令和元年9月3日 明世地区

ページ番号1005351  更新日 令和2年3月19日

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1.地域に合った避難、避難箇所について

参加者意見

現在、戸狩地区では、指定避難所として明世小学校、市民体育館、指定緊急避難場所として市民公園(いこいの広場)、狭間川公園が指定されています。
しかし、警戒レベル4以上の場合の避難勧告・避難指示が発令された場合、指定場所が遠方である、増水した川を越えなければいけないなど、たどり着くのに困難なことが考えられます。そこで身近な一時避難所として推薦される公園や空き地、公民館などを示していただきたいと思います。

市長の回答

本日、特別に資料を用意してきましたので、これを用いて説明させていただきます。
まず、災害の避難所については、災害にも地震であったり、豪雨災害であったり、台風であったり、土砂災害であったり色々ありますから、一概にどこでなにをしなさいということはないと思います。特に地震でしたら、今言われたような明世小学校とか、指定緊急避難場所である狭間川公園などに逃げていただいても問題ないと思いますが、豪雨災害で本当に川が溢れそうなときに、ここが指定避難所だから、そこへどうしても行かなければならないということではないわけでして、基本的には一番その状況がわかっているのが皆さんです。我々は市役所の災害対策本部にいるので、市民の皆さん一人ひとりの目の前がどのような状態でどのような危険がせまっているのか、我々ではどうしてもすぐにはわかりません。やはり目の前を見たご本人が状況判断をして、こういう場合は避難所に無理して行くよりも、逆に反対方向へ逃げたほうがいいのではないかとか、もしくは避難しないで建物の2階に逃げたほうがいいのではないか、もっと言うと、隣にビルが建っているから、このビルなら頑丈そうだから、このビルに逃げ込ませていただこうかとか、そのような形でそれぞれが御判断いただかないといけないと思います。
市は、避難所としては用意をして指定をしていますけど、その判断はやはり個々でしていただかないといけないということです。
それで、今、県が始めている事業になりますが、県は「私の避難タイミング」という、これがちょうど実物大で少し大きなものです。この地図、わかる方がみえるかもしれませんが、関市で昨年7月に大変な水害が起きました。そのときを参考に、関市をモデル地区としてまずは行っていますが、これを今後、全市的に全ての市町村に取り組んでいただくという県の指導がありました。
市としましても、この「私の避難タイミング」、通称「災害避難カード」というものですけど、これを各地域に下ろしていきまして、それぞれ個々に作成していただいて、家族みんなで共通情報として御認識をいただくということを始めようとしています。
このカードにはどのようなものを書くかといいますと、一つは、安全な場所。雨のときはどこ行ったらいいのか、地震のときはどこ行ったらいいのか、台風のときはどこ行ったらいいのか、土砂災害が起きたらどこ行ったらいいのか。そして安全な場所まで片道何分かかるか。避難を決断してから家を出るまで何分かかるか。それと、要支援者を支援するのに何分かかるか。避難を決断してから、安全な場所まで何分かかるか。もう一つ、誰と避難するかを書く欄があります。そして、何を持って避難をするかを書く欄もあります。そしてもう一つ、危険情報を知る手だては何があるかということも書いてあります。そして大事であるのは、私の避難タイミングということで、どの状況で避難を決断するのかということを普段からここに書いておくということです。ちょうどここに記載した例がありますけれども、この方は、大雨に関する気象情報がテレビなどで、また広報などで発表されたら、もうすぐに避難する。夕暮れの場合は、大雨に関する気象情報が出たら、もう夕暮れから避難をする。そして、警報に切りかえる可能性が高い注意報が来た場合には、もう避難を完了しておくということです。
先ほど言われたように、水が溢れてから避難していたら、絶対に二次災害になってしまいますので、やはり災害を想定されたら早め早めに、安全なうちに明るいうちに避難をしていただく。避難をして、当てがはずれたら、それはよかったということです。夜中になって、川が溢れてからさあ大変だ、避難しようという考え方はもうやめましょうということです。
市としましても、明るいうちに、早目に、当てが外れてもいいから避難情報を発令するように心がけていますので、外れかもしれませんが明るいうち逃げていただくことが一番大事であるということですので、まずは災害避難カードを皆さんに策定していただきたいと思います。現在策定していただける方を募集していますので、区単位ではありますけど、我が区から最初に策定したいと申し出をいただきましたら、ぜひよろしくお願いします。

2.地域に合った避難、避難箇所について(狭間川公園の整備・活用予定について)

参加者意見

明世小学校は市内でも珍しく児童数が増え、教室を増設したとも聞きました。ここ松ヶ瀬でも、狭間川公園で子ども達が遊ぶ姿をよく見るようになりました。せっかく広い公園とテニスコートの空き地があるのに、草が伸び放題であり、決して良い環境とはいえない状況です。災害時の避難場所とも絡めて、今後、どのように整備・活用するのか予定を聞かせていただきたいです。

市長の回答

狭間川公園の管理をどうするのかという御指摘をいただきました。
市内には、都市公園と言われる公園が31か所ありますし、児童公園も、30数か所ありますし、また、市民公園や近隣公園が4か所、あと、街区公園が27か所と、たくさん公園があります。それら全てが全てもちろん管理するのは市の役目ではありますけれども、そこに全て草刈りに行くということはなかなか難しいものもありまして、雑草がひどいから刈りに来てくれと、そのような御要望をいただいたら、自分たちで行くなり、また、シルバーさんに頼んだりということで対応することもありますが、今は里親制度というものをお願いさせていただいています。できたら2人以上で里親に登録できますので、私はこの狭間川公園の管理をしますという登録をしていただければ、草刈り作業に必要な資材を市から提供させていただくという事業を行わせていただいていますし、万が一けがをされることもあるかと思いますので、それも市全体で保険に入っていますので、けがをされたときに保険で対応できるような制度も完備させていただいています。
基本は市で行きますけれども、どうしてもすぐに行けない場合もありますので、できたら里親制度に登録していただいて、できたら自分たちの判断で動いていただき、市の方に言っていただければ燃料や軍手などいろいろ提供させていただきますし、草刈機もお貸しします。ぜひ、里親制度に登録していただければありがたいと思います。既に、明世地区におきましては、薬師町の西洞公園とか、四反田公園などはこの里親制度に登録をしていただいていまして、地域で管理をしていただいている先進事例もありますので、どうかお力添えをいただけないかなと思います。ただどうしてもひどい場合は、申し出ていただければ市の方で確認して、草刈りをさせていただきますけれども、できたら御協力いただけるとありがたいと思います。
それともう一つ、この狭間川公園どうするのかというお話ですが、狭間川公園の設計図、完成イメージ図をお持ちしました。議会でも御承認をいただきましたので、今年度の後半から工事に着手させていただきまして、このような、公園に再生させていただきます。来年の3月までには完成させていただきます。テニスコートは多目的広場というような形で、そのままきれいにして活用させていただきますし、周辺には子どもたちが遊べてウォーキングや散歩とかいろいろしていただけるようなちょっとした小高い丘をつくらせていただいて、そこへ、階段で上がっていただくとか、スロープで上がっていただくとか、本当に使いやすい公園にさせていただきます。工事中は御迷惑かけるかもしれませんが、御理解をいただき、是非可愛がっていただけるとありがたいと思います。

3.瑞浪超深地層研究所の研究終了後の市の財政について

参加者意見

瑞浪超深地層研究所の研究終了後の市の財政についてですが、市長は賃貸借期限の令和4年4月16日までに埋め戻しを完了し、土地を返還するように要請されています。
瑞浪市の財政において、土地の返還後は歳入での交付金がなくなると思います。このような状況になることについて、瑞浪市の財政の行方が非常に危惧されると考えますし、併せて人口減少が進んでいく中では、歳入も減ってきます。これからの瑞浪市の財政をどのように対処されるのかをお聞きしたいと思います。

市長の回答

瑞浪市の財政について御指摘をいただきましたが、おっしゃるとおり瑞浪市は毎年5億5千万円ほど電源立地地域交付金ということで交付を受けています。これは、瑞浪超深地層研究所という原子力の関係施設、関連施設を瑞浪市が受け入れたということに伴う地域への支援ということで交付を受けていますが、当然これは原子力の研究が終われば交付金の対象から外されます。今回研究が終わるわけですから、5億5千万円の交付金がゼロになるわけです。我々としましては、研究所が閉鎖されて更地に戻されるわけですから、約束どおり守っていただいたわけですからそれでいいのですが、やはり、5億5千万円がなくなるということは、確かに財政的には大変なことです。
しかし、それは当初からわかっていたことですので、市としましては、そこでまったく何の手だてもなく5億5千万円がなくなれば、それは市の予算のやりくりに大きな影響が出ますけれども、我々は前々からある程度想定しながら予算編成をして、資金繰りや基金の積み立てなど、色々なことを行ってきていますので、この5億5千万円がなくなったからといって、瑞浪市の市政運営が一度に悪化するというような心配はありません。市政運営の悪化が無いように企業誘致もどんどん行っていまして、企業さんからも、新たな税金をいただけるような手だてもさせていただいておりますので、一定の新しい財源の確保は進んでいるところです。
ただし、人口減少に対しては、人口が減ればそれだけ市の活力は減りますので、人口を増やさないまでも維持したいと思っていますが、今ではもう東京でもこれからは人口が減る時代に突入していますので、瑞浪だけが何かこのようなことを行ったら人口が増える、赤ちゃんが増える、そのような魔法はないのではないのかと思います。ある程度この流れは受け入れながら、人口が減るという事実を受け入れながら、どのような形で市政運営をしていくのか、要は市の規模をそれに合わせていかないといけないのかとも思っていまして、それにつきましてもしっかり手だてを立てさせていただいていますので、御安心いただきたいと思います。

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