令和元年10月24日 中京学院大学

ページ番号1003736  更新日 令和2年4月23日

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テーマ「まちの未来・夢・希望について」

1.瑞浪駅周辺の活性化(その1)

参加者意見

出身地は、岐阜県中津川市です。私の提案は、ショッピングモールが少ないと思うので、ショッピングモールを建設してほしいと思っています。また、瑞浪駅前の店はシャッターが閉まっているお店が多いため、復旧などして活性化を図っていただきたいと思っています。
あとは、学生だけでなく、高齢者のことも考えて、バリアフリーの道路などが整備されるといいと思います。
最後に、自然が欲しいと思っています。

市長の回答

中津川市は、リニアによりこれから益々活性化すると思います。瑞浪市においても、瑞浪駅周辺がショッピングモール、公園、映画館、コンビニなど皆さんの生活利便性を向上し活性化できるといいと思っています。瑞浪駅周辺再開発を必ず実現し、こういう要素を取り入れていきながら、経営者の方々には経営手法などを検討していただき、市も加わり時間をかけながら、瑞浪駅周辺でお店を経営してみたいと思っていただけるような環境整備を進めていきたいと思います。
再開発は8、9年後を目指していますので、その際は瑞浪へ来ていただければありがたいと思います。

2.瑞浪駅周辺の活性化(その2)

参加者意見

出身地は、愛知県大府市です。瑞浪駅の近くには、コンビニ、商業施設、飲食店が少ないと思います。駅は、大学生や高校生も多く利用する施設ですので、コンビニなどがあると利用者も増えますし、大学生は、授業の空きコマがあるので、その間にカフェなどの飲食店があれば利用できます。
また、その地域の方と触れ合うこともできると思います。学生など若い人たちが利用するお店などが増えることで、瑞浪市にも人が集まり、地域の方との交流も増して活性化するのではないかと思います。

市長の回答

こうした御意見は、毎年大学生や高校生の皆さんからいただいています。過去には駅前と駅北に2、3軒コンビニがありました。現在は駅北に1軒あるだけです。また、駅前にスーパーがあった時代もありました。しかし、時代の流れとともに、人口も減少しニーズも変化し、駅前では経営が成り立たなくなってきています。
現在、市では瑞浪駅周辺の再開発を進めているところです。環境整備を行うことで、意欲のある経営者の方々などと再度駅前を活性化していきたいと思っています。

3.保育の無償化による保育の質の向上/スポーツのまちとしての活性化

参加者意見

出身地は、瑞浪市です。10月1日より、保育の無償化が始まりました。大学で無償化の講義を受け、メリットもデメリットもあると思いました。私も4月から保育士として働いていく中で、保育士の待遇、現場の保育士不足、待機児童問題など、支払いが多くなる家庭が出てくる場合もあると考えています。
一方で瑞浪市は、こども園ができる前に幼児園を設置するなど、私の中では先見の明があると捉えています。瑞浪市は、スポーツのまち、教育のまちなどとも言われていますが、保育のまち瑞浪としても発信できないかと考えています。
具体的には、保育の無償化に伴って、まずは保育の質をアップすることです。園児が増えた場合でも、定員の中で、保育士が一人ひとりの子供たちを見守ることが難しくなってくると考えていますので、今まで以上に受け入れを広くするのではなく、今までと同じで、同じような質を保つことで、保育士も働きやすくなり、保育の質が向上すると思います。
また、夏の甲子園では、中京高校硬式野球部が活躍しましたし、ボクシングなどで活躍しています。スポーツで活気あるまちですので、もっとスポーツのまちとしても瑞浪市を発信していきたいと思います。その一環として、幼稚園や保育園でのスポーツテストや体力測定の取り組みを提案したいと考えています。

市長の回答

幼児教育・保育の無償化が10月1日から始まりました。これは消費税増税分の一部財源を活用した国の取り組みです。来年3月までは国の100%負担ですが、来年の4月からは、国が半分、県と市が4分の1ずつを負担しこの無償化を継続していくことになります。保育料に関しては、3歳児、4歳児、5歳児は無償化になる制度ですので負担が増すことはありませんが、未満児については、これまで同様、所得に応じた利用料の負担をしていただくことになります。
保育士の待遇に関しては、特に変更はありません。正規保育士が不足する場合は、これまで同様臨時保育士を採用しています。
また、待機児童に関しては、現在0人です。市内に8カ所の幼児園がありますが、定員をオーバーした幼児園は抽選で決めています。抽選に漏れた方は、第2希望、第3希望、その他空きのある幼児園又は保育園に入っていただいていますので、瑞浪市は、待機児童はいない状況です。
瑞浪市の幼保一体化の取り組みを大変評価していただきました。現在こども園が中心になっていますが、瑞浪市では、平成15年に幼児教保育特区計画の認定を受け、平成16年より、3つの幼稚園と7つの保育園を一体化し、8つの幼児園で幼稚園児と保育園児が同じ園の中で一緒に生活しながら合同活動を行っています。こうした取り組みにより多様化する利用者のニーズにも対応しています。ある面では、国も瑞浪市の取り組みをモデルケースとして、こども園に繋がったのではないか思っています。先見性があるという評価をいただきましたが、私の前の当時の市長がそれを実現しています。
そして、保育の質の向上については常に心掛けていかなければと思っていますので、幼児園、保育園の園長先生、そして保育士の皆さんに日々の運営はお願いしていますが、市長部局としても、教育委員会と連携をとりながら、質の高い教育、ゆとりある保育ができるように、最善の連携をとらせていただいています。
また、瑞浪市はスポーツが盛んですが、これは中京学院大学、中京高校のおかげです。プロ野球選手、プロボクサーなどが輩出され、さまざまな方々が頑張ってくれていることに感謝しています。

4.バサラカーニバル、サイエンスワールド、化石博物館などを活用したまちの活性化

参加者意見

出身地は、愛知県春日井市です。私からは2点提案させていただきたいと思います。まず1点目は、バサラカーニバルです。私は高校から瑞浪に来ていましたが、それまではバサラカーニバルの存在を知らず、高校1年生時に参加した際、自分の想像を超えたすごいお祭りで、2年生時の参加もすごく、3年生時では餅投げもさせていただき、上から見てもすごい数の人がいました。瑞浪市までJR中央線で春日井市からも一本で来ることができますが、春日井市であまり知られていません。そのため、JRの広告を活用するなど、バサラカーニバルの存在がわかれば、瑞浪市のことも知っていただけると思います。
2点目は、化石博物館とサイエンスワールドのPRについてです。先日教育実習に伺ったところ、生徒たちにサイエンスワールドのチラシを配っていましたが、子どもたちの反応は薄かったです。このような他市からの集客できる施設をPRすることで、瑞浪市の活性化に繋がると思います。

市長の回答

バサラカーニバルは、20数年前になりますが、商店街のおかみさんたちが、商店街の活性化に起爆剤がないかということで、当時中京大学の瑞浪市出身の学生から、北海道の札幌で始まっていた「YOSAKOIソーラン祭り」を、この瑞浪でできないかという提案をいただきました。当時の市長は、商店街のおかみさんたちを連れて、市の補助金を活用して北海道へ視察に行くようお願いしました。その後、有志のおかみさんでチームを作って、札幌まで踊りに行ったのが始まりです。バサラカーニバルも今年で20回目となりました。この瑞浪のにぎわいを見て名古屋で始まったのが、にっぽんど真ん中祭りです。この祭りは瑞浪が参考になっています。もっとたくさんの方が瑞浪に来ていただけるようにしたいので、是非皆さんには発信のお手伝いしていただきたいと思います。
サイエンスワールドについては国の計画によるもので、子どもたちの理科・科学離れを危惧して、文部科学省が中心となって、全国に10カ所に造ろうとしていました。第1号が、瑞浪にできたサイエンスワールドですが、文部科学省の思惑どおり、大変貴重な施設になっています。博物館は、さまざまな珍しいもの、貴重なものが展示されてそれを見学に行くところです。しかし、サイエンスワールドは、特に展示するものはなくても体験をしながら勉強させる、経験をさせる、そして、アイデアを広めて生かせる施設として、年間10万人ぐらいの方が来場しています。ある高校では、サイエンスワールドで単位取得があるとも聞いています。全国から高校生や中学生、小学生が観光バスで訪れ、特に夏場は満員になるような素晴らしい貴重な体験型博物館が全国で唯一、瑞浪にありますので、市も連携をとりながらこれまで以上に多くの子どもたちに来場していただきたいと思っています。
もう一つの瑞浪市化石博物館は、世界的にも有数の博物館でして、化石に関しては、約25万点を超える収蔵資料があり、この中で特に価値の高い化石3,000点を展示しています。ここは、世界の化石の科学者も注目する施設となっています。また、収蔵資料を他の博物館へ貸し出しをすることもありますし、化石博物館の学芸員が、世界の化石に関する会議で英語で講演をすることもあります。瑞浪市のような小さなまちの博物館としては、想像を絶するトップクラスの貴重な博物館です。しかしながら、瑞浪市の化石博物館があまり周知されていませんので、是非皆さんのPRもお願いしたいと思います。

5.瑞浪駅周辺の活性化(その3)/手話サークルなど人との交流

参加者意見

出身地は、愛知県名古屋市です。私が瑞浪に初めて来たときに思ったことは、高校や大学があって駅の利用者、特に学生の利用が多いことでした。駅周辺には時間をつぶせる場所が少なく、JRの本数も少ないことから、待ち時間に利用できる施設店舗がもう少しあったらいいと思います。
また、私事ですが、看護学部の授業で手話がありました。瑞浪市には高校生もたくさんいるので、サークルやイベントなどで手話を発信できたら人との交流も増えると思います。

市長の回答

瑞浪駅は、JR中央線の中でも乗降者の多い駅の一つです。一番利用しているのが、大学生や高校生の皆さんです。この再開発は、ディベロッパーのトップ企業である六本木の森ビル都市企画に調査と構想案をまとめていただいたところです。これからは地方創生ということで、大都市ではなく瑞浪市のような小さなまちの活性化をしなければならないということから、国が瑞浪市をモデル地区として選定しました。森ビル都市企画に委託する中で、全国の小さなまちの再開発のモデルケースになるよう瑞浪駅周辺再開発の取り組みを進めているところです。今後は、再開発の基本計画を策定し具体的な取り組みに入っていきます。
また、手話の話をしていただきましたが、やはり全ての人が幸せでなくてはいけないですから、さまざまなボランティア活動はとても大事なことと思います。瑞浪市には手話サークルあすなろという団体がありまして、この方々は、手話を使って、必要な方々にさまざまなことを伝えるという取り組みを行っています。例えば成人式、文化祭、式典など、必ず手話サークルの方に、ボランティアで来ていただいています。その他に翻訳ボランティアなどのボランティア団体がありますので、是非、参加していただきたいと思います。

6.瑞浪市の活性化

参加者意見

出身地は、三重県津市です。私は現在4年生で、卒業後は瑞浪で就職しようと思っています。瑞浪に就職したいと考えた理由は、実習先の病院が瑞浪にあったことはもちろんですが、瑞浪は落ちついて静かな雰囲気があるだけではなく、JR中央線一本で名古屋に出ることもできるということと、大学の友人も近くに多いということです。田舎と言ったら失礼ですが、スーパーも多く、住みやすい、過ごしやすい田舎だと思いましたので、この瑞浪で働いて生活していきたいと思い就職先を瑞浪に選びました。
瑞浪市の現状について思うことは、駅周辺には徒歩圏内で行ける商業施設が少なく、学校の帰りに行ける施設がなく、瑞浪での滞在時間が短くなってしまい、経済効果が乏しくお店が閉店する悪循環になっていると思います。
瑞浪には、この2年、3年で新しい企業が進出していますが、若い男性やその御家族の方が増えたのに、夜御飯を食べに行く場所がないという話を聞きました。また、瑞浪はゴルフも盛んで、ゴルフの大会に来る方が瑞浪駅前を利用していますが、お店が少ないことから、帰りは多治見や名古屋で御飯を食べているのが現状です。夜も過ごせるような場所があったらいいと思います。夜を過ごすためには、街灯が重要で、暗いことは治安的にもよくないので、街灯などもあわせて増やしてほしいと思います。
学生の交通手段は主に徒歩ですが、高齢者の方も交通手段が少なく、バスも数時間に一本しかありません。しかし、免許証返納などの世の中になってきていますし、移動手段がないと高齢者の閉じこもりや孤独死に繋がりますので、やはり交通手段を充実してほしいと思います。現在、スポーツクラブのコパンの利用者は、バスの送迎を利用して買い物するお願いや、東濃厚生病院では、恵那市などからの利用者のためにバスの送迎を行っています。地域の中での関係づくりコミュニティーづくりがとても重要だと思います。
瑞浪には、七夕まつりやバサラカーニバル、サイエンスワールドなどとてもすてきなイベントや施設があります。私も瑞浪に来るまでは知らないことでしたので、情報発信することは重要ですし、SNSを用いた情報発信は効果があると思います。また、アイドルや有名人など発信力のある方が広報大使を務める情報発信も効果的だと思います。

市長の回答

情報の発信力については、市の課題の一つです。発信力のある方に観光大使をお願いするにしても、瑞浪市出身の有名人がいない状況です。SNSで皆さんが発信していただければありがたいです。是非情報発信についてアイデアがありましたら、教えていただきたいと思います。
また、公共交通については、瑞浪市の中山道宿場町にインバウンドの外国人が多く訪れていますし、高齢者や車のない方の移動の確保は大きな課題です。かつてはきめ細かく路線バスが運行していましたが、利用者減少に伴い、現在は2路線で運行しています。そのため、市ではコミュニティバスやデマンド交通を運行している状況です。今後は、自動運転技術の発展により、スーパーや病院まで移動できるような技術開発を期待しています。
街路灯については、要望箇所の設置を進めているところです。地域のコミュニティーについては、いい提案をいただきました。地域が元気でないと市民も瑞浪で暮らして楽しくありませんので、コミュニティーというのは大事だと思います。瑞浪市には8地区にまちづくり推進組織があり、地域のことは地域の皆さんで創意工夫してイベントや地域活動を行っています。市ではまちづくりの活動に対し、夢づくり地域交付金を交付しているほか、人的支援も行っています。こうした瑞浪の取り組みは、全国的にも注目されており、視察も多くある状況です。
今後も情報発信を工夫し、皆さんが参加していただけるような取り組みを行っていきたいと思います。

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