瑞浪市プロフィール
クジラや海獣、ゾウやウマ、貝類や植物の化石が見つかる化石のまち。
美濃源氏土岐一族発祥の地であり、中山道の宿場や一里塚、信長ゆかりの城跡や由緒ある寺院が残る歴史のまち。
巨岩おりなす鬼岩や七滝が連なる竜吟峡、ヒトツバタゴやハナノキが咲く山里がある自然のまち。
そして、博物館や美術館で、自然や歴史や芸術を学べる文化のまち。
歴史に触れてみたい、自然を満喫したいあなたに、きっと満足を約束してくれるまち、みずなみ。そんなみずなみを楽しんでください。
市の概略
名古屋市、岐阜市へはいずれも直線で約40キロメートル。濃尾平野の北東端に位置する瑞浪市は、室町時代の創業といわれる美濃焼を中心に発展してきた商工業都市です。
みどり豊かな自然に包まれたこの地も、太古の昔は海の底でした。まちのあちこちから化石が出土し、「化石のまち」としても全国的に知られています。
市の北部を通る旧中山道には、現在もところどころに石畳の道や一里塚が残されており、かつての宿場町「大湫宿」・「細久手宿」の古びた格子戸の家並みと共に、往時のにぎわいを感じることができます。
一方、中央自動車道瑞浪インター周辺では、各種の文教・体育施設や公的研究機関の集積が図られており、研究学園都市としての整備が進んでいます。
歴史的な財産を生かしつつ、最先端の科学技術を集積する学園都市としての整備を進め、世界と日本、過去と未来の交流拠点を目指すまち、それが瑞浪市です。
瑞浪の窯業
古い伝統を持つ瑞浪の窯業は、志野、黄瀬戸、織部など窯業史に残る作品を数多く生み出してきました。現在もその技術はこの地で脈々と受け継がれています。
市内には、それぞれの地域に伝わる民話や伝統文化、そして史跡などを題材とした、陶磁器の巨大モニュメントの製作が進んでいます。
市の南部に位置する陶町には、高さ約3.3メートル、使用粘土15トンの美濃焼こま犬と、高さ約5.4メートル、直径4メートル、使用粘土32トンの一体成形の焼き物「豊穣の壷」が、稲津町には、直径 2.8メートル、高さ30センチメートル、重量1.2トンの大皿「瑞祥」が作られています。いずれも、長期間にわたる地域の人々の自主的な製作活動の結果生まれたもので、平成11年5月にギネスブックにより世界一と認定されています。
更に、釜戸町でも、国道19号線沿いに、竜吟の滝伝説にまつわる高さ約7メートルの双頭の竜「ドラゴン21」が完成しており、今後も各地で創作が進んでいく予定です。
また、市内には陶磁器に関する古代から現代までの産業史をテーマに展示している「瑞浪市陶磁資料館」や、実際に陶芸を体験できる工房や窯も数多くあります。
地区ゆかりのモニュメントを巡り、その感動が新たなうちに陶芸に挑戦するのはいかがでしょう。是非一度訪れてみてください。
市の木・花・鳥について
ふるさとの自然を大切にする心
昭和四十九年に、市制二十周年を記念して市の木、市の花、市の鳥、市民の歌が、九月二十五日市議会の議決をえて制定されました。
- 市の木は「マツ」
- 市の花は「キキョウ」
- 市の鳥は「ウグイス」
- 市民の歌は別掲のとおり。
市の木、市の花、市の鳥は、市民のみなさんに、郷土をおもい、自然をいつくしむ心を大切に守りつづけていただけるようなものを調査してほしいと、昭和四十八年四月当時の渡辺市長が、制定調査委員会に諮問し、また、市民の歌は一般に公募した結果、翌四十九年八月、制定調査委員会から答申があり、前記のとおり決定されました。
市の木には、力強さを感じさせる「マツ」を。市の花には、瑞浪市が美濃源氏土岐氏発祥の地であることからその花紋の「キキョウ」を。市の鳥には、市内のいたるところで美しい声を聞くことのできる私達に身近な鳥であることから「ウグイス」が選ばれました。
「瑞浪市民の歌」
- だれもが こころに火をともす
小さい火だけれど 暖かい火なんだ
見てごらん 陶焼く あの赤い炎を
この火は 私たちの くらしの火
こころの火よ 瑞浪の火よ - だれもが こころに流れを持つ
小さい流れだけれど 澄んだ流れなんだ
見てごらん 土岐川に流れる水を
この水は 私たちの生命の水
こころの水 瑞浪の水 - だれもが こころに山を持つ
小さい山だけれど なつかしい山なんだ
見てごらん 屏風の山や化石山
この山は 私たちの故郷の山
こころの山 瑞浪の山
市制
1954年4月
面積
174.86平方キロメートル
人口
35,402人 2024年10月1日現在