ドラゴン21(釜戸町)

ページ番号1002643  更新日 令和2年2月17日

印刷大きな文字で印刷

写真:ドラゴン21

釜戸町に伝わる「竜吟の滝」の伝説を焼き物で表現した卵型モニュメントを制作。
制作に当たり「釜戸地町まちづくり推進協議会」のメイン事業と位置づけ、協議会内に「焼き物制作委員会」を設置。
平成11年度に実施した「子ども科学・ものづくり教室支援事業」の継続として地域住民一体となって制作した。

制作過程

平成12年5月 スチロールを用いて原形制作開始
平成12年6月 成形開始
平成12年9月 起工式
平成12年10月 構造基礎工事開始・施釉・焼成
平成12年11月 陶板設置工事
平成13年3月 竜の頭部分設置
平成13年4月 完成式

寸法

長さ
8メートル
6メートル
高さ
7メートル(石積み含む)
面積
48平方メートル
総重量
20トン(雄竜頭1,100キロ 雌竜頭800キロ)

参加人数

2,500名

竜吟峡の滝伝説

昔々、不動川の一の滝には雄竜が、二の滝には雌竜が住んでいました。
2つの竜は互いに鳴き声を交し合い、のどかに暮らしていました。
ある年のこと、この村に大干ばつが襲いました。
夏の陽射しがギラギラと照りつけ、田畑は干からび、稲も作物もすべてが枯れ果てようとしていました。
村人たちは困り果て、最後の手段として不動川の竜に雨ごいをしょうと決心しました。
8月の満月の夜。村人たちは必死に祈り続け、月が丁度真上に差し掛かったときです。
突如、滝つぼの水が大きく盛上り、天を裂くような大きな鳴き声が轟き、雄の竜が天に向かって昇り出しました。
すると、それに呼応するかのように雌竜が甲高い鳴き声を上げ、共に空に舞い上がりました。
2匹の竜は絡み合いゴロゴロと天を走ったそのとき、大粒の雨が降り出しました。
それ以来、干ばつもなく、水の豊かな土地となり、滝は「竜吟の滝」と呼ばれ村人たちを守っています。

地図

このページに関するお問い合わせ

経済部 窯業技術研究所
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

管理係 電話:0572-67-2427
技術開発係 電話:0572-67-2427