令和元年8月29日 釜戸地区

ページ番号1005306  更新日 令和2年3月17日

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1.高齢者ドライバーの事故多発に関する瑞浪市の取り組みについて

参加者意見

昨今、高齢者ドライバーによる事故の多発によっての免許返納が話題になっています。この地域では、なかなか難しい事だと思われますが、市として返納しても生活に支障の出ないような公共交通(デマンド交通)のさらなる整備、また様々な自動車安全装置等の取り付けに対しての補助金整備等の対策状況の有無等をお聞かせ願いたい。
また釜戸地区は、7月より東濃厚生病院により巡回診療が開始されています。非常にありがたい事ですが、やはりコミュニティーまでの「足」が問題となります。現在のデマンド交通の利用促進もさることながら、単価や便数についての見直しは考えてみえるのでしょうか。

市長の回答

最初に御提案いただきました高齢者の運転のことについては、市としましては、ある程度高齢になられて、運転に自信のなくなった方、体力に自信なくなった方は、できたら早目に大きな事故に巻き込まれる前に免許証を返納していただいて、安全に努めていただくことが家族のためにもいいと思いまして、返納を迷ってみえる方が決断をしていただく呼び水、きっかけづくりとして、免許証を自主的に返納されたら、5,000円相当のバスやタクシーの回数券をお渡しするというようなきっかけづくりとなる事業を行っているところです。ただし、回数券をお渡しするのは最初の1回きりでして、もっと増やしていただきたいという要望もいただいていますので、このようなところも、今後の課題として思っています。
そういう状況ではありますが、釜戸では免許証返納するわけにいけないと、やはり80、90歳になっても運転したい、しないと生活が成り立たたないという方がお見えであることは間違いありません。そういう方々に対して、特にアクセルとブレーキの踏み間違いが大きな要因で大きな事故が起きていますので、今自動車会社の方で、踏み間違いをしても車が急発進しないような機材が開発されていまして、その価格は4万円程度と聞いています。
市としましても、今御提案いただいたとおり、高齢者の方でやむなく運転しなくてはならない、しかし運転ミスが心配であるという方に対して、そういう機器を取りつけることを推進するためにいくらか補助できないかということですが、これは他の地域でも同じように提案が出ましたので、一度この件を持ち帰らせていただいて、検討させていただきたいと思います。本当に良い御提案をいただきありがとうございました。そういう形で、皆さんから大きな声が出れば出るほど我々も検討しやすいということにもなりますので、この件については検討しているところです。少しお時間をいただきたいと思います。
ただ来年、2020年から発売される新車に関しては、聞くところによると約9割は標準装備で自動ブレーキが付いている車が発売されるそうですが、皆さんが持ってみえる車もまだまだ何年も乗れるわけですから、ある程度は対象を絞って、またある面では年齢制限もして、色々な条件はあるかと思いますが、これはしっかり検討させていただきますので、よろしくお願いします。
また、そうは言っても、まず地域の足をどう確保するのかということで、以前からコミュニティバスを運行させていただいていまして、釜戸町にもコミュニティバスが運行していましたが、なかなか使い勝手が悪い、またバス停まで歩いていくことがまず大変、もしくは帰る時に重い荷物を持ってバス停から御自宅まで歩いていけないと、そういうような御意見も多々ありましたので、デマンド交通システムという、要は予約制の乗り合いタクシーを釜戸町では対象とさせていただいています。釜戸町と大湫町と日吉町と明世地区だけが今、デマンドタクシーの対象で、土岐町、稲津、陶、瑞浪地区は対象ではありません。そちらの方々からもタクシーをまわして欲しいといわれていますが、今のところは釜戸を含む、4地域でデマンドタクシーを運行させていただいています。
まだまだ皆さんが慣れてみえないのか、ご利用が少ないので、朝夕はコミュニティバスが運行されますけど、日中はこのデマンド交通システムを御活用いただけると、自宅の近くまで迎えに来て、そして同じ日に予約した方を何人か回り、瑞浪の中心部まで行ってくれまして、東濃厚生病院、銀行、スーパーに行ったりして、そしてまた復路も3便走っていますので、自分の一番近いタクシーに乗っていただいて帰ってきて、家の近くまで送ってくれるということですので、ぜひ活用していただきたいと思います。
このデマンドタクシーに関しましては、1回自己負担が500円でご利用できます。普通ですと、3,000円、4,000円一人で行くとかかるわけですが、500円で利用できます。ただし予約しなければならないことが少し面倒くさいのですが、是非、御活用いただきたいと思います。
地域医療のことについても御提案いただきましたが、塚田先生がこんなに早く廃院されるとは思いませんでしたが、実は我々も気づかなくて、本当に廃院寸前で情報いただきましたけども、前市議会議員の小川議員が、彼が市議会の場で大きなテーマとして一般質問をしていただきまして、やはり釜戸を含め周辺地域の医療をどのように守っていくのかというような質問をしていただきました。一番いいのは、先生が地域に出張してきて、例えば塚田病院さんの病院を使い、そこで開業していただくことがいいのでしょうが、先程も言ったように東濃厚生病院にそれだけ先生がいないので、東濃厚生病院をまわすことも四苦八苦してみえるのに、そこから先生を、例えば釜戸、陶、稲津に派遣するわけにはいかないということです。
そこで、一つの方策として、巡回バスで巡回診療ということを計画していただきまして、実際、診られた方もみえると思いますが、大型バスを購入されましてそこを診療できるようなシステムに改修されまして、今診療バスとして、毎月第1、第3、第5水曜日にこのコミュニティーセンターの駐車場へ来て、出張診療をしていただいています。しかし、これもまだまだ利用者の方が少ないという話も聞いています。これも、しっかり診療していただいて、薬の処方箋をもらっていただいて、地域の薬局で薬も貰えるように、連携をとっていただいていますので、是非御利用いただければと思います。
そこまで来る足を何とかして欲しいという御提案もありますが、そこまできめ細かくというのは少し難しいところもありますので、なんとか皆さんで工夫してコミュニティーセンターまで来ていただければありがたく思います。

2.中学校跡地への企業進出による地域の安全に関して

参加者意見

中学校跡地に「司企業株式会社」という運送会社が進出してきますが、当初計画として大型トラックが1日あたり200台出入りするようです。当該場所は朝夕交通渋滞の起きる場所であり、また国道の出入りには非常に危険な場所でもあります。さらに側道は小学校の通学路として利用されている場所です。
創業時にはさらなる交通渋滞、交通事故、騒音等が懸念されます。市としてこれらの懸念事項に対する施策等のお考えをお聞かせください。

市長の回答

司企業さんが進出していただきまして、これから1年かけて改修され、また物流センターをつくられるということで、雇用もこれから進められると思いますが、良いことばかりではなく、やはりその地域に御迷惑かかる部分もありますので、その辺りのところはやはり最小限にしていただき、地域に格段の配慮をしていただきたいということは当然です。
司企業さんとしましても、進出を決定され、釜戸町で地元説明会も開いていただき、地域の皆さんから御要望や御質問をしていただきました。そのときに説明されたお話をさせていただきますと、騒音対策として、やはり大きなトラックが何台も出入りしますので、国道から進入する際は当然スピードを落とすということと、アイドリングストップを徹底するということも言っていただいています。また、交通安全対策としましては、児童生徒の通学時間帯には誘導の人をしっかり立たせて、通学する方、また通勤で歩いていかれる方を優先するように調整をさせていただくということも言っていただいています。また、信号機を付けてくれという御要望もいただいていますが、信号機は司企業さんが付ける権限はありませんので、これは警察にお願いをしなければならないわけですけど、我々もしっかり警察へ引き続きお願いをしていきたいと思っています。
ただ一つ、お願いをしたいことは、やはり釜戸町から大きな声を上げていただきたいのです。一度区長会などで要望書をまとめていただいて、釜戸から強い要望をしているという声もどんどん上げていただくと、より信号の設置が実現していけると思います。
将来的には、あと7年から8年で瑞浪恵那道路、瑞恵バイパスが完成すれば、今よりは大幅に通行量が減るのかなと思いますし、通行量が減ればそれだけ安全性は高まり、また騒音も幾らか静かになるかと思いますけど、この7、8年辛抱できない部分もありますので、しっかりと調整していきます。また、司企業さんにも本当にしっかりと地域に配慮していただけているのかどうか、また皆さんからも声を聞きながら、もし配慮していなければ、その度に市の方からも強く指導させていただきたいと思います。
一つ、司企業さんがありがたい御提案をしていただいたのは、あそこは、釜戸中学校の時には、避難場として指定されていましたが、今は中学校ではなく、一企業の所有になりましたから、勝手に災害が起きた時にあそこへ逃げ込むわけにはいきませんが、司企業さんの方から避難所として提供することを認めるといっていただきました。要は、瑞浪市と災害時支援協力協定を結び、引き続き、いざ災害が起きた時には、避難所として使っていただいてもいいですし、また、避難してきた人を受け入れますから、そういうことも我々の地域貢献として評価していただきたいと、そのような申し出もいただきまして、協定書を結ばせていただきました。いざという時には、司企業さんへ避難していただくということも可能ですので、御紹介させていただきます。

3.住民理解の得られない施設建設に対する差し止めができる「市条例の制定」は

参加者意見

現在、釜戸町内にメガソーラーの設置と、産業廃棄物処理場建設の事案が持ち上がっています。町としては反対の姿勢で対応していますが、どこまでの事ができるのかは不明です。県への申請が出されれば、建設ありきで進んでしまうとも聞いています。
地域の環境を守り、安心・安全な町づくりをする上で、住民理解が得られないような事案に対しては否決できるような市条例の制定のような事は可能でしょうか。

市長の回答

今、釜戸町のみならず、全市的な課題、ある意味では全国的な課題でもありますけれども、実際に太陽光発電の設置は東大島、大細あたりで計画されているわけですが、条件が整ってしまえば、設置してはいけないという権限はありませんし、やはり民間の事業者が事業としてされるわけですので、完全に止めることは申し訳ありませんが、できません。
ただし、条例などで何とかならないかという御提案でありましたが、今瑞浪市では、これは開発行為になるわけですから、特に1000平方メートル以上かつ30センチの造成、要は土地に変化を加えるような開発に関しましては、瑞浪市土地開発事業及び特殊建築物に関する条例という条例がありまして、災害防止、公害防止とか、自然環境の保全などに対する基準を定めている条例を制定しています。これにより、業者に指導はすることができますが、しかし業者が指導を受け入れて、そのように計画の中に取り入れられてしまいますと、それ以上のことは言えないということもあります。
それで、さらにもっと強制力のある条例はできないのかということですけど、その件については、全国的に先進事例がないのか今調べているところです。三重県の志摩市、伊勢市のあたりで、そこも観光地ですから、勝手に太陽光発電などを設置されますと観光地として風景が汚されてしまいますので、そういう取り組みを実施してみえるという例もあることが分かりましたので、一度、市としてもそういう先進事例を参考にしながら、次の何かもう少し歯止めをかけられる条例を検討していますので、これも今しばらくお待ちいただきたいと思います。検討中の条例につきましては、また、区長会等を通して御説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
産業廃棄物に関しましては、これは県の許認可になりまして、市がどのような条例をつくろうと市で止めることはできませんし、県もそういうことについての立場は一緒でして、指導はできるけど、そのとおりに業者が改善してしまったらそれ以上は止められないというところもあります。
ただ、地域の皆さんが団結して、例えば地権者が土地を売らないとか、色々な方法があるかと思いますけど、地域でできることを最大限行っていただく中で、県も開発業者に地元で説明会を開いて、地元の意見を聞いてきなさいというようなことも指導してみえますので、そういう場面で厳しく発言していただければ、いくらか防止効果になるかと思いますので、よろしくお願いします。
やはり、大切な釜戸の自然を破壊するようなそんな施設や事業は少しでも止めたいという思いは一緒ですし、これは地元の結束、地元の大きな声が必要ではないかと思います。

4.安全な土岐川、美しい川のまち・マスコットキャラクターが楽しいまち

参加者意見

  • 河川敷で水遊び散策ができ、地域住民が四季を通して集える場所に。
    川の淵が堆積物や葦で覆われ(大島橋~新大島橋下流)、水の流れが片寄り停滞気味。大雨で水位はすぐに上昇(赤ラインまではやい)。気候が亜熱帯化する昨今、大洪水を未然に防ぐ策が必要。
  • 御湯川に再び蛍が飛び交う川にし、名所を増やす。
    御湯川の河口付近は大きな石や堆積物、草木で茂り、水の流れは片側のみ。
    不要な物を除去し、蛍が再び鑑賞できるようにする。
  • カマドンナ、カマッパ、カマドラゴンのTシャツまたは法被を作製し、イベントで着用、釜戸町をPRする。釜戸駅やドラゴン広場にマスコットキャラクターの幟を立てる(人の興味、関心をひきつける)。

市長の回答

これからは観光振興、観光事業というのは本当に大切な事業であると思っていますので、釜戸には、御湯川をはじめ、豊かな自然もありますし、また釜戸の皆さんが工夫して生み出しました様々なキャラクターもありますので、市としましても、一緒になって釜戸町を発信していきたいと思っていますし、瑞浪の大きな事業として観光振興をしっかり位置付けさせていただいています。
瑞浪市としてだけではなく、東美濃、6市1町としましても、リニア中央新幹線の開通を見据えて、中津川の駅に降り立った全国からの観光客もしくは世界からの観光客を、ぜひこの地域に呼び込もうと、そういう取り組みをさせていただいていますので、そういう折に釜戸町のさまざまな魅力や特産品、グッズなどを発信させていただきたいと思います。
特に、国道19号に多くの方々が通行されますので、竜吟の滝の入り口のあたりにのぼりをずらっと立てて、竜吟峡や自然ふれあい館をPRするとか、そのようなことも御提案いただいていますが、これも大きな発信になるのではないかと思いますし、今はインターネットの時代ですから、既にまちづくりのホームページなどはそれぞれの町でつくってみえますが、そういうインターネットを使って、もしくはSNSとかフェイスブックなどを使って、釜戸町で皆さんが個々に発信をするということも大きな情報発信になっていくのではないかと思います。
そして現在、瑞浪市は観光大使を募集しています。ただ、観光大使というと、大体は有名人が観光大使になっていまして、恵那市ですと草野満代アナウンサー、多治見市ですと鈴木ちなみさんとか、瑞浪市もそういう有名な方がいれば観光大使をぜひお願いしたいのですけど、残念ながら瑞浪市にはそういう有名な芸能人とかスポーツ選手がいませんので、そういう方にお願いできません。
しかし、有名な方でなくても、今の若い子たちはスマホを使いこなしていますから、そういう媒体で素晴らしい瑞浪の景色、釜戸の景色、釜戸の料理の写真を撮って、美味しかったと発信していただければ、いいねで拡散していくということですので、そういう発信をしていただける観光大使を観光協会が募集しています。我こそはと思わん方は、一度観光協会がある商工会議所へお問い合わせをして、是非観光大使になっていただき、御自分のパソコンやスマホなどを使って、本当に感動したこと嬉しかったことを発信していただくだけでも、大きな発信力になると思います。是非、そういうところにも参加をしていただきたいと思います。
瑞浪市としても、釜戸町まちづくり推進協議会をはじめ、自然ふれあい館の皆さんとも連携をとらせていただいて、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

5.まちづくり推進の将来に向けて

参加者意見

【提案理由】
釜戸町・瑞浪市のまちづくり推進協議会の現状として、次のような問題点がある。

  1. まちづくり推進協議会会長、副会長といった役職への後継者について、毎年度大きな問題となり、組織の編成に苦慮している。瑞浪市全体においても、この人事の悩みは同様だと思われる。
  2. 市は指定管理者制度をもって、各地区のまちづくりに期待を込めているが、それぞれの地区はそれぞれ単独の取組を行っており、連携・協調した取組は行っていない。この点に問題はないか。瑞浪市の魅力を市内外にアピールすべきなのに、各まちづくりを貫くものが見えない。市内の一地区が話題になることがあるが、それだけでは市としての力になることに欠ける。まちづくりの最終的な目標は市内居住者の増加にあると思うが、現在の方法では弱いように思える。
  3. 釜戸町は、瑞浪市自然ふれあい館、釜戸公民館、まちづくり推進協議会を一体として指定管理を受けており、これら運営する人材を町内に求めている。それぞれその分野に通じた人材の確保は大きな課題になっている。
  4. まちづくりに関するアイデアや方法についての専門的な知識や能力は、今後ますます必要となっていくはずである。町内居住者を分母とした専門性の確保という分子には、自ずと限界がある。

    以上、人事、制度、運営、専門性といったまちづくりの推進における問題点があらわになっている。

【提案内容】
現状を踏まえ、まちづくり推進に関して、次のような依頼・提言をしたい。

  1. 人事問題については、まちづくり推進を市の地区ごとの人材に頼ることなく、市雇用の人材を派遣する方法も一つの打開策ではないか。グローバル化が世の趨勢であり、市内各地区の独自性を求める以上に市全体を単位とした意図的なまちづくりの必要があろう。
    現状からみて、市が会長・副会長等の募集をし、各地区に配するというような方法も考慮しなければならないと思う。専門性や意欲を持つ人材の確保は、ボランティアではまかなえないと考える。
  2. 「瑞浪市のまちづくりは一つ」という括りが弱いため、市内外へのアピール度に欠ける面がある。瑞浪恵那道路の開通、道の駅の建設、中山道史跡の国指定、テレビ小説等での瑞浪市の取り上げ、市内各地区に見られる豊かな祭り文化などを思えば、市としての具体的な「まちづくり構想」を持ち、各地区への指針を明確にすべきだと考える。
    瑞浪バサラの知名度の高さ、瑞浪七夕まつりの伝統と定着に留まらず、さらなる市の「財」を増やすことが望まれる。そのためには、地区間の連携した取組や、市の主導による共通行動を促し、市内外へ力強い発信をする必要がある。
  3. 人材の確保は、どの地区でも重要・喫緊の課題だが、指定管理であるがゆえの問題もあろう。釜戸町では、将来的な点から言えば、自然ふれあい館スタッフの確保、まちづくりや公民館活動のさらなる充実や新たな観点での取組の担保に自信がなく、市として雇用するといったような高所大所からの取扱を考慮していただきたい。
  4. 釜戸町まちづくりの活性化の手だてとして、中京高校生徒との連携、道の駅の検討委員会での審議、釜戸の将来を考えるワークショップ、まちづくり事務局の活性化を図っているが、必然性のある取組の実現のためには、専門性や実績のある講師の提案、先進地域への視察研修、まちづくりアドバイザーといった役割の方の直接的な指導を進めるべきだと考える。
    市内の各地区に任せて進めているまちづくりの方法の限界を見極め、高所大所からの観点による改善を行っていく必要があると考える。

市長の回答

まちづくり推進協議会の活動は、瑞浪市の全国的な魅力、特色の一つになっていまして、全国から瑞浪市のまちづくり推進協議会の取り組みを視察に来ていただくケースも多いです。議員さんの視察もあるし、それぞれの地区のグループの視察もあるし、役所の方も視察にみえたりと、ある面では、一定の定着がみえて、一定の評価が出てきていると思っています。
まちづくり基本条例も議会でまとめていただきましたし、このまちづくり推進協議会の活動というのは継続していただきたいですし、もっと拡充、拡大をしていってもらいたいと思っています。そのためには、市も一緒になって取り組みをしていかなければならないということは、十分、承知をしています。
今、御紹介いただきましたが、やはり他の地域からも、人材的な限界、アイデアの限界ということが、数年前から課題となってきていまして、我々は意欲あるのだけど、自分たちで考えて思いついたことはもう一通りやってきたと。次に、もっとこの釜戸町を良くするために、どのような事業を行ったらいいのかというアイデアもなかなか思い浮かばないというようなお話があちらこちらで出始めてきました。それはそうだろうと思いまして、当時はやはりまちづくりをするために、まちを変えるためには、馬鹿者と余所者、そして若者、この3つがまちに来てくれて、まちで活躍してくれないとまちの改革はできないという専門家の御意見がありましたので、若者、そして、ある面では余所者の皆さんの意見を聞こうということで、瑞浪には幸い大学が1つと高校が3つもあり、若い方々も多く、18歳ぐらいから30歳ぐらいまでの若手を対象にチャレンジ研究室という勉強会を開催して、ああしたいこうしたいというアイデアを持ってみえる若者に集まって3年間取り組んでいただきました。
この勉強会は毎年行ってきたのですが、大体20人前後の若者が集まってくれました。その中には市の職員も何人か参加してくれて、これは市が指示したわけではないのですが、自主的に市の職員も参加してくれた年もありました。まずは1年間、それぞれの地域の課題をまず知ってもらわないと、その課題解消のためにどのようなことを企画、提案したらいいかわかりませんから、1年間かけてまちづくりの勉強をしてもらったり、それぞれの地域の課題を調査してもらったり、また、今話がありましたように、優れたまちづくりを行ってみえる地域へ出張してもらい、先進的なまちづくりの現状を調べてもらったりしています。そしてもう1年間の間に自分たちの提案をまとめていただいて、そして市内のまちづくりの役員さんに集まっていただき、その前で発表してもらいました。もちろん20人ですから、20人を3つか4つのグループに分けて、それぞれのグループごとにテーマを決めて取り組んでいただいて、そして、その提案した企画や事業に対してそれぞれのまちづくりの皆さんが、グループの提案を是非うちの町で採用したい、一緒に取り組んでほしいというようにお見合いが成立しましたら、次の1年間は、提案した若いグループがそのまちづくりへ入り、まちづくりの皆さんと一緒に自分たちが提案した事業を立ち上げると、市も別途その事業のための予算をつけさせていただいて、取り組んでいただきました。釜戸町においても若い子たちが提案したものを採用されまして、いくつかの事業を行っていただきました。
そのようなことを行いましたけれども、やはり中々、現役の高校生であったり大学生であったり、若い方々ですので、やはり思ったような大きな成果に繋がらなかった部分もありまして、今少し見直しをしているとこですので、今、御要望がありました外部からの専門家などを市で雇い、各地域へ派遣してくれないかというような御要望も、釜戸だけではなく他所の地域からもきていますので、このところは将来的には考えなくてはならないところではあると思います。また、まちづくり推進協議会の連合会、連絡会を設けていただいて、8つのまちづくりが意見交換をする場、自分たちの活動を発表する場もあるのですけど、まちづくり協議会の連絡会が中心となりまして、そういう専門の方を講師として呼んで勉強会をしていただいたり、また、先進的な地域へ視察に行っていただいたり、そのことは、毎年行ってきているところですが、その中に、大きなヒントや何か気づきがあるのではないかと思い行っていますので、引き続き、将来このまちづくりを継続するために、どのような人材を確保したらいいのか、同事業を考案して立案して、成果につなげていけたらいいのか、一度考えていきたいと思っていますので、是非また一緒に考えていただければありがたいと思っています。 

6.大湫恵那(藤)の農道区間の開通

参加者意見

  • 大湫宿の発展のため。
  • 瑞浪ICと恵那ICを結ぶ路線として。
  • 瑞浪ICから大湫病院→恵那市民病院→中津川病院までの緊急時のライフラインとして必要だと思います。
  • 北中学に統合され、大細区、エスポラン地区は遠回りして通学しなければならず時間のロスがあり、中学を総合する前に、この路線を造ってほしかった。

市長の回答

この件につきましては、地域要望としては大切な御要望であると思います。確かにおっしゃるように、まずは大湫から藤へと道が止まっていますので、その道を繋げられれば便利になることは間違いないと思いますが、今、瑞浪市としては新たな道路を整備するという計画はありません。今ある道路を改修していくことを優先させていただいていまして、例えば大湫町から御要望いただいたのは、大湫坂、釜戸と大湫と太く繋いでもらいたいと、2車線にせよと言わないけれども、これから道の駅ができて、釜戸の駅に行かなければいけないしバイパスにも乗らないといけない、そうすると大湫の人は釜戸へ降りていきたいけれど今の大湫坂では怖いので何とかしてほしいというような御要望もありました。あの道は県道ですので、県に要望させていただきますと答えさせていただきましたが、そのように、大湫にも釜戸にも、全市的にも色々な大切な御要望をいただいていますが、全てが全て御要望どおりにならないのも事実ですので、まずは優先順位を決めさせていただいた上で取り組んでいる状況です。
今の御提案は前にも出たテーマでして、決して蔑ろにはしていないわけですけども、すぐには取りかかれないという現状ですので、将来の課題ということで、決して位置付けをしてないわけではありませんので、御理解をいただきたいと思います。

7.市役所に相談窓口の設置を

参加者意見

先ほどの意見にありましたメガソーラーの件に関して、これを見ますと、市の条例など策定するよう提案をされていますが、私自身下切区に土地がありまして、今メガソーラーが建設されるされないということで、騒動に巻き込まれると言うとよくないかもしれませんが、区長さんや市議など交えて色々進めているところです。
そこで、何が問題かと言いますと、業者が入ってきた時に、業者はいろいろな知識を持っています。色んなところで工事を行っているわけです。瑞浪市の中でも何件か行っているというようなことも言われています。そういう中において、我々素人のところに話が急に来ても、すぐに対応し切れないというようなところがありますので、瑞浪市の中で、もう既にあるかもしれませんが、そういう相談できるような窓口や法律に関する相談ができるようなところがあれば、もっと膝を突き合わせて、申請書を持って行きましたどうのこうのということだけではなく、そういうような窓口があると非常に助かりますが、どうでしょうか。

市長の回答

この件についての担当窓口は都市計画課になります。都市計画課へお問い合わせいただければ、都市計画課の方で、法律的な問題とか業者にこういう指導をするとか、様々な情報提供をさせていただきますし、アドバイスもさせていただきますので、早め早めに情報提供をしていただければと思います。
やはり市も状況を把握できるのは、申請書が上がってこないと分かりませんし、事前に相談があったときには把握できるのですが、申請書が上がってきてようやくこのような計画がここにあるのかと気づく場合もあります。やはり地域の方々のほうが早く情報が入ると思いますので、こんな不穏な動きがあって、少し困るというような情報提供がありましたら、都市計画課でもこういったことに注意しなさい、こういうところを業者に指摘したらどうかなど、そのような御相談にのることができると思いますので、よろしくお願いします。

8.新設19号バイパスの歩道設置について

参加者意見

釜戸町市街区域を通る新設バイパスに歩道の設置計画が漏れております。瑞浪市内の既使用区間同様に設置されるよう国に設置を申請されるべきで在ります。
災害に強い街造りが叫ばれている昨今、瑞浪市においても同様な対策を考え施工されて居る処と拝察いたします。

  • 水害、地震、洪水等の万が一の災害発生時の唯一堅牢な避難通路として、極めて有効且つ最大の役目を果たすことが出来るのが、当該歩道であると考えますが、如何でしょうか。
  • 現状の道路及び橋のみでは、万が一の災害時避難に極めて不十分であると推察する処です。
    特に、中畑地区、上平及び上平以南地区、芝原地区、公文垣内地区
  • 加えて、日本国の新設市街地バイパスにおいて、歩道の併設の無い重要国道(22号番未満番号の重要国道)設計を覚えません。

瑞浪市釜戸町が日本国最初に成るのは、古参古屋圭司代議士、ベテラン水野光二市長政治下、由々しき事態だと拝察申し上げます。
上記の考え方、拝察する処から、歩道の設備を熱望し、その設置を此処に提案申し上げる処です。

回答

瑞浪恵那道路は瑞浪恵那間の通過交通をスムーズに流し、現状の渋滞や事故解消などの課題解消することを主要な目的に計画されています。
平成30年9月25日釜戸町地域整備委員会で瑞浪恵那道路の歩道要望について協議していただき、町として要望をしないと回答をいただいています。

9.釜戸町の道の駅整備 宅地開発地域の併設

参加者意見

(総論)
3ゾーン52000平方メートルの開発構想と伺って居ります。(建通新聞2018年12月3日版)
瑞浪市東部地域の開発として誠に良き開発構想であると大いに賛成、その構想拡大に大いに期待いたす処です。
こんな事項、こんな発想も考えに入れて頂いたら如何と、次に各論的に記す処です。

(各論)

  • 公共施設等エリア 更に拡大されても宜しかろう。
  • 公共施設等集約エリアに隣接或いはエリア内に一般宅地(住居)エリアを増加開発整備されたら如何か。
  • 19号バイパス新設に因る土地収用に伴い、新たな住居が必要とされる方々向けの宅地。
  • 釜戸駅から徒歩8分内外の便利な地域で有るので、其処に新たな市街地宅地の創設を考える。東京都心地に見られる樹木に触れあえる、人の心安らぐ市街地は如何。(森ビル開発さん等が得意とされている)
    上記については、当該者の希望を伺うも善し(希望必要面積等)、販売は一般公募に先立って、当該希望者に優先販売するも善しと考え提案致します。

3ゾーン全てのエリアにおいて、災害に強い整備が必要と考え提案致します。
土岐川の氾濫、佐々良木川の氾濫、付近を流れる農業用水路等の氾濫等に対処された整備。低い地盤の地域は高く整備し、水に強い開発を。

回答

釜戸町に予定している道の駅については、現在計画中です。提案内容については一つの意見として受け止めさせていただきます。

10.釜戸町の道の駅整備 整備3ゾーンの相互間の移動通路等の企画と整備

参加者意見

(総論)
3ゾーン52000平方メートルの開発構想と伺って居ります。(建通新聞2018年12月3日版)
瑞浪市東部地域の開発として誠に良き開発構想であると大いに賛成、その構想拡大に大いに期待いたす処です。

(各論)

  1. 国道19号に人の往来が邪魔され無い整備計画になっておりますか。(県道65号恵那御嵩線についても同じく)
    国道19号交差点の信号を介しての従来のみでは、住み易く、緑溢れる街、心安らぐ街の整備を考えた場合、物足らなさが残ります。人と人が野原を行くがごとく自由に往来可能な道路整備が必要と提案致す処です。
  2. 例えば新設19号バイパスが佐々良木川を越える箇所にボックスカルバートが予定されていますが、その規格、規模を大幅に広く拡張し、付帯し夜も昼間も明るい事、美しい道路で有る事を備えた道路で有るよう提案致します。

2車線(大型車両想定)両側に各3メートルの歩道(透水性タイル施工仕上げ、明るい歩道)を設計施工。国の予算をお願いするが妥当かと提案致します。

回答

釜戸町に予定している道の駅については、現在計画中です。提案内容については一つの意見として受け止めさせていただきます。

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