、瑞浪で生まれ育った若い方々が大学へ行く、都会へ働きに行くということが多いかもしれませんが、それでも瑞浪で働きたいと思う方を引き止めたり受け入れるためには、また市外から若い人を呼び込むためには、しっかりとした働くところがあることが大切ではないかと思います。クリエイション・パークやスーパーオークワもありますし、さまざまな取り組みを行っているところです。
しかし、今感じていることは、瑞浪の高校生が瑞浪に素晴らしい会社があることを知らない、そういった素晴らしい会社が名古屋とか都会にしかないと思い込み、はなから瑞浪の企業を選択肢にいれていないということでして、各高校とも連携をとりながら、瑞浪の素晴らしい企業を知ってもらおうと、各企業訪問をしていただくような取り組みも行っています。
そういう中で、こういういい会社があるのであれば名古屋に行かなくても瑞浪で就職できると気付いていただくためにも、学校と企業のパイプ役は市がやらないといけないと思っています。また、新たな企業誘致にも力を入れていかなければいけないと思っています。

3.若者から意見を取り入れるべき

参加者意見

今回、寺河戸地区で開催されるということで、話題としては本当は街中の問題でないといけない。商店街とか、街中がどうやってやっていくか、空き家の問題がそれがどうなっているかなど。更に、考えも大人が考えていることだから、時代感覚が違ってきている。若者が瑞浪に帰ってきたくなるためには、若者が会議をして、そこから意見を持ち出してくることが必要と考える。市長が言われるように、瑞浪市には瑞浪高校とか中京高校とかそういう宝物がいくらでもいる。そうして街中で発展させて人を集めないと、魅力が出てこないのではないか。

市長の回答

今言っていただいたことは、やはり若い人たちの意見を聴くべきだ、大人が考えて、あれだこれだといってやるのも限界があると、これから瑞浪を担う若い方の意見を聴くべきだ。そうすればもっと斬新的な、効果的な意見が出るのではないか、ということだと思います。
現在、市としては夢づくりチャレンジ研究室という、若い人たちを集めて将来の瑞浪のビジョン、そしてそのビジョンをより実現するための事業までを考えていただき、さらにその事業に取り組んでいただく。そしてその成果をぜひ実現してくれという事業を展開しているところです。
年代は大体10代後半から30歳代で、高校生や大学生、社会人で構成される人たちと市で一緒になって考えています。今、一期生が昨年自分たちのビジョンと、そのための事業を提案してくれました。今年度、瑞浪、釜戸、日吉の方々と一緒にその事業に取り組んでいただいております。
そして今、二期生もビジョンを策定しているところです。そして来年はいろんな具体的な事業を考えて取り組んでいただきます。今は三期生も募集しているところです。そういった若者の意見を聴きながら、そして市のノウハウも加えながら、どうしたらいいかを考えています。
もう一つは、中京学院大学が域学連携として、学校で勉強しているだけでなく、地域の取り組みに参加しよう、参加することで子どもたちのレベルや感性を上げようという取り組みをしていただいています。自らの学園で、学生たちにビジョンを考える取り組みをしてくれました。それぞれ5チームに分かれ、考えたビジョンを実現しようと、現在、事業展開をしていただいています。例えば、地域の高齢者と触れ合えるようなサロンを設けたり、若い人が立ち寄りたくなるようなカフェをオープンするといった事業をしていただいています。
若い人たちの取り組みを我々市だけでなく、地域のみなさんも一緒に応援していき、若い人を育んで欲しいなと思います。そうすると、若い子が結構瑞浪っていいところだな、瑞浪で将来店を開こう、会社を興そう、働こうと思っていただけるのではないかと思います。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 企画政策課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735