令和元年8月27日 陶地区

ページ番号1005288  更新日 令和2年3月17日

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1.瑞浪市内における豚コレラの現状と今後について

参加者意見

私は猟友会員で、鳥獣被害対策防止対策実施隊員です。瑞浪市、特に陶町内では、陽性反応の出たイノシシは何頭ぐらい確認されていますか。また、多額の費用を費やしてワクチンを山に撒いたわけですが、免疫できたイノシシが確認されましたか。
次に、養豚業者を守るためなのに、豚にワクチンを打たずに、健康なイノシシを増やすわけですが、農作物への被害が増えたそうで心配です。大川地区では水田や畑などで今、被害が出ています。愛知三重にも感染が広がっている。これは6月下旬のことで、今現在では、岐阜県の周りに7月、滋賀県以外の県全てに、広がっているわけで、千頭以上が多分、確認されているらしいです。いつになったら狩猟ができるかということを加えてお伺いしたいです。

市長の回答

豚コレラは瑞浪市のみならず、岐阜県、愛知県、三重県、最近では福井県の方まで拡大していますが、大変大きな問題となっています。特に、岐阜県瑞浪市は瑞浪ボーノポークということで、平成24年から本当に旨み成分の高いおいしい豚肉を瑞浪の特産品として、きなぁた瑞浪を始め、市内の飲食店で提供させていただいており、焼肉や豚カツなどで食べていただいていまして、飲食店の皆さんからも大変商売が繁盛してうれしいというような御意見もいただいていたところでしたが、現在、瑞浪ボーノポークを生産する農家は感染してしまって今生産が止まってしまっており、大変深刻な状況にあります。
それで現在、陶で豚コレラに感染している野生イノシシは何頭あったかという質問をいただきましたが、瑞浪市で35頭の豚コレラの感染野生イノシシが発生していて、そのうち12頭が陶町で確認をされている状況です。そこで、県内では4月3日から7月18日まで野生イノシシにワクチンを餌に混ぜて食べさせ、抗体を付けようとしておりますが、現在、捕獲されて、抗体ができているかどうかを確認できたパーセンテージは16%ぐらいで、つまり16%の野生イノシシに抗体の確認ができたということです。
野生イノシシを元気にさせるわけではないのですが、抗体を持たせることにより、農場の豚への感染を防ぐという方法です。これはヨーロッパの方で特に行われている対策でして、厚労省もそれを採用しているわけですが、我々としては、どうしても即効性がないので、やはり農場の豚にワクチンを打たせて欲しいと、そうすれば安心して豚の飼育ができるし、豚肉の供給ができるということで、今、厚労省に強く要望させていただいていますが、厚労省としては、今現在、その農場の豚へのワクチンの投与は認められないというような方針で、何とかそういった外的要因を無くすことにより感染を止めたいとしてみえるという状況です。
また、農作物に野生イノシシによる被害が出始めているという話もありますが、これは今回のワクチンがあったからなかったからということではなく、元々、ここ数年来、鳥獣害による野菜などの被害というのは絶えないわけでありまして、陶だけではなく全市的にこの被害は出ている状況です。市としましても、農林課で、農作物への被害防止については、電気牧柵やワイヤーメッシュなどを支援することにより、被害を防いでいくという取り組みをさせていただいていますので、是非、田や畑などで被害を心配される場合は、農林課に御相談をいただければありがたいですし、また、野生のイノシシを捕獲するための檻なども、猟友会の方で、お力を貸していただいていますので、その件につきましても、猟友会または農林課に御相談をいただければと思います。何とか野生イノシシの対策をしながら、豚コレラを防ぎ、安心して農場の豚が飼育できるような状況に戻していきたいと今考えておりますので、よろしくお願いします。
猟期については今のところ、県から正式な通知が来ていませんので、また、通知が来次第、農林課から猟友会の皆さんに通知をさせていただきますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。

【上記回答は8月27日時点のものです。現在は瑞浪ボーノポークの生産は再開しており、農場の豚へのワクチンの摂取も行っています。】

2.道路の維持(国道、県道、市道)について

参加者意見

ガードレールの外や山側から、草や木が道路側にはみ出しているのですが、誰でも車に当たるのは嫌ですので、センターライン側によけて通ると思います。再度の白線からはみ出しているものだけでも切って欲しいです。
また、道路の上に大きく覆いかぶさっている木も、ガードレールや再度の白線の外で、切るべきではないでしょうか。

市長の回答

道路の維持管理、特に草や雑木の処理に関しましては、県道の場合は年に1回、県が管理をしていただいていますし、市道に関しましても、主要幹線道路は、やはり同じように年1回、定期的に管理をさせていただいています。そのときに、特に通行に妨げのあるような場合はしっかり伐採などをさせていただきますし、草刈りなどをさせていただいているところですが、年に1回というサイクルですので、やはり草や木はもっともっと伸びてきますので、それでは足らないという御指摘もあると思います。しかし、回数を増やすということは、それだけ予算もかかることでして、市内全域、県道も市道もありますので、なかなか難しいかと思います。
ただし、お願いしたいことは、どうしても危険であると、緊急性を要しこのまま放置していたら大変危険だ、次に切りに来るときまで待てないというような場合もあるかと思います。そのような場合は市にすぐに通報していただきたいですし、市の職員にも通勤中にもし道路に穴が空いていたり木が倒れかかっていたり、草が生えていて視界を妨げるような場合があったら、すぐ土木課へ通報してほしいと言っていますし、あと郵便局の方や新聞配達の方々とも協定を結ばせていただいて、お仕事で市内各地を周ってみえますので、そういうときにもし何か危険な状況を確認したら連絡していただき、市がその場所に行って解消するというようなシステムを構築させていただいていますので、御紹介させていただきます。1年に1回では待てないという御指摘もあるかと思いますが、どうしてもここをなんとかして欲しいという場所がありましたら、ご連絡をいただければ早急に対応させていただきますので、よろしくお願いします。
あとは、草にしても木にしても、道路に倒れてきている場合もありますが、その木などが個人の山から倒れてきている場合もあり、こうした場合は市が勝手に切るわけにはいきませんので、そうした場合は山の所有者や土地の所有者に通知を出して、こういう危険な状態、交通に支障のある状態になっていますから、早急に対応をしてくださいというお願いの通知を出させていただきます。そうしますと、それはいけないということで、すぐ対応していただける所有者の方もみえますが、中には通知を出してもすぐに対応していただけないケースもありまして、実は困っているところもあります。今後は、そうはいっても危険が迫っているわけですから、土地の所有者に連絡しても、土地の所有者が対応することが難しい場合は、上限や条件がありますが、対象経費の半額を市から補助し、地元の団体等で伐採していただける制度を今年から運用しています。そういうケースがあるかと思いますので、また市に御連絡をいただきたいと思います。

3.医師確保について

参加者意見

現在、西尾医院は閉院し、石田医院は来年3月末までと聞きます。
一週間に二日でもいいので、陶町に医師の確保をお願いします。(高齢者は他地区へ出ていくことは出来ません)

市長の回答

医師確保については、本当に大きな課題です。第一部で東濃中部の医療提供体制のお話をさせていただきましたが、大きな枠でも課題になっていますし、それぞれの地域でも大きな課題になっていると思います。
私の出身の釜戸でも、昨年、塚田医院さんが高齢で閉院されまして、今、釜戸町には病院がありません。陶町も石田医院さんが何とか開業されているという状況ですので、陶町としましても大きな課題であると思っています。
市としましては、東濃厚生病院が市民病院的な役割を担っていただいていますから、東濃厚生病院の塚田院長先生や事務局長さんに要望はさせていただいていますけれども、東濃厚生病院も思うように先生が確保できていない状況ですので、東濃厚生病院から各地域に先生を派遣して、病院を陶町や釜戸町で維持することは難しいというようなお話をお聞きしました。
しかし、東濃厚生病院としましても、そうは言っても放置はできないということで、病院から御提案をいただいたことが、大型バスを改良して巡回診療ができるバスに改装しますということでした。そのバスを使って定期的に、現在釜戸町をテストケースとして巡回に来ていただいています。回数としては少ないのですが、第1、第3、第5水曜日の午後に巡回バスが釜戸町に来まして、コミュニティーセンターにそのバスを停めていただいて、コミュニティーセンターでしたらトイレなども全部ありますので、コミュニティーセンターを使っていただいて、巡回診療を始めていただいています。まだまだ利用される方が思ったより少ないようでして、しっかり周知されてないのかと思いますけど、これから何回も繰り返し行う中で釜戸町民に周知が進めば、それでは第1、第3、第5水曜日はコミュニティーセンターに行こうと、何も東濃厚生病院まで行かなくてもいいというようになると期待しています。
東濃厚生病院としましては、今、釜戸町でモデル的に行っていただいていますが、もし、条件がそろえば陶町へもそのバスを次はまわしたいと、そのようなことも言っていただいていますので、全く手だてがないということは大変残念なことでありますけれども、かろうじて巡回バスでも月に何回か来てもらうだけでも、ありがたいと思います。薬などは、それぞれの地区の薬局と東濃厚生病院が連携をとっていただいて、その巡回バスで診療して処方箋を渡せば、その処方箋をもって釜戸に2軒、薬局がありますので、そこへ釜戸町民の方が持っていけば薬はいただけるという形になっていますので、仮に陶へ巡回バスがまわってくるようになったとしますと、その処方箋を山田薬局さんなどに持っていけば、薬はそこからいただける形になるかと思います。まだ今、病院が開業中ですので、その後の課題かと思っていますけれども、そのような状況ですので、よろしくお願いします。

4.核家族のその先は!

参加者意見

子ども達は、自立して家を建て、親の家はいらないと言われたと知人から聞きました。そして、一軒家に高齢で一人暮らしの人が急増とその先の空き家問題。その反面、大都会では超過密社会!
将来急増する空き家対策として都会の会社勤めをしていなくて自宅で仕事をしている人達(陶芸家、画家等の芸術家とか自宅でネットで稼ぐ人達)等を空家に低価格できてもらう方法を少しでも考えてみたらどうか。

市長の回答

空き家対策については本当に大きな課題でして、立派なお屋敷も空き家になってしまっていますし、本当に空き家が増えてきています。しかも周辺部だけではなく、街中でも空き家が増えており、大変困っている状況です。瑞浪市としましては、そのような空き家の所有者と連絡を取らせていただいて、もう使わないのでしたらそこを売りませんか、もしくは他の人に貸しませんかということで、空き家と、空き地もですけど、バンクを設立させていただきまして、登録制度を設けさせていただいています。
登録をしていただいて、専門の不動産会社、市内約10社と連携をとらせていただいていますが、専門の不動産会社の方々が間に入って、その空き家、空き地の斡旋をしていただいていますので、是非、御登録いただければありがたいですし、もしお知り合いで空き家、空き地を保有してみえる方がいましたら、御紹介をいただけるとありがたいと思います。
この事業は市民協働課が担当しています。また、現在までに実績として空き家で31軒売れまして、空き地は10か所が売れました。これも市内全体ですが、そういう実績も出始めていますので、是非、空き家・空き地バンクに御登録をいただきたいと思います。
一方で、登録していただいた空き家をお買い求められる場合、当然空き家ですから傷んでいるところもありますので、新しく購入された方は改修をされると思います。そうした場合は、上限100万円まで補助金を用意させていただいていますので、この制度を使っていただけるということにもなりますし、市外から瑞浪市に移り住んでいただく場合、空き家を買ったり、空き地を買ったりした場合は奨励金を出させていただいていまして、市外から瑞浪市へ来て土地を買って家を建てていただいた場合は、最大50万奨励金をお出しさせていただいていまして、なんとか瑞浪を選んでいただけるように支援をさせていただいています。この50万円の奨励金は、現金でお渡しするのではなく、市内で使っていただける商品券でお渡しをしていますので、移住される方もプラスですし、50万円の商品券は市内のお店でしか使えませんので、市内のお店の商売にも繋がるということを狙いまして制度も設けさせていただいていますので、是非お知り合いの方に御紹介いただきたいと思います。
それともう一つ、いい提案をしていただいたのですが、何も都会にいなくても田舎でもお仕事ができる色々な職種があります。もちろん陶芸家とか画家とかインターネットで仕事される方々とか、それらは何も都会にいなくても田舎の環境のいいところで子どもと一緒に暮らしながら仕事ができるという、そういう職種の方もみえるので、そういう方を誘致したらどうかという大変すばらしい提案であると思います。そういう方々であれば喜んで来てくれるのではないかと思いますが、ただ、そういう方々に特化して支援するというわけにはいきません。そういう形でなくても、瑞浪市に来ていただければ、さきほど言ったような支援制度がありますので、そちらを活用いただければと思います。
この陶芸家に特化して移住定住施策を進めているのが、大湫町です。大湫町が、町自らが空き家を管理されまして、空き家の情報を全国に発信し、大湫町に本当に多くの陶芸家が移り住んできています。そういう実績を挙げている町もありますので、是非陶町のまちづくりでも参考にしていただきたいと思います。

5.通学路である信号交差点の安全確保について

参加者意見

陶町大川交差点(国道363号と県道瑞浪大野瀬線)は、現在通学路として指定されており、遠距離バス通学者や徒歩通学者はこの交差点を横断してバス停方面や旧道方面に向かう必要があります。滋賀県の交差点内で信号待ちをしていた園児が自動車衝突事故により巻き添えとなった事案もあり、毎日が大変不安であります。
この交差点はとても危険であるため、対応策として次の3点を提案します。

  1. 通学時間帯(例えば6時50分~8時)の信号歩車道分離
  2. 交差点周辺のガードレール設置
  3. 「横断者あり」などの交通安全表示、看板設置など

市長の回答

私もよくこの道を通らせていただいていますので、やはり危ないと思うこともあります。ましてや小さいお子さんが歩いて渡るとなると、大変ではないかと思います。ずっと見守りをされているということで、本当に御苦労さまでございます。今御提案いただきました内容につきましては、事前に御意見を提出していただいていましたので、担当があらかじめ警察とも協議をさせていただいたのですが、まずはやはり通学時間帯に信号歩車道の分離という処置は、なかなか難しいということでした。
ただ、二つ目のガードレールやガードパイプなどの設置は、これは一度県へ要望しまして、すぐというわけにはいかないかもしれませんが、強く要望させていただきます。
それともう一つ、横断者ありというような表示や看板設置ができないかという御要望ですが、これもやはり多治見警察署と協議をしながら、交通安全協会にも御相談しながら、せめてこれだけでも最初にできないかと思っていますので、少しお時間をいただければと思います。しっかり県へ要望しまして、また回答はコミュニティーセンターを通してさせていただきますので、少しお待ちください。

【生活安全課から補足】
通学路点検にて県に交通安全施設の整備を要望し、「ガードパイプと外側線を時期は確定できないが、施工する」との回答をいただいています。
また、看板等に関しては、交通安全協会が注意喚起の幟を所有しておりますので、交通安全協会と自治会で調整いただき、幟を設置していただくこととなります。なお、交通安全協会には連絡し承諾をいただいています。

6.消防団の再編と児童遊園地の整備について

参加者意見

今、消防団員の数が少ないので、猿爪、水上、大川には現在5分団ありまして70人の定員ところが全然足りていません。この3月に私どもは役員の引き継ぎをしましたが、最初に出てきた話が消防団員の勧誘についてでして、もし消防団員が入ってくれなければ組長が入れということでした。私は組長ですけども、もう70歳に近いので今さら消防団には入れないと思っているところです。
実はこの3月に、地元の消防署にかけあい、地域ごとにある消火栓や消火器を使いたいと言いましたら大きな障害がありました。それは何かといいますと、まず一つは水道水が濁るため、そうそう皆さんの御理解、御協力を得ることができないということでした。
しかし、もし何かあったときの初期消火というのは、地元の自分たちで行わなくてはならないのに、消火栓を使えない。今の消防署に行けばできますが、実際にそれぞれの各地域で違うと思います。ですから、そういう消火栓があっても使えないというところが今大きな障害になっているのではと思います。
あともう一つ、遊び場の問題ですが、水上には二つありますが、確かに子どもも減っています。ですから、今更新たに整備していただきたいということもないわけはないですけども、地元の声としてあげさせていただきました。

市長の回答

消防団については、大きな課題になってきていまして、陶町のみならず全市的にも消防団の確保が難しい状況です。消防団に関しましては、特に陶の場合は区役というような制度まで踏み込んでいただいていまして、何とか確保していただいている状況であるということも聞いていますが、若い人たちがどうしても名古屋や豊田などに勤めに行ってしまい、地元に居ないから入団しても活躍や活動できないから入りませんというようなことも耳にします。
なかなか隊員の確保は難しいという話は聞いていますけれども、県としましても市としましても、消防団に入ることにより少しでもメリットや魅力があるような形にして、勧誘しやすくしようとしています。そのような事業は、今進めさせていただいていまして、消防団の協力事業所表示制度や、学生消防団の活動認証制度など、学生でも消防団に入って活動できるような制度も今始めさせていただいていまして、消防団員の確保に少しでも繋がればいいと思っています。
これには、定員の問題など色々見直さなければならない場面も来ると思っていますが、何とか地域でお願いをしていただいている状況です。それと、拠点などの統合についても、それぞれが隊員の確保が難しいから、二つを一つにすれば何とか隊員がまとまるのではないかというような考え方もあるわけですけれども、この辺りのところは、地域の方と消防団とで協議をしていかなければならないと思います。今ここで、市の方ではいそうしますというような結論は出せないと思いますので、消防団と協議をする中で、それが可能なのかどうなのか、また地域の安全・安心を確保するためにそれでいいのか、そのようなことも考えていかなければならないと思います。しかし、そういうことにも踏み込んでいかなければならない時期に来つつあるとも思います。
それと、消火栓が使えないというのはどういうことでしょうか。訓練で使用できないということでしょうか。私は専門家ではありませんので、一度消防署に確認して、また返事をさせていただきます。
それと、公園の管理ということで、水上の公園整備が不十分であると、そのような御指摘をいただきました。この御提案も事前にいただきましたので、実は写真を撮ってきました。今現在は綺麗になっていますので、おそらく地域の皆さんが勤労奉仕で綺麗にしていただいているのかと思いますが、市としましても遊具の点検は定期的にさせていただいています。やはり遊具が壊れていると、使うお子さんが怪我をされる場合もありますので、遊具は定期的に点検させていただいています。草刈りなどについては、申しわけありませんが、手が回らない部分がありますので、地域の皆さんに、御協力をお願いしているという状況です。この写真のように、こんなに綺麗にしていただいています。改めて、地域の方の御努力に敬意を表したいと思いますし、これからもどうかお力添えをいただきたいと思います。

【消防本部警防課から補足】
訓練で消火栓の使用は可能ですが、市役所上下水道課への連絡が必要となります。

7.インターネットの利用状況について

参加者意見

2019年6月現在、NTT西日本に確認するとインターネットADSL契約が2023年1月31日までに終了予定であり、フレッツ光契約に移行したいが、当地はサービス圏外であるとのこと。また、地元のケーブルテレビ会社の光契約は可能であるが、一部地域はサービス圏外であるとのこと。
インターネットからのニュース・天気予報などの利用が身近になり、情報収集方法が複数あった方が良いと思われます。
行政のバックアップにより町内全域に導入をご検討いただきたい。

市長の回答

確かに光回線が繋がらない地域におかれましては、大きな課題であると思います。
ただ、どうしてもインフラ整備は民間のケーブルテレビ業者ですとか、携帯電話業者などが行っている事業でして、市の方でもちろん陶だけではなく日吉地区も繋がらない地域がありますので、前々から、大きな課題として民間事業者の方にお願いをしているところです。しかし、民間事業者の方にとっては、費用対効果等々大きな課題があるわけでして、設備投資するため、特に有線で設備投資するためには、膨大な工事が掛かるというようなことから、なかなか事業に踏み切っていただけないというところが現状です。
市としましては、防災行政無線ですとか、携帯電話への絆メールですとか、今後はSNSで情報発信をするような事業も始めさせていただきますが、そういうような形で災害情報や防犯情報など災害をいち早くお伝えしようと思っていますので、現在は携帯電話などのネットワークを使っていただければ、普段の情報であれば情報収集することができるのではないかと思います。ただし、パソコンを使ってグラフをつくりたいとか、資料をつくりたいとかになると、やはりパソコンを使うことになるかと思いますが、情報収集であれば携帯電話を活用されてもとりあえず急場は凌げると思います。
市としましても、引き続き事業者に要望活動は強く続けていきますが、今すぐというわけにはどうしてもいかないものですから、御了承いただきたいと思います。

8.住宅リフォーム補助金の交付及び合併浄化槽補助金の継続について

参加者意見

合併浄化槽について、2件御提案をしたいと思います。
まず一つ目は、住宅リフォーム補助金の交付についてということで、合併浄化槽設置工事に際しては、当然、便器の交換が必要となります。トイレの両方も同時に行うことによりケースが多く、住民の方の負担が増えてくるのが実態です。住宅リフォームの補助金の交付により、陶地区の合併処理槽設置が増えて、トイレの水洗化の促進と共に、居住環境の向上を図ることができます。
また、市民が快適な暮らしができる環境社会を実現するためにも、リフォームによる生活環境の維持と、向上を図ることが必要です。リフォーム工事等により、地元企業の活性化にも繋がりますので、補助金の検討をお願いしたいと思います。
二つ目に、合併浄化槽補助金の継続についてということで、陶地区につきましては、下水道計画区域外ということで、合併浄化槽を設置した場合に市から補助金が支給されています。今後この補助金が減ることはありませんかという質問と、瑞浪市は他の市町村と比較して補助金金額は多く支給されています。そういったことで、設置者の負担も軽減されています。この陶地区の水洗化の促進とともに、生活環境の向上に繋がりますので、ぜひ現在の補助金を継続して、支給をお願いしたいと思います。
併せて、現在の陶地区の合併浄化槽設置状況と、設置推進計画について教えていただきたいと思います。参考に、東濃地区の合併浄化槽設置の場合の補助金の額は、5人槽の場合瑞浪市が77万7,000円ということで、非常に多くの補助金をいただいていますので、ぜひこの金額の継続をお願いしたいと思います。
実は私の自宅も、3年前に合併槽にしました。トイレも水洗化になりまして、臭いも無く、非常に清潔で快適な環境で生活することができまして家族も非常に喜んでおりますし、特に孫が来た時に非常に綺麗だということで喜んでくれています。補助金を交付いただいて非常に感謝していますので、是非継続をお願いしたいと思います。陶をもっと住みやすい街にするためにも、トイレの水洗化を増やすことが必要であると思いますので、リフォームの補助金と、合併槽補助金の継続をお願いしたいと思います。

市長の回答

現在、瑞浪市には合併浄化槽の設置補助制度がありますが、それに伴うリフォームの補助制度はありません。御自分の御自宅をリフォームされる場合は、自己資金でリフォームをしていただく以外、今のところないのが現状です。さらに、リフォームの補助制度を是非つくっていただきたいという御要望もあるかと思いますけど、今のところ予定はありませんので、よろしくお願いします。
それと、今の合併浄化槽に関しましては、今御説明していただいたとおり瑞浪市を市内全域水洗化を実現したいというこれは大きなテーマでありまして、水洗化を実現する方法が三つあります。下水道で水洗化する方法と、農業集落排水で水洗化する方法と、合併処理浄化槽で水洗化をする方法、この三つの方法のどれかで全域水洗化を実現したいという事業を進めさせていただいています。
どうしても地域ごとの条件がありますので、公共下水道が通らない地域に関しましては、合併浄化槽をお使いいただくのが一番良いわけでありますが、やはり合併浄化槽の設置工事をするためには、今御紹介いただきましたように、5人槽5人家族用の合併浄化槽ですと、大体110万円ほどかかります。それを、自己資金でといっても、市が全域水洗化を目指しているのに支援はしてくれないのかという大きな声もありましたので、市としましては、補助金を出させていただいています。御紹介いただきましたとおり、5人槽の場合、77万7000円まで補助金を出させていただいていますので、自己負担は33万円あまりで済むというような状況です。
実は、この合併処理浄化槽の設置補助金の期間は5年間と決めておりまして、その5年間は実は平成29年までという状況でしたが、これを見直しまして、やはりこれは多くの市民の皆さんから期待も御要望も高いということから、3年間延長をさせていただいていまして、令和2年度、来年度までは同じ条件で延長をさせていただいています。まずは来年度までは今の条件で補助金を御活用いただけますので、計画を進めていただければと思います。特に、今年はまだ予算が残っていますので、今から申請いただければすぐ許可がおりるかと思います。
それでは令和2年度を過ぎたらもうそれでいいのかということですが、これについてはその状況をみながら延長するかしないか、仮にするにしても多少内容を見直すか、そのことは来年考えさせていただきたいと思います。
現在の合併処理浄化槽の普及状況ですが、合併浄化槽を対象とした地域では約50%の方が合併浄化槽を使って水洗化を図っていただいており、まだ合併浄化槽も使っていただけない地域も半分あるわけですが、市としましては、少なくとも令和5年度までには58%までは普及させたいという計画で進めています。そういう計画もありますので、その計画までは、延長しなければならないと思っています。

(参加者意見)
先ほどの住宅リフォームの補助金については、追加でお願いしたいということでの提案でした。実は可児市ではこういった補助金が出ているということで、そういったことを踏まえて、リフォームの部分の費用も少しでも交付をお願いできないかとのお願いです。

(市長)
今のところ予定はありませんが、課題とさせていただきます。

9.多目的公園づくりから高齢者に元気で夢と楽しみを!

参加者意見

瑞浪市になって65年、振り返ってみますと、非常に陶町が経済繁栄した時間も長かったわけですけども、現在は、先ほども話があったように65歳以上の方が2人に1人という大変高齢化社会を迎えている一方、陶磁器産業も世界的に、また国内的ももちろんですけれども、構造不況の中で大変苦労をしてみえるわけです。
私ども高齢者としましても、ずっと市街地へ下がっていきますと公園が至るところに目につきますけれども、陶町には全くそういうところがありません。そういう施設を一つ、陶町につくっていただきたいということで、多目的公園、自然公園を提案させていただきました。それによって、高齢者の引きこもりが少なくなるし、公園で一日を過ごすことが大変楽しみになるということで、高齢者にも夢が持てるような陶町を感じ取れると思いますので、御提案させていただきました。
場所は、市長さんが今年の2月の定例市議会で発言されていましたように、観光施設のチケット、周遊チケットと言いますか、そういうものをもって強化をしていくという方針を述べられていたようですけれども、そういうことの中に、私どもの陶町には、ギネス世界一の狛犬、それから茶壺、陶磁器産業の象徴であります。陶磁関係の陶与左衛門窯というのがありまして、それが、こま犬はこま犬、茶壺は茶壺、与左衛門窯は与左衛門窯ということで、一つずつが独立型のような形になっていますので、それを一つにするということになりますと、先ほども交通安全でお話があったように、国道363号をまたぐ遊歩道をつくり、与左衛門窯と茶壺を繋げるということも何かの機会の時にお願いしたら、できることがあるのではないかということも思いました。
それから、こま犬と茶壺が並んでいるように見えますけれども、やはり独立していまして、こま犬にいた人はまた国道へ戻り、茶壺へ行かなくてはならないということで、駐車場も少ないし不便さがありますので、あの辺りの整備を含めて幼児の総合的な遊園地、年寄りが出かけて1日を楽しく過ごせるような多目的な自然公園、そういうものがないですから、こういうことも踏まえて、長期のビジョンになりますけども、市長さんの力で是非これをつくり上げていただきたいというのが私の提案です。
そうしますと、そこの周辺には、マレットゴルフ場をつくったり、散策道路があったり、もう一つは陶町には大変美しい世紀のモネの池以上の水質がある水がそのまま自然に流れているだけですので、こま犬の側に少しつくり上げていただくと、それが小川のせせらぎ川のような形になり、その周辺に阿智村のようなハナモモの木や、その他いろいろ1年中過ごして花いっぱいの自然の公園をつくり上げる、そういうものを含めて整備をお願いしたいと思います。
それには、まちづくり連合区はじめ、あらゆる陶町の諸団体が検討して、こういう場で市長さんよろしくお願いしますというところに持っていけたらいいのではないかと御提案させていただきたいと思います。それに市長さんが、分かったと前向きになり、色々検討していただけると、陶町民、特に年寄りが大変ありがたく思います。
また、余談ですが、豊田へ働いてみえる方の話ですが、陶町に住居を移してそこに住みたいと思っても、まず幼児の遊び場がない、それからそれに付随する自然、休みどころがないというようなことで、もしそれらのことが解決できれば、豊田に勤めながら陶町に住居を構えたいという方もおみえですので、そういうことも総合的に判断して、何とか、多目的な自然公園をつくっていただけるようにお願いしたいと思います。それには、陶町民が全力で協力していただくということになると思いますのでよろしくお願いします。

市長の回答

詳細にわたり、陶町の様々な魅力を発表いただきながら夢のある御提案をいただきましたが、大変大きなスケールの御提案ですので、すぐわかりましたと言える規模ではありませんが、一度将来の課題ということで取り組んでいきたいと思います。しかし、一度に今御提案いただいたような多目的公園はできないかもしれませんが、例えば、茶壺からこま犬に行く遊歩道みたいなものが山の中にできないかとか、できることはいくつかあるかと思います。
陶町の皆さんにご相談もしながら、まずはできるところから着手していきたいと思います。これからまた色々と御提案をいただきたいと思います。

10.土木要望の進捗状況について

参加者意見

平成13年度ぐらいからずっと土木の関係で要望書を提出していますが、これが上にいっていないのか、全然変わりありません。どうなっていますか。
水路と道路を拡張してくださいという内容ですが、水路については土地は全て市の土地となっていますし、工事もできる状態になっているわけですが、19年から20年近く工事は行われませんし、もう一つ、東町の市道が崖崩れとなっていますが、それも何年も修繕されていないみたいで今コーンがおいてありますが、そういう小さい箇所は後回しになるのですか。

市長の回答

今、具体的に御指摘がありましたし、前々から御要望いただいていながら対応していないということにつきましては、少し確認をさせていただきますので、申し訳ありません。今の件を、後で具体的に聞かせていただき、それぞれの今御指摘のあったところは、本当に市の方で承知していないのかしているのか、しているとしたらどうして進んでいないのか、回答をしっかりとさせていただきますので、お時間を少しください。

【土木課から補足】
ご意見のとおり、本箇所の道路拡幅要望は平成13年2月に地区より提出いただいており、ここ最近の要望書について確認を行った結果でも平成28年度から現在に至るまで毎年提出をしていただいています。
しかし、通学路など歩行者が多く利用し、交通安全上早期に拡幅等の対策が必要な箇所を優先して道路改良事業を行っており、本箇所は通学路に指定されておらず、歩行者も比較的少ないことから、事業効果を考え拡幅は困難とさせていただいています。
ご意見をいただいた方に対し、直接面談し拡幅が困難であることについてご説明させていただきました。また、今年度の地区要望についても同様の要望があったため、困難であることについて理由も含め回答しています。
崖崩れについては、昨年度市民の方より通報を受け土木課にて確認を行い、路側部分が降雨により崩落していたことから、カラーコーンを設置し注意喚起を行いました。しかし、緊急性が低いことから早期の路側復旧は行いませんでしたが、現在は対応済みです。

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