鶴城笹踊り(かくじょうささおどり)
鶴城笹踊りは、瑞浪市土岐町の鶴城地区の諏訪神社に伝わる奉納神楽で、雨乞いの踊りと伝えられます。踊りは地元の子どもたちによって奉納され、男子は白の狩衣に烏帽子をかぶって白い鼻緒の草履を履きます。女子は青白いの振袖に一文字笠をかぶって赤い鼻緒の草履を履き、男女とも扇子を持って伴奏者の拍子木と唄に合わせて踊ります。
この踊りが奉納されるようになったのは、当地を治めた土岐氏が勢力を持った南北朝時代ともいわれますが、詳細は明らかでありません。唄もいつ頃作られたのか明らかではありませんが、歌詞の中に伊勢神宮や二見浦など伊勢信仰に関わる内容がみられることから、伊勢詣で(伊勢講)が盛んとなった江戸時代中頃から後期に成立、あるいは伝えられたものと推測されます。
笹踊りは明治維新の頃に中断しましたが、日露戦争の戦勝祝賀として復興したといわれ、以後昭和の初め頃まで毎年秋の例祭において奉納が続けられました。太平洋戦争中・戦後にも再度中断しましたが、昭和51年(1976年)に鶴城笹踊り保存会(鶴城笹踊り育成会の前身)が結成されて奉納が復興し、現在も毎年10月前半(第2日曜日)の諏訪神社の例祭において奉納上演が続けられています。
- 指定番号
- 瑞民無4
- 指定年月日
- 昭和52年11月2日
- 指定の別
- 市指定文化財
- 種別
- 民俗文化財
- 類別
- 民俗芸能
- 時代・年代
- 江戸時代
- 員数他
- なし
- 所在地
- 瑞浪市土岐町鶴城
- 所有者・管理者又は技術保持者
- 鶴城笹踊り育成会
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