令和元年8月30日 日吉地区

ページ番号1005321  更新日 令和2年4月23日

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1.市と住民が一体となった町活性化の組織づくりと実践

参加者意見

日吉町は2027年開業予定のリニア中央新幹線の非常口ヤードやトンネル掘削工事が行われています。建設残土埋立・工事車両の走行・要対策土の最終処分地問題等多くの問題を抱えており、更なる過疎化が進まないかと心配しています。市におかれましても、日吉町のためにご尽力いただきますようお願いします。
住民は、開業によって日吉が少しでも活性化できないかと期待をしています。
町づくりは、地域がアイデアを出し、自分たちが中心となって取り組んでいかなければならないと思いますが、私たちには専門的な知識も財力も無く、どのようにすればよいのか見当がつきません。
以前、市長さんから『観光都市瑞浪を目指したい』というお話を聞いたことがあります。日吉町としては、どのような準備をしていけばよいのか具体的な方向が見えてきません。中山道の保全の在り方・観光パンフレット・案内表示・施設設備の充実・特産品や土産品などの開発・販売方法など、どうすればよいのか分かりません。
開業まであと8年。日吉の特性を生かすために継続的な学習会を進め、より良い方策を研究・実践していかないと間に合いません。
市の強力なリーダーシップのもと、多面にわたる町活性化のための地区担当コンサルティング・アドバイザー(無料)の派遣を積極的かつ定期的に進めてもらうと共に、町活性化を研究し成功している事例の紹介・見学研修会を進めてもらいたいと思います。
そのために、更なる財政的支援をお願いします。

市長の回答

まちづくりに対して、本当に大切な課題を御提案いただきました。
瑞浪市には、8つの地域にまちづくり推進組織があり、地域活性化、課題解消に活躍していただいているという話をさせていただきましたが、本当に今までは、それぞれの歴代の会長さん、役員さん達が中心となって大きな成果を上げていただきましたが、問題・課題点も出てきています。やはり人材については、今までは何とか地域で人材が確保できたけど、やはり新しい世代の方々が、本当にこのまちづくりに参加して貰わないと継続していけないので人材の確保をどうしたらよいのかということと、もう一つは手法について、今まではみんなで話し合ってお祭りを上手く活用したり地域の色々な事業を見直す中でアイデアがありましたが、さらに良くしていこうと思っても、我々素人ではなかなか思い当たらないので、やはり専門家の意見を聞きたい、できたら専門家に来ていただき指導して欲しいと、そういう話も出ました。まったく私も同感であると思っています。
今までは、専門家をお招きして、地域のリーダーの方に集まっていただき、まちづくり講演会ということで先進事例を2時間ぐらい勉強していただいて、何かヒントを掴んでいただくということは行ってきましたし、また、実際に先進地に視察に行っていただくこともしていただいて、それをまたヒントにそれぞれの地域に持ち帰り、工夫していただくということはもう何年かにわたって行ってきました。しかし、その手法も限界にきているということを感じていますので、今、国からも県からも、地域のコーディネーターを派遣するとか、そういう方々を活用するための補助制度などが創設され始めていますので、そういう情報を集めて、瑞浪市で、日吉町で活用できるような補助制度がないか検討していますので、もう少しお時間をいただければと思います。
やはり次に伝えるために、ここで一度新たなテコ入れをしないといけないとは思っています。

2.中山道(東海自然歩道)の保存と活用

参加者意見

市役所商工課発行の「瑞浪市観光ガイド」を見ると、キャッチコピー『みずなみには、感動がいっぱい!瑞浪の自然と歴史を楽しんでみませんか』とあります。観光ポイントの一つとして、中山道(東海自然歩道)が取り上げられ、次のように紹介されています。
「瑞浪市の北部丘陵を東西に中山道が通り、街道筋には大湫宿、細久手宿、一里塚、石畳が残る琵琶峠・十三峠、弁財天の池など多くの史跡や名所があります。街道のほとんどが東海自然歩道としても整備され、四季を通じてたくさんのウォーカーが訪れます」そして、美しい写真・説明文で構成されており、市は、中山道を貴重な観光資源と捉えています。
また、市の6月定例市議会において、議員の外国人観光客対策の質問に対して、外国語パンフレットの配布、中山道トイレの洋式化を進めていると答弁されたことから、資源のPR、施設維持に取り組まれていることが分かります。
地元でも、町づくり主催イベントで中山道ウォークラリー、保存会ボランティアの弁天池の草刈等の活動がなされています。
このような取り組みがある一方、中山道街道筋に、太陽光発電パネルが設備されることが増えてきています。廃棄物事業者の施設ができ、出入りの大型車両も運行している現状があります。これを放置すれば、中山道の史跡を見、街道を歩き、景観を楽しむ魅力が毀損されてきます。(史跡を点ではなく、線・面・歴史の広がりとしての魅力を捉える)
バックパック姿の外国人グループの歩く人を見かけることが多いですが、地元の人がどうしてこんな場所を歩くのかと聞いてみると、1つ目、中山道の中で唯一、俗化されていない観光場所であるところ、2つ目、自然が近くに感じられ、比較的歩きやすいところ。困った事として、休息場所(トイレ、ベンチ等)、分かりやすい案内標識があるとよいといった声が聴かれました。
そこで、街道近隣の乱開発の禁止、設備や山林の放置を防止、交通事故防止を目的とした、中山道の景観の積極的な保護、通交などを規制する条例を迅速に整備しておくことが重要な事だと思われます。
中山道の観光資源としての活用は、リニア開業を目途に、ビジョン・ストーリーを描き(例えば見晴らしのいい山並みが街道等)、資源の維持管理・着実な整備を進めていただきたいと思います。

市長の回答

今いただいた御提案、太陽光発電や産業廃棄物の話は本当に問題であると感じていますが、ただ中々行政で今言われたようなことを全てコントロールして進めることができるかというと、どうしても民間が行っている事業活動に対して規制をかけづらい部分もありますので、困っているところもあります。
産業廃棄物に関しては、相当県も素早い対応していただいていますので、おかげさまで市内の大きな課題は今は無くなってきていますが、釜戸で産業廃棄物の話が新しく動き出していますので、地域の方々が必死になって止めようとしています。また、産業廃棄物は県の許認可が必要ですが、太陽光発電に関しては市の方でチェックをしなければならず、そして指示通りに業者が全部クリアしてしまえば、設置してはいけませんということはできないのです。
釜戸でも同様の意見がありまして、一番は地権者が土地を売らないこと、産業廃棄物や太陽光発電にしてもそうですが、地権者が土地を売ってしまうと、業者はその土地を有効活用して書類を整えて申請してきてしまうということになります。そこで市が止めようということはなかなか難しいのです。ただ、市も無条件で認めていたり指導していないわけではありませんので、できる限り指導をしますが、それをクリアされてしまうと、止めるわけにはいきませんので、なかなか辛い課題です。それは御理解いただきたいと思います。
景観全体でもといいますと、瑞浪市は平成28年4月に景観計画や景観条例を施行しまして、市内全域を景観区域に指定をしています。このことにより、一定の建築物、工作物、開発等の届け出が必要になったというような手を打ちましたが、今言いましたように、それらがクリアされてしまえば、もうどうしようもないという状況です。
また、もう一つの御提案いただいた中山道をもう少し観光客の皆さんに便利で優しい観光地に改善して欲しいという御提案をいただきました。これについては全くその通りでして、一度に全てはできませんけれども、一つは県の予算をいただいて、観光の案内看板を作成し、全部統一なデザインで目立つ場所に看板を立てさせていただきました。やはりサインは必要ですので、それが道先案内にもなりますし、ポイントポイントの史跡・旧跡の解説にもなります。日本語と英語ですけれども、そのほかにも、中国語とか、他の言葉も必要になってきていると思いますので、この看板の設置に関しましては、今後継続的に進めていきたいと思います。
あと休息場、御手洗いやベンチ等も必要とのことですが、大湫に御手洗いがありますが、そこは和式でしたので、やはり外国人の方は洋式でないと使いづらいということもありまして、改装をさせていただくことを議会で御承認いただいたところです。このように、今ある御手洗いを徐々に洋式化していかなくてはいけないのかと思っています。
それと御手洗いと御手洗いの距離が空いている場合は、どこか途中で新たなトイレも設置しないといけない、もしくはベンチぐらいであれば何とか場所さえ確保できれば設置できるかと思いますが、随時少しずつ進めていますので、またどうしてもここにベンチを設置してほしい、ここにトイレを造った方がいい、今ここにトイレがあるけれど洋式にしてほしいなどの御要望やお気づきの点がありましたら、お知らせいただければ対応をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
なかなか難しい問題で、すぐに答えは出ませんが、引き続き検討していきます。

3.日吉小学校児に学童利用

参加者意見

今年の3月に愛知県から移住をしてきましたが、移住をして引っ越し終わってから日吉小学校に学童保育がないということを知りました。こちらで定住して、永住を人生設計として疑わず来たものですが、上の子が小学校に入る2年弱1年半後には、愛知県に戻ることを想定してここで住まなければならないことがとても辛いので、なんとか日吉地区の子どもも同じ瑞浪市民の子なので、同等に学童の利用をできるよう支援をお願いします。

市長の回答

ご心配をおかけして本当に申し訳ありません。瑞浪市には割と早い段階から学童クラブが中心部で始まっていまして、現在各地区にあるのですが、日吉だけは通年の学童クラブがありません。長期の休みのときだけ当時の保護者の皆さんの御努力で開設していただいている状況でして、本当に感謝をしたいと思います。
ただやはり、利用されるお子さんのある程度の数が確保されませんと、やはり先生の確保などの大きな準備もしなくてはいけないので、なかなか難しいということもあります。何年か前にも調査をさせていただきましたが、改めて日吉町の保護者の皆さんに一度アンケートをし直してみて、何人ぐらいの方が学童があれば使いたいという御要望があるのか調査させていただき、一定の数が確保できるとしたら通年の学童の設置を検討させていただくことも考えさせていただきたいと思います。一方で、数が揃わないと、集まらないということも想定されますので、そうした時には、近くの他の学童へ通っていただくようなことを考えなくてはいけないと思いますが、他の学童が受け入れられないと言われても困りますし、遠くでは困るわけです。もし、日吉で学童の立ち上げが困難であるということになれば、他への行き来をどのようにするか、当然お父さんお母さんは働きに行ってみえるわけですから、お子さんが小学校からその学童までどのように行くかが、次の大きな課題になりますので、そのところも少し考えて、何か市で支援をする方法がないのか考えさせていただき、なんとか引き続き日吉に住んでいただけるように努力しますので、少しお待ちください。

(参加者発言)
おそらく、我が家だけの問題ではなく日吉町の方、これから瑞浪、日吉に入ってみえる方、そして今現在住んでいらっしゃる方の問題でもあると思うので、みんなが日吉に残り子育てをしていけたら良いなと思います。外から来た私たちにとっては、日吉町はすごく魅力のある町で、私はここで死にたいと思い、主人はここで生きたいと言い、2人でここで子育てをしたいと言いましたので、是非残れる方法をよろしくお願いします。

(市長)
また個別にということではないですけど、アンケートさせていただいて、何人利用される方がみえるのか、もしくは日吉町で無理だとしたら、近くの学童まで何人ぐらいの方が、例えば、足を確保していただければ通いたいか探らせていただきますので、結果によりするべきことが見えてくると思いますので、何とか一生住み続けていただけるように努力します。

【社会福祉課から補足】
日吉小学校、日吉幼児園に通う児童の保護者に学童利用アンケートを本年度中に実施し、結果によっては対応を検討します。

4.みんなで考える人口減少対策についての意見

参加者意見

今回御提案したいのは、区長会長4年間させていただいて、その検証、それから総合評価といいますか、少し皆さんにお話をしたいと思っています。
まず、私が区長会長を命ぜられたのは、先ほどから出ています雨降峠の道路改良、それから市道南垣外北野線、これは、事業採択をされていても中々着工されておらず、早く工事に取りかかって欲しいということで、私が先陣を切れということで区長会長に任命されたということです。
私がなぜこの道路行政に力を入れてほしいのかは、先ほどから言われています交通網の整備、これが日吉町から人口を減少させない一つの政策であると感じているわけです。デマンド交通等々の話もありますし、高齢者の運転の問題もあります。心配しなくてもいいことに、これから先5年もすれば自動化運転が必ずやってきます。これは我々高齢者としてはありがたいと思っています。
ただし、道路網の整備がきちんとされていなければ自動化運転も非常に問題がありますので、とにかく日吉町を過疎化から防ぐには道路の整備が必要ということで率先していましたが、これは国交省も道路ネットワークということで、行き止まりがなくしっかりと整備された道路を走れるということで、国交省も力を入れておりますので、その辺りの行政の手法にも乗れたらと思っているところです。
このようなことで4年間無事、務めさせていただきまして、雨降峠ももう着工されましたし、南垣外北野線も着工されています。雨降峠については、当時の計画が1,700メートル、今現在1,400メートルになっています。400メートルカットされて、これはどういうことだということで、雨降峠推進協議会でもいつも質問しているところですけれども、あと残された400メートルのところは平岩辻の交差点、それから、もう一つは細久手バイパスに繋がるアクセスということですので、その辺りはどうなっているかということで追及しているところです。
今、市長さんに言いたいのは、やはり瑞浪市の道路計画を市でもされていますけれども、近い将来、大西瑞浪線についても雨降峠で完了ではないですので、その続きのバイパスまで繋げて欲しいこと、また五月橋も、まだまだ完成するまで何年か先で時間がありますので、八百津町まで繋がるルートを総合的に、次への事業として考えていただければありがたいと思います。
南垣外北野線については、これも当初計画からでは既に出来上がっているはずですけども、総距離4.5キロメートル、現在1キロメートルぐらいできましたか。まだ3.5キロメートルぐらい残っています。これは辺地債、僻地対策事業費ということで総務省の交付金100パーセントで行っているわけですけども、なかなか日吉へ予算が回ってこないということです。これは仕方ないことでもあり、この予算は全国で皆さんが申請しており、全国で予算が450億円ぐらいしかないですが、毎年瑞浪市に対して1億円弱ぐらいの予算をいただいています。これはいわゆる用地問題、それから用地の買収費や工事費などに使われているということです。早く完了していただかないと、我々の用事に対する自動化運転に間に合わないかと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
ありがたいことに駅裏の工事も、私の任期の間に着手したと、色々と問題を残していますけれども、これも非常に時間がかかっております。
トンネル工事については、残土の捨て場が一番の先決問題ですけれども、ありがたいことに南垣外の洞地区が非常に荒廃したところが、将来的にどうするのかということをいろいろ考えた折に、やはり民間企業さんが入ってこられ、きちんと開発事業の申請をされて、立派な調整池もできておりますので、これが完成して埋め立てが終わればどんなものでもできるということですので、その辺りをまた色々考えていただければありがたいと思います。
一番の問題は、いわゆる行政に頼るということは非常に大きな問題で、行政も色々と計画したおおよその予算がありまして、その予算を承認するのは議会です。監視組織がありますので、お金を使いたいといってもそれは待ったという議会の調整もありますので、やはり民間のスポンサーも引き込むということを、我々の仕事であると思っています。一生懸命そういう関係者を呼び込んでいただければありがたいと思っています。

市長の回答

色々と御提案がありますけれども、集約していただいて簡潔に説明いただきました。道路網については、しっかり市も計画を立てさせていただいていまして、計画に則り進めさせていただいています。その辺りは御心配のないように進めていますが、ただどうしても用地の協力がいただけるかどうか、また予算がつくかなど、色々な条件がありますので、早く進んだり遅れたりとそれはありますけれども、しっかり地域の皆さんの御要望を承っていますので、よろしくお願いします。
まずは、今一番進めなければならないのは雨降峠を早く完成させることですので、これは間違いなく進めさせていただきますので、よろしくお願いします。
また、五月橋に関しましても、しっかり国土交通省と岐阜県とで事業の位置付けをしていただいていまして、現在は人道橋ですけれども、新しい橋は車が行き交うことができる車道橋として五月橋を変えていただく計画になっています。この計画は後戻りすることは絶対にありませんので、私もしっかり引き続き車道橋として進めていただけるようにチェックをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
あとは、残土の埋立てに関しまして、南垣外の皆さんには本当に御理解と御協力いただき、誠にありがとうございます。リニアの工事が始まったわけですが、排出土を南垣外の北に埋め立てさせていただいていますけれども、何年か先にはトンネル工事が終わり、そこの埋め立ても完了するかと思います。そうしますと、相当数の面積の広場ができるだろうと思いますが、これは今は賃貸で業者が埋め立てをさせていただいて、埋め立てが終わりましたら、持ってみえた面積の割合に応じて平場をそれぞれの比率で地権者の方にお返しするという計画になっていますので、それぞれの個人の方が当然所有者になるわけですけれども、ばらばらにしてしまうと、やはりもったいないわけですから、その地権者の皆さんの御理解をいただく中で、共同でその広場に何か南垣外日吉町の活性化につながるような、そういう施設が誘致できないかと、そのようなことも考えていかなければいけないと思っています。
今、民間の事業所、企業にも声をかけないといけないと言われましたが、まさにその通りであると思います。行政で、日吉町だけで行えるわけではありませんので、そういう広場を整備した暁には、関係者の方々の同意をいただいて、一定の面積を確保した上で、是非活用事業者を探したいと思っていますので、よろしくお願いします。

5.新病院の完成時期の目安はどのようか

参加者意見

基本方針の1にあります新病院について、この完成時期の目安はどうでしょうか。

市長の回答

東濃厚生病院も土岐市の総合病院も、今大変な状況ですので、ある面ではそんなに時間をかけられないという喫緊の課題になっていることは確かです。二つの病院を一つにするということは、土岐市民の皆さんにも瑞浪市民の皆さんにも、御理解をいただきながら進めていかないといけないわけですし、やはりそれぞれが地域へ我が町を何とかしないと、というような議論になってしまいますと、到底これはまとまるものではありませんので、急がなくてはいけないですが、しっかり時間をかけながら御理解いただく中で、最後は大局に立った判断をそれぞれがしないといけないと思っています。
今ここで明確に何年後ということは説明できませんが、できるだけ早く構想をまとめて皆さんにお示ししていきたいと思います。

6.駅の南北を結ぶ跨線橋を架けてはどうか

参加者意見

駅前の再開発の件ですけども、初めて構想図を見せていただきましたが、あまりに限定的な再開発だなと見ているところです。
我々日吉町に住んでいる者としましては、瑞浪駅前のバサラ通り、公園通りですけども、ここを跨ぐ跨線橋等を一つ考えたらおもしろいのではないかと思っています。そうすると駅前駅裏から日吉町をうまく結びつけることができると思います。これも費用がかかりますけれども、何とか工夫をすれば面白い跨線橋ができると思っております。一度、考慮していただくとありがたいと思います。

市長の回答

跨線橋があるに越したことはありませんが、やはり狭い面積の中で、色々な事業をこれから行おうとしていますので、ここに北側からJRを跨いで南側へ、もちろん歩車道になると思いますから、車も歩行者も行き来できるような大きな橋をかけるということは、やはり、現実的でないのかなと思います。
市としましては、先行して西側の踏切の拡幅工事を4年ほど前に終わらせていただいて、かつてはあの踏切は、観光バスも通れないような、本当に普通自動車が行き交うのも大変な狭い踏切でしたが、今は観光バスも行き交いできるような広い踏切を確保させていただきました。
それと、土岐町の一日市場八幡神社の前には、消防署に行けるような大きな橋が架かっていますので、その踏切とその橋を活用する中で、南北の行き来を行っていただきたいと思います。

7.デマンドタクシーをもっと使いやすくしてほしい

参加者意見

公共交通体系に関して、コミュニティバスやデマンド型交通を運行しているということでしたが、日吉町は、車を運転されている方にとってはそれほど不便さを感じないと思うのですけれども、高齢の方や運転しない方にとっては、駅に出ること、病院や買い物に行くことも大変であり、とにかく切実な問題だと思います。
何年か前まではコミュニティバスということで、自由に乗り降りが予約なしで、本数は限られていましたけれども、思い立ってお天気がいいからお買い物をとか、調子が悪いから病院へとか、思い立ったその日の内に行動ができたのですが、今は朝夕便が少し残っているぐらいになってしまいました。
デマンド型交通に関しては、少し不便さを感じていまして、料金が上がったのは致し方ないとしても、予約がないと乗れません。前もって分かっている用事であれば予約できますけれども、行きは予定できても帰りの時間までは予測できないですとか、明日にしようと思っていたことを天気が悪そうなので思い立って今日動きたいといういうことでも、やはり乗せていただけないので、デマンド型交通も需要があってということであれば、もう少し予約の仕方を緩やかにといいますか、せめて便が出発するまでの連絡であれば載せていただきたいということを切実にお願いしたいです。おそらく、ここに今いらっしゃる方は御自分で車運転してこられた方ですので、そんなに不便は感じないと思いますが、ここに来られない方、逆にここに来られないということは、ここで何か要望したいにしてもこの場所まで来られないわけですので、例えば地元でのお話ですと細かいことですけども不便だと、もう少しデマンド型交通が利用しやすく、もう少し緩やかな条件で載せていただきたいという要望になってしまいますが、よろしくお願いします。

市長の回答

確かに、切実な御要望であると思いますが、かつては日吉も釜戸も大湫も、市内に民間のバスが行き来していまして、地域の足の確保ができていたわけですが、そこも採算が合わないということで路線の廃止をされまして、今残っているのは瑞浪、稲津、陶、明智に行く路線と、もう一つは瑞浪駅から、山田、駄知を通り土岐や多治見へ行く路線、この二つしか残ってない状況になりました。
そのような状況の中、当時は足の確保ということが大きな課題になっていまして、色々検討した結果コミュニティバスを運行させていただくことになりました。朝夕は通学などで御利用される方もみえて、そこそこ御利用がありましたが、日中はほとんど空で走っている状況もありましたし、もう一つは、そのコミュニティバスのバス停まで歩いて行けない、もしくは帰りに買い物をして、バス停から自宅まで重い荷物を持って行きづらいので、何とかもう少し便利な足の確保はないかという御要望を日吉だけでなく、各地からいただきました。
そこで、色々と検討させていただき、乗り合いタクシーシステムという国土交通省でも推奨してみえた事業ですが、デマンドタクシー方式を取り入れてみようということで、大湫町でまず3年間ほどモデル地区に指定して行わせていただきました。
確かに予約しなくてはいけないので、なかなか使い勝手が悪いという話もありましたけれども、それでも、大湫から自分でタクシーを頼み、瑞浪駅まで来ようとすると日中でも、3,000円程で、夜ですと4,000円、5,000円という大きな金額になりますから、一方でデマンドタクシーは家の近くまで来てくれますし、今までよりは少し便利になったと評価もいただき、日吉町からもデマンドタクシーをという御要望もいただきましたので、現在は、日吉町と明世町、釜戸町にデマンドシステムを拡大しました。朝夕はコミュニティバスで、日中はデマンドタクシーということです。
今、まさにおっしゃられた通り、デマンドタクシーの課題は見えてきましたので、予約の仕方とか便数の問題とかの御意見が出てきていますので、そのような御意見を踏まえてもう少し改良し、検討をし始めていますので、少しお時間をいただきたいと思います。

8.私たちの背丈に合った使いやすいデマンド交通システムにしてほしい

参加者意見

第一部で運転免許証の自主返納という記載がありました。私たちはまだ免許持っているのでいいですが、自主返納を促進しようとしても、やはりデマンド交通が不便ですと、80歳90歳になろうが、免許が返納できないということが事実です。
町なかに住んでいる方でしたらもっと簡単に自主返納ができますが、このところをもっと進めようと思うとしたら、本当に私たちの背丈に合った使いやすい交通システムにしていただきたいと思います。先ほども、前日しか予約ができないという話も、事前に一人ひとりが登録しなければいけないということもあり、例えば、先程の中山道の充実ということで言えば、外国人の方も含め今すごく増えていて、ところが瑞浪から中山道へ繋がる交通機関がないことを考えたら、そういう人が来て、気楽に中山道に行けると思いますので、今検討されているとのことですので、是非その辺りも含めてお願いします。

市長の回答

全てが全て、検討して御要望どおりには難しい問題がありまして、この事業はタクシー会社さんに委託をして実施していただいているところですが、業者としましてもある程度効率の良い走り方をしたいということもあり、登録制の予約制、また、前日にわかっていないと次の日の予定が組めないということもありますので、まずは、今の方法でスタートさせていただきましたが、予約の仕方にしてもその便数にしても、いろいろこれから考えていきたいと思いますので、少しお時間をいただきたいと思います。
今、おっしゃったような全てを解決できるような方法はなかなか簡単に見つからないと思いますが、検討していきたいと思います。

9.熊発見時には早急に注意を呼びかけて

参加者意見

熊の件ですけれども、私の聞いている範囲では、1回目の時は11時ぐらいにマレットゴルフをしに来たお客さんが弁天池の近くで熊らしきものを見かけて、そしてマレットゴルフ場のほうにも入ってきたと思われます。
これはもうマレットゴルフだけではなんともなので、コミュニティーにも伝えてくださいよというお願いをして、多分第一報は、11時ぐらいに話が入ったと思います。それから、防災無線が掛かったのが多分14時位だったと思うのです。熊もそこにのんびりしているわけではありませんので、これは誤報であってもいいから入ったらすぐに、防災無線でその地域に、放送していただけると良いかと思います。私が前、区長をした平成24年の時もそういう事例がありました。14時ぐらいに第一報が入って、実際放送がかかったのは19時ぐらいで、熊らしきものが出ましたという内容でした。
私はちょうど区長をしていましたので、南垣外一班二班三班あたりには全然連絡を行っていないですから、私は区長として1軒1軒周ってこの近くに熊らしきものが出ていると呼びかけして周りました。おそらくそういう情報が入ると農林課に連絡がいき、そこで放送するかどうかの判断になると思いますが、これは間違っていてもいいわけですので、もし連絡が入ったらできるだけ早急に放送しないと熊も移動してしまいますし、後でどこどこあたりで熊が出没しましたという情報をもらっても、そこには当然いないですので、できるだけ早急な対応を心がけていただけるとありがたいと思います。

市長の回答

現在は通報いただきますと、できたら通報者にも立ち会っていただいて、猟友会や警察、市の農林課の職員が現場状況の確認をします。確認をして、それは熊だろう、もしくは熊に間違いないという中で広報するという流れになっていますので、通報いただいてから2時間3時間後に、情報が流れたと言われるのは、そういう理由ですが、確かに2時間も3時間もたてば、例えば日吉から大湫へ移動しているかもしれませんので、通報いただいたらもう少し早く情報発信ができるような工夫はしないといけないと思っていますし、できるかどうか検討させていただきたいと思います。

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