瑞浪市クリーンセンター施設概要

ページ番号1001482  更新日 令和5年12月22日

印刷大きな文字で印刷

写真:瑞浪市クリーンセンターの外観

所在地

〒509-6251
岐阜県瑞浪市日吉町258番地の76
瑞浪市クリーンセンター
電話0572-68-6010

瑞浪市は未来の環境を見すえ、全く新しいごみ処理のかたちを考えます。

瑞浪市では太古の地球とその歴史の深さを想い、最先端技術への取り組みを充実させてきました。暮らしやすさと共に、人と地球にやさしいまちづくりをめざす上で、循環型社会の実現とゼロエミッションの達成は、とても重要な課題です。そこで瑞浪市クリーンセンターでは「燃やす」から「リサイクル」への転換を図りました。
新しいクリーンセンターでは、「酸素式熱分解直接溶融炉」を採用しています。ごみ自体が持つエネルギーと酸素を使って「高温溶融(溶かす)」することで、ごみをスラグ化し、建設資材や道路路盤材などとして再利用できるため、埋立量の抑制が可能です。また、これまでの燃焼方式(燃やす)に比べダイオキシン類の発生も抑制されています。さらに、ごみの持つエネルギーを最大限に有効利用することで二酸化炭素の発生も少ない、地球環境にもやさしい施設となっています。
本施設は、環境省(可燃ごみ)と国土交通省(下水汚泥)の両省の国庫補助金を受けて建設される初の施設で、可燃ごみとともに下水汚泥も処理します。

これからごみ処理はこう変わります

これまでのごみ処理は燃やすのが普通でしたが、焼却灰の処理や有害物質(ダイオキシン類など)の問題がありました。これからの瑞浪市のごみ処理は集めたごみのエネルギーと酸素の力でごみ中の燃えないものまでも溶融します。溶けたガラス状のスラグはいろいろな用途で使われリサイクル社会へ貢献します。

イラスト:今までは・・・集める、分ける、燃やす、埋める。これからは・・・集める、分ける、酸素で溶かす(溶融方式)、スラグを使う(リサイクル)

行政、収集区域等について(令和5年4月1日現在)
区分 人口 面積
行政区域 35,928人 174.86平方キロメートル
収集区域 35,928人 174.86平方キロメートル
可燃ごみ処理量
平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
10,446トン 10,460トン 10,271トン 10,115トン 9,898トン

設備等

敷地面積

11,188平方メートル(全体約45,000平方メートル)

建物面積

工場棟

建築面積:1,546平方メートル 延べ床面積3,265平方メートル
構造:鉄骨造4階建一部鉄筋コンクリート造

管理棟

建築面積:508平方メートル
構造:鉄骨造平屋建

施設規模

1日あたり50トン(1日あたり25トン×2基、全連続火炉)

処理方式

酸素式熱分解直接溶融方式(一体型シャフト火炉)

処理能力

一般可燃ごみ24時間あたり45トン

下水脱水汚泥24時間あたり5トン

主要設備及び方式

受入供給設備

ピットアンドクレーン方式
容量は、貯留時のごみ比重0.25として7日分
汚泥ピット容量は10日分
トラックスケール30トン秤量×1基
せん段破砕兼用ごみ投入装置(持込ごみ用)

燃焼溶融設備

竪型シャフト炉

燃焼ガス冷却設備

完全蒸発型水噴射式

排ガス処理設備

塩化水素及び硫黄酸化物除去
乾式有害ガス除去方式(消石灰吹き込み)
窒素酸化物除去
無触媒脱硝方式(尿素水吹き込み)
ばいじん
バグフィルター(ろ過集塵機)

給水設備

高架水槽方式(水道水・沢水利用)

排水処理設備

ごみピット汚水:炉内蒸発参加処理方式
プラント排水:凝集沈殿方式
生活排水:浄化槽処理
プラント排水、生活排水:ろ過後再利用

余熱利用設備

排ガス白煙防止装置

通風設備

平衡通風方式

飛灰処理設備

薬品処理方式(キレート添加)

灰だし設備

スラグ:水砕方式+粒度調整+磁選方式

排ガス基準値

排ガス基準値の表
種類 公害防止基準 当施設基準
ばいじん 0.15グラム/立方メートルN以下 0.01グラム/立方メートルN以下
硫黄化酸化物(SOx) K値11.5以下 K値0.3以下
塩化水素(HCl) 430ppm以下 50ppm以下
窒素酸化物(NOx) 250ppm以下 100ppm以下
一酸化炭素(CO) 30ppm以下 30ppm以下
ダイオキシン類 1ng-TEQ/立方メートルN以下 0.1ng-TEQ/立方メートルN以下

公害防止監視装置(中央制御操作室入口に常時表示)

  • 二酸化硫黄連続測定器
  • 塩化水素連続測定器
  • 窒素酸化物連続測定器
  • 一酸化炭素連続測定器
  • ばいじん連続測定器
  • ごみ処理フロー図については、以下の添付ファイルをご覧ください。
  • 酸素式熱分解溶融システムについては、以下の添付ファイルをご覧ください。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

経済部 クリーンセンター
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。

業務係 電話:0572-68-6010