平成29年7月3日 土岐地区

ページ番号1003061  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

1.らくらく つうきん

参加者意見

40年間JRで名古屋に通勤した私にとって、座っていける時間は、多くの書物が読める貴重な時間であった。駅裏の駐車場整備と今後行われるであろう駅前再開発により、これからの世代もらくらく通勤できることで、人口流出の歯止めと、転入増加を図る。具体的提案としては以下の2点が挙げられる。
一つ目は、駐車場の活用と利便性を高めるために今後は、上昇階構造とし利用者の増加を図る。なお、支払いは、現金以外にお店で使える共通型システムカード方式で、ポイント優遇とする。
二つ目は、現状のままでは、繁栄が期待できない駅前地区を整備し、住居・店舗・医療・行政土日サービス等を含む複合型施設でJR瑞浪駅利用客の増加を図り、列車本数増加に結びつける。
まずは、らくらく通勤を元に、各まちづくりを繋げていく。

市長の回答

瑞浪の駅を利用してされている方は年々増加し、瑞浪だけでなく恵南の方も利用してみえる中、昨年駅北駐車場を拡大し、44台追加させていただきました。また、浪花駐車場の料金形態も見直すことで、駅北駐車場のように利用しやすい料金形態とさせていただいたところです。
駅前再開発については、理解者が増えて進んでいけば駅前に住む方も増えるかと思いますので、駐車場の確保という意味でも将来的には立体駐車場も考えたいと思います。現在、あくまで駐車場に使用できるプリペイド型を採用していますが、ポイント型については参考にさせていただきたいと思います。
なお、駅前再開発については、昨年から国土交通省から指名をいただいて、全国で再開発事業をやっている森ビル都市開発という大きな会社へ委託をされました。森ビル都市開発が瑞浪に来ていただいて、周辺の方々のご意見や夢を調査され、役所にも来られ、市長として意見も聞かれました。役所や地権者、駅前の方々、全員が再開発を望んでいるかどうかを調査され、今年中に構想をまとめていただくこととなっています。これは2年事業で、昨年調査をし、今年は調査をもとに瑞浪ならではの再開発の方法や、具体的にはどのくらいの費用と負担がかかってくるのか、リスクはどの程度あるのかをまとめていただいているところです。
今年度中、3月までには国土交通省が森ビルに委託した結果の案が出てきます。その案をもとに駅前の方々と一緒に構想をたたき台として今後話し合いを行っていき、ご理解を深めていきたいと思います。ただ、1つ条件があり、駅前再開発をやるためには地権者の皆さんで組合を立ち上げなければなりません。これがなかなかハードルが高く、100人地権者がいれば100人全員の総意で組合を立ち上げなければなりません。今現在の感触では3分の1くらいの方は賛成、3分の1くらいが計画次第、残りの方々は再開発に意欲的ではないように思えます。様々な方々の考えを汲み取って、いかにご理解をいただけるかが問題でありまして、今は意欲的な方との話し合いを行っているところです。

2.認知度向上は観光情報発信から

参加者意見

私は昨年の6月まで仕事で東京と名古屋を行ったり来たりしていたが、会合に出ると出身地をよく聞かれる。東京で岐阜というとわかるが、「瑞浪」と聞くと分からないと言われる。東京では多治見を出して説明をするし、名古屋では「瑞浪」と素直に言っても伝わらない。ゴルフの町というと、男の方は分かるが、女性はあまり分からない。多治見の奥というと恵那かと言われてしまい、瑞浪市民として少し恥ずかしく感じる。
一方で恵那市は年に一、二度観光ポスターを作成し、他県に掲出しており、その認知度はかなり上がってきている。一方、瑞浪市はあまりポスターを見かけない。
今までは瑞浪市の観光は「待ち」の体制だった。これからは「打って出る観光」を目指し、ポスター等掲出し他県の人から瑞浪市ってよい所ですねと言われ、羨ましがられるような、魅力ある観光行政強化を目指してほしい。

市長の回答

これは本当に的を射たお話で、瑞浪というのは大変すばらしい漢字で書く市ですが、これを読める方があまりいません。東京などに要望へ行っても、受付で瑞浪市長と書いてもなんて読むのかと聞かれてしまいます。これまでに様々な努力を行ってきましたが、多治見、恵那・中津川の間に挟まれて、埋もれてしまっているとは感じています。
これからも色々な方法で発信していきたいと思います。恵那市は東濃5市の中ではポスターにかなり力を入れており、国交省の観光ポスターの大賞もとっています。我々もそれを参考にしていかなければなりません。
決して「待ち」の運用はしておらず、今は攻めの姿勢で頑張っております。提案された方の思いをしっかりと受け止めさせていただきます。
(商工課補足)
恵那市は平成25年度第62回日本観光ポスターコンクールにおいて、国土交通大臣賞を受賞しています。同コンクールの62回から65回の受賞作品を課内で回覧しました。受賞作品を参考にしつつ、瑞浪市の観光ポスター作成に取り組みます。

3.道徳教育の充実を図るための教科書作り

参加者意見

「若者が住みたくなるまち」というのは私にとって大きなテーマであったので、自分なりに考えたときに、私がもし子育て中の母親であったらという気持ちで考えてみたところである。
瑞浪で子育てをすると大変いい教育を受けられるという噂が立てば、耳を傾けてもらえるのではないかと思う。教育といっても国語算数体育と様々だが、市と地域と学校が一緒になって出来るという特色のある道徳教育がいいのではないかと考える。
例えば、私が小さいころ、大人の方が「のんのさんが見てござるで」という言い方、もしくは「おてんとうさまが見てる」という言い方もあったかと思うが、「悪いことをしても誰かが見てるぞ」という教えだった。これが悪いことはできないという抑止力になったとずっと思っている。また、市外へ出たり、お嫁に行ったりするときに、「塩梅ようやれよ」と言っていた。これは、ただ単に元気でという意味ではなく、みんなとうまくやって上手に生きていきなさいよという、言葉。こんな良い言葉が瑞浪にはたくさんあると思う。この気持ちが次の世代の子どもたちに引き継がれていくといいと思い、道徳教育という大げさな言い方ではあるが出来るといいなと思った。
市ではちょっといい話というとても良いものがあるが、これをもう1歩踏み込んで教育に活用できたらと思う。瑞浪の教育が評価された時期があったということも聞いた。瑞浪の子は素直でいい子だが、社会に出ると「真面目すぎる」「いい子ぶっている」というような批判を受けて苦しんでいる子もいる。自信を持って社会に出られるような裏付けを瑞浪の教育でしていただきたいと思う。

市長の回答

教育の面から瑞浪の魅力を高める提案をいただきました。
私自身もおばあちゃん子でしたので、祖母にいろいろ言われながら育ちました。大人になって振り返ると祖母が教えてくれたことは、理にかなう大切なことを言われていました。道徳というのは、人としてわきまえなければならない常識を、学校でなくとも、地域の教育の中、家庭や家族の教育の中でお互いが教え合える機会が増えるといいなと思います。ちょっといい話のご提案もいただきましたが、それについてはシリーズ化しています。実は文科省も道徳教育について力を入れており、平成30年度より教科として採用されます。
現在、新しい教科書を選定しているところであります。私自身、内容も楽しみにしておりますし、子どもたちが道徳を学べるいい教科書を選んでもらえるといいなと思います。
提案された方が言われるように、学力だけではなく、人となり、常識がある方というのが大切で、人として尊敬できる人に瑞浪市民もなっていただきたいと思います。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 企画政策課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735