令和元年9月2日 土岐地区

ページ番号1005347  更新日 令和2年3月19日

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1.土岐町鶴城にある鶴ヶ城跡を瑞浪市の観光資源として生かしていただきたい

参加者意見

1.令和2年に始まるNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」を良い機会として、様々なイベントなどを行いPRしていきたい。

  • 令和元年11月24日(日曜日)に行う鶴ヶ城登城道整備完成記念イベントにおいて鎧武者や鉄砲隊などを呼び大きな行事として成功させる。瑞浪市長、まちづくり会長が鎧を着用しPRする。
  • その他、「JRさわやかウォーキング」などの機会を生かし、前述のようなイベントを企画しPRをしていく。
  • 市内に点在する城跡と狼煙をあげるなど連携をする。正中の変で挙兵した土岐頼兼と一族の小里国定、荻原国実、猿子国行、市原国宗らと京に上ったと歴史書にある。市内に残る城跡や砦を狼煙で連絡をしてみる。

2.鶴ヶ城に関わる史実を調査し、パンフレットや掲示を鶴ヶ城跡や周辺、瑞浪駅や市役所に掲示する。

  • 鶴ヶ城と土岐氏、一日市場八幡神社と明智光秀の関わりを示していく。
  • 鶴ヶ城と織田信長との関わりを示していく。
  • 高野城下(鶴ヶ城)での武田氏と織田氏の戦いについて
  • 武田氏が岩村へ進出した時に織田信長が陣頭指揮のために鶴ヶ城へ来たこと。
  • 武田勝頼の首実検のため信州へ行く途中、鶴ヶ城で一泊したことなど。

3.鶴ヶ城の整備を一層進める。

  • 登城道、千畳敷周辺の木々や竹やぶを整備する。
  • 千畳敷に見晴台を設置する。
  • 頂上の千畳敷に周辺の見晴らし図を設置し周囲の山々や城跡を示す。

4.整備のための予算化をお願いしたい。

5.市商工課やまちづくりを中心にしてボランティアを募り周辺の整備を進める。

市長の回答

今、御紹介もありましたように、来年の1月から「麒麟がくる」、明智光秀を主人公とした大河ドラマが1年間放送されますので、注目を集めることは間違いないと思います。瑞浪市だけではなく、恵那市や土岐市、そして可児市も縁があるようですので、連携をする中で明智光秀効果を瑞浪にも呼び込みたいと思っています。御提案いただいたことは、ぜひ一緒になって行わせていただきたいと思います。
それに先んじまして、本当に土岐町のまちづくりの皆さんにおかれましては、今年は夢づくり地域交付金ステップアップ事業により、鶴ヶ城の登上道の整備をしていただいています。11月24日には完成し、記念イベントをされると先ほど御紹介いただきました。実は、明智光秀は県も大きく取り上げていまして、知事が一日市場八幡神社ですとか、この鶴ヶ城にも視察にみえました。現在県が中心となって、我々関係市町が一緒になって明智光秀の活用協議会を立ち上げまして、様々な準備をさせていただいています。
パンフレットを作ってほしいというお話もありましたけれども、一日市場八幡神社、そして鶴ヶ城などゆかりの地を紹介したパンフレットなども作成させていただいていますし、教育委員会におきましては、鶴ヶ城の史実をまとめたリーフレットも作成させていただいています。パンフレットなどは瑞浪駅やきなぁた瑞浪、ちゃわん屋みずなみ、もちろん市役所の入り口のところにも置かせていただきまして、興味のある方に持っていただくということも、すでに行なっていますので、さらに連携をとらせていただければありがたいと思います。
一つの大きなヒントとして、私がすごいと思ったことは、今年、さわやかウォーキングとボーノポーク祭りと百縁商店街が、今まで別の日に行っていたのですが、さわやかウォーキングを一つの柱として、あそこに集まられた2,000人、3,000人の方々がそれぞれのところで遊んでいただき、寄っていただき買っていただき、食べていただきました。さわやかウォーキングだけではなく、わざわざ車で来て楽しんでいただいた方もみえまして、特に市役所の駐車場で行いましたボーノポーク祭りはすぐ料理が売り切れてしまったと、そんなうれしい結果にもなりました。少し工夫をすれば、思った以上に大きなイベントができるのだということも実証できたと思います。今回は明智光秀という大きなシンボルがありますので、そこにうまく兼ね合わせながら事業を考えていきたいと思います。そのためには土岐町の皆さんにも協力していただかないとできないと思います。
予算につきましては、夢づくり地域交付金ステップアップ事業を使っていただきましたけれども、またぜひ意欲的に使っていただきたいと思います。

2.まちづくり活動に住民と行政が協働して自主的、積極的な参加を

参加者意見

鶴ヶ城登城道等追加整備事業、JR東海さわやかウォーキング協賛事業、ふれあい夏まつり開催事業、防災イベント開催事業、お年寄りと子どものふれあい広場協賛事業等々、住民相互のコミュニケーションを図って事業を実施しています。住民と住民、住民と行政が協働して「住んでいて良かった」と実感できるまちづくりを目指して、事業を展開しています。
そのような中で、行政から支援職員4名程が事務局担当として頑張ってみえる訳ですが、各事業に土岐地区出身の市職員の参加が少ない様に見えます。
住民と行政の協働ということが理解されるよう、市職員の自主的、積極的な参加を考えていただきたいです。

市長の回答

まず、市民の皆さんと行政が協働すると言う割には、市の職員の参加が少ないのではないかと、そういう御指摘であったかと思います。今日もここに職員も何人か来ておりますので、今のお話は十分聞いてくれたと思いますけども、先ほども説明しました、議会がつくっていただいたまちづくり基本条例があります。この条例の中で、市の職員は自らも地域の一員であることを自覚し、市民としての責務を果たすことというような形で示されておりますので、意識はもちろん持っていただいていると思います。
市の職員の仕事として、支援員として参加することも仕事であると辞令を出させていただいて、参加をしていただきますが、あとは本当に一市民として参加する職員の方もいます。特に土岐地区に関しましては、土岐地区の職員がききょうの会という組織をつくってみえまして、ききょうの会が一つの組織として、土岐町のふれあい夏祭りでコーナーを設けさせていただいて、まちづくりさんと一緒に参加させていただく、そのようなことも行ってくれていますので、まだまだ参加が少ないという御指摘であると思いますが、是非、私の方からもそういう色々なイベント、お祭りなどの情報を常に職員さんにも発信させていただいて、興味のあるイベントや事業に自主的に参考していただくようお願いをしていきたいと思います。

3.有害ゴミの収集日設定を(年2回程)

参加者意見

少子高齢化が進んでいる現在、70代80代の一人二人住まいの方が増えています。
そのような中、各地区で集めて頂けない有害ゴミ(蛍光管、電球、電池)について、年2回位集める月を設けて頂きたい。

市長の回答

有害ごみに関しましては、これは市としましても色々な事を検討させていただきました。かつてはなかなか回収がしづらく、蛍光管ですと割れたりして危険ですし、一般の生活ごみと一緒に、また資源ごみと一緒に回収するわけにはいきませんので、そういうごみに関しましては、現在は、市内9か所に特別に指定の集積場を設定させていただいています。9か所ではありますが、クリーンセンターとか市役所とか文化センターとか体育館とか、市内各コミュニティーセンターにいけば、年2回といわず随時受付をしています。要は、この施設へ持ってきていただいて、そこへ置いていただければいいわけですので、まずはこの制度を御理解いただいて、ご活用いただきたいと思います。
それで市の方で集めにくるのかといいますと、なかなかそういう有害ごみというものは危険な部分もありますので、一般の集積場に出していただいて市が集めに行くということは、なかなか難しい部分がありますのでそのようなところは今のところを考えていません。何とか今あるシステムの中で活用していただきたいと思います。
今、年2回とおっしゃいましたので、年2回ぐらいであれば、例えば家族の方が戻ってきたり、親戚の方が戻ってみえるときもあるかと思いますので、そういうときに、ちょっと捨てにいってというような形でお願いをできるのではないかと思いますので、何とか御理解いただければありがたいと思います。

(提案者)
70代、80代の高齢者が2人暮らしとかひとり暮らしの方が増えているのが現状です。今言われました9か所、そこへ持っていってくれということは皆さん承知しているでしょうけど、大体は箱にいっぱい電池が山積みしてあるとか、出すことができないものもあります。普通の家でも、なかなかそこへ運ぶ人が少ないのではないかと思います。実際、家の隅の方に使った電池が捨てられているということがあるのではないかとの言う意見も耳にしまして、提案させていただきました。
資源ごみとかそういうものと同じ日ではなくて、半年に一度ここの地区はこの日は有害ごみを集める日というような感じであれば、まず混じるようなことはないですし、年2回ぐらいであれば、お年寄りも明日捨てる日だから、近所の人とかとそういう協力体制ができるのではないかと思います。お年寄りの人は、あそこへもっていってくれということは言いづらいというようなことも耳にしましたし、お金のかかることですので、これは一つの意見として、市長さんにお願いします。

(市長)
言われることは十分理解ができますけれども、次の将来の課題ということで、今はこのシステムの中で何とか皆さんで助け合っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

4.栄町に公園を作る、パターゴルフ場を作る

参加者意見

栄町に公園をつくる、パターゴルフ場をつくるということですが、消防署とJAを入れかえたときに、ここに公園もつくるという話がありましたがどうなりましたかと長寿会で言われまして、私が生きている間にできるかなということを言われましたので、意見として出させていただきました。
また、川の堤防の向こう側にパターゴルフ場がつくってありましたが、毎回、大雨のたびに流れてしまうということと、どんどの前は私もそこの草刈りをするのですが、この堤防は毎月ずっと3年ぐらい草を刈っているのですが、その下の方は、なかなか入っていけないものですから、その年寄りなどが集まって何かできるところがどこかないかなと探しているところです。

市長の回答

この町中に公園をつくるという計画があったのですね。一度調べてみますけれども、河川敷のところに公園をつくるということですか。メイトさんの広場にポケットパークができましたけど、そういうことではなくですね。申し訳ありませんが、確認しますが、私の知る限りでは、栄町の町なかに公園をつくるという、ましてはパターゴルフができるような広いスペースを確保した公園をつくるという計画はありませんので、その辺りのところは、御容赦いただきたいと思います。
ただし、土岐町はそういう点では恵まれていまして、桜堂に行きますと桜寿荘には立派なパターゴルフ場があるので、そこを使っていただくとか、あともう一つは、これは民間ですけど、新興自動車さんが整備されていますパターゴルフ場、幾ら有料かもしれませんが、そういう場所が近くにもありますので、ぜひパターゴルフを近くで楽しみたいという方に関しましては、そういうところを活用いただければ、市内のほかの地域よりは、土岐町の皆さんは恵まれているのではないかと思います。
また、稲津に行きますと、寿楽荘にもパターゴルフ場がありますし、大湫にいきますと、大湫のまちづくり推進協議会がつくられたパターゴルフ場、これもなかなか広い面積で立派なパターゴルフ場ですけどもありますので、足のある方は大湫や稲津のパターゴルフ場を使っていただいてもいいのかと思います。
今、御要望いただいていますのが、マレットゴルフ場を作っていただきたいという御要望が、特に小田の方々からいただいているのですけども、なかなかすぐはできませんが、小田の方々とも今話しているところでして、そのような御要望もあります。

【都市計画課から補足】
現時点で、栄町に公園の整備計画はありません。また、要望については確認できませんでした。

5.瑞浪北中学校の利用方法について

参加者意見

瑞浪北中学校の件について、校舎がスタートする前に見学会がありまして、大変立派な校舎だとつくづく思って帰ってきたのですが、そのときの説明の中で、住民サービスのような形で、オープンエリアができたという説明を聞きました。オープンエリア、要するに体育館や会議室、音楽室でしたか、その使い方がどのような形式をとれば使用できるかがよくわからないので、そのあたりをまた区長会を通して、通知していただければありがたいと思います。

市長の回答

瑞浪北中学校に関しましては、そういう地域にも開放するというコンセプトの中で、子どもたちが勉強するスペースと、地域に開放するスペースが間仕切りできるような工夫がされていまして、そういう休みの日でも夜間でも使っていただけるという設計になっていますが、肝心のその申し込み方法とか使用方法がしっかり周知されてないというのは、誠に申しわけありません。
しっかり資料を提示させていただきまして、申込書などもあるかと思いますので、また区長さんを通してお示ししたいと思います。これは一日市場の皆さんだけではなく、土岐町全体、瑞浪市全体のお話でもありますのでしっかり使用方法や、申込書、申し込み方法がわかるような資料を届けさせていただきますので、よろしくお願いします。

【教育総務課から補足】
2019年9月18日、土岐地区区長会事務局に区長会を通じて周知を依頼しました。10月11日の土岐地区区長会で周知いただきました。他の地区についても順次周知を進めていきます。
周知内容につきましては、以下の通りです。

  • すでに「瑞浪市立小学校及び中学校の施設の開放に関する規則」により、瑞浪北中学校は開放指定校となっている。
  • 使用できる部屋は、音楽室と会議室。
  • 使用したい場合は、貸出条件等があるので教育委員会教育総務課まで相談していただきたい。
  • 使用できるのは、10人以上の団体で、瑞浪市に住所又は勤務場所を有する者、もしくは瑞浪市の学校に在学する者を持って構成されていること。
  • 使用の前に団体の登録が必要なので、教育委員会教育総務課まで申請が必要。
  • 使える時間は平日午後6時から午後10時まで、休日は午前8時から午後10時まで
  • 使用料は、1日800円・5時間以内400円(電気量相当額)
  • 体育館や武道場については、スポーツ文化課に問い合わせていただきたい。

6.もう少し地区住民に情報の提供を

参加者意見

今日、この立派な明智光秀ゆかりの地というパンフレットをいただいたのですが、その中で一日市場としては八幡神社があります。この八幡神社は、一日市場区と栄町区両区で、1年を通して清掃活動や維持管理を行って、また負担金等を納めさせていただいているのですが、来年は大河ドラマ「麒麟がくる」ということで、いろいろな諸団体が立ち上げをして瑞浪市のPRをしていくという形をお聞きしています。
その中で私たちは、八幡神社に関しては、一つはこの写真のように現在明智光秀の石像が建っているのですが、今度は5日に何か除幕式があるという話をちらっと聞いたところではありますが、肝心の地区住民には何もわかっていないというような状況ですので、もう少し地区住民に対しての情報を提供していただきたいと思います。
また、来年度の麒麟がくるに関しても色々な情報を、関連するところには特に情報の開示をしていただいて、地区住民総挙げて参加できるような体制作りをお願いしたいと思います。
特に先ほど、鶴城の区長さんからお話があったように、感心するのは鶴城の皆さん方が総勢なって整備をされるという姿は、非常に敬意を表したいと思います。我々もこういうせっかくの縁の地ですから、せめて区民が了解した上で取り組んでいきたいと思います。
現在のいだてんのように1桁台の視聴率にならないように、皆さん総出で頑張っていきたいと思いますので、色々な情報をくまなく、提供していただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。

市長の回答

もう少し市の方で指導しなくてはいけなかったかもしれませんが、八幡神社の件につきましては、民間の有志の皆さんが、自主的に寄附を募られて行われた事業をですので、情報が行き渡っていないということで申しわけありませんでした。市役所の方もある程度把握している部分がありますので、このことについても区長さんを通して説明させていただきます。
今後行われる色々なものに関しても、広報みずなみなどで代表的な事業を御紹介しているところですが、なかなか全てが全ての事業を御紹介するわけにはいきませんし、市のホームページも見ていただくというのも、なかなか難しいかもしれませんので、また、区長会を通してそういう地域に密着した事業に関しては情報提供をさせていただきますので、よろしくお願いします。
ただ、有志の方が一生懸命盛り上げようとしてみえますので、温かく応援していただきたいと思います。

7.節目健診等で目の病気の周知をしていただきたい

参加者意見

ここを見回させていただきますと、皆さん光のある方々で、何不自由なく生活されているかと思いますけども、この中で、将来、目の病気になる可能性の中で、失明にあたるものについて緑内障というのが大体、7、8人、気がついて治療されている方もあるかと思いますが、そうでない方も、また加齢黄班という形で、この中の2、3人の方は治療されている方もあるか、あるいは全く気がついてない方もいるかと思います。
なぜこの提案を差し上げるかといいますと、節目健診とかいろいろ案内が市なり色々な行政のところから来るわけですけども、その中には、内科的なことと、あるいは歯のこと、そういったことについてはありますけども、眼科、目のことについては、一切こういう病気があるというような記載は今まで自分が見ている中ではありませんでした。目の病気は、気がつかなければ最終的には失明にいたってしまうものでも、事前に気がついて経過治療していけばそれ以上の進行はかなり抑えられるという病気でもあります。
この提案を差し上げるのは、たまたまこの中で1人、知り合いの方がいまして、その方の知り合いの方が加齢黄班になっていて、その加齢黄班は今現在治療が3月に1回ぐらい高額な治療費が必要で、これも自己負担が必要ということですので、その方は高額な自己負担に耐えられないからもう治療やめるといわれました。そうなると、その先待っているのは光を失うということになりますが、これも早いうちに定期検診なりそういった検診を受けていれば早期発見ができたものであり、それ以上の悪化は防ぐことができたと思います。そういったところでPRをする資料等を、そういった節目健診等のところに記載をするなりして、知らない方々に周知をしていただくことをお願いできたらと思います。

市長の回答

確認しましたところ、眼科検診は節目検診では行っていないということです。今御提案いただきましたので、一度民生部の方で検討させていただいて、節目健診などに入られるのが入れられないのか、検討させていただきます。
今、具体的な事例も挙げていただきましたので、切実な問題も抱えてみえる市民の方が見えるというお話もいただきました。これは早急に検討させていただいて、それほど難しいことはないでしょうし、ここでは結論は出せませんけど、検討させていただきます。よろしくお願いします。

(健康づくり課から補足)
節目検診等において目の検査を実施する場合、多くの方に受けていただく仕組みづくり、読影医師の確保、精検受診後の診断結果確認、未受診者対策、早期発見・早期治療に繋がっているかの効果等、関係機関も交えた協議や準備が必要となりますので現時点では目の検査を実施出来るか否かについて答えることは難しい状況です。
眼の検診は目の病気早期発見・早期治療のために大変重要であるにも関わらず、眼の健康に関する周知や啓発は今まで実施していませんでした。
まずは、市民の皆様に目の病気の早期発見・早期治療等に繋がるような啓発をしていくことから進めていきたいと考えています。

8.瑞浪北中学校下のため池の管理について

参加者意見

北中学校の下にため池が二つありまして、今年の7月1日から、農業用ため池の管理等保全に関する法律が施行されまして、農地のためにあるため池の適切な管理保全、そういったものをしていかなければならないということに関して、届け出を出さければならないということになりました。そのことに関して、全く我々管理する立場としては、今現在そういったノウハウもなければ、行政からの、働きかけもお話も何もない状況ですし、半年の間に届けをしなさいということですけども、そういったこともなされてないような状況ですので、どのようになっているか教えていただきたいです。ただ、今後我々少ない管理者の中ではとても管理していけない部分もありますので、そういったところで教育をお願いしたいというところです。
あとは、実際のところ北中学校の造成をする前と造成をした後に何が変わってきたかというと、余水捌け、普段の流量以上の水が溢れて底を超えないようにするための余水捌けがありますけども、ほぼそこがこの2年間造成が始まってから、満水に近い状態であふれるようになってきたということも事実ですので、そうすると気がつかないところでゆくゆく決壊をするような、大変なことにもなってしまうと思いますので、そういったことも含めて、お願いをしたいということ。
こういう問題になってくると、最終的には受益者負担という話になってきますけども、直接的な受益者としてはやっぱり、作物を作る我々農家、農業やっているものだとは思いますけども、ただ間接的には、そういう余水はけ等あるような形で、洪水の調節のできる、あるいは田んぼに水を張ることによって、涼しくなる、また景観がよくなる、そういった直接的ではなくても間接的に、受益を皆さんも受けてみえる方々もありますので、そういったことも考慮しつつ、少しでもいい景観を残せるようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

市長の回答

ため池の件について大変、切実な問題をいただきました。ちょうど今、専門の部長が来ておりますので、説明をしていただきます。

(経済部長)
失礼します。今ため池のお話をいただきましたが、市としてはまずは、ため池の全容を調査することが先決であると考えています。今把握しているため池以外にもかなりのため池があるということがわかってきまして、その調査を進めているところです。ただ、既に把握しているため池については、特に先ほど言われた天徳のため池ですけど、こういうため池については随時調査を行い、必要なものについては改修工事ですとか、使っていないものについて廃止の手続を進めていくということにしています。もう既に分かっているものについてはハザードマップなどで浸水区域のため池が決壊した場合にはこれぐらい被害が発生しうるとか、そういった資料も今作成をしておりますし、今後も進めてまいります。
それから天徳ため池については、監視カメラを水位を監視するための監視カメラを設置するということになっていまして、これも来年度以降、順次設置していくということとなっていますので、よろしくお願いします。
とにかく全てのため池を調査するという作業をしているところですので、よろしくお願いします。

(市長)
今質問があった内容は、その管理保全をする際の届け出というのは、受益者、利用している方々が手続をしないといけないかということだと思いますが、そのやり方は周知されていますか。

(経済部長)
このことについては、申しわけありませんが法施行後も事務が進んでいないことは確かですが、ただ全てのため池の把握がまだできてないというところから、まずはそちらを進めています。ため池新法に基づく届け出についても、今後また皆様に御案内してまいりますので、よろしくお願いします。

(市長)
今の段階では待っていればいいと、市の方からお願いしますとお願いが来るまで待っていればいいということですので、よろしくお願いします。
それと、北中学校ができたからか水の量が増えたという御指摘がありましたが、こちらは把握していないようですので、一度このことについて確認させていただいて、それだけ溢れる状態が常にあるようでは確かに心配ですので、現地調査をさせていただいて、もしそういう状況であれば対策を考えないといけないと思います。申し訳ありませんが、少しお時間をいただいて、また返事をさせていただきます。
ちなみに、ため池の修理は市で行いますか。地元の負担金はありませんか。

(経済部長)
それもため池の状況によるということになっていまして、耐震工事が必要な場合ですけど、その場合は地元負担なしでできるというような制度となっています。天徳は耐震補強をしていません。

(市長)
調査をして耐震補強をするのですが、耐震補強の数値が悪いところに関しては、市の方で改修をしますし、その場合は無償だということになります。ただし、経済部長が話しましたように我々が把握していないため池も多くあります。これらを随時調査していまして、一度に全てのため池を改修するわけにいきませんので、診断をして数値が危険だということであれば、そのため池から優先して工事をしていくということになるかと思います。相当数時間がかかるかもしれませんが、よろしくお願いします。

【農林課から補足】
現地を確認しましたが、大きな損傷は見当たりませんでした。
ため池の管理や水位調整については、受益者の方々が行っており、農林課が水位調整を行うことはありません。受益者の方々で水位を下げて管理していただきたいと思います。
また、年に一度はため池内の水を抜き、取水施設等の点検をしていただきたいと思います。調整機能が破損していて使用できない場合は、分担金がかかる場合もありますが、補修することもできます。
もし、農業用として使用していない場合は、廃止手続きを行いますので、市役所農林課までお知らせください。

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