瑞浪市名誉市民 髙嶋芳男氏のご逝去に際して
前瑞浪市長であり瑞浪市名誉市民の髙嶋芳男さんが令和7年10月10日にご逝去されました。
市では、哀悼の意を表し、10月15日から10月28日までの期間で市役所に記帳台を設置し、多くの方々にご記帳いただきました。
芳名帳につきましては、11月17日にご遺族にお届けいたしました。
なお、市が主催する「お別れの会」の開催を検討しましたが、ご遺族のご意向を踏まえ、執り行わないことといたしました。
市長メッセージ
前瑞浪市長であり瑞浪市名誉市民である髙嶋芳男さんの突然の訃報に接し、心より哀悼の意を表します。
髙嶋芳男さんは、平成7年7月に瑞浪市長に当選され、以来平成19年7月までの3期12年の永きに亘り在職され、強い政治信念により産業の発達、住民福祉の増進、教育文化の振興など市政の発展に大きく寄与されました。また、市長退任後は、中京学院大学の学長として看護学部の新設に尽力されるとともに、学校法人安達学園の理事長、同学園長、中京幼稚園園長、中京高等学校校長を歴任され、教育の振興と発展、地域医療の充実に多大な貢献をされました。こうしたご功績を称え、本市では平成28年に名誉市民の称号をお贈りし、顕彰させていただきました。
市長をご退任された後も折に触れてご助言をいただいていただけに、誠に残念でなりません。
ご逝去にあたり、これまで本市に賜りました長年のご功績に深く感謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
令和7年10月14日
瑞浪市長 水野 光二
髙嶋芳男さんのご功績について

髙嶋芳男さんは、瑞浪市長として平成7年から3期12年の永きにわたり、高邁な政治信念により産業の発展、住民福祉の増進、教育文化の振興等に尽力し、市政の発展に寄与されました。また、市長退任後は、学校法人安達学園の理事長、同学園長、中京学院大学学長等を歴任し、教育の振興と発展に多大な貢献をされました。その姿と功績は広く市民の尊敬するところであり、平成28年9月28日、瑞浪市名誉市民として顕彰されました。
市長在職中にあっては「株式会社 瑞浪市」を掲げられ、効率の良い行政・コストを考えた行政を基本理念に、民間の発想と活力を取り入れながら、山積する課題を解決するため尽力されました。中でも、豪雨出水のたびに床上床下浸水などの大きな被害を引き起こす原因となっていた「和合狭搾部」の改修や、山間地域に点在していた未給水地域の解消に尽力され、市民の安全・安心な暮らしに寄与されました。
この他にも、市長として優れた政治感覚と先見性を発揮し「幼稚園・保育園の一元化」、「都市計画道路 公園線の改良」、「みずなみ焼ブランドの確立」、「新産業創出型工業団地 瑞浪クリエイション・パークの整備」、さらには「瑞浪恵那道路の早期実現に向けた活動」や、住民の不安を取り除くため関係機関との協議を重ね決断した「超深地層研究への協力」など数多くの事業を推進され、現在の瑞浪市発展の基礎を築かれました。
また、教育界にあっては、看護師不足が問題となるなか、中京学院大学の学長として、看護学部の新設に尽力されるなど、地域の課題解消に大きく貢献をされました。
これらのご功績により、平成28年春の叙勲では地方自治功労により旭日小綬章を受章されました。
