平成29年7月13日 大湫地区

ページ番号1003063  更新日 令和2年2月17日

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1.子どもが使用するスポーツ施設等の減免について

参加者意見

子育ては十数年することになるが、この間は親からしたら相当な経費がかかり、親の負担は大変大きい。例えば部活だとか、スポーツ施設の使用料とか、部活をすれば服も汚れるため洗濯が必要になり、洗濯をすれば水道料が増えてしまう。そのあたりを子育て支援として、子育ての間は減免できないか。

市長の回答

現在、市は企業誘致に力を入れていますが、家族の誘致にも力を入れたいと思っています。
瑞浪市は住環境が優れており、住んでいい町であると思っています。上下水道も整備されているし、区画整理を行って宅地整備もされているので、そういうところに移り住んでいただきたいと思っています。
そういった方々に移り住んでいただくためには、子育て支援の充実が必要だと思っています。ただし、ご提案のあった上下水道使用料を安くすれば、それが若者の移住につながるのか検討させていただきますが、上下水道使用料の減免よりも違ったサービスを新たに加えることで、若者世帯が瑞浪市に来たいなと思っていただけるような施策を一緒に考えていただきたいと思っています。現状、上下水道使用料の減免は難しいと考えます。
一方、子どものスポーツ施設使用料については減免しています。スポ少が使用するスポーツ施設やグラウンドの減免制度がありますし、文化施設等の入館料の減免制度もありますのでよろしくお願いします。

(再質問)
スポーツ施設の使用料の減免があるといわれたが、例えばテニスコートの使用料は小中学生のクラブでかかっていると聞いている。小中学校の間はスポーツ施設の使用料をゼロにできないか。

(市長)
部活やクラブ、スポ少の実態については資料がないうえ、今この場で使用料をゼロにするとはお答えできませんが、子どもの施設使用料をゼロにするというご提案については、子育て支援の方法として受け止めさせていただき、できるところは変えていきたいと思います。

(スポーツ文化課補足)
現在、市民テニスコートを含めた瑞浪市有スポーツ施設では、小・中体育連盟の主催する行事や学校体育活動、その他公益的行事等は使用料を免除しています。また、高校生以下が使用する教育課程外のクラブ活動などの自発的な活動に対しては条例で減額(2分の1)した料金設定をしております。

2.県道65号恵那御嵩線について

参加者意見

県道の話ではあるが、釜戸から大湫に上がってくる道が昨年の大雨により崩れ、早速復旧していただき今は通れるようになっているが、そこの下側が壊れたままで大型の土嚢が積まれたままになっており、先日の雨でもかなり濁った水が流れ出てしまっている。
あれで完成したつもりなのか、工事の途中なのか、県に確認していただくとともに、また大雨が降ると道が遮断してしまうかもしれないので、しっかり直していただくよう要望していただきたい。

市長の回答

現状を確認させていただき、早急に対応させていただきます。
このように、県道・国道といえども、まずは市民に近い市が窓口となりますので、市で確認して県や国につなげていきますので、遠慮なくご要望いただければと思います。
また県の回答があり次第、伝えさせていただきますので、よろしくお願いします。

(土木課補足)
翌日の7月14日、多治見土木事務所道路維持課に確認したところ、現状では応急対策として大型土のうを設置してあるが、山側の具体的な対策を検討していると伺いました。
当方からは早急な対策をお願いするとともに、それまでの間に土砂が出た場合の路面清掃をお願いしました。

3.姿勢の悪い子どもが増えていることについて

参加者意見

先月、瑞浪中学校周辺を歩いた際に、ランドセルというのか、鞄を背負って歩いている姿を見かけたが、ほとんどが前かがみで歩いている。体にあっていないのか分からないが、このままでは将来みんながみんな猫背になってしまうのではないかと危惧している。
鞄は市の指定か学校の指定か分からないが、このことについて教育委員会で考えていただくよう、指導していただきたい。

市長の回答

一度、検証させていただきます。
鞄については、現在の形になるまでには、紆余曲折を経てこの形が一番いいということで今の形になっていると思います。ランドセルのように鞄を背負っていれば、両手が自由に使えますし、倒れそうになったときもすぐに対応ができますので、今のような形になっているのだと思います。 

(市民意見)
鞄の形などは色々考えて決定していると思うが、一番の問題は中に入っているもの、例えば両手でないと持ち上げられないくらい重い教材であり、前かがみの問題はその重さではないかと思っている。

(市長)
この件については、教育委員会にお伝えして、教育委員会としての見解も調べさせていただいて、ご連絡します。

(学校教育課補足)
中学校の鞄については、20年位前までは、肩掛け鞄でした。荷重が片方にかかるために、背骨が横に曲がる脊柱側弯症にかかる生徒がいました。そこで、ランドセル型の両肩で背負う形に変更しました。両手が空き安全性も高まりました。重さにより前かがみに歩く生徒もいますが、これにより猫背が増えているというような報告はありません。
なお、教科書以外で重い物を持ち運びすることができるだけないように、各学校で「学校に置いていってよいもの」を決めるなど配慮しています。今後も気を付けるように学校には伝えます。

4.理想の町について

参加者意見

バロー中央店のような、スーパーがあり、病院があり、飲み屋がありという付近に何でもある町が理想だと考える。

市長の回答

市民の方が安心して暮らすためには、そのような施設が近くにあるということが住むにあたっては便利だと思います。そういった施設が整っていれば住み続けたいと考えてもらえますし、よその人も住みたいと考えてもらえると思います。バロー中央店が私の市長就任3年後に出店され、今年スーパーオークワが出店されました。現在、稲津の人口が増え始めていることのきっかけはスーパーオークワの出店にあると思います。稲津では家がどんどん建っておりまして、大きな効果があるなと感じます。
それから学園台に関してですが、600区画の内400区画が売れました。200区画が残っていますが、両スーパーに近い立地条件もあってか、かなり早いピッチで家が建ち始めています。今後も皆さんの暮らしに必要な施設を瑞浪市に維持できるように取り組んでいきたいと思います。ただ、大湫町にスーパーをということは、経営を考えて出店場所を判断されるため難しいのではないかと思います。大湫町の皆さんがそういった施設に行きやすいように、公共交通の確保は大切だと考えています。

5.住民同士が心を許し合い、支え合えるような町へ

参加者意見

大湫町は限界集落に近い、いずれ限界集落になる恐れがある町である。特に転入者が重要である。ハード面は元より、ソフト面の充実が必要。住んでいる住民同士が心を許し合える機会を増やして、互いに支え合えるような町にしたら良い。そのためには、ボランティア活動が多いのは致し方ない。その活動を通じて心が分かり合えると思う。分かり合えれば互いに支え合える。許す心・譲る心が芽生えてきて良くなるのではないか。

市長の回答

大湫町は区長会、まちづくり推進協議会、財産区を中心に町民の方々が連携を取って、先進的に取り組んでみえます。まちづくり推進協議会、生きいきサロンを始めたのは大湫が最初です。地域の方々がボランティアで様々な活動をしてみえるのが大湫の特色だと思います。皆で支え合い、素晴らしい大湫町を維持してみえることには敬意を表したいと思います。
あまり地名を出してはいけませんが、中心部は支え合いの気持ちが少し薄いかなと感じます。自分さえ良ければという方が多く、色んな活動が上手くいってないような印象を受けます。是非、中心部の方にも大湫町と同じような心構えで地域の活動やボランティア活動に参加していただけるように、大湫町の活動を紹介していきたいと思います。

6.各地区の個性を活かした魅力あるエリア作りについて

参加者意見

山や川、季節感のあるまちづくりをしていった方が良い。各地区の個性を活かし、魅力あるエリアや、居心地の良いホットスポットを意図的に作り上げていきたい。そして大湫に行ってみたい、住んでみたいというような場所を作っていきたいし、作ってもらいたいと思う。また、そのような場所に人が流れるような行政サービスをしていただきたい。

市長の回答

今、瑞浪市では景観計画を立てさせてもらっています。1つのルールで市内をまとめることはできません。大湫町には大湫町の良さがあるように、市内8地域ごとに地域に合ったそれぞれの地域の良さを出したいと考えています。まずは大湫町を中心に景観計画を立てさせていただきたいということで、前回説明会を行わせていただきました。どのようなポイントを残すのか、または新たに加えるのかを考えていかなければならないのかなと思います。
大湫の良さは、歴史ある大湫宿です。既にホットスポットになっていると私は思いますが、大湫宿を今後どのようにバージョンアップし、ブラッシュアップしていくのかという計画を策定することにより大湫町の魅力を更に引き出し、大湫町に住んでみたいと思っていただけるのではないかと思います。
明日、日吉町で地域懇談会を行いますが、日吉では日吉をどんな町にされたいのか、どんなことを望んでみえるのかを聞かせていただきます。釜戸では、瑞浪恵那道路ができますが、ただ道路が通るだけでは困るよと、釜戸町の活性化に繋がるようなホットスポットを作ってほしいという意見があり、瑞浪恵那道路の瑞浪武並間で唯一交差点ができる釜戸町の上平地区に道の駅を作ることにより、新たな釜戸町の拠点にしようということを計画しています。また、公民館や郵便局、幼児園を道の駅の周辺に集めて暮らしの拠点にすることも計画されています。これは、釜戸町の将来への思い・ビジョンとして提案を受けてのことでして、そのようなことを他の地区でもやっていきたいなと思っています。

7.子育てしながら仕事しやすい町として認知される支援施策を

参加者意見

市内の企業に育児休業制度を充実させるような指導をしてほしい。
瑞浪市は、子育てしながら仕事がしやすいという評判が全国で広まれば良い。若い世代の収入が落ちてきている現状で、家庭を持って子育てをするには、夫婦共働きの必要が出てくる。これまでに幼児園の改修はやってもらっていると思うが、保育士の待遇改善などにより、保育士を集める施策を進めていただきたい。市の一般質問を傍聴したが、釜戸の小川市議が保育士の待遇改善を熱心に取り上げてみえた。
次に放課後児童クラブについては、安心して経費を安く預けられることが大切であると考える。日本で一番の水準というわけにはいかないかと思うが、報道機関が取り上げたくなるような支援施策を行ってみてはどうか。財源には限りがあるので、重点配分ということで、高齢者よりも若者世帯への支援にお金を使ってもらえればと思う。

市長の回答

子育て世帯に支援を充実させれば、住んでもらえる、住み続けてもらえるのではないかというお話だと思います。子育て支援に関しましては、様々な施策をやらせてもらっています。日本一かどうかは分かりませんが、私としては他市に負けない自負はあります。
最近は、共稼ぎしないと生活水準を落とさず暮らしていけないため、夫婦で早く仕事に復帰したいというニーズが高まっています。世間では、親と同居していないため、出産後に子どもを預けてすぐ仕事に復帰できないという方がみえます。瑞浪市では、生後57日の赤ちゃんを預かる制度がありまして、桔梗幼児園と民間の千寿の里愛保育園で保育可能です。桔梗以外の市立幼児園では、生後8か月からの保育を実施しています。
また、子どもが病気になってしまい、治りかけているが学校や幼児園に通わせるのは心配だという場合に、病後児保育という制度を利用していただけます。病後児保育制度は、東濃厚生病院との連携で実施しております。
放課後児童クラブに関しましては、陶地区を除く全ての地区で小学校内に開設しています。日吉地区は長期休暇のみの実施となっています。更に、今年の3月1日からママカフェを文化センターにオープンしました。子育て中は、子どもを連れて喫茶店やカフェを利用すると他のお客さんに迷惑がかかるので遠慮してしまいます。そのような若いご夫婦が気兼ねなく利用できるカフェでして、キッズコーナーがあり、一人で遊べる年齢の子どもは子ども達だけで遊べます。カフェコーナーはお父さんお母さん同士の交流の場となっておりまして、子育ての悩みを相談したり、お喋りを楽しんだり、日頃の愚痴をこぼすことができます。
その他、新聞やテレビなんかで取り上げられていますが、子ども食堂を始めようとしてみえる方もみえます。貧しい家庭や一人親家庭の場合、孤食になってしまう子どもが全国に増えています。そのような寂しい食事をしている子どもに、低料金で美味しくて温かい料理を提供し、お父さん・お母さんが帰ってくる頃まで過ごしてもらえます。小田地区で検討中でして、きなぁた瑞浪をはじめ、色んな所から安価に食材を仕入れて安価に提供します。この事業は、市が実施しているわけではなく、民間事業者がボランティアでやろうとしてみえる取り組みです。
ファミリーサポートセンターという事業もあります。子育て中にどうしても会社に行かなければならない、子どもを迎えに行きたいが、どうしても行けないというような場合に利用していただけます。お手伝いしても良いという方、利用したいという方が相互に事前登録されることで利用できる制度です。例えば、夕方子どもを迎えに行って塾まで連れて行ってほしいというケースや、家まで連れて帰ってほしいというケース等に料金は発生しますが、親の代わりに対応してもらえます。仲介する事務所は稲津幼児園にあり、稲津にありますが全市対応できます。利用を検討してみえる方は、事務所へ相談してもらえればと思います。
それから子どもの医療費無料化です。先日、私の孫が県病院に入院しましたが、退院の日に援助してやろうと立ち会いました。会計で3,500円しかかからず、改めて子どもの医療費無料を私自身実感しました。東濃地域では、今でこそどこも取り組んでいますが、瑞浪市が最も早く取り組みを開始しました。保育の充実には力を入れています。
施設面は、冷暖房・床暖房を完備した施設に随時改修中でして、充実化が進んでいると思います。やはり保育士の待遇を良くして、保育士の質を確保しなければなりません。今は、昔に比べれば待遇は良くしています。例えばパート保育士さんの時給は1,000円を超えています。
瑞浪市の子育て支援施策は、そのような状況です。

(再質問)
今子育て環境の整備に力を入れていることは承知している。ただ、私が言いたいのは、若者が帰ってきたくなる町ということで、今は情報化社会であるので、瑞浪に関心を持って、瑞浪を居住地として審査する手段としてSNSやインターネットが活用される。日本一という言葉を使ったが、センセーショナルに情報が伝わるような施策を打ち出さなければ、瑞浪に来るという動機に繋がらないのではないかと思う。そのようなことを戦略的に考えてもらえればと思う。

(市長)
その点は課題でして、様々な支援を実施・用意させていただいていますが、それらが必要な人に的確に伝わっているかと問われると、伝わっていないところがあるのかなと思いますし、広報の不十分さがあるのかなと思います。的確に伝わらなければ、瑞浪を知ってもらう、評価してもらうということに繋がりません。いかに的確かつタイムリーに伝えるのかということが課題です。創意工夫して情報発信していきたいと思います。

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