平成29年7月21日 明世地区

ページ番号1003066  更新日 令和2年2月17日

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1.転出増の要因となっている年齢層について・市民アンケートについて

参加者意見

人口動態のデータを見たときに、ここ2年転出者数が増えているが、どのような層が転出をしているのか、例えば、高校卒業時に就職や大学入学で減っているだとか、転職や離職で減っているといったことを把握しているか。それに対し転出を抑える手立てを打つことが重要ではないか。
また、市民アンケートの結果について、多くの項目で平成27年度が落ち込んでいるが、何か理由はあるのか、分かれば教えていただきたい。

市長、企画政策課長の回答

人口動態という、人口がどのように増えたり減ったりするのかということですが、人口が減るといっても自然減少と社会減少があります。自然減少は、赤ちゃんがたくさん生まれて高齢者の方が長生きされれば人口は増えるわけです。逆に亡くなる方が多く、生まれてくる赤ちゃんが少なければ人口は減ります。社会動態は、転入の数と転出の数のバランスが悪いと増減するわけです。人口減少のポイントは、若い人が東京などの都市部の大学に入学し、卒業後にそのまま都市部で就職されるケースがあります。それと、瑞浪市は高校や大学が幾つかありますが、学校の事情というのもあります。今までは入学と同時に転入してもらっていましたが、マイナンバー制などで手続きを避けられるケースがあります。入学しても転入を行わないという流れが昨年から顕著になってきました。いくら高校生・大学生といえども所在地に転入届を出さなければいけないというのが国の方針でありまして、学校側には所在地での転入手続きを強くお願いしているところです。そのような状況からバランスが悪かったのかなと思います。
それから市民アンケートの数値が平成27年度が落ち込んでいるという件ですが、例年1,000人にアンケートをとっているところ、平成27年度は2,000人からとらせていただきました。そういった条件の違いから、数値の落ち込みに繋がったのかなと思います。

(企画政策課長)
補足させていただきます。転出の層に関しては、市長から説明があったとおり高校を卒業した子どもたちが出て行くという15歳~19歳の転出が多いというのが1つ。それと人口減としては少子化、生まれる子どもが減り亡くなる方が増えているということで総人口が減っているということがあります。年齢ということに関しましては、一番減っているのは高校卒業後の子どもたちが減っているという状況です。
アンケート調査について、平成27年度に2,000人を対象としましたのは、この年に国からまち・ひと・しごと総合戦略という創生法に基づいた戦略を策定しなさいということになり、質問事項をかなり増やして対象も例年1,000人のところ2,000人に増やしました。質問事項が多かったこともあり、例年と違う動向が出ました。統計学上1,000人を対象とすると40,000人ほどの人口であれば4割5分程度ですので、統計法からすれば問題はないかと思いますが、質問を増やしたことが問題であったかなと考えています。今年は7月にアンケートを送付させていただき、届いているお宅もあるかと思いますが、7月末が回答期限となっています。ご協力をお願いできればと思います。

2.街灯設置の増加について

参加者意見

歩道が暗いところが多いので、もっと街灯を増やしてほしい。

市長の回答

歩道が暗い場所が多いので、街灯を増やしてほしいというご意見ですが、現在、市としましては、LED防犯灯の設置を進めています。
従前は古いタイプの蛍光灯でしたが、現在はより省エネで明るいLEDライトとなっておりまして、平成23年度から毎年度、LED防犯灯設置替工事をさせていただいております。現在、市内約3,800基の防犯灯のうち、約78.8%のLED化工事が完了しています。LED防犯灯の導入で暗かった場所も明るくなるかと思います。
また、今まで家がなかったところに新しく家を建てられた場合に、道がなかったところに道ができるため暗いわけです。そのような場合に、新規での設置を要望されるケースがあります。新規設置については、毎年70基の予算がありまして、各区長さんからご要望をいただき、現地調査の上、設置の可否を判断しております。ご希望があれば区長さんに要望していただきますようお願いいたします。
ただし、防犯灯の設置は市で行いますが、電気代は地区の負担となりますので、よろしくお願いします。更に細かい話をさせていただきますと、既存の電柱等が付近にあれば市で設置をさせていただきますが、何もないところに設置ということになれば、事前に地区で支柱を建てていただき、その後、防犯灯設置ということになります。支柱の設置費用につきましては、全額地区の負担になりますので、区長さんに相談していただき、地区の理解を得てからご要望いただければと思います。

3.祭りを年2回やってほしい

参加者意見

祭りを年2回やってほしい。

市長の回答

お祭りを年2回やってほしいというご提案ですが、確かにお祭りがいくつかあれば町に活気が出るのかなと思いますが、瑞浪市の代表的なお祭りは、何と言いましても8月初旬に行われる美濃源氏七夕まつりであります。
この祭りは昭和29年に誕生しまして、現在では約15万人の方が訪れる大きな祭りに成長しています。もう1つ、12月にバサラカーニバルというよさこい踊りを中心とした祭りがあります。12月の第2日曜に行われまして、1万人近い踊り子の方々が集まり、多くの観客も集まります。これらは瑞浪の名物・瑞浪の魅力になっているのかなと思います。これらをもっと増やすというのは、準備に膨大な時間もかかります。皆さん仕事をしながらボランティアで準備してもらっていますので、増やすことは難しいのかなと思います。
ただ、瑞浪市ではそれぞれの地域で素晴らしい祭りをやってみえます。他の地区の祭りに行かれたことがある方は少ないかと思います。私自身も、このような立場になる前は釜戸町の祭りしか参加しておりませんでした。市内では本当に素晴らしい祭りやイベントをやってみえます。広報やまちづくり新聞などでも周知されており、各まちづくりでホームページを立ち上げてみえますので、他の地区の様子を見ることができると思いますし、どのようなお祭りでいつあるのかといった情報も得られますので、他の地区の夏祭りに参加すると驚かれると思います。感動的な夏祭りもありますので、各地区の夏祭りに参加していただければと思います。
明世町も素晴らしいですが、陶町の大川・水上・猿爪の祇園祭が本当に多くの人が参加されまして、子どもたちが中心になって生の声でお囃子をしてくれる盆踊りです。昔の風情が残る3重4重の盆踊りの輪を見ることができます。明日は大川で、日吉町の提灯祭りもやります。提灯をぶらさげた屋台を神社まで引いて奉納しまして、また公民館まで戻して午前10時ごろもち投げ大会を行います。外国人の方も来たり、新聞の記事になったりします。地元だけではなく、他の地域のお祭りに参加するのもいいと思います。

4.夢商品券を使える店を増やしてほしい

参加者意見

夢商品券を使える店を増やしてほしい。

市長の回答

夢商品券は現在行っておりません。平成27年度まで行いました。一定の経済の振興、商店街の振興と市民へのサービスとして1万円の券で1割のおまけが付きます。平成27年度には地方創生という国の補助金もありましたので2割のおまけも付きました。平成27年度を最後に一定の効果が出たということで終了しました。市民の多くの方から再度強い要望があれば商工会議所と検討したいと思います。
また、住ま居る建設券という事業も行っています。これも27年度で終了していましたが、28年度に多くの方から強い要望をいただきまして、今年度29年度に再度発行しています。住ま居る建設券は、ご自宅周辺の改修等に使用できるプレミアム商品券のことです。自宅改築等にはまとまった金額が必要で、この券があれば改築への後押しになるうえ、業者も市民の方へ進めやすいという声をいただき、商工会議所に相談したところ、復活について快諾していただき、今年度復活いたしました。2億円の予算規模に対して1割のプレミアムを付けさせていただきました。実は、今年度すでに完売いたしました(7月19日)。2億1,000万を呼び水にして、約5億弱の契約額になったと聞いています。大変な経済効果がありました。
もう一つ、移住定住をされた方に対して、奨励金を出しています。奨励金は、瑞浪市内で使用できる商品券を渡しています。これは、奨励金を渡しても移住定住した方が多治見で買い物してしまったら多治見の経済が潤うだけで、瑞浪市の活性化にはならないということで、あくまでも瑞浪市内で使用できる商品券としています。具体的に、瑞浪に新しく家を建てられた方へは最大50万円分の商品券を渡しています。これも市内で使用するという条件で渡しています。現在205件ほどの店舗に参加いただいております。参加してくださる店舗があればぜひお願いしたいと思います。
夢商品券についてはご要望いただければまた検討したいと思います。

5.税金を半分に

参加者意見

税金を半分にしてほしい。

市長の回答

税金を安くというご提案ですが、確かに税金が安くなればそれに越したことはないですが、皆様から税金をいただくことによって瑞浪市の様々な福祉事業等が行えています。税金が半分になればその分、事業が半分になります。できましたらご理解をいただきたいと思います。
我々としましては、いただいた税金は効率的、有効的に使えるように最善を尽くして取り組んでいきます。よろしくお願いします。

6.税金を安くする

参加者意見

瑞浪市の中で仕事を作る(企業をもっと誘致する)。市議会議員をもう少し減らす。

市長の回答

税金を安くするということで、瑞浪市の中で仕事を作る(企業をもっと誘致する)、市議会議員をもう少し減らすという具体的なご提案ですが、企業誘致については、瑞浪市が工業団地を造成した山田町に瑞浪クリエイション・パークで12社、市内在住の方で約250人の雇用に繋がっています。ここに新光化成株式会社が昨年でき、更に稲津の方々のご努力でスーパーオークワが出店いたしました。オークワは300人くらいの雇用をしたいという希望でしたが、人が集まらないということで現在は他店からの応援や派遣の方で対応してみえます。お店側からはぜひもっと地元の方を雇用したいという話をいただいています。
今年度、百田の工業団地にある1区画で、工場を立てないまま20年ほどそのままにされてきた土地の売却が決まり、多治見のダイキャスト東和産業株式会社へ転売への契約が締結されました。来年度から操業予定です。2、3年で100人ほどの雇用予定をしてみえます。会社からは瑞浪市も雇用に協力をしてほしいと言われていますので、協力したいと考えています。
また、白寿荘跡地を企業へ売却予定です。ソニー跡地についても、ソニーから土地の転売について相談を受けておりまして、跡地に来てもらえる企業を探しています。若い方も働きたくなる大きな会社が来てもらえるように県とも協力していきたいと思います。
また、市議会議員数についてですが、定数は議会が決めています。市長だからと言って定数を削減することはできません。皆さんの声を届けて、議会の皆さんに考えてもらいたいと思います。ただ、これまでに議員数は減らしてきました。私としては、これ以上減らすと市民の皆さんの声が市政に届かなくなるのではないかと不安に思います。多様な方々と連携をとる議員がみえまして、バランスの良い、保守系や革新系それぞれの意見が必要だと思います。減らすのも大切ですが、多様な意見を汲み取る議員がいた方がバランスが良いと思います。もちろん、この声があったことは市議会に届けさせていただきますので、よろしくお願いします。

7.住宅対策について

参加者意見

空家を改修して夫婦に安価で貸出す。

市長の回答

市で空き家を改築して夫婦に安価で貸し出したらどうかというご提案だと思います。
市は市営住宅を運営しており、約500室を運営しています。若い人や収入の少ない人が一定の期間住んで、いずれは自分で独立して、家を買われるなり借りるなりのワンステップという思いで貸し出していますが、現実には若い人よりは高齢者が住んでいます。どちらかといえば、福祉住宅的な機能が賄われています。
今、市営住宅を改修して耐震性を高め、古い部分を改装していますが、最近の傾向として、かつては若い人の住まいの確保でしたが、今は民間の素晴らしいアパートがたくさんあります。市営住宅を始めたころは民間のアパートはあまりありませんでした。
現在の状況では、市営住宅に税金を導入するより、民間のアパートに入るような補助があった方がいいのではと思っています。実際、市営住宅に入居を希望される方は減ってきています。
具体的な支援策として、瑞浪でアパートを借りる場合において、2年間限定で毎月1万円の家賃の補助制度をやっています。申し訳ありませんが、既に借りている方は対象外です。新しく瑞浪に住まれる方はその制度を活用してもらいたいです。ライフスタイルズの13、14ページに移住定住の支援策も書いてありますので、ぜひこちらもご紹介していただきたいと思います。

8.企業誘致について・子育てや介護中の主婦が働きやすい環境を

参加者意見

現に企業が誘致され従業員の求人依頼が有るも、必要な人員が集まっていないのが現状と伺う。魅力ある企業で地域採用が有れば、就職・定住に進むと思う。魅力ある企業誘致は簡単ではないが、地方でも「生活面での安定」と「仕事のやりがい」のある働き口を増やしていただきたい。
それと併せて、子育てや老人介護中の主婦などが働きやすい環境を援助・整備をお願いしたい。例えば、正社員でも労働時間の短縮・融通などライフスタイルに合わせた働き方が出来るような企業を育てていくために、企業向け支援・要請を行政主導で実施するなど。

市長の回答

ご提案の通り、企業誘致もやらなければならないですが、本市では、まず市内にある約2,500社の事業所を元気にするため、商工会議所と連携しています。
例えば、会社の設備を更新したいと言われれば国の支援もありますし、支援の照会を行い、生産性の高い設備へ更新したり、工場の職場環境を整えるための設備を更新したりします。そのような計画がある場合、経済産業省の補助など様々な支援があります。市へ相談していただいてもいいですし、企業の相談に特化している商工会議所に相談してもらってもいいです。まずは市内企業を大切にしていきたいと思います。
それに加えて、ソニー跡地、今後空き校舎となる陶小学校、釜戸中学校等の有効な空き地に関しては企業誘致を進めていきたいと思います。

9.瑞浪を音楽の町に

参加者意見

音楽のジャンルは色々ありますが、音を楽しむという原点に帰り、瑞浪を音楽の町にしたい。学校の合唱をもっと充実して、音好きな子どもを育て将来一流のアーティストになり瑞浪をアピールしてもらう。

市長の回答

幸せを実感するのはどういうことかというと、給料がたくさんもらえる、欲しい車を買うなどの物質的な幸せも大切で、それも満たしていかないといけません。もう一つは心の豊かさ、精神的な豊かさによって幸せだと実感していただくことも大切な幸せ実感の方法だと思います。特に世界的に有名なブータンでいうと、ニュースで国の様子を見ると、決して生活の様子は我々からすると不便そうと感じるのに、アンケートでは9割の方が幸せを感じていそうです。物質的な幸せではなく、ブータンの方は精神的な満足で幸せだと実感されていると思います。やはり精神の豊かさ、幸せを感じていただくために、文化・芸術・スポーツというものを振興することによって、達成感や満足感、仲間とのふれあいから幸せを感じることができます。これは大切な手段だと思います。
この提案のように、市の色々なところで音楽に触れることができる音楽の町というのはとても良いと思います。現在、瑞浪市の小中学校においては、合唱に力を入れており瑞浪の小中学校の取組みは本当に県下でもトップクラスの取り組みで、大きな成果を上げています。これはまさに音楽の町という面もありますし、さらにこれを高めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

10.空き家、農地、雇用について

参加者意見

ライフスタイルズに取り上げられていて、とても嬉しく感じる。
自分の生まれが日吉だが、特に感じるのは、行くたびに空き地が増えており、田畑も荒れているところが増えている。子どもの頃は里家の良さを感じて育っていたので、その空き地を何とか利用して若者が緑豊かなところへ戻ってきたり、そんなところで生活したいという方のためにも里山環境に補助したり、PRしたりしてほしい。空き地バンクというような形で何とか市の方で費用をもってもらい、計画を立ててもらえればいいかなと思う。
また、若者が瑞浪に住みたいと思うのは働く場所があるからだと思うので、雇用のことも考えていかなければならない。プランを立てて事業をしてもらいたい。

市長の回答

ご提案のとおり、空き家は実際増えてきています。一方で住む家を探している方もみえます。その方々をうまくマッチングできるような空き家・空き地バンク制度を設けました。登録してもいいよという持ち主の申請により登録を行い、探している方がその情報を見て家を探すという制度ができております。
また、この制度を利用して空き家に住む方について、すぐ住める状態でない場合の改装費用について最大100万円の補助金ができますので、ぜひ活用していただきたいと思います。
空き家・空き地バンクの活用は、行政だけではなく、市内にあります10社の不動産会社にも協力していただいており、不動産会社に家を探しに来た方にもご案内していただく協定を結んでおります。不動産会社とも連携して進めていきたいと思います。
工業団地ですが、瑞浪で住み続けてもらうために何とか市内、もしくは東濃地域で働く企業が増えるように他市とも連携したいと思います。
農地の問題ですが、確かに耕作放棄地、遊休地が増えています。若い方は農業よりも働くことを選ぶ方が多いです。農業の担い手の育成について国や県、JAなどが取り組んでいます。市としましても、農業委員会と連携し、やっていかなければなりません。ですが、なかなか農業人口が減るのは止められません。
これを維持するための新たな取り組みとして、今、営農組合が立ち上げ、農地をお任せし、営農組合に農地を守ってもらう取り組みがあります。具体的には日吉、大湫、陶、今度新しく土岐町東部が立ち上がりました。これから農業を継続して守っていくには、組織に頼らないとできない部分もあります。ただ、若い方でやりたい方がいらっしゃれば、ぜひ農地は紹介したいと思います。このような現状です。よろしくお願いします。

11.アピールの手法を考える

参加者意見

瑞浪市はアピールが下手という話があったが、イベントなどの情報を新聞社だけでなく、芸能事務所やテレビ局などの各種メディアにも提供し、取材依頼をすれば、もう少し瑞浪市が取り上げられる機会が増えるのではないか。ぜひ検討していただきたい。

市長の回答

アピールが不足していることに対する貴重な提案として受け止めさせていただき、前向きに検討していきたいと思います。

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