平成30年6月12日 陶地区

ページ番号1003079  更新日 令和2年2月17日

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1.旧陶小学校跡地の利用について

参加者意見

陶小学校は、陶町の要望により旧陶中学校を教育委員会で改修し、平成30年4月に移転した。
また、移転に伴い、児童の安全確保に向け市道水上猿爪線や市道平線の通学路安全対策事業(案)の検討を進めていることに対して深く感謝申し上げる。
移転後の旧陶小学校の跡地利用について、次の3点についてお聞きしたい。

  1. 現在の市の取組状況について
  2. 旧陶小学校用地の当面の利活用と課題について
  3. 国・県等の関係機関への働きかけと今後の見通しについて

市長の回答

旧陶中学校は校舎も新しい小学校仕様に改装して、小学校として使わせて欲しい、また、旧小学校を地域の活性化に活用して欲しいとの要望を連合会からいただいておりましたので、その方針に沿って旧中学校を大規模改修して、プールもつくって、小学校として活用し始めました。
小学校の跡利用については、福祉分野等のサービス向上などに関して公募しておりますが、多くの応募をいただき、選択できるような状況になると良いと思っています。また、地域の活性化につながるような利用となるよう様々な働きかけをしていきたいと考えています。
当面の利活用については、廃校になって長く、安全面を考えると、施錠もしてあり電気水道も止めていますので、施設の利用ができない状況です。
国等への働きかけについては、国の機関が地方に移るといった話もかつてはあり、それが実現すると良いと考えていますので、県にこの土地の情報を提供しています。小学校の図面や面積を詳細にまとめて、資料として県の企業誘致課に提出しています。3ヘクタールありますので、来たいという情報があったら教えて欲しいと伝えてあります。トヨタグループには、協豊会というトヨタ自動車の下請会が全国に440社あり、東海地方では220社ほどあります。トヨタ自動車の佐々木眞一さん(前副社長)の御紹介をいただき、協豊会に旧陶小学校の資料を配布させていただきました。そして、トヨタ関連の企業が興味があるといった場合は紹介してほしいとの働きかけもしていますので、御紹介させていただきます。

2.消防団員の確保にあたり、「オトク」感を付ける

参加者意見

A、団員と家族の市民税の免除または減額
B、団員となるとTポイント(提携が必要であるが)が毎月貯まる(コンビニで、ネットショッピング等で使える)
C、市内のすべての店舗で団員と同一世帯の家族が購入代金の割引が受けられる(参考として喬木村消防団員優遇措置交付金事業など)
D、瑞浪市独自の団員報酬、費用弁償条例を規定し、毎年支給する(お得感を出し、アピールする)

市長の回答

陶町でも消防団員の確保は大きな課題です。市内に限らず全国でも消防団員の確保は難しいと聞いています。消防団の組織は全国組織であり、日本にしかない組織であり、世界に誇れるこの組織を維持していきたいと思っています。
具体的な提案についてお答えしますと、税金の免除・減額については難しいです。市民税は、福祉や防災、ごみ、医療など様々な分野の行政サービスの費用として利用していますので、特定の方に配慮することは公平に欠けるため、難しいです。
Tポイントなどは、民間がやっているものですので、これも提携ができるかどうか、行政が関わることは難しいと考えます。
Cの提案はその通りで、消防団員になって良かったと思うお得感やサービスができないかと考えています。これにつきましては、県の事業として推進しており、「ありがとね!消防団水防団応援事業所表示制度」を実施しています。登録店舗に対して、団員に専用カードを配布して、登録した店舗で示すと割引など特典が得られる制度です。瑞浪市では、市内の103箇所に登録していただき、登録企業にカードを示すと飲食の割引やサービスが受けられることになっています。また、市内の飲食店組合の92店舗が消防団応援キャッシュバック事業を実施しております。しっかりと知れ渡っていないと思いますので、改めて広報し、消防団にも知ってもらい活用してもらいたいので、しっかりとお伝えしていきたいです。
Dの提案については、瑞浪市の場合、既に条例により、団員の方の報酬が決まっています。団長、副団長、分団長、副分団長など、職階ごとに決まっています。ちなみに、団員級の報酬額は、東濃5市の中では土岐市と並び一番高い報酬を支払っています。増額という提案ですが、条例の報酬を更に引き上げるのは課題もありますので、今後の課題や他地域の動向を見ながら考えていきたいです。

3.道の駅を大川地区に設置できないか

参加者意見

釜戸地区に道の駅ができるとのことですが、大川地区のこま犬、茶つぼ、登り窯を利用して観光拠点として道の駅のような施設を考えるのは雇用の面でも町の活性化に役立つのではないか。
また、第6次総合計画にも、リニア中間駅整備に伴う道路ネットワークの充実とあり、その面からも有効なのではないか。

市長の回答

30年にわたり瑞浪恵那道路について、対面通行が12.5キロメートルあって、事故も多く、夜中に長距離トラックが多く、振動で眠れない、国道19号になかなか出られないとの苦情があり、何とかバイパスを作ってほしいとの要望をいただいていましたので、恵那市と共に国に要望してきました。中津川市にリニアの駅ができることが決まったのが大きな理由だと思いますが、対面2車線のバイパスをつくる決定を、3年前にしてもらいました。この12.5キロメートルが最後になったのは、この前も釜戸において土砂災害がありましたが、北側は崖があり、国道19号があって川があるため、開発できないためです。南側もJRがあって開発できず、地形的に難しいことから最後になったという背景もありました。
決定に際して条件があり、せっかく多額の予算でつくるので、経済効果の最大化を目指して欲しい、瑞浪市・恵那市の責任においてやってほしい、との条件が付いた中での決定でした。国土交通省からはできる限り経済効果を高めるようにといわれましたので、釜戸の上平に唯一交差点ができ、その周辺は田んぼとなっているので、今回は、国土交通省からの要請もあって、道の駅を上平に作り周辺のまちづくりをしようという動きをしています。恵那市も武並に交差点ができて、そこから平場があるのでそこにレストランを作ったり、道の駅をつくる等の構想もあるようです。
大川地区を陶町の活性化につながる拠点にしようと以前から御提案いただいておりましたので、これまでに国や県にも相談してきましたが、交通量や費用対効果の問題で難しいというのが正直なところです。改めて今日、御提案をいただいたので、県に伝えますが、難しい状況です。

4.陶町内の医療機関の存続について

参加者意見

陶町の医師も高齢化しており、いつ無医村になっても不思議ではない状況である。今後、この町の医療がどうなるのか考えたい。
例えば、新しく医院を開業していただける医師の派遣を医師会に働きかけるとか、市としてのバックアップをお願いすることは可能か。

市長の回答

大切な地域の医療を守る大切な病院なので、身近にあるべきと考えます。仮に陶町の石田医院が廃業されたとしても、何とか働きかけをして、陶に医者が来てもらえるような努力を、地域の方と一緒にやっていきたいと考えています。
このことについては、釜戸も同じ状況です。先生が高齢となられ、平日でも休診であったり、御本人が入院していたりします。釜戸の住民と一緒に先生のところに行き、いつまでやってもらえるかと聞いたところ、元気なうちは続けると仰っていました。新たに病院をつくるのは費用対効果から考えても難しいので、病院をそのまま貸してもらえればと思い、もし辞められるとしたらこの病院を貸してもらえないかとのお願いをしに行きましたが、先生はがんばると仰っていましたので、よろしくお願いしますとお伝えしたところです。
陶も石田先生が廃院されることも考えなくてはならない状況です。東濃厚生病院は一番医師の数が多いので、相談するのは東濃厚生病院であると思いますので、水面下で医師の確保をお願いをしています。具体的にどうするかは決まっていませんが、東濃厚生病院は巡回バスとして大型バスを新しく購入されました。それには、すべての診察ができる医師・看護師が乗り、病院に来られない人に、巡回バスで巡回して診察をすることも考えていただいており、東濃厚生病院が周辺を守るための手立てとして考えているということ紹介させていただきます。
引き続き陶に医師を確保できるよう、一緒に取り組んでいきたいと思います。

5.崩落の危険のある斜面

参加者意見

山が急斜面で昨年の春、崩れた。農林課に相談し、工事をお願いしたが、結論は予算の制約等でできないと言われた。いつかは、崩れると思う。何とかできないかと思って、土木課に相談に行ったが、やるやらないは、場所によって崩れてもやらないし、できないところはできないと言われた。農林課は多少話を聞いてくれたし、課長さんも来てくれたが、最後はできないと言われた。いつかは崩れると思うので、何とかできないかと思う。土木課は県に相談してやらないと言われた。いずれは崩れると思う。

市長の回答

一度、場所を確認させていただき、担当課に対応を指示します。

(土木課、農林課補足)
土木課、農林課にて、発言者の方と現地確認を行い、個別に回答しました。

6.まちづくり基本条例の周知について

参加者意見

まちづくり基本条例については、第6次総合計画、基本方針6にもある条例で、平成27年に公布されたとのことだが、条例は行政の決まりごとであり、市民が関わっている認識が少ない。市でも広報されているが、条例であるため、言葉も難しい。そこで、何をしたら市民が一人ひとりが条例に関わることができるのか、具体例を示すとよいと思う。

市長の回答

御指摘のとおりです。条例をせっかく作ったので、市民が理解しやすいように、概要版も考えるなど検討します。

(市民協働課補足)
小学生向けの分かりやすい冊子を作っています。条例で特徴的なのは、子ども・若者を盛り込んでいるところであり、小さいうちから地域の絆を醸成するという意味から、子ども向けのイラストなどを使って解説しているものを発行して啓発していますが、市民に浸透していないのは御指摘のとおりです。御指摘いただいたところを参考にさせていただきます。

7.大学誘致について

参加者意見

瑞浪市は学園都市としてやってきているが、今、中京学院大学があるが、若者を定住させるためにも大学誘致の構想はどうだろうか。かつて、窯業大学校の誘致があったが、瀬戸市に行ってしまい、東濃に大学が少ないのでその辺の考えをお聞きしたい。

市長の回答

大学が瑞浪市に来ると多くの学生が通ってくれますし、下宿で住んでくれますし、地域の活性化に直結しますので、即効性のある取り組みであると思いますが、全国に800ほどある大学の7割は赤字経営です。国における統廃合の動きもあるそうで、今後どうなっていくのか分かりません。
市としましては、まずは中京学院大学に他に出て行かないように、引き続き大学として機能していただけるように頑張っていただきたいと思っています。しかし、大学側も10年後には本当に大丈夫かと心配されておりますし、中津川と瑞浪に校舎があるため非効率であり、学校を一つにまとめたいとの思いもあるとのことですが、まずは中京学院大学に引き続き、大学、高校、幼稚園も経営して欲しいと思っています。

8.登り窯周辺のトイレ整備について

参加者意見

瑞浪市の観光として、大川の美濃焼狛犬群や登り窯をやってもらっているが、長年、使用した小屋が雨漏りして大変ということで、売店を壊したところである。登り窯は、教室もやっているが、女性が来てもトイレが水洗ではないので、申し訳ないとの話にもなっていることから、水洗トイレにしたいとの要望があるので市も応援してもらえないだろうか。
夢づくり地域交付金は、建物に対しては駄目と聞いている。現状、簡易トイレの形になっている。それを市の方針にあうような水洗にしたいと思っているが、予算の問題がある。建物、公共性のある建物について、トイレも良いと言ってもらえれば、直ちに夢づくりのステップアップの申請をとも思うが、市民協働課からOKをもらっていない。

市長の回答

一度持ち帰って、何かいい方法がないか確認します。少しお時間をください。

(市民協働課)
ステップアップ事業として、夢づくり地域交付金を活用していただくことが可能です。ただし、トイレ設置場所の土地所有者の承諾がとれていること、管理をまちづくり推進組織が行うことが条件となります。また、交付に際しては、夢づくり地域交付金等事業審査会による審査が必要となるため、トイレの設置時期などのスケジュールについても、併せて御相談ください。

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