瑞浪市化石博物館ニュース 2016年

ページ番号1004162  更新日 令和4年10月29日

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市内の中学校工事現場から化石が産出。調査を行い、結果を展示開始。

2016年12月24日:本年6月から始まった(仮称)みずなみ北中学校の敷地造成工事現場から化石を多く含む地層が発見されました。 化石博物館では、10月から12月にかけて名古屋大学などと共同で調査を行い、イガイ類など多くの化石を採集しました。採集した化石は、順次クリーニングを行い、 鑑定、研究をしていますが、速報として博物館のレクチャールームの一角で展示を始めました。

写真:化石調査の様子

化石密集層を観察するため刷毛で表面をきれいにします。


写真:共同調査の様子

各研究機関の方と共同調査の様子。


写真:化石採集の様子

化石採集の様子。


写真:クリーニングの様子

クリーニングの様子。化石を覆っている岩石をドリルを使ってはがしていきます。


写真:11月26日工事現場見学会

11月26日には市民を対象とした現地見学会と化石採集体験を行いました。


写真:特別展示会場

12月16日から開催している展示会会場。会場は、受付前のレクチャールームです。


写真:イガイ類展示の様子

見つかったイガイ類。二枚の殻が合わさった状態で密集して見つかりました。生きていた状態に近いと考えられます。


写真:イワムラニシキ展示の様子

イワムラニシキ。現場からは、イガイやニシキガイのような岩場に生息する種類の貝が多く見つかりました。なお、工事が進み、化石包有層は掘削されました。見つかった化石は博物館に収蔵され、今後は展示会や研究などに活用されます。

特別展が始まりました。

2016年7月20日:本日から特別展「ビカリアとみずなみの化石たち」が始まりました。特別展は入館チケット(一般200円、高校生以下無料)があれば見ることができます。また、展示室の地図模型のボタンが直りました。

大型連休中はイベントなどで市民公園がにぎわいました

2016年5月8日:5月3日から5日まで市民公園で「こいのぼり祭」が開催されました。風船飛ばしやキャラクターショウなどでにぎわいました。 化石博物館も多くの来館者が訪れ、野外学習地も大勢の人が化石採集を行いました。

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こいのぼり祭、風船飛ばしの様子。


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野外学習地では、立派なエグレギウスホタテを採集された子がいました。

化石のトンネルが一新!!

2016年4月23日:保守・点検・改装のため閉鎖していました化石のトンネルですが、このたび工事が終了したため4月23日より一般公開を始めました。 ライトがLEDになり明るくなりました。また、トンネル内の地層を洗浄したため、天井の貝化石がこれまで以上にはっきり見えるようになりました。まるで1700万年前の海底にいる気分になるでしょう。 化石が地層の中にどのように入っているかを観察することができますので、ぜひ化石採集をされる前にご利用いただければと思います。トンネル内の床は濡れていますので歩くときは気を付けましょう。

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これまでよりも明るくなった通路。
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貝化石もはっきり見えます。

展示室のパソコン、ゲームが一新!!

2016年3月29日:展示室のパソコンが一新しました。合わせて、ゲームも新しくなりました。化石発掘ゲームはリニューアル、発掘できる古生物も「デスモスチルス」「ヴェロキラプトル」 「ビカリア」の3種類になりました。どれも岐阜県や瑞浪市にゆかりのある古生物です。内容もやや難しくなりましたが、よりやりがいのある内容になりました。うまく発掘できると3種類の3Dモデルを操作することができます。 また、新たにクイズも導入しました。こちらは、初級と上級があり、みずなみの化石や古生物に関する問題が出題します。易しい問題から大学レベルの問題までランダムに出題されます。

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大人の方も夢中になってクイズに挑戦していました。化石発掘ゲームは慎重にやらないとゲームオーバーになるためみな真剣なまなざしで操作しています。

みずなみ化石&博物館ガイド(化石博物館発行の新化石図鑑)が登場!!

2016年3月25日:化石博物館が独自に制作した「みずなみ化石&博物館ガイド」が化石博物館受付にて販売開始しました。フルカラー32ページで500円です。 博物館ガイドとありますが、瑞浪の化石を中心にした地域の自然史を展示とともに紹介した内容であり、後半には瑞浪市から見つかる化石の図鑑もあります。 上級向けの内容も随所にあり、初心者から上級者まで楽しめる内容です。自由研究などのよい資料にもなるでしょう。ぜひ来館の際には手に取っていただければと思います(通販は受け付けていませんのでご了承ください)。

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表紙


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販売はミュージアムショップで取り扱っています。他に瑞浪市化石博物館専報(学術書)も取り扱っています。


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内容の一部を紹介。ビカリアに関する専門的な話や月のおさがりの民話など自然科学だけでなく郷土の歴史についても解説。化石図鑑はフルカラーでビジュアルで瑞浪の化石を楽しむことができます。

今春、化石博物館所蔵の標本がいろいろな特別展で展示されます。

2016年3月8日:神戸市立須磨水族園、名古屋市科学館が標本を借りに来ました。須磨水族園は、特別展「カニ研究クラブ」で展示するカニ化石を、 名古屋市科学館は「恐竜・化石研究所」で展示するビカリアなどを借りて行きました。どちらも3月中旬から開催予定です。お近くの方はぜひ足をお運びください。

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須磨水族園への貸し出しの様子、化石がたくさんあるので選ぶのも大変なようです。海外産のものも含めカニの化石をたくさん借りて行きました。


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名古屋市科学館への貸し出しの様子。物々しい様子ですが、壊れやすい化石が多いため、ビカリアなども矢印のように厳重に梱包されました。メインは恐竜ですが、恐竜たちにも負けないくらいの貴重な化石がたくさん会場に並びます。 期間中には瑞浪産化石のクリーニング実演もあり、化石博物館の学芸員も会場にいるかも?

このページに関するお問い合わせ

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