平成30年6月8日 大湫地区

ページ番号1003078  更新日 令和2年2月17日

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1.人口対策

参加者意見

もうすぐ我が家の隣に、新しい家族が越して来る。子どもたちも来る(3人)。幼児園は釜戸だろうか。小学校は釜戸、中学校は瑞浪北中学校。共働きの両親の通勤。私の子育ての頃とは随分変わり、時間に終われる現代。人口減少の今、住民が増えるのはとっても嬉しいこと。神田の空き家も、新しい方たちが入居してくださり、空家対策室の方々の努力のお陰と感謝する。
市の人口対策は、何が足りないのか。やはり人口が経済発展につながると思う。

市長の回答

様々な施策に対してなかなか成果が上がらない中、唯一大湫では成果が上がっているのではないかと思います。大湫で成果が上がっているので、市も先進的な事例として参考にさせていただきたいです。
人口が減ると活力が下がり、財政的にも活力的にもイベントもできなくなってしまいますので、人口4万人を維持したいところですが、現在3.8万人となっています。目標は4万人ですので、何とか2千人増やしたいと思っています。
幼児園については竜吟幼児園を維持したいです。釜戸小学校も維持する予定です。中学校については、瑞陵中、日吉中、釜戸中を統合して瑞浪北中学校に通っていただくことになりますので、御理解をいただきたいです。人口減少をくい止めて、今ある教育施設は維持していきたいと思っています。
中学校の統合については陶と稲津もそうですが、今のところ、思った以上に陶の方の負担が増えてしまいましたが、少なくとも私のところには強い苦情はきておりませんので、陶の皆さんも概ね御理解をいただき中学校に通ってもらっていると思います。統合のメリットとしては、小学校の頃不登校だった子どもが中学校に通えるようになったとか、クラス替えできるようになってリセットできるようになったとの声も耳にします。
人口減少対策については、市としましても様々な取り組みを行なっていますが、他に何が足りないのか、地域の皆さんからも御提言いただければと思います。

2.今後の防犯灯料金について

参加者意見

防犯灯の使用料金は全額地元負担であり、一基あたり約165円程度である。当区では、約30基の防犯灯が設置され、年間約60,000円程度の支払いが発生している。現在では何とか負担できるが、将来空き家が増えた場合、防犯灯の維持管理費の負担に耐えかね防犯灯の撤去を余儀なくされる場合も想定される。中山間地での明かりは市街地とは違い防犯灯の明かりのみである。明かりが無くなれば、安全・安心には程遠い町となり、暗闇の中で生活を営むことになるやもしれない。防犯灯は必要不可欠のものである。
防犯灯の使用料金の助成について、今後検討するべきであると思う。これは、地区のみでなく、市全域の今後の課題だと思う。

市長の回答

市内には3,800基の防犯灯があり、大湫地区には69基あります。設置は市で行いますが、その後の経費は設置の地元である区の負担として事業を行っています。戸数が減っている地域については、おっしゃるとおり負担が増えてしまいます。
市としましては、現在少しでも負担が減るように、大きな予算を使って蛍光灯の防犯灯を5年かけてLED防犯灯に交換しているところです。LEDにしますと、電気代も安くなりますし、電球の寿命が長くなり、電球を交換する経費と手間も減ります。今年が交換の最後の年となり、すべての防犯灯がLEDになります。
当面はこのような形で地域の負担を減らしていますので、御理解いただきたいと思います。防犯灯の使用料金の助成については、将来的な課題になるかと思いますが、当面は地域での御負担をお願いしたいです。
電気代の積立の御提案もいただきました。市は170億円の総予算ですが、全額使い切っているのではなく、余った予算については基金に積み立てており、行財政改革に取り組んでいます。大きな事業をする際には、この基金を使って一時的に大きな負担をしないように取り崩しています。御提案のような防犯灯のためだけの基金はできませんが、将来に備えた基金はありますので、御理解をお願いします。

3.中山道の個性的な舗装整備について

参加者意見

岐阜県は、美濃中山道17宿を観光振興の軸として地域の活性化を目指しており、2020年のオリンピック東京大会へ向けてインバウンドの一層の拡大に取り組んでいるが、事実中山道を歩く外国人が急速に増加しており、一般国民の健康志向と相まって歩行者回廊としての中山道の更なる整備が求められている。
瑞浪路の石畳や土道は大きな魅力の一つですが、舗装道路についても17宿の連続性を個性ある舗装材で統一することによって、大きなインパクトを生み、更なる来訪者の増加、営業施設の立地可能性の増大が期待できると思う。
また、サイクリングコースとしての需要も年々高まっており、ルートとしての整備をすることによって、全国的なバイアスロン大会のコースとして認知される可能性が高いと思われる(20年ほど前に一度検討されている)。
そうしたことから、市道は市の事業として、県道は県の事業として中山道の個性ある舗装事業が採択されるよう隣接自治体と連携して取り組んではどうか。

市長の回答

中山道の活用について御提案をいただきました。瑞浪でも一部遊歩道にしていますし、御嵩町、美濃加茂市など各地域で重点的な箇所の整備はしてきていると思いますが、中山道17地区を一つのイメージの舗装で繋ぐことは、それぞれの市町との連携もとる必要があり、一概にはいきません。地域によって温度差もあり、また整備したところを再整備することにもなりますので、この件については県と相談しながら取り組んでいきます。再整備することも1つの方策ですが、昔の道を歩きたい、石畳を歩きたいという楽しみもありますので、17地区をどのように繋ぐかを県に提案していきたいです。
県も中山道の整備について考えており、案内看板を統一していこうということで、統一デザインで繋いでいくこととし、市としましても、歴史街道環境整備事業補助金という県の補助事業を活用して、大湫、細久手に共通の看板を設置しました。同じ舗装で全てを繋いではどうかという提案があったことについては、県に伝えたいと思います。
サイクリングは今大変ブームで、1台あたり、40万円、100万円するようなものもあり、好きな方はそのような自転車を買っています。10年くらい前からそのような動きはあり、市内の自転車屋さんが中心となってサイクリングをイベントを始められています。市も2年前くらいから協賛しており、昨年は600台近い自転車愛好者が市民公園に集い、市民公園をスタート・ゴールにして1日走りました。60、90、120キロメートルの3コースがあり、完走を楽しむもので、沿道の住民におもてなしをしてもらって、休憩所まで来ると、参加した方がお茶をごちそうになって、からすみを食べて、次に行きます。恵那、中津川にも協力してもらっています。今年は規模が大きくなって、土岐市のアウトレットをスタートして陶の方へ走り、中津川へ行って戻っていくコースとなりました。このようなイベントの際に、中山道もコースとして使っていただけるような提案をしていきたいです。大会が開催されるのもありますが、グループや個人で走っている方々もおり、安心してサイクリングできる環境も必要と思うので、是非中山道を走るルートを考えて欲しいと提案したいと思います。

4.大湫町の公衆トイレについて

参加者意見

公衆トイレを、和式から洋式に変えてもらいたい。
今、大湫宿へ訪れる方は、外国人の方も多くみえますが、トイレが和式のため大変困ってみえる。
また、大湫町は冬は大変寒く、凍ってしまうため、トイレが使用不可能になる。洋式に変えると同時に保温していただき、冬でも使えるようにしていただきたい。

市長の回答

公衆トイレは、今の生活様式から考えますと、小さい子どもは生まれた時から洋式が多く、瑞浪北中学校を作る時にどのようにするかの議論もありました。今の子どもは洋式しか使えず、和式だと我慢するとも聞いたことがありますので、洋式を増やす設計に変更した経緯もあります。
大湫にあるトイレを今すぐ洋式にというわけにはいきませんが、改修の際に検討します。
丸森やコミュニティーセンターにもトイレはありますので、そこを案内をしてもらうとか、洋式トイレの場所を紹介してもらえればと思います。土曜、日曜はコミュニティーセンターが閉まっていますが、丸森で鍵を管理していますので、団体客が来訪された時は、公民館のトイレを利用してもらうこともできます。

5.子育て支援について

参加者意見

先程もグラフであったが、高齢者対策はお金は掛かるし、施設は出来ている一方で、子育ては手抜かりだと思う。もう少し子育てに手当てする必要がある。大企業や公共施設には託児所があるが、中小企業にはないと思う。小規模な託児所を作って、零細企業で働く人の出生率を高めることが重要である。
高齢者施設は、どんどんできているが、保育施設が足りない。瑞浪に限らず、どこの市町村も悩んでいるが、中には成績を上げているところもあるので、働き方改革といっているが、現実、困っていることもある。若者が少ないので出生率が下がり、婚活を行政がやる、昔は地域に面倒見る人がいたが、もう少し少子化問題について、先進事例を学び、出生率を高めることをしてほしい。

市長の回答

子育て支援が充実していないと、若い家族は瑞浪に住んでもらえないということに繋がることから、できる限りの支援をしています。瑞浪市の場合は、待機児童は居ません。母子家庭などの事情もありますので、瑞浪市は一部の園において生後57日から預かっています。病後時保育として、病気の終わりかけの子どもを預かる施設もあります。定員に限りはありますが、そのようなところについては先進的に取り組んでいます。
しかしながら、未満児のニーズが高く、預かって欲しいとの声が多いため、そこだけをみると、受け入れが足りないので、預かってくれるところがないから働けないということになっており、未満児は対策が不十分かと思います。そのような施設を作ろうとすると、0歳児では保育士1人に対して児童が3人までというような決まりがあり、小さな子どもは目が届かないと事故になるかもしれないので、きちんと決まりを守って保育士の雇用をしないといけません。子育て支援の充実はしっかり後期基本計画に位置づけますので、先進事例を御存知であれば、是非提案をいただきたいです。

6.文化財の指定について

参加者意見

大湫の観音堂と神田の桜観音は大湫の大切な財産であるし、桜観音は、山仕事の守護神としてできたといわれている。建物としてはどちらも再建されているが、それでも少なくとも100年以上経っている。大湫の観音堂の絵天井については、市の文化財に指定されているが、是非建物を2つとも文化財に指定していただきたい。

市長の回答

2つの観音堂を文化財の指定にとのことですが、申し訳ありませんが文化財指定の手続きを承知していませんので、持ち帰って、できるかできないかを返答したいです。

(スポーツ文化課補足)
文化財指定の手続きは瑞浪市文化財保護条例により、以下の流れとなります。また、希望等に応じて事前相談を受けることもあります。

  1. 所有者等が申請書を提出(第3条第2項)
  2. 文化財審議会に諮問(第3条第3項)
  3. 文化財審議会での審議
  4. 文化財審議会からの答申
  5. (文化財指定相応と答申の場合)教育委員会において指定を決定(第3条第1項)
  6. 告示(第3条第4項)

建造物に関わらず、申請書が提出されて、審議会から文化財指定相応との答申があり、所有者同意等の条件が整っていれば文化財指定を行います。
また建造物の場合は、指定よりも規制の緩やかな国の登録有形文化財制度について説明し、登録を希望する場合は登録手続きを行います(ただし、文化財調査官の現地調査により登録相当と評価される必要があります)。

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