深沢獅子舞(ふかさわししまい)

ページ番号1002376  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

写真:深沢獅子舞

獅子舞は、獅子頭につけた胴幕の中に2人以上が入って舞う伎楽系(二人立ち)と、獅子頭をかぶった1人が舞う風流系(一人立ち)に大別されます。
日吉町深沢地区に伝わる深沢獅子舞は1人で舞う風流系の獅子舞で、獅子は雌獅子といわれています。楽曲は「道行き」「津島」「つけ」「十六七」「昇殿唄返し」「幕しぼり」などに分かれ、大小の太鼓各1張、笛数本と唄によって演じられます。
舞は疫病退散のものとして「悪魔払い三つ唄」のほか、「娘道成寺」「伊賀越道中双六」「忠臣蔵」「石童丸」「朝顔日記」「阿波の鳴門」の六芸題が伝えられており、各戸を回っての悪魔払いも行われていることから、庶民芸能・農村娯楽として発展しつつ今日まで伝承されてきたものとみられます。
由来については、元禄年間(1688年~1703年)に当地方に疫病が流行した折、深沢村の領主であった山村甚兵衛良忠と千村平右衛門仲成の力添えにより、可児郡久々利村(現・可児市久々利)に伝えられていた獅子舞を迎えて産土の貴船神社に奉納し、疫病退散を祈願したことにはじまると伝えられています。
太平洋戦争後一時中断されていましたが、地元有志が深沢獅子舞保存会を結成して奉納が再開され、現在でも村中安全、氏子繁盛を祈願するため、毎年元旦と4月の例祭において奉納が続けられています。

指定番号
瑞民無3
指定年月日
昭和50年5月29日
指定の別
市指定文化財
種別
民俗文化財
類別
民俗芸能
時代・年代
江戸時代
員数他
なし
所在地
瑞浪市日吉町深沢
所有者・管理者又は技術保持者
深沢獅子舞保存会

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 スポーツ文化課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

文化振興係 化石博物館 電話:0572-68-7710
文化振興係 市之瀬廣太記念美術館 電話:0572-68-9400
文化振興係 陶磁資料館 電話:0572-67-2506
文化振興係 自然ふれあい館 電話:0572-63-0015
スポーツ推進係 市民体育館 電話:0572-68-0747