世界一の大皿「瑞祥」(稲津町)

ページ番号1002648  更新日 令和2年2月17日

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写真:大皿

世界一の皿を作ろうと、町おこしと文化育成を目的に稲津町のまちづくり組織「ふるさと稲津いきいき会」が制作。
大皿は重さが1トン以上あり、厚い部分は30センチにも及ぶ。
厚さの違いは乾燥の仕方や均一な温度での焼成が難しく多くの人の手と高い技術を結集して完成した。

制作過程

平成7年11月 スチロールにて原型制作開始
平成8年6月 絵付け作業開始
平成8年8月 火入れ式・焼成
平成9年12月 展示館竣工式
平成12年5月 ギネスブック認定

  1. 発泡スチロールを何段にも積み重ね、直径3メートルの型を作る。
  2. 原料の土には焼成中のひび割れを防ぐため特殊な繊維を混ぜる。
  3. よく練り上げた土をスチロールの型に入れ、十数人でよく踏み込み空気を抜きながら皿の厚さを整える。
  4. 成形した皿の表面を滑らかにして5ヵ月かけて乾燥する。
  5. 絵付けは葦で作った巨大な筆と藍色の呉須を使い梅花を描く。
  6. 絵付けの上から釉薬を吹き掛け、更に乾燥する。
  7. 焼成は瓦用のトンネル窯を使い1週間かけて焼き上げる。

寸法

直径
2.8メートル
高さ
0.3メートル

使用陶土

1,220キログラム

参加延べ人数

150人

地図

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