清水八幡神社の陶製狛犬(しみずはちまんじんじゃのとうせいこまいぬ)

ページ番号1002413  更新日 令和2年2月17日

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写真:清水八幡神社の陶製狛犬

狛犬は獅子に似た動物の像で、神社の社殿の両脇などに守護や魔除けのために置かれます。通常は一対の像を向かい合わせ、向かって右側に口を開いた「阿形」、左側に口を閉じた「吽形」の像を置きます。平安時代には、口を開いた「獅子」、口を閉じて角がある「狛犬」というように両者を区別していましたが、現在は両者を狛犬と呼んでいます。
一般的には、願掛けや神への感謝を込めて信者や氏子により奉納され、現在目にする狛犬の多くは石で造られています。しかし、美濃や尾張では室町時代から陶製(焼き物)の狛犬が制作・奉納され、特に江戸時代以降は制作者や制作年を記した陶製狛犬が多くみられるようになります。
この一体(吽形)の陶製狛犬は、土岐町清水の八幡神社に伝えられているもので、全体に鉄釉が施されています。高さ41.2センチメートルで、背面に「願主/日比野定助」の文字が彫られ、内部にも墨で「日比野定助」と記されています。また、愛知県陶磁資料館で保管されている阿形の狛犬には「安政六歳/己未/八月吉日」の文字が彫られており、安政6年(1859年)の制作であることが知られます。
現在は明世町にある瑞浪市陶磁資料館に預けられ、一般に公開されています。

指定番号
瑞有46
指定年月日
平成17年3月31日
指定の別
市指定文化財
種別
有形文化財
類別
工芸品
時代・年代
安政6年(1859年)
員数他
1体
所在地
瑞浪市土岐町1549 八幡神社
所有者・管理者又は技術保持者
八幡神社

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