技巧の洋食器『Sato Art China』(7月23日)

ページ番号1007886  更新日 令和6年4月16日

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陶磁資料館にて、7月23日(土曜日)から企画展「技巧の洋食器 Sato Art China」が始まりました。Sato Art Chinaとは、昭和22年頃に、可児郡広見町(現在の可児市平貝戸)で創業した佐藤製陶所の製品に付けられた裏印です(〝China”は〝焼き物”を意味する語です)。製品は、ひも状に加工した粘土を網目のように編み込んで成形していることが特徴で、使用する粘土には顔料を練りこんでピンク色や青色に着色したものもあります。
令和3年に、株式会社佐藤陶藝(佐藤製陶所の後身)から、これらの陶磁器168点と生産用具約30点を市に寄贈いただき、今回の企画展では陶磁器62点と生産用具16点を展示しています。
株式会社佐藤陶藝代表取締役社長であり、美濃焼伝統工芸士でもある佐藤公一郎(さとうこういろう)氏は、「瑞浪市は洋食器の産地であり、洋食器の展示をよく開催していたことから、価値をわかってもらえると思い、寄贈を決めた。自分が小学生の頃まで製造していたので、当時の記憶を思い出して作ることはできるが、何もない状態から生み出すのは難しい。自分も焼き物に携わっているからこそ、簡単に真似できるものではないことがよく分かる。戦争に負けて、復興していく時代の力や、そういう環境に置かれた人たちのエネルギーを感じる。こういうものを作っていたということを知ってもらえたら嬉しい。」と語りました。(写真は佐藤公一郎氏)

会場

瑞浪市陶磁資料館
(明世町山野内1-6)

開催期間

7月23日(土曜日)から10月10日(月曜日・祝日)の9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)
資料整理休館日(9月30日)

入館料

一般200円、高校生以下無料

問い合わせ

瑞浪市陶磁資料館
電話:0572-67-2506

写真:社長と展示物

写真:展示

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