平成29年7月14日 日吉地区

ページ番号1003064  更新日 令和2年2月17日

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1.都会の若者に農業体験を、中学校跡地をそのハブ基地としてはどうか

参加者意見

都会の若者にプチ農業をやってもらおうということと、中学校の跡地をハブ基地としては活用してはどうかというのが主題である。
日吉町の休耕田を利用して、今後増える団塊の世代は農家が多いが、若者とタッグを組んで若者にプチ農業を体験してもらい、週末に野菜作りや草刈りなどのお手伝いをしてもらう。そして、自分達が育てた野菜・米、地域券などで返礼をするような仕組みを作ってはどうか。
更に、若者に野菜作りや田んぼに興味を持ってもらうことで、プチ農業に参画してもらう。そのための中心場所として日吉中学校を活用してはどうか。瑞浪北中学校開校に合わせ、日吉中学校を若者集客のためのハブ基地にしたいと思う。若者を呼ぶためにはスマホで簡単に場所が分かるということが大事である。瑞浪インターから近い日吉中学校を休憩地点・採用地点・若者が集まる場として活用してはどうか。ハブ基地の活用方法に関しては、野菜作りの着替え場所や手足を洗う場所として活用、学校周辺を利用して魚釣り等子どもと触れ合う場所として利用してもらい、若者家族で一日楽しんでもらう。そして、若者が日吉は意外と近いということを感じてもらいたい。
二つ目は日吉町のマップ作り。瑞浪市の観光マップは整備しているが、新たに日吉町の地図を作成する。具体的には、プチ農家として休耕田を提供しても良いというところをマップ作りする。
三つ目は案内看板等の販促の活用。現状はゴルフ場の看板のみである。
四つ目はインターネットの活用。アプリでマップを作成、ユーチューブを活用する。wi-fiを市内全域に整備する。一人の投稿や書き込みが大きな反響を呼ぶ昨今なので、まず一人目をどのように促せるのか、インターネットの活用が重要である。
五つ目は受け入れ態勢の強化。これらを実現するためには農家の方の協力が必要で、受け入れる農家の方に対するメリットは、農地が守れる、経費・労力削減、目的を持つことができる、若者との触れ合いの場を創出することができることが挙げられる。
六つ目は特に地元出身の日吉から出て行ってしまう人が帰ってこられるようにすることが重要である。田んぼの維持や空き家のメンテナンスが必要であり、若者に空き家を利用して住んでもらえるような援助や補助金をお願いしたい。
市として主産業である陶磁器産業を支援してみえるが、日吉は陶磁器産業がなく、農業がメインである。しかし農家は今後の見通しが分からず試行錯誤しているので、農業の今後について指導・提案してもらいたい。そして、若者が住みたい・移ってきたいと思える、人口が増える瑞浪市・日吉町になってほしい。

市長の回答

日吉中学校の活用については、農業振興により日吉町を活性化してはどうか、そのために日吉中学校を農業の拠点にしてはどうかというご意見かと思います。誠に申し訳ありませんが、日吉小学校と中学校は複合施設ですので、中学校が統合により空くとはいえ、音楽室や工作室等は共用の教室となっていますので、そっくりそのままお貸しするということは難しいと思います。市としましては、区長会へご相談する中で、小学校施設として全体を活用したいと思っています。中学校校舎は新しいですが小学校校舎は古いので、小学校の教室を中学校の教室へ移させていただきたいと考えています。共用の音楽室等は今までどおりの使用で考えています。小学校校舎に空き教室が2、3できるかもしれませんが、校舎全体を小学校施設として活用したいという考えで進めさせていただいています。以上のことから、中学校校舎を農業の拠点にというのは難しいかなと思います。
ただ、この提案は素晴らしいです。農業の振興にはハブとなる拠点が必要でして、提案を実現したいと私も思います。中学校を利用していただくことはできませんが、どこかに拠点となるようなものが必要だとは思いますので、課題とさせていただきたいと思います。
二つ目に農業を含んだ観光マップをという意見でしたが、日吉のみならず市内全域を発信していくためにはマップ等のツールが必要でありまして、様々なツールを作らせていただき、市内・市外の皆さんに発信させていただいています。この中には日吉町の情報も盛り込んでいますが、更に特徴的な施設も取り込んでいきながら、新しく分かりやすく魅力的なマップを作っていかなければなりません。少しお時間をいただきたいと思います。
三つ目に案内看板をというご意見でしたが、まちづくり推進協議会が中心となり、日吉町ならではの案内看板を町内に設置していただいております。日吉町の入り口となるメインの場所にも看板がございます。デザイン・枚数・設置場所等工夫の余地はあるかと思いますので、まちづくり推進協議会と相談しながら進めていきたいと思います。
四つ目にスマホ・インターネットを活用した情報発信の時代でして、具体的にwi-fiの整備をというご意見でしたが、現在、市の代表的な箇所の整備を実施させていただいており、日吉町においてはコミュニティーセンターを拠点として周辺に設置する計画としています。全町的な整備にまでは至っておりません。このような技術は日進月歩でありまして、次の課題とさせていただきたいと思います。ユーチューブやシティプロモーションの動画は検討させていただいています。瑞浪という漢字が読めない方が市外にみえるように、まだまだ情報発信が不十分であると感じます。どのような施策を行っても、それが届いていなければ評価していただけません。様々なツールを使って瑞浪市を発信していきたいと思いますし、良さを発信しなければならないと思います。また、中京学院大学の学生と連携してシティプロモーションの動画作成を検討しておりまして、魅力的な動画を作成し、様々なツールで発信しようと考えています。その際にはアイデアをいただければと思います。
五つ目の農業体験で様々な取り組みをというご意見ですが、市としましても農業振興は大切だと考えております。農家の方が最も困ってみえたのは、自分達が丹精込めたお米や野菜などを売る場所がないということでして、生産者から農協に納めるほどの量はないですが自分達が作ったものを売りたい、売り上げを活動の足しにしたいというご要望があり、農協と商工会議所の協力を得て土岐町の桜堂にきなぁた瑞浪を整備いたしました。4億を超える売り上げのうち1億が野菜の売り上げとなっているように、きなぁた瑞浪を活用していただくのも良いかなと思います。また、個人で直売をしてみえる方が日吉町でもみえますが、そのような方法も良いと思います。
日吉町では、しいたけ・エゴマの栽培に取り組んでみえます。日吉町の農業の拠点として日吉機械化営農組合がありまして、若い方が精力的に活動してみえます。お米だけでなくエゴマや大豆等自分達でお金になる農業を工夫してやってみえます。日吉町としては営農組合を母体として、先ほどのご提案のようなことを絡めても面白いかなと思います。営農組合のノウハウはもちろんのこと、県の農業普及課などの指導を受けることもできます。農協では野菜づくり塾を開催してもらっておりまして、退職して農業に興味がある方を募集してやってみえます。市内でも開催されておりまして、市外の方でも参加できます。野菜づくり塾を通してノウハウを勉強していただくのも一つの手かと思います。
また、レクリエーション農園という取り組みもございます。農業をやめるが土地が荒れてしまうので、市に貸すから活用してほしいという所有者の方から土地を借り受け、農業委員会と連携して30平方メートルずつの区画に分割し、レクリエーション農園・レンタル農園としてやらせていただいています。現在280区画程やらせていただき、満員の状態です。野菜づくり塾で勉強された方がレクリエーション農園を借りて耕作されているケースもあります。30平方メートルを素人の方がやろうと思われても、大変な時間・労力を要すると聞いていますので、野菜づくり塾などを活用していただければと思います。
日吉町内でレクリエーション農園を希望される場合、市も協力させていただきます。それから何とか儲かる農業にしたいということですが、ただ生産して販売するだけでは、旬が短いため売れ残りが出てしまいます。国も推進していますが、6次産業化ということで生産したものをそのまま販売するのではなく、加工をして付加価値を高めて販売するわけです。きなぁたで販売してもらうこともできますし、ノウハウがあれば通販等を活用してもらうことも可能です。
6次産業化は今後の農業の生きる道かなと思います。市としましても6次産業化の振興は、国や県の色々な補助制度を活用し、農家の皆さんや農業を事業化したい方々と一緒に取り組んでいきたいと思っています。そして、日吉町ならではの特産品を作り、全国から注文が来るような形になれば良いなと思います。

2.分譲地に自然を取り入れ魅力的なまちへ

参加者意見

一般によく見られる分譲地は一戸あたりの敷地面積が狭く多くの住宅が押し込められて建っているような気がする。田舎の土地の安さを利用してもっと敷地面積に余裕を持たせ、欧米風とまでいかないにしても、住宅地にもっと緑を植えて全体として自然の中に住居が並んでいるようなイメージの分譲地にすればこれから家を建てる計画をしている若い人たちにとっても魅力的なまちになると思う。

市長の回答

瑞浪市は、土岐市・多治見市と思えば地価も安いです。土岐市・多治見市で50坪の家を建てるのと同額で瑞浪市では60から70坪の家を建てることができます。ただし、市で分譲地を造成するわけにはいきませんので、民間業者にお願いをさせていただくことになります。今のところ計画はございませんが、新たに分譲地の計画が立ち上がりましたらそのような提案をさせていただきたいなと思います。瑞浪市では既に全国的な業者であるユアサ商事が学園台を整備され、現在分譲されています。メモリーホール極楽や丸理印刷株式会社の坂を上がった頂上辺りが学園台です。そこを過ぎると稲津の町がありまして、スーパーのオークワがあります。600区画の分譲地のうち300から400程の区画に家が建っていまして、残り200区画程残っています。この学園台は、敷地が広く緑豊かで、ご提案にあるようなイメージの良い町並みだなと感じます。かつてバブルの頃に開発されまして、当時は5,000万円程の売買価格でしたが、現在は幾分か安くなっています。家を建てられるご予定がある方は、一度学園台に視察に行かれると良いかなと思います。
また、県が整備した明賀台という地区もあります。全部で500区画程でほぼ売れていますが、まだ何箇所か残っています。転居されて空き家を売りたいという看板も見かけます。当時としては画期的な間取りでして、各区画に駐車場が2台付きで庭もある程度の広さがございます。一部の空き区画・空き家がありますので検討してみえる方は視察されてはどうかと思います。
もちろん日吉町でも空き家を購入して建て替えたり畑付きの物件を手に入れることができます。
瑞浪市では、空き家・空き地バンクという制度をやらせてもらっていまして、住まなくなった家を市に登録していただければ、市が空き家として全国に発信させていただいたり、提携している市内10社の不動産会社へ問い合わせがあった際に紹介してもらえるという制度です。日吉町で空き家・空き地をお持ちの方は、空き家・空き地バンクを活用していただければありがたいなと思います。
農地に関しましては、貸し借りや売買に農業委員会の許可が必要であるなど幾つかの制約がございますが、空き家・空き地に関しましては制約なしで庭付き・畑付きを手に入れていただくことが可能ですので、積極的に活用していただければと思います。

3.防災倉庫の管理について・絆メールでお悔やみ情報を流せないか

参加者意見

今年度区長と一緒に防災倉庫の中を確認した。この防災倉庫は、北部用の防災倉庫という名目で、実際は全体で使用している。そのうち、小型発電機の中の燃料が空っぽであったため、市に確認したところ、劣化を防ぐための措置であり、有事の際には契約している業者が現地に来て使用できるようにするということだった。区でバックアップの意味で管理させてもらえないか。
また、防災ラジオの全戸無料貸し出しは素晴らしい。修理は地元の電気屋ということで、バックアップも万全だと思う。残りは器で、どのような情報を流すのかが重要である。有事の際に大事な情報を流すので、上手く運用されるよう期待する。
絆メールについては、先ほど説明があったが、先日父が他界し、死亡届を書いたところ、用紙の左下に死亡情報の掲載の欄があり、新聞・おりべネットに可か不可かを選択するようになっていた。私の場合は皆さんに知ってもらいたいので可を選択した。同級生で親が亡くなることが多くなってきたが、その情報がなかなか得られず、葬儀の後で聞きお悔やみを言いたかったが言えなかったというケースがある。
このことから、是非とも絆メールで死亡情報を流せないかということを提案したい。この地域では昔農協が有線放送を行っていたが、電話の普及と共に衰退して消滅した。それにより絆が薄れたと思うので、何とか絆メールが使用できないかと思う。

市長、まちづくり推進部長、企画政策課長の回答

(市長)
防災倉庫に関しましては、管理不行き届きかもしれませんが、有事の際に迅速な救助活動などに活用していただくための資材が入っており、定期的に資材のチェックを行っています。
(企画政策課長)
管理は市が行っておりまして、鍵に暗証番号が設定してあります。区長会長さんや区長さんにお伝えしていますので、有事の際には倉庫を開錠し、資材を活用いただくことができます。
(まちづくり推進部長)
燃料の管理に関しましては劣化防止ということで中身を抜いてございますが、今年度、燃料封入缶の配備を予定しております。劣化の心配はないものとなっています。
(市長)
防災倉庫については、日頃から、区などで備蓄物を確認いただくとともに、資材を活用した防災訓練などを実施いただくことで、災害発生時に迅速かつ効果的に救助活動などを行うことができます。そのようなことから、区の方で管理していただくことは問題ございません。
防災ラジオの無料貸与はありがたいが、問題は流す放送の中身であるというご意見ですが、情報の精査は悩ましいところです。市としましては、3億という巨額の投資をしておりますので、できるだけ細かく情報を流させていただきたいと考えていますが、防災ラジオであり防災・防犯等の緊急情報を主に流しております。ただ、地域によってはイベント情報等の地域に特化した情報を認めているケースもあります。
(まちづくり推進部長)
地区によっては、区長会とまちづくりにご理解いただいた情報に関しまして、情報をお流していますので、日吉町の中で話し合いをしていただければと思います。
(市長)
絆メールで死亡届の情報を流せないかというご意見ですが、絆メールは登録制でして、現在6,000名程の登録がございます。死亡届等のプライベートな情報をお流しすることができません。

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みずなみ未来部 企画政策課
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企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735