桜堂薬師舞楽面(さくらどうやくしぶがくめん)

ページ番号1002404  更新日 令和2年2月17日

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写真:桜堂薬師舞楽面(陵王)

写真:桜堂薬師舞楽面(抜頭)

写真:桜堂薬師舞楽面(納曽利)

舞楽とは、奈良時代から平安時代にかけて中国から伝来した舞(踊り)と音楽のことで、舞楽面はその舞に使用するお面です。
舞楽は平安時代以降、宮廷や神社・寺院などで広く行われるようになり、鎌倉時代頃から全国に広まっていき、各地で地域色豊かな舞楽面が制作されるようになりました。
この舞楽面は、土岐町櫻堂地区の桜堂薬師に伝わるもので、陵王(りょうおう)、抜頭(ばとう)、納曽利(なそり)の3面があります。
陵王は鎌倉時代から南北朝時代の制作で、当初全体に金箔が張られていたものに、後世の補修により黒漆が塗られたとみられます。本来、頭上には竜が乗せられますが、烏天狗のような姿に改変されています。
抜頭は鎌倉時代から南北朝時代の制作で、眉は黒漆、他は朱漆が塗られています。当初は頭部に髪をたくわえていたとみられますが、現在は失われて穴のみが残っています。この頭部の穴は意図的にふさがれており、後世に改変が加えられているようです。
納曽利は室町時代から江戸時代の制作で、全体に朱漆が塗られています。本来納曽利の面は緑色ないし青色ですが、この面は当初から朱色に造られた類例の少ない面です。

指定番号
岐重45
指定年月日
昭和32年12月19日
指定の別
県指定文化財
種別
重要有形文化財
類別
工芸品
時代・年代
鎌倉~江戸時代
員数他
3面
所在地
瑞浪市土岐町5728 桜堂薬師
所有者・管理者又は技術保持者
桜堂区

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