平成28年2月1日 瑞浪高校

ページ番号1003032  更新日 令和2年2月17日

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1.高齢者福祉の充実について

参加者意見

自分が県外に就職するかもしれない。その際に家族のことが心配なので高齢者福祉を充実してほしい。

市長の回答

少子高齢化は全国的な課題です。高齢者福祉は行政にとって、より重要な仕事になっています。具体的には、福祉施設整備費の一部を支援させていただいたり、介護予防や生活支援などの多様なサービスを提供したりすることになります。やはり家族でお世話をするのが理想的だと思います。かつては3世代同居をされ、家族で支え合っていましたが、核家族が増えてきたために、地域でお年寄りをお世話をしたり、施設でお世話をしたりという方向に変わってきています。介護予防の施策も重要で、公民館に寄り集まって体を動かしたり、元気を保って楽しんでいただくふれあいの場を設けております。家族でのお世話が難しくなった場合には、社会福祉法人が施設運営をしてみえます、特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどに入所してお世話をみてもらうという形になります。できるかぎりの対応は考えておりますが、やはり兄弟の中でどなたかが市内に残っていただいて家族のお世話をしてほしいという願いは持っております。

2.ショッピングモールの誘致について

参加者意見

土岐市にはアウトレット、イオンのオープン予定など若い人たちが集まる施設がある。瑞浪市にも大型のショッピングモールがあるといい。

市長の回答

民間企業はサービスを提供しますが、利益を出さなくてはいけません。大きな施設を作るためには何億という投資をしますので、儲かる場所に商業施設は立地します。市として商業施設を運営することはできませんので、民間企業が瑞浪市に進出してもらうように企業を誘致をすることが仕事になります。高速道路のインターチェンジが近くにあることや大きな空き地があること、商圏人口が十分に確保できることなどの条件がそろって、民間企業は場所を選定しています。土岐市のアウトレットはそういう条件が揃ったところだったわけです。商圏としては、中津川市から春日井市くらいまでのお客さんをターゲットに想定しているようです。市域を超えた広域の商圏を考えてみえますので、多治見市にも土岐市にも瑞浪市にもアウトレットを作るということは商売が成り立ちませんので難しいです。土岐市にアウトレットができたということは瑞浪市も近くに大型商業施設が立地してありがたいことだと思っております。4年度にイオンモールができることもありがたいことです。土岐市でショッピングをしていただいて生活は瑞浪市で住んでいただければと考えております。

3.瑞浪市のPRについて

参加者意見

フレッシュトークin瑞浪「高校生と語る会」に参加して瑞浪市のPR力が足りないという意見があった。もっとPRをしていくべきだと思う。特にバサラカーニバルは全国的なイベントなので、バサラを中心として発信してはどうか。

市長の回答

瑞浪市はPRをしていないわけではありませんが、まだまだPR力が不足していると思います。なかなか瑞浪市の存在を全国の人に知っていただけていないことは確かです。市民の方ですら瑞浪市がやっていることを知っていただけてないというお叱りも受けています。ましてや市外、全国となると瑞浪市のPRが足りないのは私たちが反省しないといけないところです。インターネットなど新しいツールを使って瑞浪市を発信しようとしていますが、まだまだ道半ばです。中京高校が50回まで延長試合をされた際にはテレビで大きくとりあげられました。その際には岐阜県の中京高校、という放送の仕方で、「瑞浪」という言葉を使っていただけなかったのですが、中京高校が全国的に有名になりました。また、麗澤瑞浪高校は「瑞浪」と名前につけていただいておりますので、剣道部が全国で優勝した際には、ニュースで取り上げられ、瑞浪のPRにもつながっています。あらゆる手段で瑞浪市をもっと知っていただきたいと思っております。バサラカーニバルはバサラ踊りをしている方には大変有名になっております。こういったイベントも発信しながら瑞浪市をPRしていきたいと考えております。また、皆さんのお力で他県に出かけたときには瑞浪市のPRをしていただければありがたく思います。

4.駅前活性化について

参加者意見

駅前が寂しいので活性化に取り組んでほしいです。

市長の回答

瑞浪市は駅前の広場の整備や道路の整備は早いうちから取り組んでいまして、市がやるべき公共工事はやらせていただきました。そこにお店が並ぶか並ばないかは民間の皆さんがそこでお店を開いて儲かるかどうかも見極めながら開店するかどうかの判断によることになります。かつては瑞浪市も駅前商店街にたくさんのお店があって繁盛して商売が成り立っていましたが、大きなスーパーやアウトレットができたことによって、そちらに買い物に行ってしまって、駅前の商店街ではなかなか買い物をされなくなってきました。これは全国的な傾向です。市といたしましては、1軒1軒古くなったお店を作りかえるのは大変ですので、みんなで共同出資をして新しいビルを作り直してはどうか、という投げかけをしております。商売を引き続きやりたいという方は1階でお店をやってもらって、跡取りもいないので住居があればいいという方はマンション部分の権利を持っていただくという形で、駅前再開発をしませんか、と駅前の商店街の皆さんに投げかけをさせていただいています。商店街の皆さん、駅前に土地を持ってみえる土地の所有者の皆さんのご意見を聴きながら、市も応援するから土地の所有権の皆さんも一緒にやりませんか、という話しをしています。恵那市や多治見市でも、一生懸命取り組んでいますし、うまく進んでいるようです。すぐにできるわけではありませんが、20年・30年先、瑞浪市がこんなふうに変わったのかと思っていただけるように努力していきたいと考えております。

5.バサラカーニバルについて

参加者意見

バサラカーニバルや七夕まつりなどの人が集まるイベントを盛り上げていけたらいいと思う。

市長の回答

バサラカーニバルは東海地域でも盛り上がりは瑞浪市がトップです。規模的には名古屋のど真ん中まつりの方が大きいです。17年前、瑞浪市には大きな祭りがなくて、七夕まつりがあり、七夕の飾りを飾って土岐川で花火を上げて屋台が出て盆踊りをやったり武者行列をやったりしていました。商店街もだんだんとお客が少なくなってきて、やめるお店も出てきて、このままでは瑞浪市の商店街がつぶれてしまうということに商店街の皆さんが問題意識を持って、商店街のおかみさんがこのままではいけないと立ち上がって、もっと盛り上がる七夕まつりに変えて商店街も元気にしたいということを考えられました。そのとき、中京大学の大学生が当時の札幌のよさこい祭りを見て、始めたのがきっかけとなりました。北海道にある大学の皆さんが自分たちで考えて自分たちのまちを元気にしようということで始められたのがよさこい祭りです。その盛大な祭りを北海道に視察に行って北海道の学生たちと交流を持って、祭りの仕方を教わって瑞浪市の当時の高嶋市長によさこい祭りをやりませんかという提案をされました。当時商店街のおかみさんたちも商店街が廃れてしまうという危惧感の中、なんとか商店街を盛り上げる方法はないかと高嶋市長のところに相談にきていました。高嶋市長が大学生とおかみさんを引き合わせて、商店街のおかみさんが大学生から札幌の様子を聞いて自分たちも見てみたいということで視察に行かれました。盛大な祭りを見て、これを瑞浪市でもやりたいと考えて、実際にやられたのが17年前です。札幌で見てきた祭りを瑞浪でやり始めたのは祭り発足のきっかけです。年々、徐々に参加者が増えてきて、瑞浪のバサラカーニバルや七夕まつりがバサラ踊りによって活気あるイベントになりました。名古屋の方が瑞浪を参考にして始められたのがど真ん中まつりです。一大学生の提案から始まって、瑞浪の大変大きなイベントになったわけですから、皆さんの提案が大きなまちづくりにつながる可能性もあるということも自覚していただければと考えております。まちを元気にするようなご提案をいただければありがたいです。

6.サイエンスワールド・化石博物館について

参加者意見

子どもの頃、サイエンスワールドや化石採集をして遊んでいた。中学生や高校生にとっても楽しめるようなものがあるといい。

市長の回答

サイエンスワールドや化石野外学習地は瑞浪市の宝物です。2年前には秋篠宮眞子様が化石博物館を見学されました。皇族も来るぐらい貴重な博物館です。大事にしてもっと日本から、世界から来てもらえるような博物館やサイエンスワールドにしていきたいと考えています。日本の学生さんは理科・科学を勉強しない方が増えてきました。日本は資源のない貧しい国でしたが、その中で科学力によって良い製品を日本で作って輸出して成り立ってきました。そのためには、理科系の学生がたくさんみえて、会社に入って、工場に入ってすばらしい製品をつくらなくてはいけません。理科離れが進んでいるため、子どもの頃から理科に興味を持ってもらって技術者になってもらおうということで、サイエンスワールドができました。10箇所作ろうと計画していましたが、瑞浪市内の1箇所のみで計画が頓挫してしまいました。体験して実験することによって自分たちが求めているものが得られる体験型の博物館は日本で唯一の施設です。年間10万人程の方が全国から来ています。瑞浪高校もそうですが、サイエンスワールドで学習をすると授業の単位がもらえるという施設になっています。それが瑞浪市にあるということは大変ありがたいことだと考えております。ただ、サイエンスワールドは市の施設ではございませんで、県の施設ですので、改修等が必要になった場合、県が改修をしなければなりません。リニューアルをするように県に要望させていただいています。化石博物館には、現在25万点を越す収蔵資料があります。各市町村が運営している化石博物館の中でダントツの収蔵資料を持っています。この中でも400程の標本は、新しい生き物を報告する際の基準となった標本で、世界的にみても大変貴重なものです。館の学芸員は、国内外の学会やシンポジウムで研究の成果を発表し、高い評価をいただいております。また、収蔵資料を研究するため、国内のみならず外国からも著名な研究者が博物館を訪れております。今後も、サイエンスワールドと化石博物館を大事にしていきたいと思いますので、多くの方々にご利用いただきたいと考えております。

7.企業誘致について

参加者意見

瑞浪市には若い人の好むような服を扱うお店がない。お店を増やしてほしい。

市長の回答

瑞浪市としてはもちろんいろいろなお店に来ていただきたいですが、やはり民間企業はどれだけのお客さんを見込めるか、を分析してお店を出されます。瑞浪市がもっと魅力あるまちになって、人口も増えていけば、会社も瑞浪市に出店しようという気になります。今、市として一生懸命誘致に取り組んでいるのはホテルです。ホテルは2軒ありますが、2軒だけでは足りていません。例えば、バサラで多くの踊り子が来ますが、どこに泊まるかというと土岐や多治見や恵那のホテルに泊まってしまいます。瑞浪市にゴルフをしにいらっしゃる方も近隣市のホテルに泊まるようです。せっかくだから瑞浪市に泊まっていただき、瑞浪の食事を食べてもらって、瑞浪市で楽しんでもらいたいと考えております。

8.陶磁器のまちとしてのPR・フェスティカサーキットについて

参加者意見

バサラ、化石博物館、世界一のこま犬など全国に誇れるものはたくさんあると思うが、PRしていかなければ活性化しない。また、駅前商店街を工夫するべきで、多治見市だとタイルや陶器が置いてあったりするが、駅周辺を明るくすることが大事だと思う。

市長の回答

陶器やタイルの生産が盛んで、瑞浪市で作られたものが全国に出荷されています。駅前も多治見市ほど立派ではありませんが、きれいに整備させてもらいました。陶磁器のまちのシンボルとして、瑞浪の工場で生産されたタイルを道にうめこんでありますし、瑞浪駅前には陶器でできた塔のオブジェもあります。公園通りのブロックはガラスくずをリサイクルして使ったものです。透水性ブロックというもので、雨が降ったら染み込んでいくブロックで地中に流れていくようになっています。ブロックの上に水たまりができず、滑らないように工夫をしてあります。
瑞浪市の誇れる資源の一つとして、もう一つご紹介したいのが、フェスティカサーキットというサーキット場です。釜戸と大湫の境に竜吟湖という湖があります。この湖のほとりにサーキット場があります。モータースポーツの盛んなヨーロッパでは各地にあります。F1レーサーというのは、小さい子どもの頃、こういうサーキット場で体験をして練習をします。日本にもいくつかありますが、日本では歴史が浅いので、なかなかF1レーサーは出ません。こういうレーシングカーでエンジンを試したりして、私たちの乗っている車の性能も上がっています。瑞浪市のフェスティカサーキットは全長が1,100メートルあります。1,100メートルもあるレーシング場は日本に3つしかありません。一つは瑞浪市、残りは、鈴鹿と富士スピードフェアの2つです。瑞浪市のカート場で全日本の大会が開かれました。ご存知の方には瑞浪市のサーキット場はあこがれのサーキット場になりつつあります。これから瑞浪の目玉としてPRしていきたいと考えております。

9.自然に親しむレジャーについて

参加者意見

瑞浪市は自然が豊かで、自然を有効活用して自然を活かしたアドベンチャーなどを作ってはどうか。

市長の回答

自然環境が住んでいるところの近くにあるというのが瑞浪市の特徴かと思います。市民公園のような公園を稲津や釜戸に作ってほしいというご提案はいただいております。自然というのは何か施設を作らなくても自分たちで山に歩いていけばいいわけですから、例えば、里山の整備であるとか、山に入っていきやすいような整備はやっていきたいと考えております。自分たちで勤労奉仕で道路の草刈りなど私たちが生活しやすいように協力をしていただいています。
昔は大湫に岳見キャンプ場がありました。名古屋市民も岳見キャンプ場にいらっしゃったりしました。いろいろなレジャーができてニーズが多様化している中で昔ながらのレジャーには興味が集中しなくなってきて、自然を活用してみんなに使ってもらえるというのは難しくなってきている部分もあります。

10.就職環境について

参加者意見

県外の大学に進学すると瑞浪市で就職できる環境がなければ若い方は増えないと思う。

市長の回答

瑞浪市には、就職面については、日本を代表するような大企業はないのは事実です。一流企業を目指される場合には瑞浪市は難しいかもしれません。しかし、小さな会社かもしれませんが、クリエイションパークという工業団地を作り、12社の会社が操業してみえます。東山フィルムという会社は世界でもトップシェアを誇っています。また、瑞浪市は航空宇宙産業特区の一部です。「下町ロケット」に出てくるような世界に誇れるような会社があります。ロケットの部品や車の部品などを作っている会社があります。どのような会社に就職されるかというのは個人の価値観の問題もありますが、瑞浪市で就職したいという方には就職できるような環境作りに努めてまいりたいと考えております。

11.ごみ収集について

参加者意見

瑞浪をきれいなまちにしたい。

市長の回答

各所にごみの集積所を指定させていただいております。ごみ収集車が決まった日に回収しております。回収日に通りを歩かれるとごみ袋が山積しているようにみえますが、そういう仕組みになっておりますので、ご理解ください。

12.奨学金制度について

参加者意見

瑞浪市にはどのような奨学金制度があるか。

市長の回答

奨学金については、加知奨学金という奨学金があります。以前には、瑞浪市には貸与型の奨学金がありましたが、加知奨学金ができてからは、給付型の奨学金とさせていただいております。大学生には入学時20万円、月3万円、高校生については月1万円の奨学金を出させていただいております。家庭の経済的な状況や勉強への意欲などを条件としています。医師を目指される方についても、東濃厚生病院に勤務していただくことを条件に給付型の奨学金を用意しておりますので、ご活用いただければと考えております。

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