平成30年6月1日 釜戸地区

ページ番号1003075  更新日 令和2年2月17日

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1.道の駅構想について

参加者意見

瑞浪恵那道路の整備に伴う、道の駅構想について、瑞浪市の観光拠点の一つとなるだけでなく、まちのにぎわい、生活拠点、防災拠点となるように多様な観点から検討していく必要があると考える。
具体例として、

  1. 近くを流れる河川等の水資源や自然環境を生かし、親水広場を整備する。子どもから大人までの憩いの場としての機能を持たせる。
  2. 入浴関連施設(温泉、足湯等)の設置。長く滞在してもらうことができ、新たな消費のきっかけになる。
  3. 若者も立ち寄りやすいファストフード店や、コーヒーショップ、コンビニエンスストア等を併設。
  4. 幼児園、コミュニティーセンター、交番、金融機関等を近くに集約することにより、機能性・利便性を高める。

市長の回答

本当に夢のある提案だと思います。国土交通省としては、道の駅事業があり、名古屋から中津川までの120キロメートルの国道19号で道の駅が唯一あるのが、坂下に1件あるのみです。
以前から国交省としても名古屋から休憩したいタイミングが瑞浪あたりですので、道の駅を設置してはどうですかなどといった御提案をいただいたこともありました。本来であれば、きなぁた瑞浪を道の駅との思いもありましたが、条件を満たすことが難しかったため、直売所という経営形態でのオープンとなりました。
せっかく瑞浪恵那道路ができますし、交差点のできるのが瑞浪で唯一釜戸だけというこですので、釜戸の核となる拠点として道の駅をつくっていただいて、その周辺を釜戸町のために使えるような用地確保をしていきたいと考えています。
今年度から、釜戸、大湫の区長会長をはじめ地域の皆さんとどのような構想にしたらいいのか、色々な機能を備えることができないかなど、釜戸の皆さんに御理解をいただき、そして地権者の方に用地を売っていただけるような構想をまとめていきます。その構想をもとに、釜戸の皆さんに説明をして御理解をいただけたら、国土交通省にも強く要望して、将来の釜戸の拠点となるような施設となり、地区になるといいなと思っています。今いただきました提案は、審議会に伝えさせていただきますので、よろしくお願いします。

2.自然が満喫できる竜吟峡整備のいっそうの推進について。特化や差別化をねらった環境づくりをどのように考えているか

参加者意見

竜吟峡は、「上平地域商業施設」「化石公園施設」「きなぁた瑞浪」と並んで集客を見込むことのできる場所と考える。受入人数には限度があるが、自然志向派にとって魅力ある場にすることはできる。竜吟峡は、他市・他県からの訪問者も多く、平成29年度には年間8,800名近い利用者があり、前年度比31%増と増加している。また、自然ふれあい館には、来館者と職員、来館者と来館者の温かなふれあいという「よさ」があるとともに、現在、幼児児童が自然とふれあって活動できる場づくりも進めている。
こうした状況から、

  1. 現在進められている「道の駅」構想について、竜吟峡及び大湫宿の資源とつないだ人の流れを念頭に置き、民間活力の活用も考えて、手ごろな入浴場所を整備する計画にできないか。
  2. 市として、ふれあい館を含めて竜吟峡の施設整備と予算的支援を充実できないか。
  3. 都市計画面から特別緑地保全地区に指定されている竜吟峡のあり方について、今後の具体的な計画を示して欲しい。

市長の回答

竜吟峡は自然ふれあい館の館長以下、創意工夫、勤労奉仕で素晴らしいウォーキングコースを整備されたり、岩登りなど面白い魅力も増えたことで、竜吟峡で遊びたい人も増え、素晴らしいところになったと評価しているところです。
道の駅構想に合わせてとのことですが、道の駅に駐車場ができるのでそこから歩いて竜吟峡へ行き、歩いて戻ることもできるので、そのような観光ガイドをうまく設置できれば連携できると思います。
温泉施設につきましては、釜戸には2つの旅館がありますので、今すぐとなると、水月館と今井屋に協力してもらい、温泉に入りたい方がいれば600円くらいで温泉に入れるようにお願いできればと思います。将来、道の駅ができて拠点となった場合、そこに用地が確保できるとしたら、温泉施設の誘致も働きかけるタイミングがあるかもしれません。市役所で温泉施設をつくるのは難しいので、民間の事業者を誘致できればと思います。
自然ふれあい館を含めて施設整備の予算措置としましては、要望、提案をいただき、相談もらえれば検討しますが、自然ふれあい館はまちづくりの指定管理者制度で運営していますので、大規模改修などの計画があれば、夢づくりのステップアップ事業を活用してもらえると300万円の支援があります。夢づくり地域交付金を竜吟峡の整備に充てることなども考えられます。例えば大湫町では、本陣山に上る登山道を整備したいとのことで、交付金を使って整備した例もあります。夢づくり地域交付金は100万円ありますし、ステップアップ事業は300万円、環境税やその他補助メニューもありますので、その辺も探しながら支援したいと思いますのでよろしくお願いします。
また、都市計画の面から保全地区の今後の具体的な計画についてですが、昭和52年に特別緑地保全地区に指定されて、自然環境の優れた地区として環境保全の事業を行って今の状態となっています。
当時3億円程度の事業費で整備して、自然ふれあい館ができました。今後、更に施設がいるのか、何がいるのかなども何かあれば御提案をいただければと思います。今の市には具体的な計画はなく、指定管理者として、素晴らしい活用をしてもらっているので、今の状況を維持してもらえればと思います。

3.子育てにメリットのある教育環境の整えや子育て支援体制づくりについて。人口流失、流入への手立て

参加者意見

瑞浪北中学校の開校により地域から中学校がなくなれば、新しく住居を定める人が中学校に近い稲津、瑞浪、土岐、明世地区を希望することが多くなるのは当然である。
釜戸町の人口減少対策として、それらの地域に住む以上の「子どもの教育に関してのお得感」を打ち出せないか。
具体的な内容として、

  1. 幼児園や小学校で早期英語教育の指導プログラムとして、常駐のネイティブ教師の指導を受け、あるいは修学旅行で、外国での1週間のホームステイが無料で体験できるとか。また、他校や外国の学級との映像を使ったバーチャル授業を行う等できないか。
  2. 一人一人に教育機器を持たせた先進的な学習を導入できないか。

こうした、大胆で先行的な方策によって、魅力ある教育の取組や少人数を生かした特色を打ち出し、地域の人口減少に歯止めをかけることを考えてほしい。

市長の回答

御提案いただきました英語教育については、来年、小学校3年生から取り入れられます。
IT機器は小さいうちからしっかりと、正確に適正な利用ができるような子どもに育てていく必要があるので、来年度からタブレットを導入して、生徒が先生とタブレットを通じて検索したりする授業を予定しています。タブレット提供したからといってすぐにできるわけではなく、ソフトなどを入れる必要があり、先生が使いこなせる必要がありますので、先生にタブレットを使った授業の仕方を勉強してもらい、4年生を対象に授業を行ってもらいます。大きな成果が上がると思うので、各学年に広めていく予定です。
中学校の統合は様々な状況を総合的に判断して決めたので、御理解いただきたいと思いますが、小学校は統合する計画はありません。小学校はまちづくりの核でもあるので、地域で維持したいです。中学校の統合については、中学校になった段階でクラス替えとか専門の授業ができて、部活が様々なものができて、人間形成として子ども同士が切磋琢磨できる環境となると、ある程度の生徒数の環境が必要と判断して、統合を進めました。

4.観光材としての釜戸町の「よさ」のアピールについて。宣伝・アピールの強化で状況を改善できないか

参加者意見

釜戸駅は、中央線で唯一、創業以来の駅舎が残っている。また、馬場氏縁の天猷寺と、関連する光春院宝珠寺、下街道をはじめとした古代からの道、多くの物語や民話の存在、サイクリング愛好者や鉄道ファンの来町など、歴史や文化や自然など売り出す材料はあるのに、それらの関連づけや売り出し方のノウハウに欠けるため、材料が埋もれている印象がある。
本年、釜戸町まちづくり推進協議会では、「狐と河童と竜」のキャラクター作りに着手し、今後釜戸町を発信していく手立てとしていきたいと考えている。

  1. キャラクターを活用した情報発信について、専門的な観点からの助言を頂きたい。
    また、竜吟峡であれば、釜戸と大湫、下街道であれば釜戸・土岐・瑞浪・明世など今後は、市内各町の連携した取組をしていく必要があるのではないか。
  2. 市内各町が連携して行うべきこうした取組について、市はどのように考えているのか。
    一例として、釜戸町は、「てくてくかまど」の取組で、ウォーキングコースの提案をしている。市でも推奨ウォーキングマップが作成されているが、いずれも町民や市民に対する内向きの印象が強い。
  3. 観光面における市のレベルでの大胆な「宣伝・アピール」を期待したいが、どのように取り組んでいくのか。

市長の回答

ゆるキャラについては、このあたりでは、多治見のうながっぱが大きな成果をあげています。これはプロの漫画家に1,000万円くらい払ってデザインしたと聞いています。お金をかければいいというものでもありませんが、成功しています。
瑞浪にも2体のゆるキャラがおり、窯之助と、陶町のまちづくりではすえっこくんというキャラクターが活躍しています。窯之助は商店街のゆるキャラですが、すえっこくんは陶の皆さんが業者選びから予算確保まで様々なことをやって作り上げましたので、陶を参考にして、釜戸のゆるキャラを考えてもらえればと思います。陶はステップアップ事業として夢づくり地域交付金活用して作ったので、そのような制度を利用していただければよいかと思います。
市のイベントには、すえっこ、窯之助に出演してもらっています。市のホームページをはじめ、様々な催し物に協力していただけるとありがたいです。そして、釜戸のゆるキャラを発信していけるとありがたいです。
ウォーキングは釜戸が一つの事業として取り組んでいますが、釜戸だけでなく大湫と連携してやっており、2つのまちづくりが連携して実施していますので、よい先進事例として、土岐町などと連携してもらえるとありがたいです。市としても連携については一緒に取り組んでいきます。まちづくりの拠点として市役所西分庁舎に夢サポを整備したのも、交流・連携の拠点づくりを目的としていますので、協議している地区との連携を図ってもらえるとありがたいです。
NHKの朝ドラは東美濃を舞台としてヒットしています。岩村町に観光案内所「えなてらす」が設けられ、古田知事や朝ドラの出演俳優を招いて、開所式が行われました。釜戸にロケの看板を立てたいと思っていますが、まだロケに来るかもしれず、NHKから許可が出ないので、許可が出たら、看板を立てて、ウォーキングしたり、写真を撮ったりできるようにすればいいなと思います。
2020年には「麒麟がくる」という大河ドラマが放映予定であり、明智光秀が題材となることが決まりました。瑞浪市は光秀との接点があるかどうかの立証が難しいらしいですが、土岐源氏が1年間題材となるチャンスであるので、活かしていきたいと考えています。

5.釜戸町の人口減少に対する取組について。これだ!という妙案はなさそうだが

参加者意見

人口減少に対する「これだ」という効果的な手立ては、残念ながらあるとはいえない。釜戸中学校閉校は釜戸町の人口流出に拍車をかける要素が強い。
将来的には、都市づくりでのコンパクト化やアクセスの整備により、地域的なハンディの克服がなされるようにも思える。市内各町の人口流失というより、市全体に照準した人口減少対策が眼目となろう。
学校という点からみれば、三校の中学校にどういう特色を与えるか。教育内容の特色を市民に提示し、保護者や児童生徒が市内三校から選んで通学できるように学区を廃止できないか。
また、よい教員が集まれば教育の質は高まるので、瑞浪市の教員であることの「特典」を打ち出すことはできないか。
釜戸中学校の施設活用について、大学や専門学校など教育関係施設の誘致が最もふさわしいと考える。学校機能の移転は、大変な労力がかかるものかもしれないが、学校の跡地は、教育施設とすることが順当なことではないかと考えるが市はどのように考えているか。
この他、他の提案と相反するものもあるが、人口減少対策に期待できる方途を挙げたい。釜戸町独自という対策はなかなか困難なことであり、一般的で全国のどの市町村でも考えることでもあり、すでに市として力を入れられている部分はあると認識しているが、改めて検討していただきたい。

  1. 地震その他の災害によって被災した方々の積極的な受け入れ態勢を作る。
  2. 耕作放置地を整備して農業への興味関心のある方への提供を行う。
  3. 婚活活動の積極的な支援を行う。
  4. 複数の子どもを持つ家庭に対する現在以上の税制面での優遇をする。
  5. 釜戸中学校の跡地をレストランやフードコートといった食の場にする。
  6. 資金的に困難な営業者への支援を含め、好条件による募集を行う。

市長の回答

多くの御提案をいただきましたが、学校のことについてを中心にお答えさせていただきます。
来年の4月から市内の5つの中学校が3つになるので、学区を廃止して、生徒が選択する学校に行けるように出来ないかとの提案ですが、このことについては、以前、中学校の統合を協議する中で、学区の見直しと中学校の統合が大きなテーマとなりました。
当時の審議会で学区制の見直しについては課題があるとのことで、見直し案からは外れました。中学校の統合については平成15年くらいに審議会で議論しましたが、10年くらいをスパンとして、改めて協議をするべきと、当時取りまとめました。私は市長になって10年近くになり、改めて中学校の統合について審議会を立ち上げて、協議して取りまとめをして、このような形で3学校とすることがベストとしての回答をいただきましたので、地域に御理解をいただき現在に至っています。
学区制の廃止などは、改めて審議会を立ち上げて審議する必要があるかもしれません。個人的には、3校になりましたが、このままでよいかどうか心配です。瑞浪南中学校は、統合しても一学年2クラスです。瑞浪北中学校は4クラスあるのでよいのですが、瑞浪南中学校はこのままだとどうなるか。将来的には学区制の見直しが必要かもしれません。かつて小田の和合の人は明世中学校に行っていました。明世でも、地域のつきあいも明世にするのか、小学校は瑞浪にするのか、という提案もあったので、これも課題です。学区の見直しは近い将来にあるかもしれません。ただし、学区を廃止することについては、あまりにも急激すぎるのではないかと考えますので、御理解をお願いします。
教員の質については、学校の特色を出すのは、校長の采配でできるかもしれませんが、教育委員会としては、学校の特色を出すのはなかなか難しいので、将来の課題として受け止めさせていただきたいです。
中学校の跡地利用は釜戸町の活性化に繋がるような利用をして欲しいとの条件で、正式に公募を始める予定になっています。元々、学校施設であり体育館もありますので、活用する場合は学校として使ってもらえると利用しやすいとも思いますが、まずは公募したいと考えていますのでよろしくお願いします。

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