平成30年6月7日 明世地区

ページ番号1003077  更新日 令和2年2月17日

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1.東美濃市ホールディング構想

参加者意見

3市(土岐、多治見を加え)or 5市(3市プラス恵那、中津川)or それ以上でも可。
理由は、現状も今後も含めて、広域にして規模を拡大した方が対応しやすい問題が増加すると思われるから。
例として、病院、介護施設、コミュニティバス、ゴミ処理、学校、上下水道、学校、防災、人材活用等。農協が陶都信用農業協同組合となったごとく、統合とか合併にこだわらず。
この事で、新たな痛みを伴うことが予想されるも、現在の各市毎で幅広いテーマをすべて行っていくには、縮小していく中では避けられず、むしろそれぞれの市が特色を出すために重要施策を配分し直して特色ある地域へ作り変えて、全体としてバランスのとれた地域に生まれ変わるのが良いのではないか。(ただし、現在の生活環境をまず固定した上で)

市長の回答

広域で一つの枠組みとして取り組んでいかないと、総合計画を作っても達成できないのではないかとの指摘につきましては、まさにその通りだと思います。
平成15年に国から合併の課題を突きつけられて合併を協議しましたが、意向調査の結果、合併すべきでないとの結論になりました。以来15年経過し、市民の方の中には、「合併したら瑞浪が倒産するのでないか、多治見、土岐に取り込まれるのではないかと心配していたが、今では単独で市を維持できているじゃないか、どうにかなっているじゃないか」と評価をいただける方もいらっしゃいます。確かにこの15年間、国や県から支援をいただきながら、瑞浪市として身分相応の事業ができたのではないかと思います。
ただし、これからの15年同じようにできるかどうかを考えますと、様々な事を考える時期にきていると思います。大きな問題は人口減少であり、人口が4万人いるときと3万人になったときと同じことはできません。それだけ市税をはじめとする財源も減りますし、市民のニーズも変わります。また、瑞浪市だけで考えればいいのかというと、そうでもありません。一つの問題提起として、病院については、特に全国の公立病院は赤字病院ばかりであり、実態は病院として機能しているかというと、機能していない病院が多いです。土岐総合病院も350床ありますが、稼働率は51%です。なぜなら、先生が不足しているから入院させられない。かつては50人の医者がいましたが、今は25人に減ってしまいました。さらに内科については紹介状がないと診察しないとなっています。一方、東濃厚生病院はJAが運営している民間病院であり、先生は確かに足りていませんが、黒字病院です。将来の瑞浪市・土岐市の医療を考えたら、このままではやっていけないと考えています。今のうちに、地域の医療体制を広域で見直せと国から課題としていわれていますので、2市で考えようとしています。
また、消防についても同様で、多治見市が最新のはしご車を購入しました。瑞浪市も本当は配備しなければならないのですが、3億円の購入費や維持費、専属で4名の消防士が必要となるにもかかわらず、1年間で高層ビルから火事が起きることもそうはないため、多治見市と協定を結び、瑞浪市も維持費を支払うので、ビル火災のときに出動してほしいといった協定を結ぼうとしています。消防通信指令業務についても、それぞれの地域に指令所が必要なのか、最新のものを1つつくって、どこから通報があってもその指令所から近い消防署に指令を出すといったことでいいかと思います。現在、更新をする際には、各市で更新せず、5市で1つ作ろうという協議をしています。これが実現しますと、職員数も削減ができますので、効率的な人員配置や余剰財源の活用ができます。
介護福祉もそうですし、様々なことを広域で考える時期が来ていると考えていますので、今いただいた提案については後期基本計画の大きな背景として位置づけていきたいです。

2.組織の整理(統合、廃止)と専任性の導入

参加者意見

まちづくりやら自治会やらPTAやら地域の役やら多すぎる。働き方改革や定年雇用延長やらで、時間の過ごし方にメスが入っている。個人の時間の使い方は様々で、生きがいを含め、選択肢が広がってきている。ところが、自治会を見てみると、市からのやらされ感が強く感じている。
一方では、内容については必要と感ずるものもあるが、住民が何を望んでいるか、何を期待しているかについては、実はそれほど望んでいないのでは(現状満足度が高いかも)と感じる。ただし、同じような内容を別々の組織で行っているケースもある。
前年踏襲型を見直し、整理してみてはどうだろうか。そして、各種団体の役員は、定年延長後の人材を活用し、生きがいを持って活躍してもらうため、手当込みの専任制にしてはどうだろうか。

市長の回答

人材がないと、予算があってもテーマがあっても、成り立ちません。かつては、人が多くいて役割分担ができていましたが、人口が減ってきて働き方が変わってきており、定年も延びる状況となってきました。さらに昔は人材が地域にいましたが、今は少なくなってきており、現状は我々も認識する必要があると思っています。PTAや区長会、まちづくり推進組織など必要な組織であり、維持しなければいけませんが、同じような役割を持つ団体があるのも確かですので、今後は必要に応じて統廃合を考えなくてはならない時期がくると思います。
消防団もかつては若い人が多く、陶磁器産業で働いている人に多く入団してもらっていましたが、今は若い人が少なくなってきていますし、そうそう会社を出られません。今は、一旦、退団された方を機能別消防団として改めて入団してもらうとか、メリットがあるように証明書を発行して、それを持っていくと一品サービスや割引をしてもらえる事業を行なっていますが、様々なジャンルでそのような提案の内容を考える必要があると思っています。
1つ見直しましたのが、集落支援員制度を採用しました。本制度は各地区の区長会とまちづくり推進組織を支援するため、手当が出る職員を市で採用して配置しています。また、市の職員に辞令を出して3、4人の職員を地域の手伝いをするような体制を敷いていますし、財政的支援として地域の課題を解消するための夢づくり地域交付金制度を用意しています。これで十分ではないかもしれませんが、地域の活性化につながる支援を支援員、職員と一緒に行なっているということを紹介させていただきます。
明世地区は3区という単位で区長会が運営されていますが、市内には20から30軒程度で区を運営しているところもあり、そのようなところでは、毎年役員をする必要があったりするので、区を統合されたところもあります。昨年は寺河戸町の元町4区の区長がリーダーになって統合しようということで、3年くらいの準備を経て、昨年に元町区がスタートしました。それぞれの団体、組織の運営には、市も一緒になって検討しますし、指導もして考えていきたいです。

3.底辺を支える自治会の継続性について

参加者意見

自治体加入率にあわせた加入者(地区)へ助成金や、自治体強制加入、未加入者へ負担金を課してはどうか。
理由としては、当地区は自治体加入率が極端に低く、誰が住んでいるか顔が見えない状況である。しかも高齢化(雇用延長で働く人生が伸びている事も含めて)、若年層の流出で共同作業、防犯、防災、役のなり手不足(拒否)、ごみ収集、行事の参加云々と、今後益々運営が難しくなると思われる。新住民の意識は、通常は加入しなくても困らない、メリットよりもデメリットのほうが多いと感じているのではないか。
しかし、当地域で生活を共にし、自治体加入によって、共同作業による連帯感(コミュニケーション)、防犯、防災時の安心感、役を受けることで理解できること、地域の美観や当事者意識の高まり等で暮らしやすさや定住を含めた継続性が養われると考えるのだが。(強制加入や負担金の徴収には法的な問題ありで、助成金についても市の財政も厳しいとは思うが)

市長の回答

これは長年の課題として認識しています。しかし、強制加入させることもできませんので、転入届を出した方に、自治会に加入するメリットや市からの補助制度を受けられることを紹介したパンフレット等を渡しています。自治会に絶対に入れとは言えませんので、行政としてはこれが限界だと思っています。何かいい方法があれば逆に提案をいただきたいです。
子ども会には親子で参加されるケースもあるので、地域とのふれあいが楽しいと感じて入ってもらえるケースもあると聞いていますが、イベントなどを通じて呼びかけ、ネットワーク化してもらえるといいかと思います。子ども会、イベントなどがなくなるともっと疎遠になってしまいますので、大変かと思いますが維持していただいて、勧誘してもらえると大変ありがたいです。

4.月吉区の課題事項対応策について・安全で安心なまちづくりと環境美化対策

参加者意見

(月吉区の課題事項対応策について)
長年に亘り引き継がれた月吉区の課題事項として、下記の事項がある。

  1. 明世小学校登下校を見守る人がいなくて心配。度重なる募集・勧誘にも応募者なし
  2. リサイクル家電の不法投棄が繰り返しある
  3. 高齢者の認知症患者の徘徊対策が要望されている
  4. 平日白昼(老人世帯)の窃盗があった

これらの課題には、防犯カメラが有効であると思われる。もちろん月吉区に限ったことではないが、「月吉は町内への入り口が3ヶ所しかなく、また家屋が西山裾に沿って並んでいるので、少ないカメラで広範囲を効率的に監視できる」などの地域特性があり、瑞浪市のテストケースとして検討したらどうか。実際の運用に当たっては、土岐市泉町久尻の例を参考にしたい。

(安全で安心なまちづくりと環境美化対策)
小中学生の学校への登下校時の安全、あるいは高齢者の社会現象にもなっている事故事件等々、道路脇ゴミポイ捨て、不法投棄対策に監視カメラを導入し、安心でき美しい自然を守るまちづくり。
必要性がある場所を検討し、外灯柱に監視カメラを設置すれば低減できると思う。

市長の回答

明世小学校の見守りについては、役員をしていただける方が少なくなっているのが現状です。明世でも青色防犯パトロールの資格を取ってもらって活動してもらっていますので、そのような形でやってもらうとか、こちらから強制的に言うことも出来ませんので、地域でお願いするしかありません。
事故が起きた場合は、市民保険と学校の保険でカバーします。なぜ子どもに付き添っていながら事故が起きたのかなどの責任を問われる恐れもありますが、常識の範囲でカバーするしかありません。
リサイクル家電の不法投棄については、捨てる方の良識に頼るしかありません。市の巡回もありますが、ルール通りでないものはシールを貼って警告して徹底します。そのため、なおさらそこに残ってしまいます。これについても、不法投棄防止を広報で呼びかけるしかないかと考えています。本人の良識に頼るしかありません。
高齢者の認知症は大きな課題です。市では認知症サポーター養成講座を実施しており、講習を受けた証としてオレンジリングを渡し、地域でのあたたかい見守りなどの協力をしてもらっています。
徘徊対策となりますと、市としましては、要望があれば地域包括支援センターが携帯端末を貸し出しまして、GPSで認知症の方の居場所を検索するサービスを実施しています。
防犯カメラは、様々な条件があり、行政でやることは難しく、商店街、自治会や会社などではできますが、行政で行おうとすると、管理の問題やプライバシーなどが課題となり、役所がカメラを設置するのは難しいです。今後の課題とさせてほしいです。

5.交通安全指導について

参加者意見

昔、駅から松ヶ瀬まで自転車で通っていたが、松ヶ瀬橋のところの止まれのところで車が止まらない。右側を自転車で走る学生もいる。
学校で自転車の交通安全の指導はどうなっているのか。正面から向かってくる自転車が多い。横断歩道のところで止まれを守らない人もいるが、止まれの標識のあるところや死角のところでは止まるという指導はしっかりやっているのか。

市長の回答

交通安全に関しましては、幼児園・小学校も含めて定期的に警察と、交通安全協会に皆さんと、先生とで教室を実施しております。特に子どもたちについては、車には気をつけるようにとの指導をしています。自転車に関しましてはコンテストがあり、自転車の乗り方の訓練をして大会に出場してもらい、瑞浪小学校については県で優勝した成果があります。
交通安全に関しましては、相当な頻度で、特に交通安全協会の方が熱心に指導していただいておりますし、月に2回、街頭指導もしていただいております。高齢者訪問、見守り等もやっていただいております。
歩行者が横断歩道のところにいる場合は止まらなくてはいけないのは当然のことです。止まれの標識の停止の徹底なども踏まえて交通安全教室を行なっており、細かな指導をしていますので、よろしくお願いします。

6.化石公園の維持管理について

参加者意見

4月に明世で交通安全教室を行っている。中学校もやっているとのことだが、高校はやってないと思う。これから免許を取るに際して、警察官の方が右側通行とか危険な運転をしている学生に対して、厳しく指導するとか、そのようなことをして交通を学ばせるとよいかと思う。
市民公園は、土日には子ども連れで賑わっている。施設公社があった時には芝はきれいだった。かつては管理されている方も多くいたと思うが、今は土手など草が生えている。地球回廊の石垣も草だらけ。芝には雑草がはびこっている。子どもは芝の上で裸足で遊んだりできないし、ベンチは真っ黒で座れない。その辺はしっかりと管理してもらい、子どもが遊べる環境にしてほしい。経費がないのであれば、公園隊など1ヶ月に1回でもいいので維持管理をするボランティアを募ってはどうだろうか。

市長の回答

交通安全については、御協力いただきありがとうございます。
公園管理については、予算の問題もあり、市としても組織のスリム化として、全体の改革の中で職員の数が減っており、手の行き届かないところも増えてきていると感じています。化石公園は瑞浪の目玉でもあり、良い公園なので、皆が気持ちよく遊べるようにしなくてはいけないと思いますので、見守り頻度を上げたいと思いますが、なかなかきめ細かな対応も難しいです。県も市も、サポーター制度や公共施設の里親制度というものがあり、地域、またはグループで申請していただきますと、活動に対して軍手や草刈機の燃料を提供させていただくような制度もありますので、それらを活用できる団体が編成できるといいと思います。しかし、ボランティアも多様ですので、新たなボランティアに参加して欲しいというのも大変かもしれません。この点についてはしっかり声をかけていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

7.選挙について

参加者意見

選挙が近づくと、市のため県のためといって表明されるわけだが、早々と公認をもらっている人もいる。他にもたくさん出馬されるかもしれないが、最終的に1票を投じるなら、どのような人を選べばいいか。

市長の回答

有権者一人ひとりの御判断によりますので難しいところもありますが、候補者の思いをよく聞いていただいて、候補者が1票を入れるに相応しいかどうかを慎重に判断してもらえるとよいと思います。よく候補者の話を聞いていただくとか、資料を配布される候補者もいますので目を通していただいて、ふさわしいかどうかを一人ひとりが御判断いただくしかないと思います。
現役の方は4年間の動きを判断できますが、新人の方は全くそういったベースがないので、新人との比較は難しいかもしれませんが、どちらにしましても資質を見抜いてもらって、大切な1票を的確に投じてほしいです。
私からお願いしたいことは、絶対に投票を棄権をされないように。期日前投票も簡単にできますので、御利用いただきたいです。

8.広域医療について

参加者意見

広域医療として瑞浪と土岐の病院が統合との話もあったが、新聞では、土岐で新築との話もあった。瑞浪市民が割を食わないようにお願いしたい。

市長の回答

瑞浪市民がそのような思いをもたれているのは承知していますが、内容については全く白紙です。
しかし、土岐総合病院と東濃厚生病院は統合して、20年後30年後の医療の拠点にすべきとの方向性については、土岐市も瑞浪市の方もやむを得ないと理解してもらえると思います。
ただし、場所や経営主体、何十億とかかる建築費用はどうするのかについては、全くの白紙です。これから土岐市と厚生連、県と協議していきますので、よろしくお願いします。
最後は、地域エゴを超えた最終判断が必要であると私は覚悟しております。

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