平成30年5月28日 瑞浪(山田)地区

ページ番号1002744  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

1.子どもたちが安心して暮らせる町

参加者意見

子どもたちが安全に、安心して暮らせるように整備された通学路、防犯に力を入れた町づくりが必要だと思う。
連れ去りや声掛けなどの事例を減らして欲しい。

  • 通学路の整備 ガードレールや歩道の確保
  • 地下道や通学路沿いに防犯カメラを設置し、警告して犯罪抑止につなげる
  • 人目につきにくいところや道路沿いにあるお店、家に防犯カメラを設置する助成金制度を作る

安全・安心な町になれば、瑞浪市に住みたい人が増えていく。

市長の回答

将来を担う子どもを、安全・安心な中で育みたいとの思いは一緒だと思っています。
通学路の整備について、山田町、明賀台の県道の整備は10数年来の課題です。正直に言って思うように進んでいません。以前から思うと、御理解をいただき用地を売っていただいた所については歩道整備ができていますが、御理解いただけない場所は、残っています。中には、自宅まで移転して提供していただいたありがたい方もいらっしゃいましたし、仕事の関係や大切な土地であるなど、事情のある方もいらっしゃいます。昨年については、42メートルほど整備をしました。今後どのようにするかは、県と相談して決定していますが、昨年度7区の区長さんたちが署名活動をしており、地域の熱い要望を受け取ろうとしているので、改めて県に要望していきたいと思います。できる所だけ、危険な所だけでも手を付けたいと思っています。
また、通学路に防犯カメラをということですが、防犯カメラで犯人逮捕に繋がったというニュースも沢山あることから一定の効果はあるかと思いますし、公共施設の多くは防犯カメラを設置し、幼稚園、小中学校でも防犯カメラを設置しています。地下道など公共的な所への設置も考える必要があると思います。このように、市の施設には設置していますが、お店などとなると防犯カメラの設置については建物の管理者の判断となりますので、御理解をいただきたいと思います。
補助金を出せばつけていただけるというお話ですが、防犯カメラは犯罪の抑止効果はありますが、肖像権やプライバシーなど問題もありますので、今のところは市が率先して設置することは考えていません。建物などの管理者の方が考えて設置していただければと思います。

2.伝統を受け継ぎ進歩ある街へ

参加者意見

私たちの団地(明賀台)は30数年が経過し、高齢化が進み活性化が低迷している。
毎年、年度末になると任期が1年の次年度役員を決めるのに四苦八苦している。選任された役員は、前年同様にその年のやるべきことをこなしていくので精一杯である。引継ぎは毎年一からやり直しで、「前年と同様でいいですネ」で済んでいく。進歩がない。今まで続けてきた恒例行事などをやめていくのは簡単である。輪番制で役員選出の運営はほぼ一巡した。これからの四役は3年ぐらいの任期にすれば区長の特色が出るのではないか。役員選出方法に一考が必要な時期にきていると思う。
「進歩がない、伝統が受け継がれない」この団地を守り続けていくために、役員の任期を2~3年にして、前年度の経験を踏まえて次年度は進歩したもの(事)ができないだろうか。
最盛期の頃は小学生が100数人いたが、今では29人と激減した。空き家もちらほらあるとの事、独居の家がたくさん増えているのが現状である。
活性化には、区の運営に経験豊富な年配者、若者(親や子どもたちの参加)の協力が必要。団地内は区民とその友人関係者、宅配車が主な車で、交通量は少なく、以前は通る車に気をつけながら自宅前の道路でキャッチボールをして遊んだり、公園で親子と遊んだりするなど、親子の姿や子どもたちの声が聞こえていたが、今は、子どもたちの生活スタイルが変化したのか、子どもが少ないせいなのか、休日は親子の姿や子どもたちの声が少ないのが実情である。
この先、20年後に運転免許証を返上した場合、高齢者の足は瑞浪市コミュニティバスが頼りになる。現行ではバスは一日5便と少なく、今後はバスの便数を増やして、高齢者が気楽に外出できるように瑞浪市コミュニティバスで環境づくりをすることが必要だと思う。
団地の年行事は春、秋の大掃除、秋祭りがある。大掃除では区民の皆さんが一緒に参加し、汗を流して綺麗にしている。高齢化が進めば若者がその分をカバーする。大掃除の負担が重い場合は、業者委託も考慮するなど、お互いに気持ちよく住めるように気遣いながら、助け合いながら高齢化の課題に取り組むことが大切ではないかと思う。秋祭りでは、明寿会踊り、女性の会踊り、太極拳ゆったり体操などはすばらしく、秋祭りに日頃の練習成果を披露している。若い人たちにも受け継いで続いてもらいたい行事である。これらの参加に加えて子供会、婦人会の協力や皆さんの協力をいただいて、他の地域からも来ていただき、交流が深まる秋祭りになるように続けていきたい行事である。
集会所の活用について、団地内には特技をお持ちで多方面に活躍されている方々が居られると思う。その特技を区内の活性化に貢献していただき、子どもから老人まで幅広く、気軽に参加できる活動にしていただくと、団地内で輪ができてくるのではないかと願っている。

市長の回答

伝統を受け継ぎ進歩ある街へということで、明賀台の色んな取組の状況をお話いただきましたが、自治会役員については、高齢化や仕事が忙しい等々、役員を決めるのに苦労しているとのことです。市としましては、地域の役員選出には深く関与できませんので、地域で解決していただければと思います。
20人ほどの小さな区で、役員を選出することに非常に苦労しているといった相談もありますが、近隣の区と統合されてはどうかと助言しましたところ、元町の4つの区において、一昨年の区長がリーダーとなって統合しよう、大きな区にしようということで、区民に区長が説明し御理解をいただき、元町区がスタートしたという、成功事例もあります。戸数の少ない区はそのような方法もありますが、大きな区同士が統合しても大変ですので、明賀台については、地区の皆さんと検討していただけるとありがたいです。
高齢者の足の確保については、明賀台では、コミュニティバスが運行しておりますし、団地の入り口まで降りてきていただくと、民間の路線バスが1日に24便あることから、交通には恵まれている地域ですので、そちらを御利用いただきたいと思います。
毎年、コミュニティバスのルートやバス停などの変更を検討する会議をしていますので、コミュニティバスに関する要望については区長を通じてお伝えいただければ反映するかどうかを検討するようにしていますので、有効に活用できるような提案をお願いします。
集会所の活用については、地域が費用負担して管理をしていますので、地域の方が有効に活用するのはもちろん、他地域の方も一緒に活用してもらえれば楽しみも倍増すると思います。せっかくの集会所を十分に活用していただければと思います。

3.駅前から小田地区・山田地区を含めた街並みの設計について

参加者意見

現在、駅前の再々開発が検討されている。区画整理によって街並みを整えた地区と比べるとうらやましいばかりだが、高齢化社会においては、郊外に比べ、全ての施設が身近に存在し、移動がほぼ徒歩で事足りる駅の周辺地域に居住するほうが有利なことは言うまでもなく、その意味でも駅前を逆過疎化させるようなことは避けるべきであり、公的な資金が注がれるのは必然性があると思う。
ただし、今まで駅前地区で行われた都市計画の実行は、駅前ロータリーにしても公園線にしても、とても中途半端で、駅前ロータリーは複数回の改修でやっとまともに使用できるようになりつつあり、また公園線は市役所の前でおしまいで郊外までは延びていないという、一体誰のための道路なのかという状態である。
一番最初にあげた、なんでも近くにあり便利、という考え方は、ある意味都会的ということでもある。駅前だけでなく、寺河戸地区、さらには小田地区、山田地区も含め、瑞浪地区全体をいい意味で「都会化」していき、周辺地域と区別して「住」に特化して発展させ、それ以外の観光資源、産業などを若い世代の住居とともに周辺に配置することで、現在の瑞浪のよさを失うことなくうまく未来の地方都市として生き残っていけるのではないだろうか。
小田・山田地区まで都心(?)を広げるとなると、最初の「すべて徒歩で」という利点はなくなるが、それでも駅前から山田三叉路まではせいぜい4キロメートルほどしかない。コミュニティバスを市電のように使えれば、この「全都会化」は可能だと思う。
駅前再開発と同時に将来の瑞浪地区の設計図を、大きな実現すべき具体的な目標として設定したらどうだろうか。現在の総合計画はあまりにも行政臭が強くて、夢を持って未来に向っていく、というイメージとはかけ離れている。夢物語がいいとはいわないが、人間が想像できることはすべて実現可能ともいう。予算・財源や達成までの時間の設定は、未来の行政にお任せして、まずは完成図を作ってはどうだろうか。
中途半端田舎の瑞浪が消滅都市にならないために、この「田舎都市化計画」を提案する。

市長の回答

瑞浪市は、市政がスタートして64年になりますが、この間に7箇所の区画整理を行いました。県内でも区画整理の実施面積は5番目くらいの規模です。早い段階の昭和の時代から、区長の御理解のもと、山野内や小田、山田についても素晴らしい街並みができて優良な住宅地が整いました。バイパスも土岐町まで伸びて、きなぁた瑞浪などが整備されています。
土地改良事業も行い、農業がやりやすい、機械化がしやすい田園風景に改修し、現在は残りの鶴城を進めております。日吉や稲津、陶となると条件が違いますが、オークワやゲンキー、コメリなど様々な施設がきて周辺部も良くなっています。
気づくと一番取り残されているのが、駅周辺です。寂しい街並みになり、空き店舗も増えてきました。裏道も消防車が入ってこられない所に民家がある町になってしまいました。周辺部は素晴らしい町になっているのに、駅前が使用しづらい空間になってしまい、地権者の皆さんから駅周辺に光を当ててほしいとの要望がありましたので、現在、駅前再開発の構想を進めています。これは市が進めるのではなく、地権者の皆さんが進めるものです。今行いますと国や県の補助がありますので、いくらかでも補助事業を活用できれば負担が少なくなりますが、全く負担がないわけではありません。また、この事業について全員が賛成しているのではなく、賛成する人もいれば、負担に応じて賛成するかもしれない人、賛成しない人もいらっしゃいます。地権者をはじめとした地元住民の方に順次説明をしていますが、理解が得られれば事業を進めていきたいと考えています。
瑞浪市は広い面積を有していますので、すべての市民の方が便利で過ごせる環境を作るのは不可能です。国においてもコンパクトシティとして、駅前に機能を集約させ、駅前に病院つくったりして、さらに若い人はマンションを買ったりするチャンスをつくるなどといったコンパクトシティ化を推進しています。そのような考え方で、駅前を含め、小田、山田も含めて便利なまちに出来ないか、そして瑞浪市に住みたい人の受け皿にできればいいと思います。
一番のポイントは、足。歩いて行ける範囲だけがコンパクトシティではないので、例えば自転車で行き来できるように自転車道を整備するとか、コミュニティバスやデマンドバスなどについても今後の課題となると思います。田舎都市化計画は面白いと思いますが、第6次総合計画後期基本計画に入れ込むのは難しいかもしれません。第7次、第8次総合計画に反映できるかもしれません。

4.都市計画にもっと自然の取り組みを

参加者意見

瑞浪は、遠く大きな自然に囲まれてはいるが、身近な生活に馴染んで、肌に感じる自然は少ない。大都市などは大きな自然が近くにはないが、身近な自然が街並みに街路樹として入り込んでいる。公園なども身近で緑が多い。瑞浪市も漠然とした公園ではなく樹木など、緑が十分に人と関わりあえる市民公園があっても良いのではないか。
現在の市民公園に関しても、グラウンド等の周辺部の環境がまだ足りない。駐車場の台数も少ない。単に造成しただけの環境になってはいないか。施設自体の改修もオーケーですが、グラウンド、弓道場みたいに利用する人は限られている。もっと一般の人が利用できる公園づくりを期待したい。
中山道について。ある友人が中山道を歩いたが、食事も休憩するところもないと言っていた。車でしか通ったことがないが、確かにそういわれればそうだと思う。気軽に休憩できる施設の検討を。

市長の回答

中山道についてはおっしゃるとおりで、観光地にするためには、地域でとれた野菜や豚肉を使って食事するところがないと食べてくれませんし、お土産を買えるような店がないと散策もしてもらえません。また、宿がないとお金を落としてもらえず、ただ通過するだけになってしまいます。
瑞浪市には大湫宿、細久手宿の2つがありますが、中山道をキーワードに保全したいと考えています。大湫宿については、国の登録有形文化財として登録された屋敷が4件あり、他にも登録されてはいませんが、同じような屋敷が何件か残っています。これらをこのまま放っておくと、空き家になって屋根は落ち、雨漏りして、朽ちてしまいます。我々の世代が再生するべきではないか、責任があるのではないかという熱い要望をいただきましたので、市としましても大湫の再生をしようと事業を進めています。
第1号として、森川訓行氏が所有していた住宅である通称「丸森」を市に寄附してもらい、改修を行いました。森川善章氏が所有していた通称「新森」も、所有者から大湫のためにということで土地建物を寄附してもらいましたので、平成29年度に市が活用事業者と事業提案の募集をプロポーザル形式で行い、古民家カフェができることに決まりました。
丸森は観光の拠点として大湫の歴史を見て学ぶことができる施設であり、イベントで若手陶芸家の作品展示販売コーナーを設けたり、素晴らしい座敷が再生できましたので、地域の方にも立派な庭を見ながらお茶やお花をする場として利用していただきたいと思います。
新森は食事処ということで、建物は市で改修して再生し、経営は活用事業者に行っていただきます。建物の改修については、市と活用事業者が協議しながら実施する予定となっています。
その他に、歴史的価値のあるモデル建築物として、西森川家住宅通称「西森」という大きな屋敷と、旧小木曽家住宅通称「米屋」を選定しました。米屋も市に寄附していただけるとのことでしたが、全部を市が管理するわけにはいきませんので、米屋は大湫町が寄附を受けました。そのモデル建築物の活用ということで全国で募集を始めたところです。7月末までに事業を行いたい方を公募して、しっかりとした方に貸したいということを行っています。
その他にも古い屋敷に住んでいる方には、建替えのときにはできるだけ面影を残すように働きかけていますし、細久手宿については大黒屋しか残されていませんが、大黒屋は旅館として営業されていますので、そのまま頑張っていただきたいと思います。
中山道もリニアが開通される頃には、再生できないかと思っています。
また、瑞浪市を緑豊かなまちにと、市民公園があるが不十分だとの御指摘ですが、かつての市民公園を思えば、時間を掛けて公園自体素晴らしい公園に再生しました。せせらぎ広場もつくり、芝桜も植えて、訪れた人が楽しんでもらえる公園になったと思います。しかし、市民公園も徐々に見直ししながら、特に、地球回廊なども古くなっているので、廃止するのか作り直すのかなどの課題もありますし、耐用年数を迎える化石博物館を今後どうするのかといったハード的な更新を考える必要もあります。
他にも同じような公園をとありますが、現在大規模な公園をつくる予定はありません。市内には31箇所の都市公園があります。荒れ果てていた公園を再整備して、古い遊具も最新の遊具に更新したりしていますので、市民公園を代表的な核として、31ある都市公園を市民が歩いて回って、遊んで、自然を感じてもらえばと思います。

5.農業の担い手不足

参加者意見

農業が継続できなく、草刈りや農地を維持できず、山に変化する状況が多い。今後のやり方について。農地整備の遅れ。

市長の回答

瑞浪市は農業、畜産業のまちでもあるので、農業の振興・継続は後期基本計画でも位置づけたいと思います。農家の課題としましては、野菜の売る場所がない、農協に納めるほど大規模ではない等といったことがあり、どこかに手塩に掛けた野菜を自分たちの手で売る場所がないかといったと要望がありました。
この要望に対し、ピアゴ付近に市の土地があることから、その場所を貸し出し、テントを張って売っていただきました。ある程度の成果はあったかと思いますが、テントは危険であるし、雨も不安だということで、農協などと相談して、農産物等直売所としてきなぁた瑞浪を整備し、一定の評価をいただいているところです。野菜を売りたい方は、是非きなぁた瑞浪に出荷してもらえるとありがたいです。野菜を売る場所が整備できましたので、今度は農家がたくさん農産物などを作って出荷してもらえるときなぁた瑞浪の経営が成り立つということで、農家と連携しながら、野菜づくり塾、消費者が喜ぶ野菜の勉強会をしながら、農家の育成をしています。また、路地野菜だけでなく、パイプハウスを使って出荷できる時期をずらすことができるように支援をしています。現状、200人ほどの方がきなぁた瑞浪に出荷者登録をしていただいておりますが、高齢になってしまい出荷できないという方もいらっしゃいますので、後継者の育成が課題であると感じています。
その他、農業をしたいという方には、畑や田んぼを農業委員会と連携して仲介することも行っています。また、個人では難しい、農機具も高額で、資金だけで赤字になってしまうという方もいらっしゃるので、最近は営農組合として共同で農機具を買い、共同で大きな農地で農業を行う傾向となっており、既に陶町、土岐町、釜戸町、大湫町、日吉町に営農組合が立ち上がっています。後継者がいなくなった人には、営農組合に委託してもらうことも推奨しています。
一方、有志だけで農業をやりたいとの要望もあり、日吉町の深沢地区は営農組合ではありませんが、共同で農業をやっていこうということを区長中心に立ち上げたところもありますので、御紹介させていただきます。

6.土手の除草について

参加者意見

広報(後に土岐川清掃の説明会時での配布と判明)で市の環境課からオオキンケイギクの駆除についてお願いがあった。市民にお願いしているにもかかわらず、下山田の市営住宅にオオキンケイギクが咲いている。市民に言う前に垂範処理すべきではないか。

市長の回答

市でお願いする以上、地元と連携をとるのは当然のことと考えます。オオキンケイギクは草刈機で切るとまた生えてきますので、根から抜き取らなくてはいけません。担当を確認に行かせますので、駆除について御協力いただきたいと思います。

(都市計画課補足)
市営住宅の敷地の広い区域で生息しているため、都市計画課において抜根などにより複数年で段階的に数を減らす対策を実施していきます。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 企画政策課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735