令和3年度から令和5年度の展覧会

ページ番号1007469  更新日 令和6年4月9日

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令和5年度

企画展 感じる陶器展-瑞浪市の陶芸-

ポスター:感じる陶器展

会期

1月27日(日曜日)から3月24日(日曜日)

美濃焼生産地の一角をなす瑞浪市では、今日も多くの作家が精力的に創作活動を行っています。
瑞浪市ではこれまでも陶磁資料館や市之瀬廣太記念美術館で地元作家の作品を展示し、創作活動を広く紹介してきましたが、いまだに紹介できていない作家も多数あります。
本展では、これまでに陶磁資料館で展覧会(個展)を開催していない8名の作家に焦点を当て、前期、後期で延べ20点程の作品を展示し、その作品や創作活動を紹介しました。

2月3日(土曜日)の午後1時30分から2時30分に開催した「ギャラリートーク 小栗寿賀子×日置哲也」には24人の方にご参加いただき、両作家とともに作品鑑賞、意見交換、質疑応答などを行いました。

特別展 伝統とモダン 伊村徳子回顧展

ポスター:伝統とモダン 伊村徳子回顧展

会期

10月28日(土曜日)から1月14日(日曜日)

伊村徳子氏は、昭和10年に大阪府に生まれ、昭和52年に日本陶芸展に入選、翌年以降も女流陶芸展や国際陶磁器展美濃’86などで入選を重ねられ、平成4年には日本現代陶彫展で大賞を受賞されました。
また、平成24年には瑞浪無形文化財「陶人形」保持者に認定されるなど、長年にわたり地元の陶芸界をけん引されましたが、惜しまれつつも令和4年10月に鬼籍に入られました。
本展では、陶人形を含む多彩な作品を約40点展示し、その足跡と業績などを紹介しました。

企画展 新収蔵品展

ポスター:新収蔵品展

会期

4月22日(土曜日)から10月8日(日曜日)

平成30年度から令和4年度にかけて、寄贈などによって新規に収蔵(入手)した陶芸作品や考古資料など、約20点を展示しました。
展示作品には、江戸時代末期から明治時代にかけて釜戸町で焼かれた荻之島焼、瑞浪市を含む地元作家や陶工の作品などで、美濃焼の歴史を語るうえでも重要な資料が多数含まれていました。

令和4年度

企画展 友の会作品展

ポスター:友の会作品展

会期

2月26日(日曜日)から3月26日(日曜日)

瑞浪市陶磁資料館友の会は、当館の開館直後から活動を開始した、40年以上の活動歴を有する団体です。主な活動内容は陶芸作品の制作で、中でも最大のイベントが毎年9月から10月頃に実施する当館の登窯を使用しての作品焼成です。本年は9月23日から25日の三昼夜をかけて、会員総出で焼成を行いました。
本展では、登り窯での焼成作品を含む約20点の力作を展示するとともに、友の会の活動内容などを紹介しました。
なお、恒例の展覧会となっていた友の会作品展ですが、本展が最後の開催となりました。

企画展 大湫宿 森川家伝来の絵画

ポスター:大湫宿 森川家伝来の絵画

会期

1月21日(土曜日)から2月19日(日曜日)

森川家は中山道大湫宿に所在した商家で、尾張藩から塩の専売を認められて富を築き、宿場や地域の発展に貢献したといわれます。また、江戸時代末期から明治時代以降に「丸森」、「新森」が分家し、それらの建物は現在、地域の観光拠点などとして活用されています。
本展では、この森川家に伝来した江戸時代から明治時代にかけての日本画約15点を展示して、大湫宿の文化史、さらには小木曽文洲や渡邊原州といった地域の文化人の足跡などを紹介しました。

特別展 浅井礼二郎 遺作展

ポスター:浅井礼二郎 遺作展

会期

11月3日(木曜日)から1月15日(日曜日)

浅井礼二郎氏は昭和11年に現在の土岐市駄知町に生まれ、多治見工業高校を卒業後、駄知町の昭和製陶に入社しました。陶磁器デザイナーとして優れた洋食器を数多く世に送り出す一方、陶芸家としても活躍し、昭和38年の第1回朝日陶芸展では最高賞である朝日陶芸賞を受賞しました。また昭和55年には瑞浪市土岐町に礼山窯を開窯して創作拠点とし、平成12年には瑞浪市無形文化財「粉引」保持者に認定されました。
本展では、令和3年3月に鬼籍に入られた浅井氏の作品から、粉引を中心とする陶芸作品など14点を展示し、氏の創作活動の足跡を紹介しました。

企画展 技巧の洋食器 Sato Art China

ポスター:技巧の洋食器 Sato Art China

会期

7月23日(土曜日)から10月10日(月曜日)

佐藤製陶所は、昭和22年頃に現在の可児市平貝戸において、佐藤比良夫氏、佐藤鋿平氏の二人によって創業された製陶所で、「Sato Art China」はこの佐藤製陶所で製造された洋食器に用いられた裏印です。
この裏印が付された洋食器は、ひも状に加工した粘土を網目のように編み込んで成形していることが特徴で、そのデザインや技術は「Art China」にふさわしい製品と言えます。
本展では、令和3年にご寄贈いただいた「技巧の洋食器」約80点を展示し、その技法や佐藤製陶所の歴史などを紹介しました。

企画展 趣向の器 のぞき -糸魚川コレクション展-

ポスター:趣向の器 のぞき

会期

4月29日(金曜日)から7月10日(日曜日)

「のぞき」とは小型の猪口を指す語として使用されています。この器は江戸時代から用いられていたことが明らかとなっており、もともとは刺身の醤油入れとして、またその他にも小鉢や酒器としても使用されていたようです。
本展で展示した「のぞき」は、平成31年3月に市内在住の糸魚川登美子氏からご寄贈いただいたものです。氏が京都や名古屋、長野などで収集された充実したコレクションで、寄贈点数956点の中から厳選した約120点を展示しました。

令和3年度

企画展 友の会作品展

ポスター:友の会作品展

会期

2月27日(日曜日)から3月27日(日曜日)

瑞浪市陶磁資料館友の会は、当館の開館直後から活動を開始した、40年以上の活動歴を有する団体です。主な活動内容は陶芸作品の制作で、中でも最大のイベントが毎年9月から10月頃に実施する当館の登窯を使用しての作品焼成です。本年は10月15日から17日の三昼夜をかけて、会員総出で焼成を行いました。
本展では、登り窯での焼成作品を含む20点の力作を展示するとともに、友の会の活動内容などを紹介しました。

企画展 MoMCAサテライトミュージアム Milestones-加藤孝造×伊藤慶二-

ポスター:MoMCAサテライトミュージアム

会期
11月20日(土曜日)から2月20日(日曜日)

加藤孝造と伊藤慶二の両氏は、学年は異なるものの共に1935年生まれで、多治見工業高校で油絵を通して出会ってから約70年来の友人です。
ともに勤めた岐阜県陶磁器試験場では、それぞれ五代加藤幸兵衛、日根野作三の薫陶を受け、その後、加藤は荒川豊蔵に師事して伝統を追求する桃山陶へ、伊藤はオブジェへと各々の道を切り拓いていきました。
本展では、岐阜県現代陶芸美術館が所蔵する両氏の作品および荒川豊蔵、五代加藤幸兵衛、日根野作三の作品約20点に加え、両氏の近作2点を展示しました。
なお、MoMCAは岐阜県現代陶芸美術館の愛称で、本展は同美術館の施設改修工事に伴って所蔵作品を当館に出張展示したものです。

特別展 山五陶業 洋食器の世界

ポスター:特別展 山五陶業洋食器の世界

会期

10月1日(金曜日)から11月7日(日曜日)

山五陶業は、明治5年に瑞浪市陶町で開業した陶磁器メーカーで、戦後には日本を代表する洋食器メーカーとして知られるようになりました。また、1990年代初頭にはアメリカに絵付け会社であるGolden State Porcelainを設立し、世界の名だたるメーカー、ブランドの製品生産しました。
本展では、明治時代に生産された洋食器から平成時代にアメリカで生産された洋食器を展示し、山五陶業の歴史や技術などを紹介しました。
なお、本展は国際陶磁器フェスティバル美濃’21協賛事業として開催したもので、当初は9月17日から11月7日まで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い会期を変更して開始しました。

企画展 中山道界隈のやきもの

ポスター:中山道界隈のやきもの

会期
5月1日(土曜日)から8月29日(日曜日)

瑞浪市域の中山道は北部の丘陵地帯を東西に横断し、大湫町には日本橋から数えて47番目の宿場である大湫宿、日吉町には同じく48番目の宿場である細久手宿が設置され、多くの人や文物、情報や文化が行き交いました。
明治時代以降は主要交通路が土岐川沿線、すなわち下街道ルートに移ったことから大規模な開発を免れ、今なお随所に往時の面影を伝えています。瑞浪市では、この貴重な文化財を後世に伝えるために平成4年度から19年度にかけて一部区域の整備を行い、令和元年10月には整備区域のうち約4キロメートルの区域が国の文化財に指定されました。
本展は、中山道の文化財指定を記念して開催したもので、大湫宿や細久手宿に伝わる陶磁資料や文字資料などを展示し、中山道や両宿場の歴史、また当時の物流などを解説しました。

このページに関するお問い合わせ

みずなみ未来部 スポーツ文化課
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歴史文化係 化石博物館 電話:0572-68-7710
歴史文化係 市之瀬廣太記念美術館 電話:0572-68-9400
歴史文化係 陶磁資料館 電話:0572-67-2506
スポーツ推進係 市民体育館 電話:0572-68-0747