平成29年7月6日 釜戸地区

ページ番号1003067  更新日 令和2年2月17日

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1.瑞浪市には魅力あるコンテンツと働く場所がない

参加者意見

現在31歳で、チャレンジ研究室2期生として活動しており、瑞浪市のまちづくりに興味がある。半分以上の同級生が地元を離れたが、理由は2つあると考えている。
一つ目は、瑞浪市には人を惹きつける魅力あるコンテンツがないからではないかということ。サザンオールスターズの茅ヶ崎市や鎌倉市、アニメの舞台となった沼津市の住人が羨ましい。全国的に発信されることで地元の知名度が高く、誇り・愛着があるのではないか。自分が生まれ育った郷土への誇り・愛着がないため地元を離れた人は戻ってこないと思う。
二つ目は、都会と比較して給料が安く求人も少ないということ。具体的に何かは思いつかないが瑞浪市独自のローカルブランドを作り、既存市場で奪い合いにならない新たな市場を開拓できれば、雇用の創出や賃金アップに繋がるのではないか。

市長の回答

若者らしい意見を出していただきました。有名なアーティスト等が出れば瑞浪市の知名度も上がると思いますし、そういう人が出ると良いなと思います。今のところそういった有名人が出ていないのは残念ですが、ないものねだりをしていてもいけないですので、瑞浪の現状を分析して、今ある良さを磨き上げて市外へ発信していくことが我々の取り組まなければならないことかなと思います。将来的に有名人が出てくれば、観光大使としてタイアップしている市もありますので、同じような取り組みができます。そのような素晴らしい方がこの瑞浪から、釜戸から出てくればと期待しています。
賃金の話についてですが、都会では大きな企業があり平均的に所得は高いと思います。瑞浪市で同等の所得を確保することは行政の力だけでは難しいと思いますので、最先端の企業を誘致することをやっていかなければいけません。ただ、既に商工会議所に登録している市内の企業が1,000社あり、この1,000社は瑞浪で会社を経営し多くの雇用を創出しています。このような今頑張ってみえる企業へのサポートもやっていかなければならないので、継続して経営してもらい、さらに事業の拡大をしてもらえるような取り組みをしていかなければなりません。
誘致をするためには土地が必要でして、日本を代表するような大企業は、広大な敷地を用意できなければ来ていただくことは困難です。瑞浪市に今そのような土地があるのかと問われますと、瑞浪市を含む東濃5市全てにそのような土地がないのが現状であり、これまでの企業誘致により枯渇状態となっています。
実際、企業から3ヘクタール、5ヘクタールの土地はないかという問い合わせはいただきますが、提供できる用地がなく、新たに工業団地造成のために用地の調査をここ釜戸の上平や稲津、月吉で実施しましたが、採算の合う適正な価格で提供できる土地はないというのが現状です。
今やらなければならないのはソニーの土地です。数年前に撤退されていますが、上に6ヘクタール、下に2ヘクタール、合計8ヘクタールの土地があります。ソニーの建物であり売却を計画してみえますが、ソニーと同じような規模の企業に来てもらえるのが近道だと思います。
また、陶と稲津の中学校が統合しましたので、陶中学校を小学校として使用できるように改修しておりまして、小学校の土地3ヘクタールが空きますが、地元の承諾もございますので、企業誘致に活用をしたいと考えて進めています。
釜戸では、平成31年4月に中学校が瑞浪北中学校に移りますと、中学校が空き校舎となりますので、区長会から釜戸の活性化につながるような跡利用を要望いただいております。賃金条件の良い企業に来てもらえないか、しっかりと対応したいと思います。ただ、求人してもなかなか人が集まらないのが現状でして、どこの企業も人手不足です。一定の雇用は瑞浪市に限らず岐阜県下でも拡大してきていると感じていますし、各企業も人を集めるために賃金を徐々に上げてみえます。これからの企業の努力を期待したいと思います。

2.人口減少の防止について

参加者意見

人口減少社会に歯止めを。そのためには新生児の増加、若い人の定住(仕事・働き先)。

市長の回答

新生児を増やさないと人口が増えない、そのためには若い人に住み続けてもらわなければいけないのではというご意見ですが、全くその通りと考えます。
先ほどの質問でもありましたが、働く場所の確保は必要でして、高嶋前市長の代から企業誘致を継続してきています。昨年はクリエイション・パークに新光化成株式会社、稲津にスーパーオークワができました。パートを含め200人を超える雇用の創出に繋がりまして、釜戸からも私の同級生がパートに行っています。
それから、百田の工業団地が2区画ありますが、株式会社ソーゴーという印刷業者が入っています。もう1区画に別の企業が20年前に土地を購入してみえましたが、更地のままになっていました。ここを今般売却してもらえまして、これから工場を建てられて、来年4月に操業を予定しており、約100人の雇用を予定してみえます。
働く場所の確保により、瑞浪の若い方が都会に行かず、自宅の近くで働けるというのも人口を増やす方法だと思います。また、新生児を増やすためには赤ちゃんを産んでもらわなければなりませんし、そのためには結婚してもらわなければなりません。
現在、分析しますと30代から50代で結婚したいが良いパートナーに巡り合えないという人が多いそうです。その機会を作るために、現在瑞浪市では6人結婚相談員として委嘱しています。ハートピアに相談室があり、結婚を希望している男性・女性のデータが管理されています。パートナーを探したいという場合には、そのデータを活用してお見合いをしてパートナーを探していただくという取り組みを市でやらせてもらっています。
その他に、様々な団体がお見合いパーティーを企画してみえます。一番代表的な例が消防団でして、独身者が多く、団本部が若い消防団員に出会いの場を設けてやりたいということで、消防団主催でお見合いパーティーを開催してみえます。男性は消防団員、女性は知り合い等を通じて周知されているようで、何組かがゴールまで行ったと聞いています。市はそのような取り組みに対して、1回の開催につき最大10万円を補助しております。飲食費用はアルコール抜きで1人1,000円までですが、会場の使用料やポスター等の印刷費等に使っていただけますので、釜戸のまちづくりや区長会等で企画してもらえればありがたいなと思います。

3.ゴルフ場の閉鎖及び工業団地への転換について

参加者意見

市内にはゴルフ場がたくさんあるので、数箇所閉鎖して工業団地を作ってはどうか。

市長の回答

残念ながらゴルフ場は市の所有ではありません。それぞれの会社・会員の所有になっておりまして、ゴルフ場を閉鎖して工業団地の用地にということはできません。

4.企業誘致に係る税制優遇について

参加者意見

新たに市内で創業する企業や工場の固定資産税を5年間無料にしてはどうか。

市長の回答

ご提案内容に関しましては、既に実施させていただいておりまして、固定資産税の4年相当分の金額を5年にわたり奨励金として交付しております。

5.地理的な好条件を活かすインフラ整備を

参加者意見

東海中部の地理的な条件は全国的にも良い。そのためのインフラ整備も大切。

市長の回答

瑞浪市は日本の真ん中で、東海環状・中央道、JRが通っており、セントレア空港や名古屋港にも近く、北陸にも近いという様々な有利点がありますが、何より災害に強い、地震が少なく地震が起きても6弱程度までだろうという安全な地域であります。そういった利点をしっかり発信して企業誘致に活かしたいと考えております。
また、インフラ整備も大切というご意見ですが、その通りでありまして、その最たる例が瑞浪恵那道路です。25年間国へ通って要望を出し続けて参りましたが、遂に念願叶って実現する運びとなりました。引き続きインフラ整備は進めていきます。

6.スマートインターチェンジを設置してはどうか

参加者意見

スマートインターチェンジを設置してはどうか。

市長の回答

かつて古屋衆議院議員に土岐町の鶴城の付近にスマートインターを作ろうという計画をいただきまして 、国土交通省の応援もありましたが、設置予定箇所を分析した結果、利用数が少ないということから、採算性が合わないということで断念した経緯があります。
また、武並駅の裏にスマートインターを作ってはどうかいうことで恵那市さんが働きかけましたが、中央道と19号の高低差が大きく、接続のための工事費用が莫大な金額にかさんでしまうため採算性が合わず断念されました。
今のところ瑞浪から恵那の間でスマートインターチェンジを作る計画はありません。

7.陶と豊田を結ぶトンネル、豊田市との友好合併を

参加者意見

陶と豊田を結ぶトンネル、豊田市との友好・合併を。

市長の回答

かつては陶から豊田市へ抜ける国道419号線は険しい道でしたが、現在は2車線の素晴らしい道路で繋がっておりまして、豊田市と瑞浪市の間の交通の便は改善されていると思います。陶から豊田市へ通勤してみえる方も多く、陶の希望ヶ丘分譲団地に家を建てられて豊田市へ通勤してみえるという話も聞いています。
豊田市との連携は取っていきたいですが、合併までは考えておりません。

8.30から50年先を見据えた市政を

参加者意見

30から50年先を見据えた市政を。

市長の回答

公共施設の計画的な統廃合及び更新について、向こう40年先を見越した公共施設の在り方を計画しております。

9.釜戸駅の運営廃止について

参加者意見

釜戸駅の運営の廃止を。全く意味がない。

市長の回答

非常に手厳しい意見ですが、これは釜戸町の皆さんの判断が大切かと思います。
元々、釜戸駅と武並駅はJR東海で廃止の候補に挙がっていましたが、釜戸町の皆さんが廃止されては困る、無人駅でも残してほしいという強い要望がありまして、当時の区長会や住民の皆さんが地域で運営できないか、運営を認めてもらえないかとJR東海に要望された結果、現在も釜戸駅は存続しています。
なお、切符の販売をしている職員は、釜戸町で雇ってもらっています。釜戸町の皆さんが、町の資金や市からの補助は無駄だと判断されれば、検討しなければならないと思います。釜戸町の意見を尊重したいと思いますので、よろしくお願いします。

10.人口減少に伴う市政の見直し等について

参加者意見

人口が43,000人から38,000人になった瑞浪市政で何をすべきか。職員のために業務を増やすな。市長の給与見直し。赤字市政の責任を取れ。

市長の回答

大変厳しい意見ですが、確かに瑞浪市政が誕生して64年、一時期借金が増え、最大318億円まで借金が膨らんだ時期がありました。ですが、私が市長に就任して10年の間は借金は一切増えておりません。つまり、その間赤字経営をしていないということです。
これまで、約70億の借金を減らしまして、現在は250億円です。引き続き計画的な財政運営を心掛けていきますが、必要な事業は実施していきます。例えば、瑞浪北中学校を作るためには45億円かかりますが、このような大規模な事業を行わなければならない時期がまた来ます。
また、借金を減らしつつ、災害時等のいざというときのために基金を積み立てております。現在60億円程の貯金となっておりまして、借金を減らし貯金を増やすことで、安定した財政運営を進めていきたいと思います。

11.市民病院の開設について

参加者意見

近隣の市を参考に。市民病院のない市は珍しい。

市長の回答

市民病院を作るべきというご意見かと思いますが、国は病院の統廃合を推進しております。
瑞浪市でも昭和30年代には存在しましたが、莫大な人件費がかかります。また、病院経営は現在どこも赤字であり、赤字でも倒産しないのは市の一般財源が投入されているためです。つまり、市民の皆さんからいただいた税金で補てんしており、そのような形で市民病院の経営は成り立っています。昭和30年代に瑞浪の市民病院が行き詰まりつつあった時期に、厚生連という農協さんのグループが市民病院を買い取ってくれました。かつては昭和病院、現在は東濃厚生病院という名称で引き続き厚生連が経営してみえますが、現在、年間6千万円の補助を市で行っています。
参考までに、土岐市では年間10億円程を市民病院の運営に充ててみえるそうです。瑞浪市では東濃厚生病院が市民病院的な病院として経営してくれていますので、大変ありがたいと思っております。
市としましては、市民病院の設置ではなく、東濃厚生病院の存続に対する支援を行っていきたいと考えています。

12.税収確保のための遊休地の活用について

参加者意見

税収アップのために竜吟湖の上等の遊休地に太陽光発電を。

市長の回答

確かに行政は市民の皆さんの税収を待っているだけでなく、最近ではコミュニティービジネスと言われるように、市で事業を実施し歳入を増やす働きをしなければならない時期に来ているのかなと思いますが、太陽光発電ではなくもっと効率的な事業を検討したいと思います。

13.釜戸中学校の跡利用について

参加者意見

高齢化社会に対応・順応できる市政。中学校施設の跡利用の方向性を。

市長の回答

中学校の後利用については、区長会からも要望があるとおり、釜戸町のためになるように企業誘致をしたいと考えています。

14.各地区の統廃合及び神社の統合について

参加者意見

各地区の統廃合を進めるべき。神社の統合。

市長の回答

各地区の統廃合に関しては、市で行うのではなく皆さんの自治会ですので、皆さんの意見で動いていきますが、例えば隣の区と合併したいが手法が分からないという相談があれば、市としては積極的に協力させていただきます。
今年の4月に、瑞浪地区で元町という新しい区が誕生しました。30から50戸の小さな区が4つありましたが、それぞれの区の中で役員を選出したり、事業を実施していくことは難しいということで、区長さん方が話し合われ、平成23年度に市へ相談を受けて以来、助言しながら進めさせていただきました。もし釜戸でも同じような意見があれば、相談していただければ協力させていただきます。
それから、神社の統合については、政教分離でありまして、市で宗教に対して関わることは控えさせていただきます。神社の統合については、皆さんで相談していただければと思います。

15.道の駅構想について、空き家の活用について

参加者意見

自分が育ったところで子育てしたいと考えたため、22年前に釜戸へ戻ってきた。
先日、虫送りの行事があったが、子どもが一人もいなかった。人形を作って、東大島に引き継ぐが、東大島は30人ぐらい子どもがいる。このままでは下切はどうなってしまうのかと考え、意見を出した。
道の駅の構想があると聞いた。具体的には決まっていないかもしれないが、地元参加型の施設になればと思っている。また、釜戸にちなんで釜飯のように名物ができないかと思っている。
若い人が帰って来ずにお年寄りが1人、2人で住んでいるケースが多い。また、釜戸駅前の駐車場も利用数が減ってきているし、釜戸から通勤している人が減ってきている。昔は駐車場がいっぱいで使用できない状態だった。釜戸のような町単位で中央線の駅があるのは凄いことだと思う。
1人、2人で住んでいるお年寄り用に駅前に共同住宅を作り、空いた家に若い世帯が帰ってくる仕組みを作れないか。そうすることで行政サービスを一点集中でき、駅前に活気も出る。利用客が少ないためエレベーターを付けられないという課題も解決できる。
釜戸は川と山と線路に囲まれており土地が少ない。今ある家の隣に家を建てるのは難しいので、そうした仕組みを作れば若い人も帰って来やすいと思う。

市長の回答

道の駅については、市で構想中であり国土交通省に要望していく予定です。国交省の許可が出れば、国交省が用地交渉から駐車場の整備とトイレ、交通の案内所までは整備してくれます。物販所等のような地域の活性化になるような施設を作るというのが条件にもなってきますので、市としては施設の設置や店舗の誘致を検討することになります。市でどのような構想にするのかをまとめるための予算を議会で認めてもらい、これから調査・設計に入っていくところです。その資料を基に国交省に要望していきたいと思います。
道の駅は商売ですので、集客がないと経営が成り立たず、コンビニのようなお店では差別化ができません。近隣の一番の成功例は小里川ダムにあるおばあちゃん市でして、行ってみると凄くあったかい雰囲気で、五平餅があったり、おこわがあったり、朝採り野菜がちょっとあったりするわけです。多くの来客があり、採算も成り立っていると聞いております。そのような特色をしっかりと出したいと考えております。
施設は市で作らせていただきますが、管理・運営は釜戸の皆さんからこういう物を作りたい、こういうことをやらしてほしい、経営をやらしてほしいというようになるとありがたいと思っています。現在、きなぁた瑞浪も多くの方に利用していただいていますが、そこも施設は市で整備させていただきましたが、管理・運営・経営は瑞浪アグリ株式会社に指定管理という形でやってもらっています。もし釜戸で物販の施設ができればそのような方法があります。どのような形であれ釜戸のためになる施設にしたいと思っておりますので、何かご提案があれば聞かせていただきたいと思います。
移住定住に関しましては、お父さん、お母さんに共同住宅に住んでもらい、家をリフォームして若い人たちに帰ってきてもらってはどうかというお話かと思いますが、ライフスタイルズの13から14ページに移住定住の施策を記載しておりまして、市外の方が瑞浪に土地を買って新しい家を建てられる場合は最大50万円の奨励金を出させていただく、市内の方が瑞浪に新しい家を建てられる場合は最大25万円出させていただくという事業を実施しております。その他にも空き家・空き地バンクに掲載の家を購入し、そこをリフォームするという場合の補助メニューもございます。3世代住宅の場合も最大25万円の補助が可能でして、2キロ圏内であれば近居としてみなさせていただきます。
このような補助制度がありますので、ご活用いただければと思います。

16.補助金の活用の仕方について

参加者意見

耐震補強工事補助金と空き家改修補助などを合算で受けることはできるのか。

市長の回答

補助対象となる工事が重複する可能性がある補助金(三世代同居・近居補助金と空き家改修補助金など)については、二重に交付を受けることができませんが、太陽光発電設置補助と合併処理浄化槽設置補助など対象工事が明確に異なれば、それぞれの制度で補助金を活用していただけます。
補助金により制限が異なるため、あらかじめご相談ください。

17.奨学金・補助金等を活用した雇用の創出について

参加者意見

日本全体で人口減少社会であるのは誰もが知っていることであり、2053年には人口1億人を割ることが予想されている。瑞浪市においても、自分たちの釜戸地区を見ると非常に顕著であると感じる。フランスやスウェーデンなどは、子育て支援制度の充実により数十年で少子化から脱却し、人口安定を実現した国があるので、それを手本にしていけばと思う。
瑞浪市は名古屋圏で、就職も通勤も可能、市内に優良企業も多いので、まずは人口の流入を増やすことが先決であると考える。そのためには、学校を卒業した生徒たちに瑞浪や住みやすい地元に就職するよう働きかけることが必要である。
全国では借りた奨学金が返済できない学生が何十万人もいたり、大学を出て優秀な企業に就職しても借りた奨学金が足枷となって結婚できないと聞く。私は金融機関に勤めていたが、良い大学を出て入社してきても奨学金を借りており、若手は返済に追われてしまっている。車も必要なのでお金がかかり、寮があるとはいえ、手取りが少なくいっぱいいっぱいである。
市内の企業に呼びかけをして、雇用を創出した企業に行政は補助金等を出し奨励するとか、またその企業に入った学生にも補助金を出すなどして、行政は積極的に市内の企業を斡旋すれば相乗効果が見込めるのではないか。
そうすれば、市は活気を帯び、人口が増加し、子どもが生まれ、幸せを感じられる。瑞浪を見渡せば優秀な企業が多い。奨学金で困っている学生を市や企業でバックアップすれば、瑞浪市は将来の見通しが明るいのではないかと思う。

市長の回答

若い人たちが勉強したくとも、経済的な事情から奨学金を借り、社会に出てから苦労するということが新聞でも出ていますが、国でも返済義務のない奨学金の創設が検討されています。
一方、瑞浪市では大学生に給付型の奨学金を出しています。稲津町にゆかりのある方が10年ほど前に3億円を寄附して下さいまして、この方のご意向で、返済義務のない奨学金を創設してくれというありがたい寄附でした。
現在、大学生に対して入学金20万円と毎月3万円を奨学金として給付しています。学業が優秀で家庭が経済的に恵まれていないことを条件とさせていただきましたが、今年もたくさんの応募がございまして締め切らせてもらいました。また、高校生には貸与型の奨学金を貸し出していましたが、大学生と足並みをそろえるために給付型に変更させていただきました。ただし、高校生は毎月1万円となっています。他にも東濃信用金庫さんが返済義務のない奨学金を給付してみえます。これらを活用していただければと思います。
地元の若者を地元の企業にという意見ですが、瑞浪市には大企業はありませんが、日本の最先端を行く企業がございます。テレビドラマの下町ロケットを見られた方もいらっしゃるかと思いますが、あれと全く同じようなモデルの会社が瑞浪市にもあります。ロケット、航空機、自衛隊のジェット機、自動車の部品を作ってみえ、見学させてもらった際にボーイングのドアを組み立てていました。ただ、そこの会社も人が集まらないと仰っていました。そのような良い会社があっても、瑞浪の若者は、知らなかったり評価できていないと思います。名古屋・東京へ行けばバラ色の会社があると思っているのかもしれませんが、瑞浪にも良い会社があることを知ってもらいたいと思います。
また、瑞浪には瑞浪高校、中京高校、麗澤瑞浪高校、中京学院大学がございまして、これらの学校の卒業生のうち毎年350人超の就職希望者がいるわけです。その子たち向けに東濃地域の会社を紹介するビジネスを始めた方がみえます。チャレンジ支援補助事業により瑞浪での起業を支援させていただきました。その会社は、企業の登録を受けて、企業と高校生をマッチングさせる高校生しごとナビという企業です。
経営者の方は、ハローワークで長く勤められた経歴があり、瑞浪高校と土岐紅陵高校で高校生の就職支援を行ってこられて、独立されました。産業振興センターの2階の部屋を事務所として、安価な賃借料でお貸ししています。7月1日から事業を開始されていまして、この事業を多くの企業に活用していただき、高校生の就職に繋がればと期待しています。

18.コミュニティーセンターの使用について

参加者意見

コミュニティーセンターに関して、コミュニティーセンターは何のためにあるのか。市長としてコミュニティーセンターの使用制限をどのように考えているのか。
具体的には、私は剣道の指導員を30年程やっているが、バーベキューを企画してコミュニティーセンターへ相談したところ4回断られた。5月初めにまちづくりと子ども会が共同でバーベキューを実施しているが、なぜ剣道は断られたのか。

社会教育課の回答

施設の管理上の理由から、敷地内で施設管理者の管理下にない火器等の使用は認められておりません。
ただし、公民館事業及び市主催の事業においては、施設管理者である公民館職員及び市職員の管理下にあることから、実施を認めることとしています。

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