平成28年7月25日 釜戸地区

ページ番号1003050  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

1.竜吟湖の水質改善について

参加者意見

竜吟湖の水を抜いて竜吟峡の水質を改善したい。県と土岐川防災ダム管理組合、土岐川漁協、釜戸町まちづくり推進協議会の連携のもとで水抜きを行うことが決まっている。その後、堆積した有機物の除去など対応が必要だと思うが、竜吟峡に清流が蘇るような対応を市として考えていただけないか。県としても「清流の国ぎふ」というスローガンを持っているのであれば、積極的に対応をとっていただきたい。

市長の回答

ご発言のとおり、県と土岐川防災ダム管理組合、土岐川漁協、釜戸町まちづくり推進協議会のご理解をいただき、大規模な水抜きをして、2ヶ月間程日干しをして、湖底がどのようになるのかを調査したいと考えております。もしくは堆積物についても把握させていただき、どういう対応をしていくべきか県と協議しながら検討していきたいと考えております。水を抜いてしまいますと下流域の方で水を使って見える方にご迷惑をかけてしまうことが想定されますので、対策を打ちながら実施していきたいと考えております。

2.レッドゾーン地区内の防災について

参加者意見

下切区にはハザードマップのレッドゾーンに指定されている地区があります。土岐川の河川改修についても区民の安全・安心のために対策していただきたい。

市長の回答

ハザードマップについては、ご自分のお住まいの地区の危険な箇所を把握していただき、災害が発生した際には、あらかじめ避難をしていただくなどするための参考に使っていただくものになります。将来、レッドゾーンに地区内の建物の建て替えを行う際には一定の防災対策の手立てをすることが条件として求められております。あるいは、できることならレッドゾーン地区外に引越しいただきたいということでございます。公民館に関しましては、市の方から支援をさせていただきますが、神徳においてレッドゾーンの特別警戒区域内の集会所の移転に伴う建て替えを行う際に、補助金を増やさせていただき、市から1,200万円の補助をさせていただきました。また、宝くじの助成金制度を活用することも想定されます。土岐町の益見区の集会所を建て替える際に1,500万円の助成金を受けた例があります。ただし、宝くじ助成を活用する場合は、地縁団体の認可を受けていることが必要となります。
また、まずは、自分の身は自分で守るという自助の観点から、区などの小単位での防災訓練の充実させていただいております。
県への要望については、要望させていただいておりますが、なかなかご対応いただけていないというところが現状でございます。今後も引き続き、要望を県に伝えたいと考えております。

3.少年育成サロンへの助成について

参加者意見

子育て支援体制の公平化を図ってほしい。

市長の回答

釜戸町では、区長会・まちづくり推進協議会の連携をとって「少年育成サロン」ということで先進的に地域の子どもたちの見守り・育成に向けた取り組みをされてみえて大変ありがたく感じております。
市といたしましては、児童館という施設が市内に4館あり、4館については維持管理しながら更新していくのかどうかを公共施設等総合管理計画の中で論じていかなければなりません。新しい施設を作るということは余程のニーズが想定されない限り、難しいわけでございます。釜戸町には児童館がないというのが現実でございます。
放課後の子どもたちの居場所作りとしては、釜戸町の場合は放課後児童クラブがあります。小学校の空き教室を活用していただいて保護者の皆さんが中心となって組織を作って運営をしていただいております。授業が終わったあとのお子さんを放課後児童クラブの教室でお預かりして、宿題の面倒をみたりしています。一定の自己負担は必要ではありますが、ご利用いただきたいと考えております。
「少年育成サロン」に対する財政的な支援といたしましては、現在市から支出させていただいておりますのは、まちづくり推進協議会には公民館の運営の指定管理を担っていただいておりますので、指定管理料を支払わせていただいておりますし、まちづくり推進組織には夢づくり地域交付金を交付させていただいております。公民館事業として指定管理料に含めて支出できないかというと今の制度ですと難しいです。ただし、夢づくり地域交付金対象事業の中でできないかということになりますと、夢づくり地域交付金は人件費には使えないという条件がありますので、「少年育成サロン」の先生に人件費としてお使いいただくことはできないルールとなっております。現在は、釜戸町の財産区の予算の中から区長会・まちづくり推進協議会へ支援をしていただくという方法でそれぞれの事業に支援をしていただいている状況です。
確かに子育て支援の取り組みには一定の成果を上げていただいておりますので、補助金の増加について何らかの方策がないか検討させていただきたいと考えております。

4.一人暮らし高齢者の見守り体制について

参加者意見

一人暮らしの老人の見守り体制の充実を図ってほしい。

市長の回答

現在は民生委員さん、福祉委員さんに見守りを行っていただいております。やはり、地区のことは地区で見守りをしていただくべきだと考えております。当然、民生委員さん、福祉委員さんだけでは全ての方の見守りをされるのは不可能です。そこで、仕事で各家庭を回られる方がいらっしゃいますので、郵便関係、銀行関係、飲食関係などの8業種27事業主の方と協定を結ばせていただき、高齢者の方について気づいたことがあれば市の方に連絡をいただくということになっています。連絡がありましたら、市の民生部職員が現場を見に行ったり、近くの民生委員さんに連絡させていただくということになります。
ご要望があったことは社会福祉協議会にも連絡させていただきますが、協定を結ばせていただくなどの努力もいたしておりますので、ご理解いただきたいと考えております。

5.地区のサポート体制の構築について

参加者意見

地区で「小さな手助け隊」を編成し、様々な生活のサポートをして、定額の料金を支払うという制度を作りたい。財源については市から補助金等で支出いただきたい。

市長の回答

全てをボランティアの有志だけで行うことは難しいわけですので、このようなご提案があったかと考えております。シルバー人材センターにご要望がありますと、有料でご活動いただいています。多分野でご活躍されているようですので、是非、特技を持ってみえる方にシルバー人材センターにご登録いただき、特技を発揮していただきたいと考えております。
町の取り組みとしては人材バンクという制度を釜戸町で行っていただいております。例えば、歴史に詳しいので、私が講師となります、防災に関しては私が講師となります、という形でご登録をいただきまして、人材バンクをご覧いただいた方から依頼をいただくという制度になります。すぐにお使いいただける制度としてシルバー人材センター制度を紹介させていただきます。また、すでに組織されている各種ボランティア団体もご活用いただけます。

6.民生委員の任期について

参加者意見

民生委員の任期については3年だが、2期務めてほしいということであり、負担が大きい。また、会社勤めの方もいらっしゃるので、活動の時間帯にも配慮いただきたい。

市長の回答

民生委員については、1期3年ですので、ルール上は3年務めていただければいいわけですが、やはり一定の研修を受けたり、経験を積んだりするだけでも時間がかかります。3年間という期間になりますと仕事を覚えたあたりのところでやめてしまわれるということになり、せっかく経験を積んでいただいたのにもったいないということでございます。できれば2期以上お務めいただければありがたいというお願いでございますので、ご理解をいただきたいと考えております。
会議等の時間帯については、各地区ごとに組織がありますので、地区でご相談いただき、柔軟にご活動いただきたいと考えております。

7.危険な空き家への対策について

参加者意見

市内にも空き家が増えており、危険な空き家については対策も必要だと考える。

市長の回答

国は空き家等対策特別措置法という法律を整備しました。市も法律に基づいて空家等対策協議会を設置することになりました。危険な空き家について、協議会に諮り、対応を検討することになります。国の法律によると、強制代執行ができることとなっています。市としても強い態度で臨んでまいりたいと考えております。

8.空き地の草刈りについて

参加者意見

空き地の草刈りについてもお願いしたい。

市長の回答

釜戸コミュニティーセンターや環境課など、市にご連絡いただければ、近隣から苦情が出ているということを土地の所有者に伝えます。シルバー人材センターなどの請負先も併せてご紹介させていただきます。

9.スポーツ大会の誘致について

参加者意見

スポーツの全国大会などを誘致することで瑞浪市をスポーツの町としてアピールしていただきたい。

市長の回答

スポーツの集客力については、代表的な例が「ゴルフの町みずなみ」です。ゴルフはプレイをしていただきますと利用税をご負担いただいており、年間1億9千万円程の利用税をいただいており、様々な事業の財源とさせていただいており、大変ありがたいと考えております。
国体があった際には、ソフトテニスの会場となりました。瑞浪市は、以前より県大会・全国大会に出るほどソフトテニスが盛んでした。そういったことから県から瑞浪市にソフトテニスの担当としてお願いを受けまして、瑞浪市のテニスコートは当時8面でしたが、12面のコートを整備させていただきました。ソフトテニスの会場としては、県内トップです。
また、フェスティカサーキット場というカートレース場があります。全国規模のレースを誘致していて、現在、年間8レース程のレースが開催されております。瑞浪市も協力させていただいております。一旦レースが開催されると、500人程の方がみえますので、相当な経済効果があります。
また、グランフォンドというサイクリング大会がありまして、7年目になりましたが、5月に開催され、多くの方にご参加いただきました。
スポーツ大会の開催につきましては、市としても積極的に取り組んでいきたいと考えております。

10.釜戸中学校の跡地利用について

参加者意見

釜戸中学校が統合され、跡地をどのように活かすかということを考えると、幼児園・老人ホームなどの機能を集約していただき、いろいろな方々が集まって交流できる場にしていただきたい。

市長の回答

ご提案も一つの選択肢だと思います。釜戸町では、釜戸中学校跡利用検討委員会を開催し、雇用の場としての活用、老人ホームとしての活用、企業誘致としての活用などご要望をいただいております。企業誘致、福祉施設の誘致ということを主に考えております。ただし、相手がありますので、誘致をしてもイメージに合う企業が来てくれないという場合には、今ご提案いただいたことも、それが釜戸町の皆さんの総意ということであれば一つの活用方法かと考えております。

11.瑞浪市の自然環境のPRについて

参加者意見

小さい子どもの水難事故をよくニュースでみる。瑞浪市の自然環境を活かして自然に慣れ親しみながらたくましい子育てをしていただくようにアピールできるのではないか。

市長の回答

ご指摘のとおり瑞浪市の良さは自然環境の豊かさであると考えています。都会にない瑞浪市の魅力をまとめてアピールすることが大切だと考えております。交通の便もよくなりまして、名古屋まで1時間以内に行けるようになりました。10年後にはリニア中央新幹線も通り、東京への利便性も上がります。田舎環境へのニーズも増えてきているという傾向もあるようですので、瑞浪市をしっかりとPRしたいと考えております。

12.施設再編における国・県との連携について

参加者意見

市と国・県と共同で施設統合なども検討すれば効率よくできるのではないか。

市長の回答

今できることは、広域連携です。市ごとに全ての施設を作るという時代ではありません。他市と共同で広域で1つの施設を作れば、負担が軽減し、効率よく運用できます。例えば、ゴミの焼却場です。1施設作るのに150億程かかります。瑞浪市・多治見市・土岐市で共同で1施設あればいいのではないかということです。消防についても広域化が可能ではないかと考えております。瑞浪市はハシゴ車を装備しなければならないわけですが、瑞浪市も土岐市も恵那市もハシゴ車を買っておりません。瑞浪市で高い場所で災害があった場合には多治見市のハシゴ車に来てもらいます。現在はハシゴ車について負担金を出してはおりませんが、例えば、多治見市がハシゴ車を買い替えるという際に、3市あるいは5市で負担金を出しあうということも考えられます。

13.少子化・人口減少対策について

参加者意見

少子化・人口減少対策として、保育料の引き下げを提案したい。財源は、非正規労働者を雇用する法人に課税してはどうか。

市長の回答

保育料の内訳として、保育士・調理員の人件費、施設管理費、保育・給食材料費といったものが含まれています。これを保護者の皆さんにご負担いただくことにより、児童の安全で健やかな園生活が保障されます。そのため保育料全体の引き下げは、保育の質の低下や待機児童の発生につながりかねないと考えております。また、今年度から国及び県の法改正に伴い低所得の多子世帯及びひとり親家庭への減額措置を採用しているように、変動する社会情勢や子育て支援施策を勘案しながら、常に適切な金額設定となっているか見直しを行っています。市としては、従来より児童手当の支給、中学卒年までの医療費の無料化、幼児入園希望者の全面受け入れなど、子育て支援施策に力を入れております。
法人市民税は、法人の資本金等の額及び従業員数により課税をする均等割額と国税である法人税額を基に算出する法人税割額の合計額によって課税されます。瑞浪市に法人市民税を納付している法人に超過課税をすることは、市の条例に定めることにより可能です。ただし、均等割額の算定基礎となっている従業員数には非正規職員の人数についても含まれており、これ以上の超過課税をすることは適当ではないと考えます。また、法人税割については、標準税率と制限税率が設けられており、制限税率を超えた税率を採用することは出来ません。瑞浪市は、現在制限税率を採用しており、超過課税をすることが出来ません。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 企画政策課
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

企画政策係 電話:0572-68-9740
デジタル推進係 電話:0572-68-9735